平成28年度 科目 現代社会 科目担当者 学習の到達目標 単位 2 学年 学科 現代社会シラバス 1 総合学科・海洋技術科 校長 教頭 教頭 當 間 憲 使用教科書 「高等学校 新現代社会」(第一学習社) 人間の尊重と科学的な探究の精神に基づいて,広い視野に立って,現代の社会と人間についての理解を深めさ せ,現代社会の基本的な問題について主体的に考察し公正に判断するとともに自ら人間としての在り方生き方 について考察する力の基礎を養い,良識ある公民として必要な能力と態度を育てる。 評価の観点 a.関心・意欲・態度 現代社会の基本的問題と人間 にかかわる事柄に対する関心 を高め,意欲的に課題を追究す るとともに,社会的事象を総合 的に考えようとする態度と民 主的・平和的なよりよい社会の 実現に向けて参加,協力する態 度を身に付け,現代社会に生き る人間としての在り方生き方 について自覚を深めようとす る。 学期 月 1 学 期 4 | 5 月 時 間 2 2 b.思考・判断・表現 現代社会の基本的問題と人間 にかかわる事柄から課題を見 いだし,社会的事象の本質や人 間としての在り方生き方につ いて広い視野に立って多面 的・多角的に考察するととも に,社会の変化や様々な立場, 考え方を踏まえ公正に判断し, その過程や結果を様々な方法 で適切に表現する。 d.知識・理解 現代社会の基本的問題と人間 としての在り方生き方にかか わる基本的な事柄や,学び方を 理解し,その知識を身に付けて いる。 学習項目 学習内容(ねらい)および評価の観点 第1編 私たちの生きる 社会 世界のさまざまな課題 1.環境と私たちの生活 ①かけがえのない地球 ②地球環境のいま(1) ③地球環境のいま(2) ④私たちの地球を守るた めに ・これから学習していくさまざまな課題が世界には存在し ていることを理解する。 ・地球規模の環境問題にはどのようなものがあるかを,書 籍やインターネットなどを用いて調べ,理解する。 ・さまざまな環境問題と人間の活動とのかかわりについて, 教科書掲載の写真や地図を使いながら理解する。 ・環境問題への国際的取り組みを踏まえ,自然と共生する よりよい環境を次の世代に引き継ぐためにはどうしたら よいか考える。 ・地球の温暖化対策や森林破壊への考察を通して,幸福, 正義,公正など社会のあり方を考察する基盤を理解する。 ・資源の有限性について理解を深め,原子力発電の問題を 例に,資源・エネルギー問題について多角的に考える。 ・資源・エネルギー問題について,書籍やインターネット などを用いて調べ,理解する。 ・エネルギー政策の見直しとともに新エネルギーの現状に ついて理解し,省エネルギーと循環型社会について考え る。 ・資源・エネルギー問題の考察を通して,幸福,正義,公 正など社会のあり方を考察する基盤を理解する。 2.資源・エネルギー問 題と私たちの生活 ①限りある資源 ②資源問題の解決をめざ して a b c d ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 3.科学技術の発達と私 たちの生命 ①科学技術の発達と生命 ②生命倫理をめぐる問題 ・科学技術の発達が社会や生活をどのように変えてきたか ○ ○ 考える。 ・医療の発達により,人類がはじめて直面する問題が生じ ○ ○ ていることを,具体的事例をあげて考える。 ・生命倫理をめぐる問題について,どのようなものがある ○ ○ ○ か新聞やインターネットなどで調べ,それらについて現 状と課題とまとめる。 ・生命にかかわる課題の考察を通して,幸福,正義,公正 ○ など社会のあり方を考察する基盤を理解させる。 4.高度情報社会と私た ちの生活 ①情報の高度化の進展 ②高度情報社会の課題 ・高度情報社会とは何かについて理解し,情報化の進展が ○ ○ ○ ○ 社会に及ぼす影響について,新聞やインターネットなど を使って調べ,理解する。 ・高度情報社会で生きていくために必要な知識を身に着け ○ 課題についてどう取り組めばよいか考えることを通し て,幸福,正義,公正など社会のあり方を考察する基盤 を理解する。 2 2 c.資料活用の技能 現代社会の基本的問題と人間 にかかわる事柄に関する諸資 料を様々なメディアを通して 収集し,有用な情報を主体的に 選択し活用して学び方を身に 付ける。 評価方法 ・授業態度 ・発問評価 ・提出課題 ・定期考査 学期 月 学習項目 学習内容(ねらい)および評価の観点 1 学 期 5 第2編 現代社会と人間 としてのあり方生き方 第1章 青年期と自己の 形成 私たちの一日と青年期 ①青年期とは ②青年期を充実させるた めに ③自立に向けて ④伝統や文化とのかかわ り ⑤社会とのかかわり ⑥私たちの生きがい 第2章 個人の尊重と法 の支配 私たちの一生と法 ①個人と国家 ②基本的人権と法の支配 ③世界の政治体制 ・人生の中で青年期はどのような意味をもつのか考え,青 年期におけるさまざまな悩みと,それを克服するために はどのようにすればよいか考える。 ・一人前の人間として自立するためには何をしたらよいか 考える。 ・伝統や文化と自らの行動様式や考え方との関係について 考察する。 ・職業のもつ意味,社会に参加することの意義について書 籍やインターネットで調べ,一人ひとりが社会づくりに 参画していく必要のあることを理解する。 ・生涯にわたって学習していくことの意義を考える。 第3章 現代の民主政治 と政治参加の意義 私たちの町と政治 ①日本国憲法の基本原理 ②平和主義と日本の安全 保障 ③冷戦終結後の防衛問題 ④平等に生きる権利と自 由に生きる権利 ⑤豊かに生きる権利 ⑥新しい人権 ⑦基本的人権と公共の福 祉 ・日本国憲法の成立過程や明治憲法との比較,天皇の地位 の変化,日本国憲法の三つの基本原理について主体的に 理解する。 ・平和主義をめぐって,どのような動きがあったのかを理 解する。また,自衛隊をめぐる問題について理解する。 ・日米安保体制はどのような背景から生まれ,どう変化し てきたのか理解する。 ・身のまわりの偏見や差別・不平等,自由権が保障されて いない問題について調べ,その解決策を考える。 ・社会権が私たちの生活をどのように変えたかを考える。 また,新しい人権にはどのようなものがあるか理解する。 ・基本的人権と公共の福祉の関係について理解し,社会に おける望ましい解決策を,新聞などさまざまな情報手段 を活用して調べ,話し合う。 4 6 3 4 7 ⑧国会の運営と権限 ⑨内閣と行政の民主化 ⑩裁判所と人権保障 ⑪法と私たちの生活 5 2 学 期 9 ⑫地方自治と住民の福祉 ⑬選挙制度の現状と課題 ⑭世論の形成と政治参加 3 4 第4章 国際政治の動向 と日本の役割 国際政治の動向と私たち にできること ①国家主権と国際法 ②国際連合の役割 ③第二次世界大戦後の国 際社会 ④冷戦終結後の国際社会 ⑤核兵器の廃絶と国際平 和 a b c d ○ ○ ○ ○ ○ 評価方法 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ・私たちの生活と政治や国家のかかわりについて関心を高 ○ ○ め,国家はどのような考え方を背景につくられたのかを 理解する。 ・基本的人権が保障されるにいたった経緯を,さまざまな ○ ○ 情報手段で資料を収集し,具体的事例をあげて考察し, 理解する。 ○ ○ ・世界のおもな政治体制について教科書の図などを使って ○ 理解し,真の民主政治の実現と関連させて考察する。 ・議会制民主主義とはどのようなものか,国権の最高機関 である国会について理解する。 ・議院内閣制のしくみ,内閣の組織と権限について理解し, 行政の民主化のために何が必要か考える。 ・裁判所のパンフレットなどを入手して裁判員制度を含む 公正な裁判のための制度について理解する。また,憲法 を守るための裁判所の権限について理解する。 ・法と道徳の違いについて考え,お互いが幸福な生活を送 るために必要な法について話し合う。 ・地方自治の意味と地方自治の発展のための課題について 自分自身の問題として具体的に考える。 ・国会議員の選挙制度はどのようなしくみか,また,どの ような課題があるのかを理解する。 ・国民が政治に参加する方法にはどのようなものがあるか さまざまな手段を使って調べ,住民にとって生活しやす い政治のために必要な行動を話し合う。 ・主権国家とはどのようなものか,国際社会における国際 法の役割と限界について理解する。 ・国連の成立,役割と課題について理解する。 ・第二次世界大戦後の国際社会と冷戦終結前後の国際社会 の状況について,年表を使って整理し,理解する。 ・核兵器を廃絶するためにどのような取り組みがおこなわ れているか,また,国際平和のために何をしなければな らないか,さまざまな情報手段を活用して調べ,まとめ る。 ・核兵器の問題についての知識を身につけ,それを廃絶す るために何をしなければならないかを理解する。 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ・授業態度 ・発問評価 ・提出課題 ・定期考査 学期 月 学習項目 2 学 期 10 ⑥地域紛争と人種・民族 問題 ⑦国境と領土問題 ⑧日本の役割と私たちの 生き方 3 10 5 11 8 12 6 3 学 期 1 6 学習内容(ねらい)および評価の観点 a b c d ・民族や宗教の対立による紛争にはどのようなものがある ○ ○ ○ か,人種・民族紛争の実態,難民問題について理解する。 ・国境と領土問題や日本の領土問題について,教科書の写 真・地図を使用して理解する。 ○ ○ ・日本の外交の基本方針を理解し,アジアの一員としての ○ ○ 日本の役割について考える。 ・国際社会における日本の役割,国際社会の一員として何 をすべきか考える。 ○ ○ ○ 第5章 現代の経済社会 と私たちの生活 私たちの町と経済 ①経済と私たちの生活 ②経済体制の変容 ③現代の企業 ④市場のしくみ ⑤経済成長と景気変動 ・私たちの生活と密接にかかわる経済の基本的なしくみを ○ ○ ○ 理解し,資本主義経済と社会主義経済の特徴を理解する。 ・企業の活動内容,企業の負っている社会的責任について 理解し,株式会社の特徴についてまとめる。 ○ ○ ・市場の基本である「需要と供給との関係」について,正 ○ ○ しく理解する。 ・国民所得について,教科書に掲載されている図版を適切 ○ ○ ○ ○ に使用し,理解する。 ・景気変動について理解し, ・経済成長は生活にどのような 変化を与えるかを,具体的事例をあげて考える。 ○ ○ ○ ⑥財政のしくみと税金 ⑦金融機関のはたらき ⑧戦後日本経済のあゆみ ⑨日本経済の現状と展望 ⑩技術革新の進展と産業 構造の変化 ⑪中小企業の現状と役割 ⑫食の安全とこれからの 日本の農業 ・政府はどのような経済的役割をもっているかを理解する。 ○ ○ ○ ・財政にはどのような機能と役割が求められているか,日 本の財政の課題は何かを理解する。 ○ ○ ・金融機関の果たしている役割,中央銀行の金融政策につ ○ ○ いて理解する。 ・第二次世界大戦終結から現在まで,日本の経済発展のあ ゆみについて年表を使って理解し,現在の日本経済の課 ○ ○ ○ ○ 題と新たな取り組みについて考える。 ・技術革新の進展による生活の変化,産業構造の変化,経 済のサービス化・ソフト化について,新聞やインターネ ○ ○ ○ ットを活用して身近な問題と関連させて考察する。 ・中小企業の現状と役割について理解する。 ・日本の農業政策の推移を理解し,これからの日本の農業, 食料政策などの問題について考える。 ○ ○ ○ ○ ○ ・労働運動の展開と労働基本権について理解し,近年の雇 ○ ○ 用事情の変化について考える。 ・雇用事情の変化とさまざまな労働問題について,具体的 ○ ○ ○ 事例をあげて多角的に考察する。 ○ ○ ・公害の原因と,それに対する国・企業の責任について理 解し,公害を防止するためにはどうすべきか考える。 ・消費者は契約についてどのような自覚が必要かを考え, ○ ○ ○ 消費者問題に対する企業の責任や国の対策について理解 する。 ○ ・日本の社会保障制度の特徴,少子高齢社会の課題につい ○ ○ て理解する。 ・消費者問題,日本の社会保障について,さまざまな情報 ○ ○ ○ 手段を活用して情報を収集し,調査した内容をまとめて 話し合うなど,適切に表現する。 ・自由貿易と保護貿易の違いについて考え,自由貿易を進 ○ ○ ○ めるための国際機関の機能と役割について理解する。 ・自由貿易推進のために国際的な協調体制がとられてきた 経緯を理解し,国際収支の変化,為替相場の変動が経済 ○ ○ ○ に及ぼす影響について理解する。 ・貿易の意義,円高・円安の生じる理由,経済のグローバ ル化について考え,身近な事例をもとにレポートを作成 ○ ○ ○ するなど,適切に表現する。 ・日本の貿易やアメリカ,アジアなどの貿易について理解 し,貿易の拡大とそれにともなう貿易摩擦について,具 ○ ○ 体的事例をあげて考察する。 ・国際経済機構や地域的経済統合にはどのようなものがあ るか理解する。 ○ ○ ・南北問題の原因,発展途上国のかかえている問題につい て理解し,南北問題解決のために日本は何をすべきか考 ○ ○ ○ える。 ⑬雇用と労働問題 ⑭労働環境の整備 ⑮公害の防止から環境保 全へ ⑯消費者問題と消費者主 権 ⑰社会保障と福祉社会 ⑱これからの社会保障 第6章 国際経済の動向 と日本の役割 国際経済の動向と私たち にできること ①国際分業と貿易 ②国際経済体制のあゆみ ③国際収支と為替相場 ④国際経済の動向 ⑤進む地域的経済統合 ⑥発展途上国の経済と南 北問題 ⑦国際社会のこれから 評価方法 ・授業態度 ・発問評価 ・提出課題 ・定期考査 学期 月 学習項目 学習内容(ねらい)および評価の観点 3 学 期 2 第7章 民主社会に生きる 倫理 私たちの悩みと倫理 ①豊かな人生を求めて ②日本の伝統的な考え方 ③近代の西洋社会に見ら れる考え方 ④近代市民社会から大衆 社会へ ⑤他者とともに生きる ⑥豊かな社会の実現に向 けて 第3編 ともに生きる社会 をめざして ケーススタディ ①社会保障と消費税 ②クジラは野生保護動物 か,水産資源か ③人口問題と私たちの未来 ・哲学や宗教の役割を理解するとともに,人生を豊かに生 きるとはどういうことなのかを多角的に考察する。 ・日本の伝統意識を理解し,生活の中での仏教や儒教,西 洋思想の影響について,具体的事例をあげて考察する。 ・人間の尊厳や科学的なものの考え方,民主的社会を樹立 するために必要な考え方の理解を深めるため,図版や原 典資料を適切に使用する。 ・平等な社会の実現には,偏見を取りのぞき,主体的に努 力することが求められていることを理解する。 ・差別を生み出す偏見について考え,それを克服して,と もに生きるために私たちは何をすべきか,自分自身の問 題として考える。 ・教科書に掲載されている図版や写真・資料などを適切に 使用し,政治課題としてよく取り上げられる消費税につ いて考えたり,捕鯨問題について考えたり,人口問題を 通して私たちの未来を考察したりする。 ・調べた内容をまとめて発表したり,レポートを作成した りするなど,適切に表現する。 6 3 5 総時数 70 a b c d ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 評価方法 平成28年度地理Aシラバス 第2学年総合学科、海洋技術科 単位数2 校長 印 教頭 教科書:高校生の地理A(帝国書院) 科目の目標:現代世界についての地理的認識を深め、国際社会における立場と役割を考えさせる。 印 教頭 印 単 元 月 4 単元名 第 1章 旅からとらえる現代世界 1 部 1 旅の目的はいろいろ 現 代 世 界 の 特 色 2 海外旅行を身近にしたもの と 世 界 の 諸 地 域 3 丸い地球と平らな地図 の 課 題 4 緯度が違うと何が違う 5 経度が違うと何が違う 6 ほかの国にはいるというこ とは? 時 数 学習の目標 及び内容 評価規準 ◆世界の観光地の特徴や観光の形態につ いて理解する。 ◆観光収入と観光客の移動を考察する。 【関】世界の観光地や観光の形態について,関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとして いる。 【思】観光収入と観光客の移動に関する課題を見出し,地域性をふまえて多面的・多角的に考察し,その過程 や結果を適切に表現している。 【技】世界の観光地や観光客の移動に関する地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択し て,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】国際的な観光の広がりについて,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 1 ◆世界のインターネット普及など,情報通信 技術が発達してきたことを理解する。 ◆通信・交通網の発達により,地球規模での 国際交流が活発化したことを理解する。 ◆航空交通におけるハブ空港の重要性を理 解する。 ◆通信・交通網の変化による影響を考察す る。 【関】世界を結ぶ通信や交通に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】通信・交通網の発達について,日常生活との関連や国際社会の変化をふまえて多面的・多角的に考察 し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】通信の発達に関する地図・統計や交通網の地域性や動向に関する諸資料を収集し,有用な情報を選択 して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】世界を結ぶ通信や交通網について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,それらの知識を身につけ ている。 1 ◆球面である地表面を平面である世界地図 に表現する際に生じるひずみについて考察 する。 ◆地球を地図におきかえるさまざまな図法 について考察する。 ◆正積図,正距方位図,正角図の特徴と利 用方法を理解する。 1 1 1 1 7 国どうしのまとまり 1 8 モノの産地はいろいろ 1 【関】球面と平面で表される世界に対する関心と課題意識を高め,それらを意欲的に追究し,捉えようとしてい る。 【思】地球を地図におきかえるさまざまな方法について,地域性や日常生活との関連をふまえて多面的・多角 的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】地球儀やさまざまな図法の地図を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりし ている。 【知】地球儀と地図との違いや,図法によって距離・方位・面積などの表現の特徴が異なることを理解し,それ らに関する知識を身につけている。 ◆白夜の地域と日本とを比較させ,緯度や 【関】地上の現象と地球上の位置についての関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとして いる。 経度の基本的なしくみを理解する。 ◆地球の自転と公転が季節に関係している 【思】地上の現象と地球上の位置について,地域性や日常生活との関連をふまえて多面的・多角的に考察し, その過程や結果を適切に表現している。 ことを捉える。 ◆緯度の違いが,世界各地の気候に影響を 【技】地上の現象や地球上の位置に関する諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり図表などに まとめたりしている。 与えていることを理解する。 【知】地球上での位置や,緯度・経度の概念を習得するとともに,それらに関する知識を身につけている。 ◆経度の違いと時差のしくみについて身近 な題材に即して理解する。 ◆経済活動をはじめ,私たちの生活に時差 がもたらす影響を理解する。 ◆サマータイム制度を実施している国や地 域の特徴について考察する。 【関】経度の違いと時差のしくみについて関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしてい る。 【思】時差とそのしくみについて,日常生活との関連をふまえて多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適 切に表現している。 【技】時差に関する地図や諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしてい る。 【知】経度の違いと時差について,基本的な事がらを理解し,それらの知識を身につけている。 ◆国家の領土・領空・領海の範囲について 理解する。 ◆国境にはさまざまな形態や性格があるこ とに気づかせ,その意味を理解する。 ◆日本の位置と排他的経済水域の範囲や 資源の利用について理解する。 ◆日本が抱える領土問題について考察す る。 【関】国家の領域と国境,日本の領域と領土問題に対する関心と課題意識を高め,それらを意欲的に追究し, 捉えようとしている。 【思】日本の領域と領土問題に関する課題を見出し,それを地域性や歴史的背景,日常生活との関連をふま えて多面的・多角的に考察し,国際社会の変化を考え,その過程や結果を適切に表現している。 【技】国家の領域や日本の位置と排他的経済水域の範囲に関する地図や統計・画像などの諸資料を収集し, 有効な情報を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】国家の領域とさまざまな国境,日本の領域と領土問題について,基本的な事がらを理解し,それらの知 識を身につけている。 ◆国家間の利害関係を調整するために発足 した国際連合の目的を理解する。 ◆世界各地で発足した組織から,経済的な 地域の結びつきが強まっていることを考察す る。 ◆経済面以外で軍事同盟を目的とした国家 間の結びつきを理解する。 【関】結びつきを強める現代社会に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしてい る。 【思】国と国との結びつきの変化について,地域性や歴史的背景,日常生活との関連をふまえて多面的・多角 的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】国家間の結びつきの変化や,現代世界の経済機構を表す地図や統計などの諸資料を収集し,有用な情 報を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】国家間の結びつきの変化や現代世界の経済機構,国連の役割などについて理解し,それらの知識を身 につけている。 ◆日本の貿易品目の変化について考察す 【関】拡大する世界の貿易に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】日常生活を支えている輸入品の地域性や歴史的背景,国際社会の変化をふまえて多面的・多角的に考 る。 ◆貿易の自由化が進められ,地域内の経済 察し,その過程や結果を適切に表現している。 的結びつきを強める協定が拡大していること 【技】貿易の地域性や動向に関する諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり図表などにまとめ たりしている。 を理解する。 【知】貿易の地域性やその動向・経済的結びつきの強まりについて,基本的な事がらや追究の方法を理解し, その知識を身につけている。 