Ⅱ 修学旅行以外の「旅行・集団宿泊的行事」の実施状況 1.宿泊を伴わ

Ⅱ 修学旅行以外の「旅行・集団宿泊的行事」の実施状況
1.宿泊を伴わない旅行・集団宿泊的行事
(1)実施状況
実施状況
校
実施している
どの学年も実施していない
無回答
合
計
数
割合(%)
120
72.7
44
26.7
1
0.6
165
100.0
1%
27%
実施している
どの学年も実施
していない
無回答
72%
<考察>
・特に1年生の遠足等ほとんどの学校が日帰り校外行事を実施しているのではないかと思
われるが、「どの学年も実施していない」が26.7と、意外に多い結果が出た。遠足等
の日帰り校外行事を体験学習などに代えているのだろうか、追求してみたい。
(2)実施学年
実施学年
校数
割合(%)
1学年だけが実施
32
26.7
2学年だけが実施
13
10.8
3学年だけが実施
2
1.7
1学年と 2 学年が実施
28
23.3
1学年と 3 学年が実施
6
5.0
2学年と 3 学年が実施
4
3.3
35
29.2
120
100.0
全学年が実施
計
2
学 1学 1学
年
年
年
3 2
全 と
と
と
年
年 1年
3
2
3
学
学
学
学
だ
だ
だ
年
年
年
年
け
け
け
が
が
が
が
が
が
が
実
実
実
実
実
実
実
施
施
施
施
施
施
施
合
0
10
20
30
40
<考察>
・この結果、1学年は101校(84.2%)が実施している。
2学年は
80校(66.7%)が実施している。
3学年は
47校(39.2%)が実施している。
やはり1学年が実施する学校が最も多く、続いて2学年、3学年の順になることは予
想した通りである。
・半数の学校が1学年だけが実施し、または1学年と 2 学年が実施している。
・1/3強の学校が全学年実施しているが、予想以上に高い数値である。
(3)行事の名称
行事の名称
1学年
2学年
3学年
合計
割合(%)
校数
遠足
51
43
34
128
53.8
0
0
0
0
0.0
11
6
5
22
9.3
移動教室
3
3
1
7
2.9
野外教室
8
4
1
13
5.5
交流学習
3
2
2
7
2.9
その他
24
26
9
59
24.8
無回答
1
1
0
2
0.8
101
85
52
238
100.0
林間学校
スキー学校またはスキー教室
合 計
「その他」の名称
3学年
2学年
1学年
ス
キ
ー
学
校
ま
た
は
ス
キ
交
野
移
林
ー
無
そ
動
流
外
間
教
遠
教
学
教
学
回
の
室
習
室
室
校
答
足
他
社会見学、校外学習、歴史探訪、小中交流、体験遠足、校外研修、閑谷研修
0
20
40
60
<考察>
・やはり遠足と言う名称で実施する学校が半数以上である。
・「その他の名称」が24.8%と多いのは、いろいろな名称で実施していると言うことで
あり、上記したものが参考になろう。
・「林間学校」が0であるが、宿泊を伴わない林間学校はしないということであろう。
(4)目
的(複数回答)
1学年 2学年 3学年 合計
割合(%)
校数
修学旅行の事前学習
12
30
2
44
7.2
集団行動を通して自律心の育成
34
34
12
80
13.1
集団生活の規律や秩序を守る態
41
33
17
91
14.9
30
28
15
73
12.0
32
23
20
75
12.3
15
20
8
43
7.1
自然に親しむ
19
12
9
40
6.6
健康安全と体力づくり
13
14
8
35
5.7
生涯の楽しい思い出づくり
17
16
20
53
8.7
農山漁村の生活体験
1
0
0
1
0.2
教科学習の拡大
7
6
3
16
2.6
19
17
7
43
7.1
その他
4
3
2
9
1.5
無回答
2
2
2
6
1.0
度の育成
社会生活上のルール、公衆道徳
を遵守する態度の育成
教師と生徒、生徒相互の人間の
触れ合いとよき関係づくり
旅行地の産業や生活、歴史・文化
の学習
「総合的な学習の時間」の学習
として行う
合計
246 238 125 609 100.0
「その他」として
