心理学Ⅰ - 3Web

バーンが考えた3つの心
心理学Ⅰ
① 親の心
CP・・・ Critical Parent 批判的父親
第1回・第2
回・第2回
NP・・・ Nurturing Parent 養育的母親
② 大人の心
③ 子どもの心 FC・・・ Free Child 自由な子ども
心理学担当
心理学担当
柏尾 眞津子
(Kashio matsuko)
matsuko)
AC・・・ Adapted Child 順応する子ども
良い子ちゃん 従順な子ども
バーンが考えた人の心(
バーンが考えた人の心(自我の構造)
自我の構造)
P
親の心
CP
C
子どもの心
FC
NP
A
大人の心
AC
超自我
(Super ego)
自我
(ego)
イド(エス)
(id, es)
フロイトが考えた人の心(
フロイトが考えた人の心(自我の構造)
自我の構造)
超自我
良心の働きをする
(善悪の区別)
エス(イド)
本能の赴くままの心
自我(エゴ)
良い心と悪い心の
葛藤を調整する
フロイトはこれをエゴ
と名付けた
フロイト VS バーン
(3つの心)
フロイト
A・・・ Adult 大人
バーン
親の心
大人の心
子どもの心
超自我とエスとの
調整役
調整がうまくい
くと適応してい
るといえる
交流分析って何? その1
エゴグラムチェックリストは交流分析
(Transactinal Analysis 略してTA)として
広く用いられている。
・ TA (Transactional Analysis)を日本では
「交流分析」と呼ぶ。
・ フロイトの心理学の流れをくんで、1957年、
エリック・バーン(E.Berne)によって創設された学説。
・ 病気や行動についての理論体系であり、
人間関係の改善などに応用されている。
ストローク(stroke)
人生態度
ストロークは、「なでる」「さする」という意味があ
りますが、TAでは相手を認める言動のすべて
をストロークと呼んでいる。
生まれて間もない赤ちゃんの頃から、相手を
慕ったり、警戒したりする基本的な対人姿勢が
備わっている。
「おはようございます」「こんにちは」という挨拶
や、やさしく微笑みかける肯定的なストロークや、
叱る、怒るなどの否定的なストロークがある。
TAでは、自分を卑下した人生態度であったり、
相手を圧倒するような態度を取るのではなく、
「自分も相手もOK」という相互理解の関係を目
指す。
人が幸せを感じるのも、不幸せに感じるのも原
点はストロークの出し方受け取り方による。
人生の脚本
6歳までにできる人生の脚本
TAの考え方では、人間は6歳までの間に、自
分の中に人生の脚本を書いてしまう。
親や、周りの大人が、I‘m OK ,You’re OKの考
え方をしていなかった場合、子供は、ちょっとま
ずい人生脚本を書いてしまう。そして、自分で
気づかない限り、死ぬまで脚本に沿って生きて
しまうのだ。
ゲーム
家族や、学校、会社の人たちと、ささいなことで口論に
なったりすることはないか?
そういう時、私たちは、「ゲーム」をしているのである。
この場合のゲームとは、遊ぶ、ということではない。人
間同士の交流(やりとり)が、スーズにいかなくて、嫌な
感じで終わってしまうことである。
そんな時に、CP、NP、A、FC、ACをうまく使えばいい
のである。
交流分析の利点(メリット)
自分に3つの心があると同じように、相手にも3
つの心がある。
授業で話した心理学者
心理学者
キーワード
フロイト
精神分析学の創始者・無意識・神経症の発見
私たちは、この3つの心を使って情報を伝えたり
相手を理解する。
バーン
交流分析・人間関係論・臨床心理学
エリクソン
自我同一性(アイデンティティ)・ライフサイクル論・発達
対話分析を理解することにより、その場に相応
しい対話ができるばかりでなく、相手の気持ち
に沿った対応ができる。
マスロー
(マズロー)
欲求階層説(テキストp37~38参照)・人間性心理学
ロジャーズ
カウンセリング・来談者中心療法
パブロフ
古典的条件づけ(有名な犬の実験)・学習・条件反射説
質問のあった心理学者