2章 世界の自然環境と文化 1節 地形 5 1 躍動する大地 2 川がつくる地形 1 1 ◆地形を形成する内的営力と外的営力につ いて,その原動力と作用を理解する。 ◆内的営力と外的営力の影響を受けて,今 後も地形は変化し続けるという点を理解す る。 【関】世界の大地形に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】自然環境を形成する地形について,地域性や歴史的背景,日常生活との関連をふまえて多面的・多角 的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】世界の大地形に関する地図などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり図表などにま とめたりしている。 【知】内的営力と外的営力に関する基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 ◆河川がつくる山地・平野の地形の種類や 特徴と人々の生活との関係を理解する。 ◆河川の流れに沿って周辺地域の地形とそ の土地利用が移り変わっていくことを理解す る。 【関】山地・平野の地形と人々の生活との関係性について,関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し, 捉えようとしている。 【思】山地・平野の地形と人々の生活との関わりについて,日常生活との関連をふまえて多面的・多角的に考 察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】河川がつくる山地・平野の地形に関する地図や画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読 み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】山地・平野の地形と生活との関わりについての基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身に つけている。 1 単 元 月 単元名 時 数 学習の目標 及び内容 評価規準 ◆海岸でみられる地形の特徴と,その利用 【関】海岸の地形と人々の生活との関係性について,関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えよ 方法や人々の生活との関わりについて理解 うとしている。 【思】海岸の地形と人々の生活との関わりについて,地域性や日常生活との関連をふまえて多面的・多角的に する。 3 海岸でみられる地形 考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】海岸地形に関する地図や画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり図表などに まとめたりしている。 【知】海岸地形と人々の生活との関わりについて,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につ けている。 1 ◆氷河地形・カルスト地形の特徴やそれらが 【関】氷河地形・カルスト地形に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 みられる地域の人々の生活との関わりにつ 【思】氷河地形・カルスト地形について,地域性をふまえて多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に 表現している。 いて理解する。 4 氷河地形・カルスト地形 【技】氷河地形・カルスト地形を表す地図や画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり 図表などにまとめたりしている。 【知】氷河地形・カルスト地形と人々の生活との関わりについて,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その 知識を身につけている。 1 2節 気候 ◆気候の特徴と人間生活との関わりについ て考察する。 ◆気候は,気温・降水量・風などの気候要素 から構成されていることを理解する。 1 ◆気候は緯度・高度・地形・海流などの気候 因子の影響を受けていることを理解する。 ◆大気大循環の特徴を理解する。 ◆ケッペンの気候区分と分布の特徴を理解 する。 ◆熱帯の各気候区の分布や特徴を理解す る。 ◆熱帯地域にはどのような植生や土壌がみ 1 られるかを理解する。 ◆熱帯地域に暮らす人々の生活について理 解する。 【関】機構と人間生活との関わりに対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしてい る。 【思】自然環境を形成する気候について,地域性や日常生活との関連をふまえて多面的・多角的に考察し,そ の過程や結果を適切に表現している。 【技】大気大循環の模式図やケッペンの気候区分と分布に関する地図や統計・画像など,気候に関する諸資 料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】気温・降水量・風などの気候要素や緯度・高度・地形・海流などの気候因子について,基本的な事がらや 追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 1 ◆乾燥帯の各気候区の分布や特徴を理解 する。 ◆降水量の少ない乾燥帯に暮らす人々の生 活について理解する。 【関】乾燥帯の気候と人々の生活に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしてい る。 【思】乾燥帯の各気候区の地域性や降水量の少ない乾燥帯地域に暮らす人々の生活を多面的・多角的に考 察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】乾燥帯の各気候区の分布や特徴について地図や統計・画像などの諸資料を収集し,読み取ったり図表 などにまとめたりしている。 【知】乾燥地域に暮らす人々の生活について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけ ている。 【関】温帯の気候と人々の生活に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 4 温帯の気候と人々の生活 1 ◆温帯の各気候区の分布や特徴を理解す 【思】温帯の各気候区の地域性や季節の変化に富む温帯に暮らす人々の生活を多面的・多角的に考察し,そ る。 ◆季節の変化に富む温帯に暮らす人々の生 の過程や結果を適切に表現している。 【技】温帯の各気候区の分布や特徴について地図や統計・画像などの諸資料を収集し,読み取ったり図表な 活について理解する。 5 亜寒帯・寒帯の気候と人々 の生活 1 1 地域による気候の違いと 人々の生活 2 熱帯の気候と人々の生活 6 3 乾燥帯の気候と人々の生活 【関】熱帯の気候と人々の生活に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】熱帯の各気候区の地域性や熱帯地域に暮らす人々の生活を多面的・多角的に考察し,その過程や結果 を適切に表現している。 【技】熱帯の各気候区の分布や特徴について,地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択し て,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】熱帯地域に暮らす人々の生活について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけ ている。 どにまとめたりしている。 【知】温帯地域に暮らす人々の生活についての基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけ ている。 ◆亜寒帯・寒帯の各気候区の分布や特徴を 【関】亜寒帯・寒帯の気候と人々の生活に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとし ている。 理解する。 ◆寒さの厳しい亜寒帯・寒帯に暮らす人々 【思】亜寒帯・寒帯の各気候区の地域性や冷涼な亜寒帯と極寒の寒帯に暮らす人々の生活を多面的・多角的 に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 の生活について理解する。 【技】亜寒帯・寒帯の各気候区の分布や特徴について,地図や統計・画像などの諸資料を収集し,読み取った り図表などにまとめたりしている。 【知】亜寒帯・寒帯地域に暮らす人々の生活について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身 につけている。 3節 文化 1 宗教・言語と人々の生活 2 生活・文化のグローバル化 ◆世界の三大宗教をはじめとする主要な宗 教の特徴や,それらが信仰されている地域 の分布を捉え,宗教と人々の生活との関わ 0.5 りについて考える。 ◆生活と言語との関わりや公用語について 理解する。 1 3章 世界の諸地域の生活・文化 1 中国 1 中国の自然 2 多民族国家と社会 1 1 【関】生活と宗教・言語の関わりに対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしてい る。 【思】世界の諸地域にみられれる宗教・言語と人々の生活との関わりについて,多面的・多角的に考察し,そ の過程や結果を適切に表現している。 【技】世界の宗教の分布と宗教別人口や公用語・言語別人口を表す地図・統計などの諸資料を収集し,有用 な情報を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】世界の諸地域にみられる言語や宗教がそれぞれの生活・文化をはぐくんできたことを理解し,その知識を 身につけている。 ◆グローバル化が進む世界について,その 【関】生活・文化のグローバル化に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしてい 影響を身近な生活と照らし合わせて考察す る。 【思】文化の画一化が進んでいることや異なる文化をもつ人々が接する機会が増加することで生じる課題を見 る。 ◆文化の画一化に対して,地域固有の文化 出し,それを地域性や歴史的背景,日常生活との関連をふまえて考察し,その過程や結果を適切に表現して や特色を大切にする動きがあることを理解 いる。 【技】グローバル化のなかの地域性に関する資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり図表などに する。 まとめたりしている。 【知】生活・文化のグローバル化をめぐる諸課題について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識 を身につけている。 ◆内陸部と沿海部,北部と南部の違いに注 目して,中国の自然環境の地域差を考察す る。 ◆どのような自然環境の地域に人口が集中 しているかを理解する。 【関】中国の自然環境に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】中国の内陸部と沿岸部,北部と南部の自然環境の違いについて多面的・多角的に考察し,その過程や 結果を適切に表現している。 【技】中国とその周辺の自然環境を表す地図や画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取っ たり図表などにまとめたりしている。 