資料3 第3期 彦根市廃棄物減量等推進審議会答申の検証 (平成20年7月11日答申) ― 第4期審議会検討資料(平成24年2月13日) ― 1.第3期審議会の位置づけと役割 第3期彦根市廃棄物減量等推進審議会は、平成19年7月6日に初回会議が開催され、 市長から「ごみ減量対策と処理費用の負担のあり方について」諮問が行われた。この諮 問の柱は、次の3点であった。 ① ごみ減量化、資源化に関する検証と新たなごみ減量対策および分別収集 体系の構築について ② ごみ処理費用の市民負担(有料化)のあり方について ③ 市民参加によるごみ減量化推進の方策について このように、当時の「彦根市一般廃棄物処理基本計画(平成12年度~22年度)」の 中間的な検証を行い、ごみ減量や新たな分別収集体系の提案を行うこと、また、ごみ処 理の有料化の検討、さらには、市民をまきこんだごみ減量対策の進め方について審議検 討いただくことが第3期審議会の位置づけと役割であった。 2.答申の概要 前記の諮問を受けて、審議会では、①について、平成12年3月に策定した「彦根市 一般廃棄物処理基本計画」のこの時点での検証を行い、計画期限である平成22年度末 における新たな目標を設定し、目標達成に向けた具体的な施策の提案をとりまとめられ た。 ②では、ごみ処理の有料化について様々な角度から検討が行われ、燃やすごみと埋立 ごみについては“有料化が望ましい”こと、また、容器包装プラスチックについては“当 面有料化せず、高品質が確保できない場合は有料化が望ましい”ことについて方向性を 示していただいた。また、有料化の水準(手数料)の提案や手数料収入の使途のあり方 についても検討を行っていただいた。 ③については、地域環境員の選任や市民団体活動の活性化等により、ごみ減量対策等 を推進するとともに、市民への情報提供や環境教育の重要性について提言いただいた。 3.第3期審議会答申の検証(Ⅰ…目標の達成状況に関する検証) 減量化・再資源化 目標(平成 18 年) 目標数値算定と その根拠等 現在の状況(H22) A ごみ排出量(集団回 収量を除く)を 38,000 t / 年 (104.1t/日) 、1 人 1 日あたり 900 gを下回る数値にす る 県計画の目 標数値に合 わせて 900g/人・日 平成 22 年度数値は、 107.71 t / 日 で あ り 目標値には、3.61t/ 日とどか なかっ たこと になる。 家庭系 624g/人・日 事業系 339g/人・日 合計 963g/人・日 B 再生利用量を 28% に増加する C 最 終 処 分 量 を 17.66t/日 平成18年度比較で 30%削減する。 D 焼却量を 71.8t/ 日 平成18年度比較で 24%削減する。 成果の検証 ごみ排出量は減少傾 向にあるものの目標は 達成できなかった。特に (H18)⇒(H22) 家庭系について課題が 家庭系 648g/人・日 残り、可燃ごみの中で比 ⇒ 565g/人・日 重の大きい「紙ごみ」 「生 事業系 398g/人・日 ごみ」対策を重点に、啓 ⇒ 335g/人・日 発中心の事業から実践 に結びつきやすい仕組 平成 18 年度の缶・金属、 平成 22 年度数値は、 みを構築する必要があ びん、集団回収、粗大の 15.3%。目標値には、 る。 リサイクル率は増加 金属類が対象。22 年度 12.7%も下回る結果と には、ペットボトル、プ なり、達成率の 5 割にも 傾向にあるものの、平成 22 年度の目標値には大 ラスチック、古紙等の再 満たなかった。 きく届いていない。特に 資源化の上乗せにより 古紙類 の回収 が 計 画を 平成 18 年度 14% ⇒ 大きく下回っている他、 22 年度 28% 25.21 t / 日 ⇒ 平成 22 年度数値は、 硬質プ ラスチ ック 等の 17.66t/日 19.97t/日。目標値の 新たな リサイ クル につ 平成 18 年度のプラスチ 17.66 t / 日 に は 、 いて効 果的な 対策 が講 ック、埋立て、不燃性粗 2.31t/日とどかず、 じきれていない。 最終処分量は目標に 大、焼却残渣等、投棄場 約 21%の削減にとどま は届かなかったものの、 への処分 とフ ェニック る結果となった。 