2014.2.19 第 1 回いいだポムリエ養成講座 初級ポムリエ認定試験問題 氏名 受講№ 問題は全 25 問、全て 4 択式になっています。選択する番号を○印で囲ってください。 ○印が不鮮明なもの、複数に○印があるもの等、採点者が判断しかねる回答は無効とします。 設問毎に「正しいもの」、「間違っているもの」の選択が異なりますので、注意してください。 なお、試験問題におけるシードルの定義は「リンゴ果汁を使用して発酵させた酒類で、発泡性・ 非発泡性を問わないもの」とします。 1. 【りんご並木】飯田市中心市街地にある「りんご並木」について、1953 年(昭和 28 年)に 植樹を発案し、今日まで管理を続けている中学校はどこか。次の 1~4 の中から正しいもの を 1 つ選び、番号に○印してください。 1. 飯田北中学校 2. 飯田南中学校 3. 飯田東中学校 4. 飯田西中学校 2. 【りんご並木】飯田市のりんご並木と桜並木の間に顕彰碑があり、1867 年(慶応 3 年)の パリ万国博覧会にも派遣された「博物館の父」と呼ばれる飯田市出身の博物学者は誰か。 次の 1~4 の中から正しいものを 1 つ選び、番号に○印してください。 1. 中根 芳男 2. 中田 芳男 3. 田中 芳男 4. 田崎 芳男 1 3. 【リンゴと漢字】リンゴを表す漢字について、次の 1~4 の中から正しいものを 1 つ選び、 番号に○印してください。 1. 明治初期に導入された西洋リンゴに対し、和リンゴを「苹果」と書いて区別した。 2. 明治初期に導入された西洋リンゴを「林檎」と書いて、和リンゴと区別した。 3. 「林檎」という漢字の「檎」は鳥を表し、美味しい果実のなる林を意味する。 4. 「林檎」という漢字の「檎」は金を表し、美味しい果実のなる林を意味する。 4. 【植物分類】リンゴは植物分類上、枠内のとおり分類される。目-科-亜科-属について、 次の 1~4 の組み合わせで正しいものを 1 つ選び、番号に○印してください。 植物界/被子植物門/双子葉植物綱/A 目/B 科/C 亜科/D 属 1. A:バ ラ B:バ ラ C:リンゴ D:リンゴ 2. A:バ ラ B:バ ラ C:ナ シ D:リンゴ 3. A:バ ラ B:サクラ C:ナ シ D:リンゴ B:サクラ C:リンゴ D:リンゴ 4. A:サクラ 5. 【リンゴ品種】イギリスのロング・アシュトン研究所では、シードルに使用するリンゴを ABCD の 4 つに分類している。次の 1~4 の組み合わせで正しいものを 1 つ選び、番号に○ 印してください。 A:Bitter-Sweet B: Sweet C: Sharp D: Bitter-sharp 1. A:酸味と甘味 B:甘味 C:渋味 D:酸味と渋味 2. A:渋味と甘味 B:甘味 C:酸味 D:渋味と酸味 3. A:渋味と酸味 B:酸味 C:甘味 D:渋味と甘味 4. A:酸味と渋味 B:渋味 C:甘味 D:酸味と甘味 2 6. 【リンゴ品種】シードルはふつう複数の品種をブレンドして醸造するが、1 品種のみでバラ ンスのとれたシードルを醸造できるものがある。次のうち、後者に該当する品種を 1 つ選び、 番号に○印をしてください。 1. キングストン・ホワイト 2. キングストン・ブラック 3. キングストン・レッド 4. キングストン・グリーン 7. 【国内統計】農林水産省による 2011 年統計で、日本のリンゴ品種別栽培面積の上位 3 品種 はどれか。次の組合せのうち正しいものを選び、番号に○印してください。 1. (1 位)ふ じ (2 位)つがる (3 位)王 2. (1 位)ふ じ (2 位)王 (3 位)つがる 3. (1 位)秋 映 (2 位)シナノスイート(3 位)シナノゴールド 林 4. (1 位)シナノスイート(2 位)秋映 林 (3 位)シナノゴールド 8. 【国内統計】農林水産省による 2011 年統計における、日本のリンゴ生産量上位3都道府県 と収穫量について、次の組合せのうち正しいものを選び、番号に○印してください。 1. (1 位)青森 648 千 t (2 位)長野 367 千 t (3 位)山形 139 千 t 2. (1 位)青森 367 千 t (2 位)長野 139 千 t (3 位)山形 42 千 t 3. (1 位)青森 367 千 t (2 位)北海道 139 千 t (3 位)長野 42 千 t 4. (1 位)北海道 648 千 t (2 位)青森 367 千 t (3 位)長野 139 千 t 9. 【世界の統計】FAO による 2011 年統計で、世界のリンゴ生産量上位 3 カ国はどこか。次の 組合せのうち正しいものを選び、番号に○印してください。 1. (1 位)中 国 (2 位)アメリカ (3 位)イ ン ド 2. (1 位)アメリカ (2 位)中 国 (3 位)イ ン ド 3. (1 位)アメリカ (2 位)中 国 (3 位)イギリス 4. (1 位)中 (2 位)アメリカ (3 位)イギリス 国 3 10. 