【知】中国の自然環境について,人口分布の特徴と関連させながら基本的な事がらや追究の方法を理解し, その知識を身につけている。 ◆中国の社会が日本とどのように異なるか を理解する。 ◆中国が多民族国家であることや,その民 族の分布の特徴を捉える。 ◆巨大な人口をもつ中国の人口問題とその 解決への取り組みを理解する。 【関】中国の歴史と社会に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】中国社会が日本とどのように異なるのかを地域性,歴史的背景をふまえて多面的・多角的に考察し,そ の過程や結果を適切に表現している。 【技】中国の民族分布・人口密度の地図や統計などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり 図表などにまとめたりしている。 【知】巨大な人口をもつ中国の社会構造や多民族国家であることなど,基本的な事がらや追究の方法を理解 し,その知識を身につけている。 2 単 元 月 単元名 時 数 7 3 中国の食文化と農業の変 化 1 4 工業の発展と生活の変化 1 学習の目標 及び内容 評価規準 ◆気候と農業との関係と,地域により異なる 食文化について理解する。 ◆農村に暮らす人々の生活がどのように変 化してきたかを考察する。 ◆高度経済成長のなかで,中国が抱える農 業の問題について理解する。 【関】13億人の食を支える中国の農業に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとし ている。 【思】中国が抱える農業に関する課題を見出し,それを地域性や歴史的背景をふまえて多面的・多角的に考 察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】中国の農業分布や各地域の雨温図などの諸資料から,有用な情報を選択して,読み取ったり図表などに まとめたりしている。 【知】中国の農業をめぐる動向や農村生活の変化について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知 識を身につけている。 ◆中国における工業化の変遷と,「世界の工 【関】中国が「世界の工場」と呼ばれるようになったことへの関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し, 場」と呼ばれるようになった背景について理 捉えようとしている。 【思】急進する工業と資源や環境をめぐる課題を見出し,それを地域性や歴史的背景をふまえて多面的・多角 解する。 ◆工業化の進展でどのような課題が生まれ 的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】中国の資源や工業に関する地図や統計などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり図 ているのか考察する。 表などにまとめたりしている。 ◆大量の資源を消費する中国の資源とエネ 【知】中国の鉱工業について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 ルギーの課題について理解する。 5 中国の課題 1 ◆経済発展に伴い,都市に暮らす人々の生 活が変化し,世界の市場として世界各国が 注目していることを理解する。 ◆都市と農村,沿岸部と内陸部の経済格差 とその格差を埋めるための対策について考 察する。 【関】中国の経済発展に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】都市生活の変化と農村との格差拡大に関する課題を見出し,歴史的背景をふまえて多面的・多角的に 考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】中国国内の経済格差を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取っ たり図表などにまとめたりしている。 【知】中国の経済発展や地域格差について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけて いる。 2節 韓国 ◆朝鮮半島の自然環境について,日本との 【関】朝鮮半島の自然環境に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】朝鮮半島の自然環境について日本との類似点と相違点を見出し,日常生活との関連をふまえて多面的・ 類似点と相違点に注目して考察する。 1 韓国の自然 多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】朝鮮半島とその周辺の自然環境を表す地図や画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読 み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】大陸に連なる朝鮮半島の自然環境について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身に つけている。 1 2 韓国の文化と歴史 1 ◆韓国の歴史と文化は日本と関わりが深い ことを理解する。 ◆日本と朝鮮半島をめぐる歴史や,韓国と 北朝鮮との関係について考察する。 ◆日本の大衆文化を具体例として,日本と 韓国との相互交流について理解する。 【関】韓国の歴史と日本との交流に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしてい る。 【思】日本と朝鮮半島をめぐる関係性について,歴史的背景,日常生活との関連をふまえて考察し,その過程 や結果を適切に表現している。 【技】朝鮮半島の歴史と日本との交流に関する諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり図表な どにまとめたりしている。 【知】韓国の歴史や文化について,日本との関わりをふまえながら基本的な事がらや追究の方法を理解し,そ の知識を身につけている。 3 韓国の産業と生活の変化 ◆韓国の急速な工業の発展はどのようにな しえたかを理解する。 ◆経済成長に伴う都市への人口集中や 1 人々の生活の変化について考察する。 【関】韓国の産業の急速な発展に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】輸出主導の工業発展や,経済成長に伴う都市への人口集中など都市と農村の変化をめぐる課題を見出 し,歴史的背景をふまえて多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】朝鮮半島の鉱工業や都市生活の変化に関する諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり 図表などにまとめたりしている。 【知】韓国の産業の発展と生活の変化についての基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につ けている。 1 ◆東南アジアの自然環境について,季節風 (モンスーン)の特徴に着目して理解する。 ◆季節風(モンスーン)の影響と,雨季と乾 季の降水量の違いについて考察する。 【関】東南アジアの自然環境に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】東南アジアの自然環境について,季節風(モンスーン)の影響に着目して多面的・多角的に考察し,その 過程や結果を適切に表現している。 【技】東南アジアの自然環境を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み 取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】季節風(モンスーン)の影響を受ける東南アジアの自然環境について,基本的な事がらや追究の方法を理 解し,その知識を身につけている。 1 ◆東南アジアの歴史や,植民地支配とモノカ ルチャー経済との関係について理解する。 ◆東南アジアの多様な民族と文化について 理解する。 【関】東南アジアの歴史と民族に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】東南アジアの歴史や多様な民族と文化について,多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表 現している。 【技】東南アジアの歴史や言語・宗教について,地図や統計などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して, 読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】東南アジアの歴史をめぐる植民地支配とモノカルチャー経済との関係性や,多民族・多文化社会につい ての基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 3節 東南アジア 1 東南アジアの自然 2 東南アジアの歴史と文化 ◆東南アジアでさかんに行われている稲作 【関】東南アジアの農業とその変化に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしてい る。 の特徴について理解する。 ◆商品作物栽培の変化について理解する。 【思】東南アジアの稲作や商品作物栽培の変化から課題を見出し,地域性をふまえて多面的・多角的に考察 3 東南アジアの農業 9 4 工業の発展とASEAN し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】東南アジアの農業地域を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み 取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】東南アジアの農業の変化について,基本的な事がらや追究方法を理解し,その知識を身につけている。 1 1 ◆モノカルチャー経済からの脱却のため,各 国で進められた工業化の特徴を理解する。 ◆ASEAN域内の結びつきと,近隣諸国との 関係について理解する。 【関】東南アジアの工業の発展やASEAN域内の結びつきと近隣諸国との関係に対する関心と課題意識を高 め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】モノカルチャー経済と各国で進む工業化の課題を見出し,歴史的背景をふまえて多面的・多角的に考察 し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】東南アジアの資源の分布や工業に関する地図や統計などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して, 読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】東南アジアの工業化について,モノカルチャー経済からの脱却やASEANの役割をふまえて,基本的な事 がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 4節 南アジア ◆インドとその周辺の自然環境について,山 【関】インドとその周辺の自然環境に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしてい 脈や平野の位置,河川の流れや季節風(モ る。 