シラバス(授業計画) 授業科目名 入学年度 開講学年・学期 必・選 単位数 担当教員名 文 化 と コミュニケーションⅠ 共通 1 年生・前期 選択 2 単位 平田 毅 両学科共通 科目 受講者数 基礎総合科目 準備学習の内容(履修の前提条件) 自分自身や、自己と他者の関係について、対象化し省察する姿勢をもっていること。 授業の到達目標及びテーマ ①「文化」や「コミュニケーション」に関わる社会学的な基本概念を理解し、それらを自らのリアリティと重 ねて検証する。 ②様々な社会的な事象に対する社会学的な探究の視点・感覚・態度を養う。 授業の概要 社会とは人と人とのつながりで成り立っています。そのつながりの多くは他者とのコミュニケーションによ って形成されており、それは文化を形作る母体でもあります。この授業では文化とコミュニケーションをめぐ る様々な問題や事象を社会学的に考察していきます。 前期では、 「文化」や「コミュニケーション」の基本的な概念を、主に社会学的観点から概観していきます。 内容的には、理論的・抽象的でやや難解な部分も含まれますが、後期の講義内容を表層的理解で留めさせない ためにも重要ですので、しっかり受講してほしいと願っています。 また、板書中心の講義となりますので、ノートは必ずとるようにしましょう。 授業計画 第1回 ガイダンス(授業の進め方と3つのレポートの課題について) 第2回 「社会」そして「文化」と「コミュニケーション」 :その概念と通常の用法 第3回 コミュニケーションの基盤としての自我・アイデンティティ ①: 私 って何? 第4回 コミュニケーションの基盤としての自我・アイデンティティ ②:社会学的自我論 第5回 コミュニケーションの基盤としての自我・アイデンティティ ③:アイデンティティの基礎概念 第6回 コミュニケーションの基盤としての自我・アイデンティティ ④:マイノリティとアイデンティティ 第7回 文化の概念と文化理論の基礎 ①: 「文化」という語の多義性と文化概念における二つの系譜 第8回 文化の概念と文化理論の基礎 ②:社会学的文化概念 第9回 文化の概念と文化理論の基礎 ③:機能主義的/構造機能主義的な文化理論、 第10回 文化・コミュニケーションの基盤としての言語・シンボル①:人間と言語・シンボル 第11回 文化・コミュニケーションの基盤としての言語・シンボル②:構造主義記号論と文化理論 第12回 コミュニケーションの基礎理論 ①:コミュニケーションの社会学的概念 第13回 コミュニケーションの基礎理論 ②:言語メッセージと非言語メッセージ 第14回 コミュニケーションの基礎理論 ③:言語の機能、言語と文化 第15回 文化とコミュニケーション:カルチュラルスタディーズの企て 第16回 まとめと評価 テキスト 書 名:『現代の社会学――グローバル化のなかで』 著 者:丸山哲央編 発行所:ミネルヴァ書房(2800 円程度) 参考書・参考資料等 講義のなかで適宜紹介 成績評価の方法・基準 プレレポート(初回)と中間レポートおよび期末レポート(あるいは期末試験)の3つの課題によって総 合的に評価する。(原則的に、再試は実施しない) 具体的な評価方法については、授業の中で告知する。
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