「速聴®」を始める前に

「速聴®」を始める前に
はじめに
この度は、速聴機をお買い求め頂き、誠にありがとうございます。
速聴機による脳力開発を効率良く行うために、
必ずこの『速聴を始める前に』をお読みください。
【<速聴®対応>脳力開発プログラムで速聴®を行うとき】
『<速聴対応>脳力開発プログラム』 S L B S は、通常の速度による
学習だけでも十分な成果を期待できますが、速聴することで大脳は活性化され、
さまざまな相乗効果が現れます※1。その効果を最大限に引き出すため、
次ページからの『効率良く速聴を行う方法』に従って速聴をお進めください。
※1
速聴を行うことで現れる成果には、個人差があります。ただし、物事に取り組む前から
「できるはずがない」、「自分はこの程度」と決めてかかるのはやめましょう(この心の機能を
内制止 と呼びます)。
また、高齢の方や補聴器をご使用の方は、相乗効果が数パーセント低下することもありますが、
大脳の活性化に有効であることに違いはありません。先入観を持たずに速聴を行ってください。
CONTENTS
効率良く速聴を行う方法・・・・・・・・・・・・P2∼P3
リラックスする呼吸法・・・・・・・・・・・・・P4
4倍速とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・P5
速聴に適した環境・・・・・・・・・・・・・・・P6
1
効率良く速聴®を行う方法
速聴は原則として1日1∼2セッションのペースで行い、オーディオ・ソフトの
1セッションごとに下記のSTEP-1∼次のページのSTEP-4まで進んでください。
STEP-1
再生速度2.0
逆聴機能の再生速度を2.0に設定し、画面に出るテキスト・マニュアル
の文章を音声に合わせて目で追いながら速聴を行います(この技法を 逆聴
と呼びます)。テキスト・マニュアルには、オーディオ・ソフトの内容と異な
る表現もありますが、学習に支障はありません。速読力や集中力の向上が
促されますので、ぜひ実践してください。
このステップでは内容の理解を重視するため、十分に聴き取りが可能な
状態でも、2.0以上では速聴を行わないでください。これによりモティ
ベーションが飛躍的に向上するほか、インターチェンジ効果誘導のウォー
ミングアップにもなります。
STEP-2
再生速度2.5
再生速度を2.5に設定し、STEP-1を終了したオーディオ・ソフトで
速聴を行います。
このステップは、2.5倍速の高速音声を確実に聴き取るためのものです。
2.5倍速が、ある程度の余裕をもって聴き取れるようになりましたら、
逆聴を行ってください。
STEP-3
再生速度3.5
再生速度を3.5に設定し、STEP-1∼2を終了したオーディオ・ソフトで
速聴を行います。
このSTEPでは、まだプログラムの内容がすべて聴き取れなくても結構で
す。部分的に聴き取れる言葉から、内容全体を理解する(思い出す)感覚を
伴って速聴を行うことにより、大脳へ確実に刺激を与え、全脳の活性化を効率
良く進めることができます。
2
STEP-4
再生速度2.5
再生速度を2.5に設定し、STEP-1∼3で使用したオーディオ・
ソフトで速聴を行います。
このSTEP-4では、STEP-3でのインターチェンジ効果により、2.5
倍速でも余裕をもって聴き取れるようになっています。
また、このステップでは、プログラムのノウハウを自分自身の問題解決や、
目標達成へのモティベーションに結びつけられるように考えながら行うと
一層効果的です。
速聴の成果は、STEP-1∼4にある方法を繰り返すことで発揮されますが、
聴き取り可能限界速度に合わせて速聴を行うことにより、さらなる全脳の活性化が
期待できます。
また、意欲向上などの欲求に関わる成果は、速聴と併せて以下のことが重要と
なります。
1.プログラム内容の積極的理解
2.プログラムに付属する目標設定マニュアル、シートなどへの書き込み
3.明確に設定した目標に対する自己宣言(アファーメーション※2)
上記1∼3を実施することによって、
より一層の自己開発が可能となります。
※2
自己宣言(アファーメーション)は深層自己説得とも呼ばれ、達成したい願望・
目標を肯定的かつ明瞭率直な文章にし、声に出して唱える技法です。この技法に
より、潜在意識下にある消極的なプログラミングはコントロールされ、積極的な
