論述式試験 - 慶應義塾大学 法科大学院

平 成 1 6 年度
慶應 義塾大学大学 院入学試験 犀
法 務 研 究 科
法律科 目試験 (論述 式)
注 意
示 が あ るまで開 か ない こと。
1 指
等
の問題 冊 子は 8 貞 あ る。 試験 開始後 ただ ちに落 j , 乱 」 の有無 を確認 し, 異 常 が あ
2.こ
る場合 にはただ ちに監督 者 に中 し出 る こと。
3 . 受 験番 号 と氏 名 は, 解 答 用紙 ( 表) 上 の それぞれ指定 され た筒所 に必 ず記入す る こと。
4 解 答用紙 の※ を記 した空欄 内 には何 も言 いて は い けな い。
5 解 答 は科 I J ことに指定 された解答用紙 に 吾 くこと。 誤 った解答用紙 に解答 した場合 で も,
交付 には応 じな い。
解答 用紙 の交換 やF 手
か ら, l l R 次
, 実 線 内 に 一行 ず つ 書 き進 め る
6 . 答 案 は横 書 きと し, 角々答 用紙 ( 表) の 左 │ を
こと。
7 . 答 案 は, 黒 イ ンクの方年準 または ボ ー ル ペ ンで 語 くこと。
8.こ
の問題冊 r の 3 , 5 , 7 , 8 寅
は│ ′
1 紙で あ る。 ド 書 きの必 要が あれば, この 部分 を利
用 し, 解 各 用紙 を ド許 きに用 いて はな らない。
かれ た答案, 解 各 者 の特定 が ! ザ
能 な答案 は これ
9 . 注 意 に従 わず に 1 4かれ
雑 に│ キ
子 た答案, 舌し
を無効 とす ることが あ る。
1-
民 法
││1対
題 〕
ii起して い る。
以下 の記載 のよ うに事実 がオ
の 上場 を経常 す るか たわ ら, 自己所行 の 不動産 の賃貸 業 を して い る法人で あ る。
Aは 機械 部│,品
融資 を受 け,そ の際 に ド1己所有 の 甲 ビルに Bの ために抵 当権 を設
平成 6年 1月 , Aは B銀 行 か ら3億 i11の
定 し,そ れを続記 した。
平成 8年 4)J,Aは
取 ど1先Cと の間 で 機械部品 の継統 的売買 を開始 した。 この際 には,特 に基 本契約書 は
作 らず,な ん ら特約 も付 して いない。
`
融資 を受 けるに際 し,代 表 キの兄 Qを 物 L保 証人 と
人 Dか ら 1億 I11の
lt 4)1, Aはそ の代表者 の知十
1え
成 10イ
村
地 に抵 4権を設定 させ, さ らに向 こ う10年間 に得 られ るであろ う甲 ビルの賃貸料債権
して, Qの 行 す る乙_│を
Hl権
設定 とそ の金記 は, Aの 代表者 が Q
を十
巴保 と して Dに 譲渡 す る契約 を結 んだ。 しか し, こ の 乙 土地 の抵
て,Qの 代 Pl人 と称 して勝 子 に行 った もので あ った。
か ら預 か っていた権利証 と突印 および印錦品に明書 を││!い
1は 人 Rに 対す る今後 9年
平成 11年 4)1, Aと Dは ,前 年締結 した債権譲渡コ!保契約 に基 づ き,lPビ ルの生
に発生す る賃料債権 を 5000万円 の限度 で 譲渡 した ことを 「債権譲渡 の対抗要 件 に関 す る民 法 の 特 例等 に
│1増
│(1貴権譲渡特例法,平 成 10年10月施行)に よ つて登記 した。 ただ し, Rと の 関係 で は これ を通
│を
関す る法イ
匁│せず, Dは そ の ままAに 賃料 の円1収を 委任 した。
町に取 引先 C
平成 13年 1)1, Aは ,債 権 者 Eに 対 す る 4000万 円 の債務 の代物 弁済 と して, Aが 今後 5年 「
先掛代金債権 を,4000万 円 の 限度 で譲渡 す る こと と し, Eと の 間
に対 して発′
liさせ るで あろ う機械部 ri!1の
才
│も取 らなか った。
で そ の 旨 の債権譲渡契約 を結 んだが, こ の段 階 で は,債 務者 Cに は通知1せず,水 「
lt 8)1,Aは B銀 行 を は じめ とす る各債権拓 へ の返済 が滞 るよ うに な った。
平成 15イ
`
│を
成 15年12)1, Aは Eに 対す る 11記債権譲渡 を Cに 内容証明郵使 で通知 (民法 11の通知)し たが, こ の段
階 で Aは li記lRに対 す る賃貸料収入 を除 いて,資 力 が ほとん どな い状態 だ った。