【思】インドとその周辺の自然環境について,山脈に囲まれた地形と季節風(モンスーン)の影響に着目して多 ンスーン)などに注目して理解する。 1 南アジアの自然 2 ヒンドゥー教の世界と人々 の生活・文化 面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】インドとその周辺の自然環境を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して, 読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】インドとその周辺の自然環境の特徴について,山脈の位置や季節風(モンスーン)の影響と関連させなが ら基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 1 1 ◆インド世界と呼ばれる南アジアの国々の 歴史と,異なる宗教における対立があったこ とについて理解する。 ◆ヒンドゥー教の特徴と社会集団としての ジャーティについて理解する。 【関】インド世界の歩みとヒンドゥー教に対する関心を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】インドのヒンドゥー教を中心とした社会について,歴史的背景をふまえ,地域の変容の実態を多面的・多 角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】インドとその周辺の国々の歩みや宗教を表す地図・統計などの諸資料を収集し,有用な情報を選択し て,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】インドのヒンドゥー教を中心とした社会の変容について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知 識を身につけている。 3 単 元 月 単元名 3 発展する産業 時 数 1 学習の目標 及び内容 ◆インドの農業の展開を,自然環境や技術 革新などから理解する。 ◆成長するインドの工業と,経済発展をリー ドしているIT産業について理解する。 評価規準 【関】インドの農業の展開や工業における急速な発展に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究 し,捉えようとしている。 【思】インドの産業の発展から課題を見出し,地域性や歴史的背景をふまえて多面的・多角的に考察し,その 過程や結果を適切に表現している。 【技】インドとその周辺の国々の農業や鉱工業を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を 選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】インドの農業の技術革新やICT産業の発展などについて,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その 知識を身につけている。 5節 中央アジア・西アジア・北アフリカの生活・文化 1 中央アジア・西アジア・北ア フリカの自然 2 イスラームというまとまり 3 豊かな資源と生活の変化 1 1 1 ◆中央アジアから北アフリカの地域の自然 環境にはどのような特徴があるかを理解す る。 ◆乾燥した気候のもとで行われる灌漑農業 について理解する。 【関】中央アジア・西アジア・北アフリカの自然環境に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し, 捉えようとしている。 【思】中央アジア・西アジア・北アフリカの自然環境について,乾燥した気候に着目して多面的・多角的に考察 し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】中央アジア・西アジア・北アフリカの自然環境を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情 報を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】中央アジア・西アジア・北アフリカの自然環境について,乾燥した気候に着目して基本的な事がらや追究 の方法を理解し,その知識を身につけている。 ◆この地域で広く信仰されるイスラームの歴 史と伝播について理解する。 ◆イスラームと人々の生活との関わりを, コーランの宗教儀礼や五行から考察する。 【関】この地域で広く信仰されるイスラームの歴史とムスリムの生活に対する関心と課題意識を高め,それを 意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】イスラームの考え方や慣習について,地域性や歴史的背景をふまえて多面的・多角的に考察し,その過 程や結果を適切に表現している。 【技】この地域のムスリムの割合や言語の分布を表す地図などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読 み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】イスラームと人々の生活との関わりについて,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身に つけている。 ◆この地域の産油国が,石油資源の開発と 利用をどのように進めてきたかを理解する。 ◆人々の生活や地域が抱える課題について 考察する。 ◆産油国とそうでない国との経済格差や,資 源をめぐる紛争について理解する。 【関】中央アジアから北アフリカにかけての石油資源に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究 し,捉えようとしている。 【思】産油国の開発と利用から課題を見出し,歴史的背景をふまえて多面的・多角的に考察し,その過程や結 果を適切に表現している。 【技】中央アジアから北アフリカにかけての油田の分布を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用 な情報を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】豊かな石油資源と人々の生活について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけ ている。 6節 サハラ以南のアフリカの生活・文化 1 サハラ以南のアフリカの自 然・生活・文化 ◆アフリカの自然環境の特徴を理解する。 【関】アフリカの自然環境に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 ◆赤道を境に対称な気候の特徴について理 【思】アフリカの自然環境について,台地上の地形と赤道を境に対称な気候との関連をふまえて多面的・多角 的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 解する。 10 2 自然環境に適した農業 3 豊富な資源が生み出す光 と影 【技】アフリカの自然環境を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取った り図表などにまとめたりしている。 【知】アフリカの自然環境について,台地上の地形や赤道を境に対称な気候をふまえ,基本的な事がらや追究 の方法を理解し,その知識を身につけている。 1 1 1 ◆ヨーロッパ諸国による植民地支配の歴史 とその影響について理解する。 ◆アフリカのさまざまな民族の伝統的文化が どのような形で残っているか考察する。 ◆モノカルチャー経済をめぐるさまざまな問 題について理解する。 ◆南アフリカ共和国の変化を人種問題を通 して理解する。 【関】サハラ以南のアフリカの歴史と文化に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようと している。 【思】植民地支配の歴史とその影響について,多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現してい る。 【技】アフリカの植民地支配を表す地図や統計などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり 図表などにまとめたりしている。 【知】サハラ以南のアフリカの歴史とさまざまな民族の伝統的文化について,基本的な事がらや追究の方法を 理解し,その知識を身につけている。 【関】アフリカ諸国の多くが抱える経済の問題点に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉 えようとしている。 【技】アフリカ諸国のモノカルチャー経済をめぐる問題や南アフリカ共和国の変化について,歴史的背景をふま えて多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】アフリカ諸国の食料輸入や経済を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択し て,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】アフリカ諸国の経済をめぐる動向について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につ けている。 7節 ヨーロッパの生活・文化 1 ヨーロッパの自然 2 キリスト教に根ざす生活 ◆ヨーロッパの多様な地形や,高緯度の割 に温暖な気候について理解する。 【関】ヨーロッパの自然環境に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】ヨーロッパの自然環境について,高緯度の割に温暖な気候や地域により異なる地形のようすに着目して 多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】ヨーロッパの自然環境を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み 取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】ヨーロッパの自然環境について,高緯度の割に温暖な気候や地域により異なる地形のようすをふまえ, 基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 ◆ヨーロッパのキリスト教に深く結びついた 文化と,宗派や言語の多様性について理解 する。 ◆ヨーロッパ諸国の歩みについて理解する。 【関】ヨーロッパの歩みと文化に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】ヨーロッパのキリスト教に深く結びついた文化について,歴史的背景をふまえて多面的・多角的に考察 し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】ヨーロッパの宗教別人口と言語分布を表す地図や統計・画像など地域に関する資料を収集し,有用な情 報を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】ヨーロッパの歩みとキリスト教に深く結びついた文化について,基本的な事がらや追究の方法を理解し, その知識を身につけている。 1 1 ◆地域による自然環境に対応したヨーロッパ 【関】ヨーロッパの農業に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】地域による自然環境に対応した農業について,歴史的背景をふまえて多面的・多角的に考察し,その過 の農業について理解する。 