スペイン語ⅡB

2016 年度 後期 2単位
スペイン語ⅡB
対 象 学 科 ・学 年: 人間学部共通選択 2年
時
間: 水曜日 V 時限(16:20~17:50)
教
室: 3 号館マルチ I 教室
教
科
書 : 『プラサ・マヨール I ソフト改訂版 -ベーシック・スペイン語』
(青砥清一 他著、 朝日出版社)
参
考
書: 『ポケットプログレッシブ 西和・和西辞典』(高垣敏博 他編、小学館)
1.担当教員
(1) 名前:西井園枝(にしいそのえ)
(2) 主な研究・教育業績
スペイン・マドリッドに3年間在住、Estudio Internacional Sampere, Universidad Complutense de
Madrid 他でスペイン語を学び、帰国後現職。 他、スペイン企業のアジアマネージメント担当、
スペイン語及び英語の翻訳・通訳業。
2.授業の目的
(1) 授業の目的
語彙の充実、過去形(点過去形、線過去形)現在完了形の活用を覚え、会話、作文の中で的確
な使い方ができるようになることを目的とする。
(2) 到達目標
① 動詞の活用形を、現在形、点過去、線過去、現在完了形とごっちゃにならないようにしっかり
覚える。西検受験希望者は特に、うろ覚えのところがないようにする。
② 再帰動詞、無人称文、否定語/不定語など、辞書でそれぞれの単語の意味を日本語になおし
ただけでは正しいニュアンスをくみ取った文章に直しづらい表現や、英語とはまた違う表現の仕
方になる文章の作り方をしっかりと整理して学ぶこと。
③ 語彙を増やし、辞書を使わなくても頭の中である程度の文章が組み立てられるようにする。
3.授業の概要
教科書を使用して授業を行う。テキスト内の説明や例文だけでは理解が不十分そうな場合には補
助的に文法説明のプリントや練習問題のプリントを配布する予定なので復習に役立ててほしい。引
き続き復習に重点を置き、授業時には覚えた表現を使ってのスペイン語での会話も毎回行う。少人
数のクラスになることが予想されるので、その利点を生かしてさらに会話の練習に重点を置きたい。
また、スペイン語検定受験希望者が多数の場合は、受験対策に沿った練習問題なども授業に組み
込む予定である。興味があって授業で取り上げて欲しいことがあればできる限り組み込んでいきたい
ので、積極的に希望を伝えてくれることを望む。
1
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1) 予習の仕方
基本的に授業の予習の必要はないが、宿題、課題は必ずこなすこと。
(2) 授業の受け方
授業は教科書を使用して行う。並行してプリントも配布することになるのでファイルを用意するこ
と。スペイン語で会話をしたり宿題の答え合わせをしたりするうえでほぼ毎回一人最低一度は指
名され発言することになる。覚えた表現をすぐに口に出して文章を作ってもらったり、日本語に訳
してもらうことで各々の理解度を推し量っていくので、わからないことがあったら、後回しにせずに
いつでもどんどん質問してほしい。積極的な姿勢で授業に参加してくれることを強く望む。
(3) 復習の仕方
教科書内の練習問題や、別プリントの練習問題の宿題が出た場合は日本語訳も合わせて必ず
やってくること。
5.受講にあたってのルール
(1) 受講時のマナー
楽しく和やかに授業を受けてもらえることが第一の希望だが、文法事項の説明をしている時や、
他の人が発言しているときは私語を慎むこと。携帯電話や端末は基本的に電源を切っておくこと。
授業中のメールやLINEの使用、通話を見つけた場合には、電話・端末をその授業時間中預か
る。 居眠りは名前を呼んで起こすが、まずは寝ないこと。
(2) 遅刻・欠席・早退の扱い
40分以上遅刻の場合は、欠席扱いとなる。早退も、授業終了時刻の40分以上前に退出の場合
は欠席とみなす。ただ、事情によっては成績に反映するに当たり考慮する場合があるので(忌引
きや公的活動など)、どういう理由での遅刻/早退/欠席なのか、説明に来ること(メールでも可)。
その他欠席については、後述の7.評価方法、及び別プリントで渡される詳しい評価方法をよく読