す る13, D, Eは ,誰 に対 して どのよ うな法的
以 上の 事火関係 の もとで, いず れ もAに 対 して残債権 をf]‐
1収をIXIることがで きるかを述 べ な さい (Aに 対す る請求 は除 く)。 な お,破 産法 の
手段 を と って成債権 の│口
題 には触 れ る必 要 が ない。
││」
【参照条文】 債権譲渡 の 対抗 要件 に関す る民法 の特例等 に関す る法律
」。) を 譲渡 した場 合 にお い
人が債権 ( 指名債権 で あ って 金銭 の支払 を │ 1 的とす る もの に限 る。以 卜│ [ じ
第 2条 0法
己され た ときは, W 4 該 債権 の債 務 布以 外 の 第
て, H l 該 債権 の譲渡 につ き債権! ,渡
箕金記 フ ァイルに譲渡 の登i iが
i 拓につ いて は, 民 法第 四百 六 十L 条 の規定 による確定 日付 の あ る証 書 によ る道 知│ があ った もの とみ な す。
この場 合 にお いて は, u t 該登記 の │ 1 付を もって確定 1 1 付とす る。
渡登記J と い う。) が され た場 合 にお いて, `竹該債権 の 譲 渡 及 び そ の
2 1 1 竹攻 に規定 す る金だ ( 以 下 「債権1 譲
譲波 につ き債権譲波布記が され た ことにつ いて, 譲 渡 人若 しくは譲受 人が当該債権 の債務 者 に 第 八 条 第 二 項
.litt ll明
に規定 す る登記
書 を交付 して通 知 を し, 又はち該債 務 者が承諾 を した ときは, 当 該 債 務 持 につ いて
:ili業
と→ る。
も, 向竹:貞と「
( 第0 項 以下 略)
- 3-
刑
法
r「
日題 〕
Xは , Yか ら,CD― ROM l枚
を 引 き受 けた。 Xが CD―ROMの
を密 か に預 か って ほ しい と懇 市 され,事 情 の詳細 を一 切 聞 か ぬ ま ま, こ れ
内容 を調 べ てみ ると,A社
が 開発 を進 めて い る ソフ トウ エ アの試 作版 が
そ こには記録 されて いた。 そ の後, A社 の 内部事情 に詳 しい者 に尋 ねてみると,試 作版 を記録 した CD―ROM
が 何者 かによ リ ソフ ト開発部 か ら盗み 出 され,社 内 で密 か に問題 とされてい ることが分 か った。 Xは ,Yか
ら渡 された CD―ROヽ 1が それ に間違 いない と確信す るに至 ったが,そ の まま CD―ROMを
所 持 して いた。
数 日後,一 計 を案 じた Xは , A社 の ソフ ト開発 部長 Bと 連絡 を とり,「 100万 円 あれ ば 犯 人 か ら買 い戻 す こ
とがで きる。 100万 円 は セて替 えてお く。Jと 中 し向 けて了承 させ,後 [JBと 会 い,携 行 した CD―ROMと
)。なお,
ぢ1換えに現金 100万 円を得 て, これを費 消 した。 Xの 罪責 を明 らか にせ よ (特別法違反 の点 は除 く。
ROMは
Xが Yか ら預 か った CID―
た CD-ltOMを
, A社 か ら盗み 出 された CD―ROMそ
複製 した もので あ った場合 に結論 は変 わ るか。
-4-
の もので あ っ たが, そ れ が盗 まれ
―
D―
商
法
〔
問 題 〕
A社 代表執行役 Bは ,反 対派株主 の持株比率低下 をね らい,取 引先 Cに 対 して市場価格 の半額 で大量 のA
社新株 を発行 し, Cに よる払込 も党 Fし た。 この新株発行 にあた って Bに 新株発行 の決定 を委 ねた取締役会
で は,反 対派 の取締役 には招集通知 がな されて いなか った。 また,株 主総会 の特別決議 は経 て い るが,事 務
子続 の ミスによ り,一 部 の株 主 に当該総会 の招集通知 が発信 されて いなか った。右新株発行 によ りA社 の株
式 の 市場価格 は 3分 の 2に 低 下 して いる。 このよ うな事実 関係 の もと,A社
の既存株 主Dは 何 らか の法的手
段 を採 りた い と考 えて い る。 いかな る法 的手段 を採 ることがで きるか,商 法上 の問題点 を指摘 しなが ら論 じ
な さい。
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