3 ヨーロッパの農業と食文化 1 程や結果を適切に表現している。 【技】ヨーロッパの農業を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり 図表などにまとめたりしている。 【知】ヨーロッパの農業の特色について,自然環境や資源の分布と関連させながら,基本的な事がらや追究の 方法を理解し,その知識を身につけている。 ◆ヨーロッパではどのような工業がさかんな 【関】ヨーロッパの工業に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 のか,産業の発達の歴史と,近年の工業地 【思】ヨーロッパの工業の発達について,歴史的背景をふまえて多面的・多角的に考察し,その過程や結果を 適切に表現している。 域の変化とその特徴を理解する。 4 ヨーロッパの工業 1 【技】ヨーロッパの鉱工業を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取った り図表などにまとめたりしている。 【知】ヨーロッパの工業の立地について,自然環境や資源の分布と関連させながら,基本的な事がらや追究の 方法を理解し,その知識を身につけている。 4 単 元 月 単元名 5 ヨーロッパの統合 時 数 学習の目標 及び内容 ◆ヨーロッパのEUへの統合の歩みを確認 し,なぜ統合が進んでいるのか,その理由を 考察する。 ◆EU域内で行われていることを理解する。 1 ◆EUの拡大によってどのような課題を抱え るようになったのか考察する。 評価規準 【関】ヨーロッパの統合の歩みと,EU拡大による影響とその課題に対する関心と課題意識を高め,それを意欲 的に追究し,捉えようとしている。 【思】ヨーロッパの統合とEUの拡大による経済格差に関する課題を見出し,歴史的背景をふまえて多面的・多 角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】EUの拡大やEUの経済格差を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読 み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】ヨーロッパの統合の歩みやEU域内で行われていることと,EUの統合・拡大による影響と課題について, 基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 8節 ロシア ◆南北差と東西差に注目して,広大なロシア 【関】ロシアとその周辺の自然環境に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしてい る。 の自然環境の特徴を理解する。 11 1 ロシアの文化・民族・自然 1 2 生活の変化と産業の発展 1 【思】広大なロシアの自然環境について,南北差と東西差に着目して多面的・多角的に考察し,その過程や結 果を適切に表現している。 【技】ロシアとその周辺の自然環境を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して, 読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】世界一広い国土をもつロシアの自然環境について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を 身につけている。 ◆世界一広大な国土面積をもつロシアは, 【関】ロシアの歴史と社会の変化,ロシアの産業の発展に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究 どのような歴史を経て現在の国になったの し,捉えようとしている。 か,政治体制や経済の変化に注目して理解 【思】ロシアの成り立ちや社会・産業の変化から課題を見出し,歴史的背景をふまえて多面的・多角的に考察 し,その過程や結果を適切に表現している。 する。 ◆ロシアの産業の発展や経済を支える資源 【技】ロシアの自然環境に関する地図や民族割合や貿易に関する統計などの諸資料を収集し,有用な情報を 選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 をめぐる動きについて理解する。 【知】ロシアの歴史と社会の変化,ロシアの産業や経済を支える資源について,基本的な事がらや追究の方法 を理解し,その知識を身につけている。 9節 アメリカ合衆国の生活・文化 1 アメリカ合衆国の自然 2 移民国家としての歴史と多 文化社会 3 世界の市場に影響を及ぼ す農業 4 世界をリードするアメリカ合 衆国の工業 ◆アメリカ合衆国とその周辺の自然環境に はどのような特徴があるのか,地形や気候 の東西差に注目して理解する。 【関】アメリカ合衆国とその周辺の自然環境に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えよ うとしている。 【思】アメリカ合衆国とその周辺の自然環境について,地形や気候の東西差に着目して多面的・多角的に考察 し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】アメリカ合衆国とその周辺の自然環境を表す地図や画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択し て,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】アメリカ合衆国とその周辺の自然環境について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身 につけている。 ◆移民の歴史に注目し,多民族・多文化の 社会が形成された過程を理解する。 ◆アメリカ合衆国で生まれたモータリゼー ションによる生活様式を理解する。 【関】アメリカ合衆国の移民の歴史と多文化社会に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉 えようとしている。 【思】アメリカ合衆国の多民族・多文化社会について,移民国家としての歴史的背景をふまえ,多面的・多角的 に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】フロンティアの移動と移民の歴史を表す地図や統計などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読 み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】アメリカ合衆国の民族や文化について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけて いる。 【関】アメリカ合衆国の大規模な農業とアグリビジネスに対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究 し,捉えようとしている。 【思】アメリカ合衆国の適地適作の農業について,地域性や歴史的背景との関連をふまえ多面的・多角的に考 察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】アメリカ合衆国とその周辺の農業を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択し て,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】アメリカ合衆国の農業について,基本的な事がらや追究の方法を理解して,その知識を身につけている。 1 1 1 1 ◆アメリカ合衆国の自然環境に適した農業 地域の特徴とその背景について理解する。 ◆世界に影響を及ぼすアグリビジネス企業 の特徴を理解する。 ◆アメリカ合衆国の農業の変化と課題につ いて考察する。 ◆アメリカ合衆国における工業の変遷につ いて理解する。 ◆アメリカ合衆国の先端技術産業が世界を リードしている背景を理解する。 ◆NAFTA成立による加盟国間の結びつき や,アメリカ合衆国とメキシコとの関係の変 化について考察する。 【関】アメリカ合衆国における工業の変遷と先端技術産業の発展に対する関心と課題意識を高め,それを意欲 的に追究し,捉えようとしている。 【思】アメリカ合衆国の工業の変遷から課題を見出し,国際社会の変化をふまえて多面的・多角的に考察し, その過程や結果を適切に表現している。 【技】アメリカ合衆国の鉱工業を表す地図や貿易に関する統計などの諸資料を収集し,有用な情報を選択し て,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】アメリカ合衆国の工業の変遷や先端技術産業の発展と地域経済統合について,基本的な事がらや追究 の方法を理解し,その知識を身につけている。 10節 ラテンアメリカの生活・文化 1 ラテンアメリカの自然 2 ラテンアメリカの歴史と文 化 12 3 ラテンアメリカの産業と課 題 ◆ラテンアメリカの自然環境について,熱帯 【関】ラテンアメリカの自然環境に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 林の広がりや高地での暮らしに注目し,理解 【思】ラテンアメリカの南北と標高で異なる自然環境について,地域性をふまえて多面的・多角的に考察し,そ の過程や結果を適切に表現している。 する。 【技】ラテンアメリカの自然環境を表す地図や画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取った り図表などにまとめたりしている。 【知】ラテンアメリカの自然環境について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけてい る。 1 ◆ラテンアメリカの歴史的背景と各国の人 種・民族構成の違いについて理解する。 ◆先住民とさまざまな地域の文化や伝統が 融合した,ラテンアメリカの独特な文化につ 0.5 いて理解する。 1 ◆大土地所有制と農業の変化について理解 する。 ◆鉱産資源の採掘が中心であったラテンア メリカの産業がどのように変化しているのか を,工業化の進むブラジルを事例に考察す る。 【関】ラテンアメリカの混血社会と多様な文化に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えよ うとしている。 【思】混血社会と多様な文化について,地域性や歴史的背景をふまえて多面的・多角的に考察し,その過程や 結果を適切に表現している。 【技】ラテンアメリカ諸国の言語と民族を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択し て,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】ラテンアメリカの混血社会と多様な文化について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を 身につけている。 【関】ラテンアメリカの産業とその変化に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとし ている。 