第7回 上廣歴史・文化フォーラム

日比谷カレッジ
上廣・日比谷ライブラリーレクチャー
『源氏物語』を
味わいつくす(全3回)
林 望
氏
(作家・国文学者)
第1回
「宇治十帖の愉しみ」
日時:平成 26年
10月28日(火)
18:30~20:10(18:00 受付開始)
会場:日比谷図書文化館 B1 日比谷コンベンションホール
定員 200 名 一般参加費 500 円(千代田区民及び学生無料)
主催: 公益財団法人上廣倫理財団
共催:
The Uehiro Foundation on Ethics and Education
お申込・お問合せ
電話(03-3502-3340)、Eメール([email protected])
または、日比谷図書文化館 1 階の受付カウンターに
て、お名前、よみがな、お電話番号をご連絡ください。
(裏面をご参照ください)
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上廣・日比谷ライブラリーレクチャー
『源氏物語』を味わいつくす(全3回)
見事な表現によって彩られている『源氏物語』。哀切な表現、ユーモラスな表現、自然描写の冴え、人間心理を穿つ表現など、この
名作の「表現」に着目し、作家の林望氏から、『源氏物語』の特に筆の冴えを見るべきところをわかりやすくお話いただき、詳しく読
んでいく3回連続シリーズの講座です。第 2 回は千住博氏をゲストに「『浮舟』という女の造形をめぐって」、第 3 回はオベラ歌手で
源氏物語の朗読でなどで活躍中の鵜木絵里氏をゲストに名文を朗読します。
【第 1 回】10 月28日(火)18:30~20:10
林 望
氏(作家・国文学者)「宇治十帖の愉しみ」
「宇治十帖」は『源氏物語』の本編とは、相当に雰囲気が異なります。その成り立ち、作者等については諸説ありますが、本編に見
られないような描写や対話、人情話的な面白みにあふれています。毎年大人気の林望先生の『源氏物語』講座、今年は「宇治十帖」
に焦点を絞り、その面白さを様々な角度から検証します。
はやし・のぞむ 1949年東京都生まれ。作家・国文学者。慶應義塾大学大学院博士課程修了。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。専門は
日本書誌学、国文学。『イギリスはおいしい』(平凡社)で日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(ケンブリッジ大学出版)で国際交流奨
励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で講談社エッセイ賞を受賞。『すらすら読める風姿花伝』(講談社)、『リンボウ先生のうふふ枕草子』(祥伝社)、『恋の歌、恋
の物語』(岩波ジュニア新書)、『夕顔の恋』(朝日出版社)等の古典に関する著書も多数。『謹訳 源氏物語』(祥伝社)全十巻刊行。エッセイ、小説のほか、歌曲の詩作、
能評論等も多数手がける。
【第 2 回】11 月 27日(木)18:30~20:30
講演:林望 氏『浮舟』という女の造形をめぐって
対談:千住
博
氏(日本画家)
『源氏物語』でも独自の世界観を持つ「宇治十帖」
。林望氏とともにその魅力を読み解く全 3 回講座第 2 回は、
『源氏物語』の愛読
者である千住博氏をお招きし、「宇治十帖」を彩る三人の姫君をそれぞれの特色について比較しながら、特に際立った魅力を持つ浮
舟の造形の卓抜さについて語り合います。
撮影者:大森 直(Sunao Ohmori)
せんじゅ・ひろし 1958年、東京都生まれ。日本画家。京都造形芸術大学教授。1982年、東京藝術大学美術学部絵画科日本画家専攻卒業。1987年、同大学院
後期博士課程修了。1995年、ヴェネツィア・ビエンナーレ絵画部門名誉賞を受賞(東洋人初)。2007年~2012年、京都造形芸術大学学長。2011年、軽井沢千住
博美術館開館。2013年、大徳寺聚光院襖絵 完成。作品に『ウォーターフォール』『クリフ』など、著書に『美術の核心』(文春新書)『日本画を描く悦び』(光文社新
書)などがある。
【第 3 回】12 月 17 日(水)18:30~20:30
講演:林
望 氏『朗読劇』としての卓抜さを味わう
朗読:鵜木 絵里 氏(オペラ歌手)
『源氏物語』の「宇治十帖」は会話が極めて多く、全体が朗読劇台本のような形式になっているという特徴があります。
「宇治十帖」
の魅力を読み解く全 3 回講座最終回は、ソプラノの美声と豊かな演劇性を持つオペラ歌手鵜木絵里氏をお招きし、林望氏との二人
で行う「朗読劇としての宇治十帖」をお楽しみいただきます。
うのき・えり 東京藝術大学卒業、同大学院修了。ミラノ留学。オペラは 01 年二期会『ホフマン物語』オランビア、09 年新国立劇場『魔笛』パパゲーナなど数々の大舞台
に出演を重ねる。Concert for KIDS のほか、夏休み恒例の日生劇場の親子向けコンサートの常連でもあり、11 年 7 月の「アリスの音楽旅行」にも主演した。「第九」等の
ソリストとして、また「題名のない音楽会」等のメディアでも幅広く活躍している。
会場:千代田区立日比谷図書文化館
B1 日比谷コンベンションホール(200 名)
参加費:500 円(区内在住者および学生無料。住所の確認できるもの、学生証等をお持ちください)
主催:公益財団法人 上廣倫理財団
http://www.rinri.or.jp
共催:千代田区立 日比谷図書文化館
http://hibiyal.jp
<お申込み方法>
日比谷図書文化館1階受付カウンター、電話(03-3502-3340)または E メール([email protected])にて講
座名、お名前(よみがな)、お電話番号をご連絡ください。1回につき先着 200 名。キャンセルの場合はご連絡ください。