ス処分量が対象。 内訳は、 フェニ ックス 分別区 分の変 更や 焼却 量の減 少によ り一 定の 12.97、投棄場 7.0。 成果は 上がっ てき たと 平成 18 年度の燃やせる 平成 22 年度数値は、燃 考えられる。ただし、焼 ごみ(92.55t/日)と やすごみ 87.42t/日、 却量の 減少率 は 全 体の 粗大ごみのうち、焼却に 粗大ごみ のうち 焼却し ごみ発 生量と 同じ く目 まわった分(2.42t/ た分 3.43t/日。合計 標値か ら大き くか けは 日)の合計を 24%削減 は 90.85t/日で、目 なれる結果となった。 する。 標の 71.8t/日には、 (H18) (H22) 19.05t/日とどかず、 94.97 t ⇒ 71.8 僅か 4.44%の削減であ t った。 4.第3期審議会答申の検証(Ⅱ…施策提案に関する検証) 答申で提案いただいた具体的施策について、何を実施し、何が実施できなかったのか、 また、提案いただいた施策についてどのような検討を行ってきたのかについて以下検証 を行う。 (1)新たな分別収集の提案 提 案 実施状況 古紙・古布の行政回 収の実施 ○ 硬質プラスチック、 小型家電製品の行政 回収の検討 △ 廃食油回収の充実 ○ 実 施 ・ 検 討 内 容 平成20年9月から一部地域で試行し、分別の課題や収集体制構築 準備を進めた。また、従来から地域における集団回が行われている ところも多くあるため、全自治会に行政回収実施の意向確認を行 い、その結果に基づき収平成21年10月から本格実施を開始し た。 硬質プラスチックについては、まず、粗大ごみとして搬入された純 粋プラスチック製品について選別を行い、リサイクル原料として活 用する工程を確立した。小型の硬質プラスチックについては、金属 等の複合材料も多いことから、現段階で有効な方策が検討できてい ない。また、小型家電製品については、これまで解体工程の整備や 破砕機の導入について検討を行ってきたが、予算措置等の課題もあ り実現に至っていない。なお、小型家電については、国においても 具体的な検討が進められており、近く法制化される可能性が出てき ている。 平成21年度から新たな分別収集区分に分離し、拠点回収方式によ り回収の拡大を図ってきた。 (2)ごみ収集区分の見直し 提 案 実施状況 乾電池、ライターの 収集方法の見直し △ 靴・鞄などの革や布 製品と食品汚染が著 しいプラスチック類 について、焼却可能 かどうかの調査検討 と早急な対応 ○ 実 施 ・ 検 討 内 容 収集車両火災対策として、ライターの収集区分の見直し提案が行わ れたが、これに対しては、収集区分を見直すのではなく、平成21 年5月から、排出方法の見直しにより対応した。その方法は、埋立 ごみの収集時に、乾電池と同様に埋立ごみ指定袋に入れず、別の小 袋に入れて排出していただく方法と市役所や支所・出張所にライタ ー専用回収箱を設置し、拠点回収する方法とした。なお、乾電池に ついても収集区分の見直し提案を行っていただいているが、現在有 効な方策は見つけられていない。 平成20年度から、靴・鞄などの革製品、布製品、ゴム製品につい て分別変更を行い、燃やすごみとした。また、平成21年度からは 食品汚染が著しい容器包装プラスチックを燃やすごみに区分し、従 来の“プラスチック減容施設”の稼動縮小と容器包装プラスチック の品質向上を図った。 (3)中間処理施設の新設・変更等 提 案 衛生処理施設を活用 した生ごみ処理対策 の実施 小型破砕機の導入 実施状況 × × 実 施 ・ 検 討 内 容 現有施設を活用して、生ごみの処理を行う研究・実験を行った。試 験プラントでは概ね処理技術の確立を図ることができたが、隣接地 に予定されていた学校給食センター計画が白紙となり、本方式の実 現が困難となった。 (1)でも整理したように、現段階では導入できていない。今後、 小型家電リサイクルの検討等と併せて再検討していくことになる。 (4)家庭・地域リサイクルの推進 提 案 実施状況 古紙・古布の集団回 収の推進 ○ 家庭での生ごみ処理 の推進 トレーなどの店頭返 却の推進 レジ袋や過剰包装の 削減 ごみの発生を抑える 生活の実践 実 施 ・ 検 討 内 容 平成21年10月から行政回収を本格実施したが、地域による集団 回収と両立させるため、自治会と連絡調整を図りながら進めてき た。また、集団回収への助成金制度も継続し、全体としての古紙回 収の拡大を図っている。 ○ 平成21年度から、家庭用生ごみ処理機の補助限度額の引き上げ (12,000 円・1/4⇒15,000 円・1/3)を行うとともに、バイ オ菌を使用した簡易生ごみ処理普及のため、市内に4グループが立 ち上げられた。地道な活動であるが、様々な手法を用いて生ごみ処 理の推進を図っている。 × 本件に関する個別の啓発は行っていない。今後、ソフト面での施策 の中に位置づけることが必要。 △ 「買い物ごみ減量フォーラムしが」に参画し、レジ袋有料化に向け た調整を行ってきたが、結果として実現できていない。前記と同様、 今後は、ソフト面での施策の中に位置づけることが必要。 △ 平成21年春から秋にかけて、市内の自治会を回り、ごみの減量化 と新たな分別方式についての説明会を開催し、直接具体的に、ごみ 減量について呼びかけを行った。 (5)地域特性を考慮した多彩なリサイクル運動の推進 提 案 実施状況 市民団体活動の推進 △ 市民リサイクルの新 たな展開の検討 × 実 施 ・ 検 討 内 容 引き続き“リサイクルステーション運営委員会”と協働してフリー マーケットを継続開催するとともに、美化活動を展開する市民団体 と連携して市内の一斉清掃等の活動を展開してきた。市民グループ が情報交換できる場を設けた経緯はあるが、開催方法になお工夫が 必要であり、継続開催はしていない。 リサイクルステーションの活動には継続して支援を行っている。た だし、ここで提案いただいたエコドームなどの新たな循環型事業の 推進については、例えば、バイオマス資源の活用方法の検討など個 別の検討は行っているが、市民による総合的な活動手法の検討まで には至っていない。 (6)事業者による発生抑制対策 提 案 レジ袋削減対策の推 進 過剰包装抑制対策の 推進 簡易包装実施事業者 に対する優遇措置 実施状況 実 施 ・ 検 討 内 容 レジ袋削減に向けた取組は、「買い物ごみ減量フォーラムしが」な どを通じて各事業者の努力が進められているが、市から体系だった 要請等は行っていない。 △ × × (7)事業系ごみ対策 提 案 多量排出者への指 導、一般事業者への 協力喚起 実施状況 実 施 ・ 検 討 内 容 市内事業者に対してアンケート調査を行い、事業系一般廃棄物の分 別強化や減量対策の呼びかけを行った。また、 △ 廃棄物種類別対応の 推進 古紙の資源化は行政回収の導入により強化してきた。剪定枝等の対 策は、平成23年度に湖岸に打ち上げられた流木の一部を民間事業 者に引渡し、再資源化を行った。剪定枝そのものの資源化について も検討してきたが、現段階で予算措置等の課題があり、実現に至っ ていない。食品リサイクルについては、参画する事業者への許可や 圏域外処理に関する協議を随時行い、拡大にむけた誘導を図ってい る。 △ (8)経済的メカニズムを活用したごみ減量対策の検討 要望事項 (9)減量化・資源化対策の対策 要望事項 (10)ごみの名称変更と分別区分の見直し 基本的には答申を受けてごみの名称変更と分別区分の見直しを行ってきた。ただし、埋立ごみにつ いては、小型家電と小型硬質プラスチックを「破砕ごみ」に区分し、新たな分別項目とする提案であ ったが、これについては実現できていない。 ※ 容器包装プラスチック分別変更前後の中間処理・品質状況 容器包装プラ収集量t 資源化施設搬入 t 資源引渡量 t 品質比率 % 品質ランク 減容施設搬入(埋立) 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 2,766 1,785 2,695 1,695 2,568 1,403 1,798 1,371 1,662 1,481 1,347 44.27 1,268 61.35 (85.88) D (B) 849 85.33 818 83.55 (89.77) D (B) 930 90.88 1,000 1,165 427 181 D 981 B A 5.