【思】大土地所有制と農業の変化や経済に関する課題を見出し,それを地域性や歴史的背景をふまえて多面 的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】ラテンアメリカの農業を表す地図や貿易に関する統計などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読 み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】ラテンアメリカの産業について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 11節 オセアニア ◆オーストラリアとその周辺の自然環境につ 【関】オーストラリアとその周辺の自然環境に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えよう いて,内陸部と沿岸部の違いに注目し,理解 としている。 【思】オーストラリアとその周辺の自然環境について,内陸部と沿岸部との違いに着目し,多面的・多角的に考 する。 1 オセアニアの自然と観光 0.5 察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】オーストラリアやニュージーランドなどの自然環境を表す地図や画像などの諸資料を収集し,有用な情報 を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】オーストラリアとその周辺の自然環境についての基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身 につけている。 5 単 元 月 単元名 2 オセアニアの歴史と多文化 社会 3 オセアニアの産業 時 数 学習の目標 及び内容 ◆オーストラリアの多文化社会はどのように 形成されてきたのか,移民の出身国の変化 をもとに理解する。 0.5 ◆オーストラリアとアジア太平洋との結びつ きが強まったことを,貿易や経済機構を通し て理解する。 評価規準 【関】オーストラリアの結びつきの変化に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとし ている。 【思】オーストラリアの多文化社会について,歴史的背景をふまえ多面的・多角的に考察し,その過程や結果 を適切に表現している。 【技】オーストラリアの貿易相手国の変化を表す地図や統計などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して, 読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】オーストラリアの多文化社会や結びつきの変化について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その 知識を身につけている。 ◆自然環境に適した農業が行われているこ とを理解する。 ◆鉱産資源やエネルギー資源の豊富なオー ストラリアの鉱工業について理解する。 【関】オーストラリアの自然を生かした産業に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えよう としている。 【思】オーストラリアの自然を生かした産業について,地域性や歴史的背景をふまえ多面的・多角的に考察し, その過程や結果を適切に表現している。 【技】オーストラリアの農牧業や鉱工業を表す地図や貿易に関する統計などの諸資料を収集し,有用な情報を 選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】オーストラリアの自然を生かした産業について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身 につけている。 ◆地球規模で直面している深刻な課題につ いて,どのような地域的特徴があるかを理解 する。 ◆地球的課題の背景には,先進国と発展途 0.5 上国との経済的格差があることを理解する。 【関】複雑にからみ合う地球的課題に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしてい る。 【思】直面する地球規模の課題を見出し,それを地域性や歴史的背景,日常生活との関連をふまえて多面的・ 多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】地球的課題のさまざまな結びつきを表す図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択し て,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】複雑にからみ合う地球的課題について,その背景にある先進国と発展途上国との経済格差などに着目 し,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 ◆世界の人口が20世紀後半から急増してい る原因は何か考察する。 ◆地域による人口問題の違いやその背景を 理解する。 0.5 ◆人口問題の解決に向け,各国でどのよう な対策が行われているかを理解する。 【関】世界の人口問題に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】世界で起こる人口問題について,先進国と発展途上国での課題の違いを見出し,それを地域性や歴史 的背景,日常生活との関連や国際社会の変化をふまえて多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切 に表現している。 【技】世界の人口増加率や各地の人口問題を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選 択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】世界の人口問題とその解決に向けた取り組みについて,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その 知識を身につけている。 1 4章 地球規模で広がる課題 1 地球的課題の特性 2 世界の人口問題 3 世界の食料問題 1 4 世界の都市・居住問題 5 世界の資源・エネルギー問 題 6 世界の環境問題 7 地球的課題の解決に向け て ◆世界の食料生産・消費には著しいかたよ りがあることを理解する。 ◆食料需給のバランスを保つための解決方 法を考察する。 ◆日本の食料問題について考察する。 【関】世界の食料問題に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】世界の食料をめぐる課題を見出し,それを地域性や歴史的背景,日常生活との関連や国際社会の変化 をふまえて多角的・多面的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】世界の食料生産や自給率を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み 取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】世界や日本の食料をめぐる課題について,生産と消費の著しいかたよりに着目し,その解決に向けた取 り組みなど,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 ◆都市への人口集中が世界的に進んだ背 景と,どのような都市問題が発生しているの か理解する。 ◆発展途上国と先進国とでみられる都市問 1 題の違いと各々の解決への取り組みについ て考察する。 【関】世界の都市・居住問題に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】世界で起こる都市・居住問題について,先進国と発展途上国での課題の違いと共通点を見出し,それを 地域性や歴史的背景,日常生活との関連や国際社会の変化をふまえて多面的・多角的に考察し,その過程 や結果を適切に表現している。 【技】世界の大都市の分布や都市人口の増加率を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報 を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】世界の都市・居住問題とその解決に向けた取り組みについて,基本的な事がらや追究の方法を理解し, その知識を身につけている。 ◆世界の資源やエネルギーはどこで生産さ れ,どこで多く消費されているかを理解す る。 1 ◆エネルギーの利用の変化を考察する。 ◆資源・エネルギーの枯渇や地球温暖化に 対してどのような対策がとられているか,各 国のエネルギー利用構成に注目して理解す る。 ◆世界で起こるさまざまな環境問題につい て理解する。 ◆環境問題の生じている地域に注目しつ 1 つ,その原因について考察する。 ◆環境問題の解決に向け,どのような取り 組みが行われているかを理解する。 【関】世界の資源・エネルギー問題に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしてい る。 【思】資源・エネルギーの生産と消費から課題を見出し,その地域性や歴史的背景,日常生活との関連や国際 社会の変化をふまえて多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】世界のおもなエネルギー資源の分布と消費量を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情 報を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】世界の資源・エネルギーをめぐる問題とその対策や今後のエネルギーのあり方について,基本的な事が らや追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 ◆地球的課題について,世界の国々がどの ように対応しているのか考察する。 ◆地球的課題の解決に向けて私たちができ ることを考察する。 【関】地球的課題の解決の取り組みに対する関心をと課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとし ている。 【思】地球的課題の解決の取り組みに関する課題を見出し,日常生活との関連や国際社会の変化をふまえて 多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】世界・日本の政府開発援助の出資額を表す統計や日本の国際協力の画像などの諸資料を収集し,有用 な情報を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】地球的課題に対して先進国の政府開発援助や解決に向けた取り組みについて,基本的な事がらや追究 の方法を理解し,その知識を身につけている。 1 1 第 1章 身近にあるさまざまな地図 2 部 1 身 1 身近な地図とその特色 近 な 地 域 の 0.5 課 2 GISを用いた地図表現 題 【関】世界の環境問題の現状と対策に対する関心を課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとして いる。 【思】世界で起こるさまざまな環境問題にから課題を見出し,それを地域性や歴史的背景,日常生活との関連 や国際社会の変化をふまえて多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】世界の主な環境問題を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取っ たり図表などにまとめたりしている。 