「総合的な学習の時間」とかねた学習
<考察>
・「集団生活の規律や秩序を守る態度の育成」「集団行動を通して自律心の育成」が最も多
いが、少子化の中で集団生活や集団行動を通して生徒に学ばせることの重要性を多くの
学校が認識しているからであろう。それも1学年が多い。
・続いて「社会生活上のルール、公衆道徳を遵守する態度の育成」「教師と生徒、生徒相互
の人間の触れ合いとよき関係づくり」が多い。公衆道徳や人間関係作りを学校が重視し、
校外学習がこれらのことを学ばせる学習の好機と見ているのではないだろうか。
・修学旅行の事前学習として行うのは2学年が多く、3学年ではほとんど行っていない。
・教科学習の拡大はどの学年も少ない。体験や生活訓練的なものをねらう学校が多いこと
いうことである。
「総
合
的
な
、生
活
の
上
の
相
互
生
徒
社
会
生
徒
旅
行
と
地
ル
ー
ル
集
団
の
産
業
人
生
活
、公
の
集
規
衆
学
団
間
律
道
習
行
や
の
や
徳
の
動
生
生
ふ
秩
を
時
を
涯
活
れ
農
修
遵
序
通
間
健
の
、
あ
産
学
守
を
し
」の
康
歴
楽
い
漁
旅
教
て
守
す
安
史
し
と
学
村
行
科
自
る
る
自
い
全
・
よ
習
文
の
学
態
の
態
律
思
然
き
と
と
化
習
生
度
事
度
心
体
関
に
い
し
無
活
の
の
前
の
の
の
そ
力
出
親
係
て
学
の
回
体
育
学
拡
育
育
作
し
作
作
行
答
習
他
験
大
成
習
成
む
成
り
り
り
う
教
師
3学年
2学年
1学年
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
(5) 費
用
1 学年 2学年
3学年
合
5000 円未満
77
65
36
178
74.8
5000 円以上 10000 円未満
16
9
9
34
14.3
10000 円以上 20000 円未満
1
2
0
3
1.3
20000 円以上 30000 円未満
0
0
0
0
0.0
30000 円以上
1
1
2
4
1.7
4
10
5
19
8.0
99
87
52
費
用
無回答
計
1
2
5
00
00
00
00
00
0円
円
円
以
以
以
上
上
上
3
5
10
2
3
00
00
00
00
00
00
00
00
無
0円
0円
円
円
円
未
未
未
以
未
回
満
満
満
上
満
答
合
計
割合(%)
238 100.0
3学年
2学年
1学年
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
<考察>
・日帰りであり、5000 円未満の費用で行う学校が圧倒的に多い。
・10000 円以上は少ないが、その中で 30000 円以上が4校回答している。交通費・行き先
での体験の費用・小遣いなどすべてを含みと 30000 円以上になるのか、あるいは他の理
由があるのか定かでない。
(6)主な交通機関(複数回答)
1学年
交通機関
2学年
3学年
合計
割合(%)
校数
徒歩
17
8
7
32
13.4
バス
46
22
21
89
37.4
電車
18
26
11
55
23.1
徒歩とバス
6
4
3
13
5.5
徒歩と電車
7
4
2
13
5.5
バスと電車
1
4
3
8
3.4
徒歩とバスと電車
2
1
1
4
1.7
バスとジェットホイル
0
1
0
1
0.4
その他
2
10
1
13
5.5
無回答
1
3
6
10
4.2
55
238
計
100
バ
ス 徒
と
ジ 歩と
徒 ェ
徒
バ バ
歩
歩
ス
無 ット
ス
そ
と
と
と
ホ
電 とバ 電 バ 徒
電
回
の
電
イ
車
歩
車
車
ル
他
答
車
ス
ス
合
83
100.0
3学年
2学年
1学年
0
10
20
30
40
50
<考察>
・1/3強がバス利用であり、電車、徒歩と続く。予想の通りである。
・他の交通機関と組み合わせも含め、「バスを利用する」がやく47%となる。
・ジェットホイルがあるが、その地の特長によって利用する交通機関も様々であることが
わかる。