むこと。
(3) 課題提出にあたってのルール
宿題は必ずやってくること。授業中の提出物に関しては、1週提出が遅れる毎に評価から5点マイ
ナスする。教務課提出の課題に関しては、期限までに未提出の場合受け取らない。他人のやっ
た宿題及び課題をそのまま写さないこと。
(4) テストにおける不正行為(カンニング等)の扱いに関しては、学則に準ずるものとする。
6.授業計画
1~2
オリエンテーション: 評価方法、受講上のルールを再度簡単に説明する。
今年度スペイン語 IIA 受講者に前期のテストと課題を返却する。
スペイン語 IIA の復習/不規則活用動詞の復習
2~3
再帰動詞 Lección10 目的格+動詞の組み合わせによる他動詞/再帰動詞の区別。
4
無人称文/感嘆文
5
テスト① (約 30 分~35 分)
5~7
Lección 11
再帰動詞 無人称文
過去分詞/現在完了形
現在分詞の用法
現在完了終了時に状況によってはテストをする予定。
8~11
Lección 12&13 点過去
活用形がスペイン語の中でも覚えづらい点過去形を集中的に
(頑張って‼)プリントも併用し、活用形の暗記を徹底的に
2
12
テスト②
12~15
(約 30~35 分)
点過去形の動詞の活用、日本語訳
Lección 12 否定語/不定語
比較表現
線過去形 点過去形/線過去形の比較
16
テスト③ (約 30 分~35 分)
線過去形
比較表現
不定語/否定語
※ 授業の展開によっては、変更の可能性があります。変更の場合には随時お知らせします。
※ もし希望者多数により映画鑑賞をすることになる場合は、授業が一回増えることになります。
7.評価方法
(1) 試験(30%)…半期に 3 回、30~35 分ほどを使う小テスト形式で試験を行う。100 点満点で毎回
点数を出し、3 回の平均点が前期の試験の点数となる。欠席の場合は 0 点となる。
(2) 出席点(30%)…最後のテスト前までの 15 回の授業全出席で 100 点となり、1 回休むごとに-20
点となる。5 回欠席で出席点は 0 点となる。最終的に 16 回全部出席の場合、出
席点は 110 点として計算する
(3) 課題レポート(30%)…前期終了時に教務課に提出の課題。300 点満点で点数を出す。
(4) 受講態度(10%)…授業に積極的に臨んでいるか、宿題は必ず毎回やってきているかなどを見
る。
*最終的な成績を出す時は、(1)試験 3 回分の平均点+(2)出席点+(3)課題の点数÷3(300 点
満点のため)をさらに 3 で割った点数に受講態度の点数が+もしくは-αの形で加えられる。
8.参考図書
西検の 5 級、さらに 4 級の受験を考えている場合は以下の辞書のいずれかの購入を薦める。

クラウン西和辞典

現代スペイン語辞典 山田 善郎、宮城 昇、ヘルマン アルセ、 フワン・M. ベナビデス (白水
原 誠、 Enrique Contreras、 他 (三省堂)
社)

クラウン和西辞典

和西辞典 有本 紀明、エクトル フローレス、布施 温、 寺崎 英樹 (白水社)
上田 博人、 カルロス・ルビオ (三省堂)
以下問題集

スペイン語力養成ドリル 2000 題 加藤 伸吾(白水社)

しっかり学ぼう! 外国語としてのスペイン語検定
エミリオ・ガジェゴ、 山本浩史 (三修社)
*基本的に DELE 受験者対象の問題集で難しいものですが、長めの文章を全体的に読み解く
問題の数をこなすことで、スペイン語力は格段に伸びるはずです。
練習問題をたくさん解くのが最も有効な受験対策である。市販のテキスト購入の場合は、なるべく練
習問題量の多いものを選ぶ方が良い。また、希望者には授業で使用するもの以外の練習問題プリント
を用意するので申し出ること。
9.履修上の注意
(1) 特別な配慮を要する学生に対する扱い。
体調等に心配のある学生は申し出ること。場合によっては特別な配慮をする。
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