【酒税法等】我が国における酒類販売について、次の 1~4 の中から間違っているもの を 1 つ選び、番号に○印してください。 1. 酒税法において、酒類とはアルコール分1%以上の飲料をいう。 2. 酒税法において、酒類は発泡性酒類、醸造酒類、蒸留酒類、混成酒類の 4 種類に 分類されている。 3. 酒税法上、酒類には消費期限を容器に見やすく表示するよう義務づけられている。 4. 未成年の飲酒防止のため、酒類には「お酒は 20 歳になってから」等の表示や、 清涼飲料水と誤認されないための表示、陳列などの基準がある。 11. 【呼称】各国におけるシードルの呼び名について、次の組合せのうち正しいものを 1 つ 選び、番号に○印してください。 A:Cidre 誤設問でしたの で、全員正答に しました。 B: Hard cider C: Sidra D: Apfelwein E: Cider 1. A:フランス、B:アメリカ C:スペイン D:ドイツ E:イギリス 2. A:フランス、B:イギリス C:アメリカ D:ドイツ E:イギリス 3. A:イギリス、B:アメリカ C:スペイン D:日 本 E:フランス 4. A:イギリス、B:アメリカ C:スペイン D:ドイツ E:フランス 12. 【醸造】シードルの醸造工程を表す英単語について、工程順に正しく並んでいるものを 1 つ選び、番号に○印してください。 1. Pressing → Fermenting → Aging → Milling 2. Fermenting → Aging → Milling → Pressing 3. Aging → Milling → Pressing → Fermenting 4. Milling → Pressing → Fermenting → Aging 読み方ヒント(アルファベット順) Aging:エイジング Fermenting:ファーメンティング Milling:ミリング Pressing:プレッシング 4 13. 【醸造】シードルのアルコールについて、次の中から間違っているものを 1 つ選び、番 号に○印してください。 1. ストレート果汁を発酵して得られるアルコール度数は、高くて 6~9%である。 2. 果汁の濃縮や補糖により、アルコールを 10%以上に高めたシードルがある。 3. 発酵には、リンゴ由来の天然酵母を利用する場合と、亜硫酸塩で果汁を殺菌し、 純粋培養酵母を加える場合がある。 4. アルコール発酵の化学式は、C2H5OH+O2→CH3OOH+H2O である。 お酢です。 14. 【醸造】シードルの醸造法「田舎方式(メトード・リュラル)」について、次の中から正 しいものを 1 つ選び、番号に○印してください。 1. 瓶内発酵のうち、発酵途中のシードルを瓶詰めし、酵母が発生させる二酸化炭素 を溶け込ませる方法である。 2. 瓶内発酵のうち、発酵が完了したシードルを瓶詰めし、さらに糖分と酵母を加え、 発生する二酸化炭素を溶け込ませる方法である。 3. 開放した発酵槽で発酵させる方法で、非発泡性のシードルとなる。 4. 開放の発酵槽で発酵させたシードルに、炭酸ガスを注入する方法である。 15. 【試飲】書籍ワールド・ベスト・サイダー(以下 WBC)中のシードルの試飲について、 次の 1~4 の中から掲載内容と異なるものを 1 つ選び番号に○印してください。 1. シードルの味わいで基本となるスペクトルは、甘味、酸味、渋味である。 2. シードルの香りに、花のような香りが感じられることがある。 3. シードルの香りに、キャラメルやバター飴の様な香りが感じられることがある。 4. ファンキーな香りは、たとえわずかでも、サイダーとして欠陥である。 5 16. 【関連酒類】シードルに関連する酒類について、次の 1~4 の中から正しいものを 1 つ 選び、番号に○印してください。 1. ポモーは、シードルの蒸留酒である。 2. ポモーは、洋梨を原料とする醸造酒である。 3. ペリー(ポワレ)は、シードルの蒸留酒である。 4. ペリー(ポワレ)は、洋梨を原料とする醸造酒である。 17. 【関連酒類】アイスサイダーの分類について、書籍 WBC 中ではどのように紹介されて いるか。次の 1~4 の中から掲載内容と異なるものを 1 つ選び、番号に○印してください。 1. クリオ・コンセントレーションとは、低温な外気による果汁の冷凍濃縮であり、 フレッシュなリンゴやトロピカルフルーツのニュアンスが感じられる。 2. クリオ・エクストラシオンとは、低温な外気で凍った果実を搾汁する方法であり、 焼きリンゴやキャラメル、レーズンのような香りが感じられる。 3. 「リコルト・ディベール」とはクリオ・コンセントレーションの別名である。 4. 「リコルト・ディベール」とはクリオ・エクストラシオンの別名である。 18. 【フランス】フランスのシードルについて、次の 1~4 の中で間違っているものを 1 つ 選び、番号に○印してください。 1. ワインと同様、シードルは原産地呼称統制 AOC の対象となっている。 