保健だより 2月

保健だより 2月
平成 23年2月 1 日
No.11
浦添市立神森中学校
発行:保健室(野中)
2月の保健目標
心の健康について考えよう
寒い日が続いていますね。朝、布団から出るのに気合がいります。みなさん体調はいかがですか。
先日、美優ちゃんを救う会の募金活動に参加しました。多くのボランティアの方々、そして善意の募
金をしてくださった方々、寒い中でしたが心の温まる時でした。本校でも、募金活動や空き缶回収、千
羽鶴作りに取組んでいます。私たちの仲間、美優さんが早く元気になりますように。
「頭痛い…。ストレスのせいだはず。」「はぁ。ストレスが溜まる。」保健室でちらほら聞こえる声。そも
そもストレスって何?
ストレスとは
→ 何らかの刺激で、体や心が通常でない状態になっていること。
『ストレス』というと、悪いイメージが強いですが、私達は適度なストレスのバランスをとりながら生
要 美優さんの病気について
美優さんは、今年度の 5 月に学校で行われた心電図検査をきっかけに、「拘束
型心筋症」という心臓病をわずらっていることがわかりました。
拘束型心筋症とは?
心臓は筋肉でできています。縮まったり広がったりを繰り返して、体中に血液を巡らせ
きています。例えば、暑さや寒さ、光や音もストレスの原因です。また、辛い出来事だけでなく、うれ
しい出来事もストレスになります。
そして、ストレスはその原因の大小だけではなく、受ける側(人)によっても感じる度合いが違いま
す。良いストレスなのか、悪いストレスなのかは、受ける側の性格やその日の状態、状況によって違
ってくるのです。
るポンプの役割をしています。血液が循環することによって、体中に酸素や栄養分を運ん
ストレスをコントロールしよう
でいるのです。
拘束型心筋症は、心臓の筋肉が硬くなる病気です。そのため心臓が広がることがで
きず、血液を心臓内に取り込みにくくなります。その結果、心臓が縮まる時に血液を十分に
送り出せなくなります。症状として、動悸、不整脈、胸痛などがあります。また、酸素や栄養
私たちが生きていくうえで避けては通れないストレス。うまく付き合っていく必要がありそうですね。
自分の性格やくせを知って、自分に合ったストレス解消の方法を考えてみましょう。
〇 睡眠をとる
〇 相談する
〇 食事をする
〇 アロマテラピー
〇 深呼吸する
〇 読書をする
〇 おしゃべりをする
〇 趣味の時間を持つ
〇 体を動かす
〇 音楽を聴く
〇 お風呂に入る
~考えてみよう~
分が運べなくなるわけですから、心臓以外の臓器にも影響が
でてきます。最終的には心臓の働きが著しく低下して重度の
心不全で死亡してしまうことの多い病気です。
心電図検査とは?
心臓が縮まったり広がったりを繰り返すときには、微弱な電流が
発生します。その電流を記録し、病気の兆候を読み取るのが心電
図検査です。中学校では、1 年生を対象に実施しています。手首と
本校のインフルエンザ発生状況 (2月1日 時点)
足首をそれぞれ大きなクリップのようなもので挟み、胸には
現在かかっている人
6箇所に小さい吸盤を付け、ベッドに横になって検査をしたこ
治った人
とを覚えていますか。今回、病気発見のきっかけになった大
切な検査です。
2名
37名
インフルエンザにかかっていることがわかったら、学校へ連絡をください。インフルエンザ
は出席停止扱いの感染症です。解熱後 2 日を経過するまでは学校をお休みしてください。
登校を再開する際には「インフルエンザ回復届出書」を提出してください。様式は本校の保
健室でもらう、又は本校HPよりダウンロードし印刷してお使いください。