長野県佐久市㈲あぐり信州【経営データ】 ■年間売上／8000万円 ■経営面積／ 12ha（ハクサイ：8ha。キャベツ：4ha。そのほか、ハナマメ、トマト、キュウリなど試験栽培） ■労働構成／本人、社員 3名（周年雇用） ■売り先／キャベツ、ハクサイ、レタスは全量農協出荷。トマト、キュウリなどは地元スーパーに販売。た機械の〝力〟を発見する ︒ 原点回帰が経営と篠原氏が使う作業機の共通のキーワードだ ︒ なった ︒ 打開策が見つからないと悩むなか ︑ プラウ ︑ サブソイラなどひとつの作業に特化し篠原好明氏にとって ︑ 今年の葉物野菜の価格低迷は ︑ 否応なく経営を大幅に見直す転換点にいき範年そ心月材た５円﹁大をを﹁か？ス末費ら０ ︒ 例幅下描夏方とでうに長な薄ケのなほ〜農えにげき場位さ雇つ葉野いくー残どと２協ば見た ︑ ︑ をえ用ぶ物県けて出ん０の直 ︒ 一葉見思すや野のどル高がよど０手キさそ線物定えるい菜高 ︑ もメ同うゼ円数ャ利リじはロ ︒ 料ベざのをのめる経たを原打益ッなずにダやツるた超値らが営 ︒ 作地開帯策をめえはれ ︑ は３がトのが近ン送が得 ︑ る通ず羅 ︑ 人るでがあをがなくボ料１な今ほ年に針農の篠ハ見れ箱生証い ︑ ーを平く年どのい盤業従原クつば拠 ︒ 人ル引か﹂６件代い均なは大反るに経業好サかい明す月費をた６っ経幅対 ︒ 行営員氏イらいべく者をはをなとや引ら０た営に曲がべの周 ︑ 中い８資い１０ ︒ を値線き ︑ ﹂があるのかもしれない ︒ へこんじゃ﹁葉物から逃げないで ︑ まだ方法 ※■の数字は資料請求番号です篠原氏は、写真右の20インチ3連プラウの使用をここ数年休んでおり、代わりに写真右下のプラソイラを使っていた。理由は、畝立てにやっかいなプラウ耕後の山や谷を気にしなくてよく、「お湯を水で薄めるように」土を起こす部分深耕であるため、土質の急激な変質に神経質にならずに済むからだ。しかし昨年、野菜作に不向きな強粘土の圃場に試験的にプラウを使用したことで、今まで気づかなかった新たな発見をした。「プラウは単に土を反転させる機械ではなく、土をひねりながら上げるため細かな亀裂を無数に入れ土塊をほぐす役割もある」ことだ。土中の粘土の分布は均一ではなく、粘土は上げるが砂は逃がすプラソイラの欠点もあり、プラウ+サブソイラへの原点回帰を決めた。写真Aは、ハクサイを作付する圃場。ブームスプレーヤ用の作業道が圃場間を走る。写真Cのハクサイは、1カ月におよぶ干ばつでしおれぎみ。しかし、散水すると葉の表面がロウを塗ったように照りが出る（写真B）。この照りは、作物の生命力の証であり病気から作物を守る。こうした健康な作物を作るには、健全な根を深く張らせることができ、干ばつ時でも毛管水を長く大量に溜め込む作土の深い土づくりが第一。篠原氏の農業の原点だ。割の良い取引を模索すべきか？では ︑ 新規で売先を開拓し ︑ よりげることになる﹂なければ無闇な規模拡大は傷口を広︵ 61 スリガバノー農シ機ブ㈱ル﹁プ R ラ Q ウ Y 2 0 3 M S ﹂︶︵ 63 ︵ 62 スクスプガラガラノンノソ農ブ農イ機ラ機ラ㈱ロ㈱﹁ー﹁ R ラ６ H Q ・ S ６ S Q M ５ S M ﹂︶ S ﹂︶ B A C 農業経営者 2005年 11月号 66 スーパー読者の経営力が選ぶあの商品この技術改造サブソイラ︵スガノ農機㈱﹁ 5 P 3 ﹂︶ a b c d 引いているのは、150馬力のジョンディア「6920」。元のサブソイラは3本爪だったが、新たに導入したジョンディアとのマッチングでは作業幅が狭く、トラクタの後輪内側しか作業できなかった。そこで篠原氏は、トラクタの後輪が通った跡に爪を走らせられるよう、写真bのように溶接でフレームを伸ばし、外側に爪を2本足した。写真aは後部から見た同機。タイヤの真後ろに爪があるのがわかる。写真cは爪の先端部。前側の3本の爪には、標準品より長さと幅があるペリカンチゼルを装着している。チゼルのこのわずかな幅と長さの違いが、土を持ち上げながら引きずることを可能にし、心土破砕と同時に土塊に細かな亀裂を入れる。次の年にプラウで土を上げると、この亀裂の中に作物の根がしっかり入っていることが確認できたという。写真dは、サブソイラをかけた後の土塊。細かな亀裂が入っていることがわかる。 ▼パワーショベル用改造サブソイラアタッチメント篠原氏が作付する圃場には、土質改良が不可能なほどの強粘土質の畑がある。保水力や排水性が悪いため作物は生育不良を起こし、畝立て作業などにも支障をきたした。そこで篠原氏は土質の良い山を購入し、そこの土を客土することで問題の解決を図った。問題は、客土する際にダンプが何度も圃場を走行すためにできた硬盤。30〜40cmかさ上げしているため、 50cm程度のサブソイラの刃では深さが足らず、パワーショベル用の細型バケットにサブソイラの爪を取り付けた改造アタッチメントで対応した。作業深さは、写真左を見てわかるとおり1mほど。生まれるのかもしれない ︒ ︵野村大樹︶ 67 解した時 ︑ 新たなビジネスチャンスが原点に帰り ︑ 自身の役割を明確に理土づくりを中心とした〝作り手〟がけたような言葉だった ︒ すら情熱を傾けてきた自身へ語りか菜をいかにおいしく作るかに ︑ ひた原点回帰 ︒ 差別化しづらい葉物野農業経営者 2005年 11月号けて改めて発見したこと﹂は相応の意味がある ︒ 何年も使い続たが ︑ 一つの作業に特化した機械に﹁プラソイラを重宝して使ってきき間にびっしり根が張っていた ︒ った ︒ 翌年 ︑ 土を起こすと土塊のすかけ ︑ 麦を作ったことがきっかけだった圃場で ︑ プラウとサブソイラを質で野菜がまったくものにならなかこれに気付いたのは ︑ 極度の粘土ることで ︑ 同様の効果があることだ ︒ 砕だけでなく ︑ 土を持ち上げ引きず破砕すること ︒ サブソイラも心土破とで ︑ 土塊に細かな亀裂を入れ土をが ︑ 土をひねりながら持ち上げるこ転させるだけだと思っていたプラウをあてる大きな発見をした ︒ 土を反しかし篠原氏は ︑ 今年経営に光明負うことになる﹂と売れ残りの間で大きなリスクを背葉物は貯蔵ができず ︑ 安定的な出荷る相手でないと取引はできないし ︑ には勇気がいる ︒ よほど信頼のおけ﹁ものしか作ったことのない人間