第3期審議会答申の検証(Ⅲ…目標と対応する施策に関する検証) 答申では、目標を達成するためにどのような対策を講じ、どの程度の事業量を確保し ていくべきかについて整理している。ここでは、その到達状況を検証する。 減量化・資源化施策 減量あるいは資源化量 の効果の推計 基本目標 高次目標 検 22 年度末 実績 証 評 価 (1)新たな分別収集の提案 ①新聞、ダンボール、雑誌、 10.7t/日 古 布 等 の 行 政 回 収 の 実 3912t/ 施 年 12.4t/日 4540t/ 年 ②紙製容器包装の行政 回 収の実施 0.9t/日 320t/年 1.0t/日 360t/年 590t/年 ③硬質プラスチック・小型 家電等の破砕、資源化 --- 0.36t/日 130t/年 0.04t/日 2t/年 4t/年 ④廃食油の回収 1.6t/日 16t/年 0.07t/日 25t/年 当初見込みを大きく下 回っている。古紙量その ものの減少や依然とし て可燃に滞留している こと、集積所での抜取り 等が考えられる。 小型硬質プラ対策は進 んでいない。 予想を上回る量が回収 できている。定着化の方 向。 (2)ごみ収集区分の見直し(⑥は 19 年度比較) ⑤靴、カバン等の革や布製 品の焼却 ⑥容器包装プラスチッ ク の分別方法の変更によ る品質向上 0.5t/日 0.6t/日 220t/年 0.7t/日 252t/年 197t/年 ▲0.1t/日 ▲31t/年 ▲0.1t/日 ▲35t/年 ▲0.1t/日 ▲28t/年 2.7t/日 2.7t/日 2.8t/日 968t/年 968t/年 1033t/年 ▲0.1t/日 ▲56t/年 ▲0.1t/日 ▲56t/年 ▲0.1t/日 ▲60t/年 基本目標は8割移行だ が、推計7割が移行して いると見られる。さらな る分別強化が必要。 ほぼ、当初予測通りの推 移になっている。しか し、品質向上は全面的に 期待通りとはなってい ない。 (3)中間処理施設の新設・変更等(⑦は 19 年度比較) ⑦ペットボトルの徹底 回 収、硬質プラスチック対 策 0.2t/日 80t/年 1.04t/日 380t/年 ⑧生ごみ処理施設の整 備 検討 0.5t/日 150t/年 1.0t/日 300t/年 0.13t/日 47t/年 ――― PET ボトルの回収量は 増加しているが、回収率 向上は不明。 概ね技術確立はしたが、 状況変化で実施見合わ せ。 (4)家庭・地域リサイクルの推進 ⑨新聞、ダンボール、雑誌、 1.3t/日 古布等の集団回収の促 500t/年 進 2.5t/日 900t/年 0t/日 0t/年 ほぼ横ばいで推移して いる。行政回収と合わせ た検証必要。 ⑩家庭用生ごみ処理機 の 普及 0.2t/日 66t/年 0.3t/日 110t/年 0.1t/日 ⑪家庭用簡易生ごみ処 理 対策の普及 0.12t/日 44t/年 0.3t/日 110t/年 0.1t/日 ⑫トレーや牛乳パック 等 の店頭返却の推進 0.02t/日 7t/年 0.04t/日 14t/年 ――― ⑬レジ袋や過剰包装の 削 減 0.01t/日 4.3t/年 0.02t/日 8.5t/年 ――― 29t/年 32t/年 3 年間で 133 機を補 助。高額なため伸び悩み か。 現在 145 世帯が参加。 4グループに活動いた だいいており、さらなる 拡大を目指す。 具体的効果はつかめて いない。何らかの検証方 法を検討する必要があ る。 (5)地域特性を考慮した多彩なリサイクル運動の推進 ⑭地域団体や市民団体 活 動による減量推進 ⑮エコドーム等、市民リサ イクルの新たな展開 具体的効果はつかめて いない。 0.16t/日 60t/年 0.33t/日 120t/年 ――― (6)事業系ごみ対策 ⑯指導と協力要請によ る 減量促進 ⑰食品廃棄物の資源化 推 進 ⑱剪定枝リサイクルの 検 討 1.6t/日 600t/年 --- 4.1t/日 0.6t/日 1500t/年 215t/年 0.3t/日 0.05t/日 100t/年 20t/年 事業系食品廃棄物に ついては、徐々にリサ イクルに移行してき ているが、小規模事業 者の取り扱いが課題。 