~海外ビジネス人材育成インターンシップ報告書~ 氏名:江口徹 学籍番号:15M42065 所属:経営専攻梅室研究室 海外ビジネス獲得人材育成インターンシップとは 日本貿易振興機構(JETRO)と一般財団法人海外産業人材育成協会(HIDA)により運営 され、実施されている国際即戦力育成インターンシップのうちの 1 つ。 滞在都市 ベトナム社会主義共和国ハノイ市 受入機関 Global Sun Partners JSC - Hanoi Office(ベトナム) インターンシップ期間 2015 年 12 月 1 日~2016 年 1 月 30 日 目的 1.コンサルティング業務を通して、経営の意思決定におけるステークホルダーへの感情 の考慮を観察・考察し、自身の研究へ役立てる 2.経営の専門性を高める(会計・マーケティングなど) 3.海外の現場で就業することの理解醸成 4.アセアン(特にベトナム)の理解醸成 インターンシップ成果 目的 1 の感情の考慮に関する気づきをいくつか得た。例えば、ベトナムにおいては従業 員や消費者の「親」を深く考えて、戦略を立てる必要があるということだ。なぜなら、ベト ナム人は、重要な決定を下す際には必ず親に相談し、親に決めてもらうことが多いからだ。 自動車やバイクを買う際にも親に相談するし、職場を選ぶ・やめる際にも親に相談し、最終 判断を親に任せる場合が多い。また、外国人マネージャーに良くある傾向として、接客的に 自分の笑い話を会話に取り入れていくことがあげられる。そうすることによって、部下に失 敗をしてもいいのだという雰囲気を提供し、コミュニケーションの機会を作りやすくし、ミ スを未然に防ぐことができるのではないか。 目的 2 の経営の専門性を高めるということについては、良い成長ができたのではないか と考える。なぜなら、会計・税務やマーケティング(特にプロモーション)を実践できたり、 セミナーを通してベトナム法の理解が進んだりしたからである。特に会計分野に関しては、 記帳作業やバランスシートの翻訳作業・レビューなどをすることができたことが大きかっ た。 目的 3 に関して、海外で働く際に重要な点にいくつか気づくことができた。例として、相 手を見下すような態度で接していると良い関係性は作れないということや、積極的に自発 的にコミュニケーションをとっていかないとコミュニケーションの齟齬から生まれたミス に気付くことができないということだ。 目的 4 に関して、アセアンのマーケットに関してはかなり理解することができた。どの ような業種に仕事が多く舞い込んでいるのか、どのような業種が衰退傾向なのかを具体的 に知ることができた。またアセアンのマーケットに対して、日本市場がどのような反応をし ているかも知ることができたのは大きな収穫であり、それを通して日本市場の現状を知る ことができたことを大きかった。
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