小学校 生活単元学習指導案 No.1

生活単元学習指導案
場 所
指導者
1
単元名
えいごであそぼう
2
単元設定の理由
本学級は、男子6名(1年1名、2年2名、5年1名、6年2名)の知的障がい学級である。学級全体での英語の学習は、
生活単元学習の中で行っている。また、6年生2名は、交流学級でALTとの英語の学習を行っている。今年度は、あたご学
級単独で月1回程度ALTとの学習を行い、これまでに色、身の回りの物や人などの言い方を学習してきた。学級のほとんど
の児童が英語の学習は「好き」と答えており、どの児童も英語の学習を楽しみにしている。歌を歌ったり、ゲームをやったり
するのは好きで、とても意欲的に活動することができる。しかし、1対1での会話のやりとりや人前での発表となると、恥ず
かしさや自信のなさから声が小さくなったり、言えなくなったりすることがある。児童の実態を考慮しながら、日常生活の中
で簡単な英語を使って表現したり、やりとりしたりできるよう機会をとらえて学習している。
本単元では、動物や虫の言い方を知り、英語で表現することをねらいとしている。そのためには、児童が興味・関心を持てるような
場面設定をしたり、教材などを提示したりすることが大切である。また、その中で聞く活動を多く取り入れて、さらに、歌やゲームなどの体
験的活動を通して、話す活動に広げながら、楽しんで英語に親しむことができるようにしたい。
指導にあたっては、動物や虫の名前を表す英単語にできるだけ触れさせていくようにしたい。そのために、写真や絵カード
などを準備して、視覚と聴覚を十分に働かせて練習できるようにする。また、クイズやゲームを取り入れて英語の楽しさを味
わうことができるようにする。さらに、児童の興味・関心を生かして、自分の出すクイズを考え出すことで、英語を学習する
楽しさを広げさせたい。
3
単元の目標
(1)学習したことばを使って、ゲームなどに楽しく取り組もうとする。(関心・意欲・態度)
(2)日常生活に身近な動物や虫の英単語を聞き取り理解することができる。(聞くこと)
(3)動物や虫の名前を知り、英語で表現することができる。(話すこと)
4
指導計画(総時数 2時間 本時 1/2)
(1)動物や虫の名前を練習する。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2)覚えた単語を使ってゲームをする。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
本時の目標
○ 動物や虫の名前を英語で言うことができる。
○ 学習したことばを使って、教師や友だちとクイズやゲームを楽しむことができる。
6
児童の実態と本時の個別目標
関心・意欲・態度
聞くこと
話すこと
1時間(本時)
1時間
本時の目標
A
児
英語のテレビ番組や物語な 英語の発音やイントネーシ 英語の発音やイントネーシ 身近な動物や虫の言い方
どに関心を持ち、見て楽し ョン、リズムを楽しんで聞 ョン、リズムをまねること を進んで練習することが
む。
くことができる。
ができる。
できる。
B
児
アルファベットや簡単な英 簡単な英単語を聞き分けた 簡単な英単語を理解し、話 動物や虫の言い方を知り、
語の文字を書くことに興味 り、綴りを見分けて同じ物 すことができる。
英語で表現することがで
を持ち、なぞったりする。 を探したりできる。
きる。
C
児
英語の歌を歌ったり、簡単 アルファベットを聞き分け 英語の発音やイントネーシ 動物や虫の言い方を進ん
なゲームをしたりして楽し たり、文字の形を見分けて ョン、リズムに慣れ、特徴 でゲームの中で使うこと
む。
同じものを探したり、文字 を捉えてまねることができ ができる。
をなぞったりできる。
る。
D
児
友だちと一緒に楽しく活動 日常生活場面にふさわしい 日常生活場面にふさわしい 学習したことばを使って、
したり、ゲームをしたりし 簡単な英語による表現を聞 簡単な英語でのやりとりを 友だちとゲームを楽しむ
て交流する。
くことができる。
楽しむことができる。
ことができる。
E
児
パンフレットや新聞などに 簡単な英語を聞き取り、理 日常の物品や身近なものの 単語の発音をよく聞いて
あるアルファベットや簡単 解することができる。
写真・絵などを使って、簡 練習し、正しい発音に気
な英語に関心を持ち、探す。
単な英語でのやりとりがで づくことができる。
きる。
F
児
積極的英語を聞いたり、話 日常生活に身近な英単語を 生活場面に応じて、簡単な クイズやゲームでは、自
したりする。
聞き取り、理解することが 英 語 で の や り と り が で き 分本位ではなく、友だち
できる。
る。
と一緒に楽しむことがで
きる。
-1-
7
指導過程
時
段階
○
1
A
※
評価
児
B
児
C
児
D
児
E
児
F
児
始まりのあいさつは、毎時間同じようにすることで定着を図れるようにする。
2
3
本時の学習を確認する。
本時の学習内容を板書し、終了した順にマグネットを貼ることで見通しを持たせ
る。
○
最初はゆっくり指を出して、確認しながら数字を英語で言わせる。徐々に早くで
きるように、練習していく。
(1)動物や虫の名前
の言い方
(2)シルエットクイズ
(3)ビンゴゲーム
4
動物や虫の名前の言い 10 ○
方を知り、練習する。
(1)絵カードで練習する。
○
(2)単語を聞いてカード
○
を取る。
5
シルエットクイズをす 10 ○
る。
動物や虫のシルエットを黒板に貼り、それが何なのかを考えさせる。
6
ビンゴゲームをする。
動物・虫の絵カードが入っている箱の中からカードを一枚取り、出たカードの動
物や虫の名前を言う。
箱から出た動物・虫の絵にシールを貼る。
10 ○
○
tiger,koala,lion,rabbit,monkeyなどの単語を
リズミカルに練習する。
動物・虫の絵カードを机の上に並べ、担任が発音したカードを取って上にあげる。
慣れてきたら、順番に担任の代わりに動物や虫の名前を言うようにさせる。
◇途中で離 ◇姿勢が悪
席した時
くならない
には、声
ように時々
をかけ一
声をかけ
緒に行う。
る。
◇他のことに
気を取ら
れないよう
に声をか
ける。
◇ 緊張せず
に、普段
通りに発
表するよ
うに声を
かける。
◇ 落 ち 着い ◇先へ先へ
て発表す
と急がな
るように声
いように声
をかける 。
かけをす
る。
※身近な動
物や虫の
言い方を
進んで練
習すること
ができた
か。
(観察)
※動物や虫
の言い方
を進んで
ゲームの
中で使う
ことがで
きたか。
(観察)
※学習した
ことばを
使って、
友だちと
ゲームを
楽しむこ
とができ
たか。
(観察)
※単語の発
音をよく
聞いて練
習し、正
しい発音
に気づく
ことがで
きたか。
(観察)
開
終
末
個に応じた支援
始めのあいさつをする。 10 ○
分
指遊びをする。
○
英語で数を言いながら、
指を出していく。
導
展
◇
学習活動・内容
間
入
指導上の留意点
7
本時の学習を振り返る。 5
8
終わりのあいさつをす
る。
○
※動物や虫
の言い方
を知り、
英語で表
現するこ
とができ
たか。
(観察)
言えるようになった動物や虫の名前を発表する。
-2-
※クイズや
ゲームで
は自分本
位ではな
く、友だ
ちと一緒
に楽しむ
ことがで
きたか。
(観察)