10月20日 児童朝会での講話 皆さんは、夏休みに読書感想文を書いたと思います。どれも皆たいへん素晴らしい感想 文ばかりでしたが、3年1組のAさんの書いた感想文が「板橋区読書感想文コンクール」 で入選をしました。とても素晴らしい感想文なので、皆さんに紹介します。 『戦争をしないために』 板橋区立板橋第六小学校 3年1組 A 日本には、自衛隊以外の兵隊はいません。私が総理大臣の立場で理由を考えてみる と 、「戦争をすると、国民を死なせるだけなので、兵隊はいらないから。」だと考え ます。 私はこの夏に、「世界で一番強い国」という本を読みました。このお話には「自分 たちの暮らしほど素敵なものはない。」と固く信じている大きな国が出てきます。こ の大きな国は、世界中の国々を攻めて行き、攻められた国はどこも、一生懸命に戦い ますが、負けて大きな国に征服されてしまいます。そして、大きな国の大統領は、世 界中の人々を幸せにするという理由で、最後に残る小さな国を攻めに行きます。 大きな国の大統領は、たくさんの兵隊を連れて小さな国に着くと、びっくりしまし た。その国には、兵隊がいなかったからです。なので、戦争になりませんでした。さ らに、小さな国の人々からお客さんのように迎えられ、もてなされました。大きな国 の大統領は一番立派な家をもらい、兵隊たちはあちこちの家に泊めてもらいました。 小さな国のもてなしと、その暮らしの中にいるうちに、大きな国の大統領と兵隊たち の心は、いつしか変わっていきました。小さな国は兵隊がいなくても、大きな国の人 々の心の中に入っていき、結局は「世界で一番強い国」になったのだと思いました。 私はこの本を読んで、まず、大きな国の人々が「自分たちの暮らしほど素敵なもの はない」と決めつけているところが気に入りませんでした。大きな国の人たちが、す べての国を調べたわけではないと思うし、自分の暮らしが一番よいと決めつけ、他の 人にその暮らしを押しつけるのはおかしいと思いました。 次に、幸せな生活をみんなが送るために、戦争をしないで、国と国とが同じ一つの 国になればいいと思いました。戦争は国の人々を死なせるだけではなく、世界中が悲 しく残酷になってしまいます。ですから、日本は平和な国を目指し、これからも戦争 のための兵隊や鉄砲などの武器を持たず、他の国と仲よくしていってほしいと思いま す。 小さな国に大きな国の大統領や兵隊が攻めてきた時に、小さな国の人たちが戦うの ではなくもてなしたように、自分が優しくすれば、相手が自分のことに興味をもって くれるのだと思いました。だからこの本の作者は、「小さい国の人々のように、どん な人たちにでも優しくすると、他の人と友達になれると思うよ。」と教えてくれたの だと思いました。 ~ 表彰 ~ 次に、「歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクール」で入選したお友達の表彰を 行います。 第一位 6年1組 Bくん 佳 作 6年2組 Cくん 続いて、夏に行われた「第6回名球会杯全国選抜選手権大会」で見事優勝した、6年の Dくんが、このたび台湾で行われる軟式少年野球大会に日本代表として出場することにな りましたので、ここで表彰を行います。 第17回諸羅山盃国際軟式少年野球大会 JBS日本代表選手召集 D選手殿 結びに、エレクトーンステージ2014コンテストで、3年のEさんの演奏グループが金 賞を受賞しましたので、ここで表彰を行います。 コンテスト部門 金賞 Cuban Overture 殿
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