心構えと行動パターンを作り上げていきます。願望・目標を達成する上でいちばん
難しいことは、ゴールに対してのエネルギーを保ち続けることですが、そのため
にはこの技法が非常に有効な手段となります。
3
リラックスする呼吸法
速聴・逆聴および速聴機は、取り組み時の注意をお守りいただくことで、人体へ
の影響は一切ないように開発されています。しかし、仕事の合間や気掛かりなこと
がある場合、速聴を行うことに対して軽いイライラ感を生じることがあります。
この場合、速聴を行う前に心身をリラックスさせるため、静かな場所で
下記1∼9の手順に従い、 リラックスする呼吸法 をあらかじめ行うように
心掛けてください。
また、ヘッドセットお持ちの方は、フィードバック機能によりアルファ支配
※3のもとで進めると、心身ともに最適な状態で速聴を行うことができます。
※3
アルファ支配とは、アルファ波が一定のレベルを保ち継続して優勢になっている状態で、
なおかつ心身が深いリラックス状態であることを指します。
リラックスする呼吸法
1.楽な姿勢をとり、ゆっくりと深呼吸を3回繰り返します。
2.ゆっくりと呼吸しながら、首を左右に3回ずつまわします。
3.両手を胸の前で握り、手のひらが前方に向くように腕を前に伸ばします。
4.息を吸いながら腕を上げ、後ろにグーッと反ります。
5.息を一気に吐きながら腕を下ろします。
6.4∼5を2回繰り返します。
7.息を吸いながら全身(あるいは緊張感のある部位)に酸素が行き
わたるようにイメージします。
8.ゆっくりと息を吐きながら、全身(あるいは緊張感のある部位)の
緊張感が息とともに抜けていくようにイメージします。
9.十分にリラックスできるまで7∼8を続けます。(約8分)
4
4倍速とは
速聴機によるオーディオ・ソフトの再生速度は、0.5∼4倍速まで調節可能で
すが、SLII で4倍速という場合、下記のような2つの意味があります。
(1)絶対的4倍速
速聴機自体の駆動速度が4倍になること。速聴機は4倍速になるように
設計されていますが、電圧の関係で倍速度0.2前後の誤差を生じる場合があ
ります。しかし、このことによって、
『速聴』自体の意味と効果が損なわれる
ことはありません。
(2)相対的4倍速
録音時の話者(ナレーターおよび声優)の話速(スピーチ速度)は、
常に一定しているとは限りません。したがって、比較的ゆっくり話す話者と
早口の話者とでは、当初より話速が異なります。SLBS では、NHK の
アナウンサーがニュース時に話す速度の平均を基準としています。
SLBS では、上記の絶対・相対速度を考慮し、さらに速聴に適した音質を選
択するなど、最大限に速聴効果が引き出せるよう多くの工夫を行っております。
『<速聴対応>脳力開発プログラム』、『SLBS』の表示は、上記条件を満た
したものにのみ与えられ、SLII の認定やこれらの表示がない場合、SSI および
関連する各プログラム開発機関の保証は適用されません。ご了承ください。
5
速聴®に適した環境
速聴を行う際に最も大切なのは、繰り返し聴くことです。そのため、学ぶ場所
や時間は、それほど重要ではありません。たとえば、いつ聴くか決めたとしても、
たまたまその時間帯に周りが騒がしく、集中できないと後回しにしてしまうこと
もあるでしょう。決めた時間に聴けなかった場合、それだけでモティベーション
が低下することもあります。それでも、大事なのは、いかなる環境においても、
たとえそれがわずかな時間であっても「必ず繰り返し聴く」ということです。
それでも、あえて、より効率的な時間を挙げるとすれば、お勧めは、朝の
時間帯です。
「速聴」は、脳の働きを活性化しますので、朝の時間帯を利用して
聴くことにより、眠気も吹き飛びスッキリし、頭がフル回転した状態となります。
以上のことを厳守して素晴らしい『速聴』の世界を満喫してください。
※ 『 速 聴 』、『 逆 聴 』 な ど は 株 式 会 社 エ ス ・ エ ス ・ ア イ お よ び 関 連 会 社 の
登録商標です。
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スーパーリスニング・インスティテュート・インターナショナル(SLII)
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