2. ケービング Keeving 法によるサイダー醸造が今なお続いている。 3. シードルの主な産地として、フランス北西部の他、南西部のバスク地方がある。 4. フランス国外に製造部門を進出させる世界的な大手商業ブランドが多い。 6 19. 【フランス】フランスにおけるシードル文化について、次の 1~4 の中から間違ってい るものを 1 つ選び、番号に○印してください。 1. ブルターニュでは伝統的に、「ボレー」というガラス製のコップでシードルを飲 む習慣がある。 2. そば粉のクレープ「ガレット」を、シードルとともに楽しむ習慣がある。 3. シードル用リンゴを生産する伝統的な農家は、リンゴの木の下で家畜を飼育する 複合的農業を営んでいる。 4. コーヒーを飲み終えたところにカルヴァドスを少量注ぎ、カップを洗って飲むと いう習慣がある。 20. 【イギリス】イギリス産のシードルに関して、次の 1~4 の中から間違っているものを 1 つ選び、番号に○印してください。 1. 世界のシードル消費をけん引する、大手商業ブランドを多く輩出している。 2. ボトルや缶の他、パブではハンドポンプのサーバーでも提供される。 3. 小規模ワイナリーがワイン醸造とともに、シードルを手掛けることが多い。 4. リアルエール・キャンペーン CAMRA は、濃縮果汁・純粋培養酵母・炭酸ガス注 入法を使用しないシードルを「リアル・サイダー(本物のシードル)」と定義し ている。 21. 【イギリス】次の 1~4 の中からイギリス発祥ではないブランドを 1 つ選び、番号に○ 印してください。 1. ストロングボウ 2. アスポール Strongbow Aspall 3. ヴァル・ド・ランス Val de Rance 4. ウエストンズ Westons 7 伝統的シードルは非発泡性、ベンベルというピッチャーとダイヤモンドカットのグラスで飲まれています。 22. 【ドイツ】ドイツ・ヘッセン州のシードルについて、次の 1~4 の中から間違っている ものを 1 つ選び、番号に○印してください。 1. フランクフルト市ザクセンハウゼン地区には、伝統的なシードルを飲ませる居酒 屋が軒を連ねる。 2. 伝統的なシードルは発泡性であり、ベンベルというグラスとダイヤモンドカット のピッチャーで提供する習慣がある。 3. 伝統的なシードルは複数のリンゴ品種をブレンドし、シュパイヤリングやマルメ ロなど特別な果実がブレンドされることもある。 4. フランクフルト市では、リンゴ生産者とシードル・ソムリエが発起人となり、 2009 年から国際的なシードル見本市が開催されている。 23. 【スペイン】スペインのシードルについて、次の 1~4 の中から間違っているものを 1 つ選び、番号に○印してください。 1. シードルは、エスパーニャ・ヴェルデと呼ばれる北部地方で造られている。 2. 使用する品種や酢酸含有率の高い独特の醸造法から、酸味が強い傾向がある。 3. シードルを専門的に提供する居酒屋をシードラリア Sidreria という。 4. シードルを独特の注ぎ方で提供する人をベネンシアドール Veneciandoor という。 24. 【オセアニア】オーストラリア・ニュージーランドのシードルに関して、次の 1~4 の 中から間違っているものを 1 つ選び、番号に○印してください。 1. オーバー・アイス・センセーション(氷を入れる飲み方)の流行により、シード ル市場が急速に拡大している。 2. 市場が急速に成長しているため、エルダーフラワーやジンジャーなどで風味付け したフレーバード・サイダーは、100%輸入品に頼っている。 3. 「リアル・サイダー(本物のシードル)」の関心を高めるため、サイダー・コン ペティションを開催している。 4. 輸出用リンゴ栽培が盛んであり、ピンクレディーやグラニー・スミスなど生食用 品種からもシードルが造られている。 8 25. 【日本】次の 1~4 のうち、間違っているものはどれか。番号に○印してください。 1. 北海道の増毛フルーツワイナリーでは、複数の品種をブレンドしてシードルを醸 造し、それぞれのロットをシリアルナンバーで区別している。 2. 長野県飯綱町のサンクゼールワイナリーでは、ふじリンゴを主体にシードルを醸 造するほか、高坂リンゴやブラムリーといった特徴ある品種を使用したシードル も製造している。 3. 長野県東御市の㈱リュードヴァンでは、メトード・リュラルによる発泡性シード ルや、瓶内二次発酵による「ポム・ドール」を製造している。 4. 長野県飯田市の喜久水酒造では、昭和 56 年に「りんご並木」を発売し、現在も 製造を続けている。 以上で認定試験問題は終了です。お疲れ様でした。 お時間がありましたら、ぜひポムリエ協会への提案や期待、ポムリエ講座を 受講してお気づきの点などについてお聞かせください。(記入は任意・配点対象外) ポムリエ協会への提案・期待 / ポムリエ講座を受講してお気づきの点 9
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