平成23年度に一部 試験実施した。 (★)その他 ⑲環境教育・市民 啓発等による 減量等効果 家庭系 1.51t/日 550t/年 3.0t/日 1100 t/年 事業系 0.46t/日 170t/年 0.93t/日 340t/年 ――― 具体的効果はつかめて いない ――― ※「▲」は、ごみ区分見直しによる焼却量増に伴う影響を表している。 6.第3期審議会答申の検証(Ⅳ…基本目標、高次目標、と成果の比較) 答申における具体的施策を実施した場合の削減量や資源化量等の推計と平成22年度 における実施状況を下表に比較する。 新たに設定した目標数値の該当項目と削減量等(t/日) 基本目標の合計 排出量の削減 <家庭> 排出量の削減 <事業> 資源化率 の向上 最終処分量 の削減 焼却量の削減 (A) (A‘) (B) (C) (D) 家庭系 基本目標 高次目標 3.82 7.49 ― 13.60 18.30 18.92 25.69 15.42 20.89 事業系 基本目標 高次目標 ― 2.06 5.33 ― 2.06 5.33 2.06 5.33 3.82 7.49 3.36 10.85 94g 2.68 2.06 5.33 2.09 7.42 64g 6.59 13.60 18.30 ― ― ― 0.21 20.98 31.02 ― ― ― 5.24 17.48 26.22 ― ― ― 4.12 合 計 基本目標 高次目標 ソフト付加 高次最終 1人日削減 実 績 <用語解説> 基本目標:早い段階で実現していくべき目標 高次目標:できれば平成22年度末までに実現し、あるいは、遅くとも23年度 以降の遅くない時期に実現すべき目標 ソフト付加 :具体的施策による削減目標ばかりではなく、ソフト事業の推進による削減 効果を上乗せするために設定した数値。 高次最終:高次目標とソフト付加の合計。 1人日削減:1人1日あたりの削減量(削減目標) 高次最終(t/日)×10^6÷116,000人≒94g/人日 ごみ等のフローを図化すると、以下のようになる。 <現状・・・平成18年度> 集団回収量 総資源化量 6,417t 3,037t 再生処理等 5,886t 出 量 42,319t 家庭 25,287t 事業 17,032t 資源化 3,380t 排 燃やせるごみ 33,781t 直接埋立 2,652t 総焼却量 34,666t 埋立量 4,273t フェニックス埋立 4,929t 総埋立量 9,202t <目標・・・平成22年度、高次目標後> 集団回収量 総資源化量 13,111t 3,900t 再生処理等 10,079t 出 量 37,996t 家庭 23,922t 事業 14,074t 資源化 9,211t 排 燃やすごみ 25,674t 総焼却量 26,335t 直接埋立 2,243t 埋立量 2,450t フェニックス埋立 3,795t 総埋立量 6,245t <目標・・・平成22年度、実績> 集団回収量 総資源化量 6,509t 3,235t 再生処理等 5,397t 出 量 39,314t 家庭 25,477t 事業 13,837t 資源化 3,274t 排 燃やすごみ 31,908t 総焼却量 33,418t 直接埋立 2,009t 埋立量 2,555t フェニックス埋立 4,734t 総埋立量 7,289t 7.第3期審議会答申の検証(Ⅴ…ごみ処理有料化の状況) 審議会答申は、ごみ処理有料化について、ごみ等の減量化を進める上で望ましい施策 であるとの考え方を打ち出され、市に対して生活保護受給世帯や乳幼児・要介護老人等 の対策を講じつつ、その導入を図ることを求められている。 市では、答申を受けてごみ処理有料化について導入に向けた検討を行ったが、答申に おいて提言いただいた減量化・資源化対策を先行して実行することとなった。市民負担 や社会情勢を考慮した結果でもあり、今後の推移を見守りながら導入に向けたタイミン グを図っていくこととなる。
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