被災者耕作放棄地活用事業実証ほ場 事 業 概 要 1.事業の目的 下堀地区は、昭和 55 年に県営ほ場整備事業により基盤整備がなされたところであるが 農家の担い手不足と高齢化により、遊休農地が生じている。 また当地区には東日本大震災により、楢葉町からの避難者(以下被災者等とする。)が 居住する仮設住宅が多数存在する。 そこで、当該遊休農地を活用し、営農を希望する被災者等に、風土の異なる土地で作 物を栽培することにチャレンジしてもらい、新たな土地での営農再開へ備えてもらうこ とを目的とする。 2.現 状 農家の担い手不足と高齢化によって、10 年以上耕作放棄地となっており、葦や低木が 繁茂していた。 3.計 画 (1)地区名 会津美里町下堀地区 (2)整備面積 26.0a (3)区 農振農用地 域 (4)実施主体(取組主体) 会津美里町耕作放棄地対策協議会 (5)再生方法及び土壌改良(工事外注) チェーンソーによる立木伐採、草刈機による草刈、重機による抜根、 トラクターでの耕起、整地作業 (6)対象農地 番 号 地 1 2 3 計 目 畑 畑 畑 面 積(㎡) 所 在 地 1,526 会津美里町下堀字宮下11-1 51 会津美里町下堀字宮下11-2 1,027 会津美里町下堀字宮下12-1 2,604 (7)栽培作物 蕎麦、秋野菜(キャベツ、白菜など) (8)実証内容(平成24年度) ・ 会津の気候に合わせた蕎麦、秋野菜(キャベツ、白菜など)の栽培手法の確認 と収量の確認 ・ 収穫した蕎麦及び秋野菜の販売を行って消費者等の評価を得る。 (9)実証方法 ・被災者等にほ場の管理・栽培を委託し、この土地でのノウハウ取得。 ・収穫した蕎麦は収量測定後、そば粉への加工・調理を委託し、収穫祭で振舞う ことで評価を得る。 ・収穫した野菜は収量測定後、仮設住宅地区内直売所で販売を委託し、評価を得 る。 ※主な委託先 再生作業等 :工事外注 ほ場管理・栽培 :被災者等(作業のみ委託し、資材購入等は協議会が行う) そば粉加工・調理:付近の農業者等 直売所での販売 :仮説住宅の敷地内直売所(商工会運営) (10)事業費 平成24年度総事業費 5,772,603 円、交付金 5,772,603 円
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