【知】世界で起こるさまざまな環境問題の現状とその対策・解決に向けた取り組みについて,基本的な事がら や追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 ◆身のまわりには,さまざまな一般図と主題 図があることを理解する。 ◆一般図と主題図の違いについて理解す る。 【関】身のまわりにあるさまざまな地図とその特色に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し, 捉えようとしている。 【思】身のまわりにあるさまざまな地図とその特色について,日常生活との関連をふまえて多面的・多角的に 考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】身のまわりにあるさまざまな地図を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりし ている。 【知】身のまわりにあるさまざまな地図の用途に応じた活用や,一般図と主題図の特色の違いについて,基本 的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 【関】GISのしくみとそれを支える技術に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとして ◆GISやGPSのしくみについて理解する。 ◆情報や地図のデジタル化が私たちの生活 いる。 【思】GISのしくみとそれ支える技術と利用について,日常生活との関連をふまえて多面的・多角的に考察し, にどのように役立っているのか考察する。 その過程や結果を適切に表現している。 【技】GISを利用した地図のデジタル化に関する諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり図表な どにまとめたりしている。 【知】GISのしくみとその利用について,生活にどのように役立っているか基本的な事がらや追究の方法を理解 し,その知識を身につけている。 6 単 元 月 2 単元名 3 目的に応じた地図の作成 時 数 学習の目標 及び内容 評価規準 ◆情報を地図化する方法を習得し,自分で 地図を作成する。 ◆地図を作成する際の留意点について考察 0.5 する。 【関】自分で地図を作成することへの関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究している。 【思】情報の地図化について,日常生活との関連をふまえて多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切 に表現している。 【技】目的に合わせた地図の作成に際し,諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり地図にまと めたりしている。 【知】地図を作成する際の留意点について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけてい る。 ◆身近な地域で発生しやすい災害とそれに よる被害を予測する。 ◆自然災害による被害を軽減するために, 0.5 自分たちにできることを考察する。 【関】身近な地域の防災に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】身近な地域で発生しやすい災害とそれによる被害について,地域性や歴史的背景,日常生活との関連を ふまえて多角的・多面的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】身近な地域のハザードマップや過去の災害に関する統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選 択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】身近な地域で発生しやすい災害を捉え,自分たちにできることを考察し,その知識を身につけている。 2章 日本の自然環境と防災 1 身近な地域の防災を考え る 2 日本の地形 3 地震災害と防災 4 火山災害と防災 3 ◆日本の地形の特徴を捉え,その自然環境 【関】日本の自然環境と防災に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 がどのような自然災害と結びつくか考察す 【思】日本の自然環境の特徴と,起こりうる災害について,地域性や日常生活との関連をふまえて多面的・多 角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 る。 【技】日本の地形や気候を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取った り図表などにまとめたりしている。 【知】日本の自然環境と自然災害について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけて いる。 0.5 1 1 5 日本の気候 1 6 水害と防災 1 ◆地震にはどのような種類があり,どのよう な被害を受ける可能性があるのか考察す る。 ◆プレート境界地震について,東 北地方太平洋地震の事例から考察する。 ◆地域により異なる地震の被害と防災につ いて理解する。 ◆火山のめぐみとその災害にはどのようなも のがあるか理解する。 ◆火山災害の特徴と災害に備えた取り組み について,有珠山の事例を通して理解する。 【関】地震被害と防災に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】地震の種類と災害やその防災について,地域性や歴史的背景,日常生活との関連をふまえて多面的・ 多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】日本の主な地震の震源地と活断層の分布を表す地図や地震の起こるしくみ,地震被害とその防災に関 する統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】地震被害と防災についての基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 【関】火山災害と防災に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】火山災害の種類と防災について,地域性や歴史的背景,日常生活との関連をふまえて多面的・多角的 に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】日本の火山の分布を表す地図や火山災害と防災に関する統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情 報を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしている。 【知】火山災害と防災について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 ◆日本の気候の特徴を捉え,その自然環境 【関】日本の自然環境と防災に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 がどのような自然災害と結びつくか考察す 【思】日本の自然環境の特徴と,起こりうる災害について,地域性や日常生活との関連をふまえて多面的・多 角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 る。 【技】日本の地形や気候を表す地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取った り図表などにまとめたりしている。 【知】日本の自然環境と自然災害について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけて いる。 ◆梅雨や台風の時期に発生しやすい風水害 【関】風水害と防災に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】風水害の種類と防災について,地域性や歴史的背景,日常生活との関連をふまえて多面的・多角的に の種類と防災について理解する。 考察し,その過程や結果を適切に表現している。 ◆水害に備えたくらしについて考察する。 ◆都市型水害の被害と対策について考察す 【技】風水害やその対策に関する地図や統計・画像などの諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取っ たり図表などにまとめたりしている。 る。 【知】風水害と防災について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけている。 3章 身近な地域の課題と地域調査 地域調査の目的~事前調査 仮説の設定~調査内容の発 表 総時数 ◆身近な地域には,さまざまな課題があるこ とを考察する。 ◆地域調査を行うためには目的やテーマを はっきりさせることが大切であることを理解 する。 ◆身近な地域を調査するためにはどのよう な調査方法が有効か考察する。 1 ◆地域調査を行う前後にどのような作業を することが必要かを考察する。 ◆地域調査から課題を明確にして仮説を立 て,検証することが大切であることを理解す る。 ◆現地調査から分析,仮説の検証,まとめを 行う。 ◆調査内容を発表する際には,どのようなこ とに気をつけたらよいか考察する。 1 ◆調査内容のまとめ方や発表方法を習得 し,実践する。 70 【関】身近な地域と地域調査に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとしている。 【思】身近な地域の課題に対する調査方法を見出し,それを地域性や歴史的背景,日常生活との関連をふま えて多面的・多角的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】身近な地域に関する諸資料を収集し,地域の課題について有用な情報を選択して,読み取ったり図表な どにまとめたりしている。 【知】身近な地域の課題と地域調査について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につけ ている。 【関】身近な地域の調査内容の発表に対する関心と課題意識を高め,それを意欲的に追究し,捉えようとして いる。 【思】調査内容の発表に際し,それを多角的・多面的に考察し,その過程や結果を適切に表現している。 【技】調査発表に資する諸資料を収集し,有用な情報を選択して,読み取ったり図表などにまとめたりしてい る。 【知】調査内容のまとめ方や発表方法について,基本的な事がらや追究の方法を理解し,その知識を身につ けている。 7 提出年月日 校 長 教頭 教頭 日本史Aシラバス 2016 年5月 1 日 時 数 教科 科目 担当学年クラス 単位数 使用教科書 地理歴史 日本史 A 2 年総合・海洋技術科 2 単位 山側出版社現代の日本史 A 教科目標 我が国の近現代の歴史の展開を諸資料に基づき地理的条件や世界の歴史と関連づけ、現代の諸課題に着目して考察させる ことによって、歴史的思考力を培い、国際社会に主体的に生きる日本国民としての自覚と資質を養う。 我が国の近現代の歴史を学習対象とすることを明確にするとともに、学習に当たっては、同じ地理歴史科の世界史や地理 との関連を一層重視することや、現代の社会やその諸課題が歴史的に形成されたものであるという観点から考察させること をねらいとしている。 「考察させる」とは、調べ考えることを重視して理解させることを示している。その際、諸事象の本質 をその歴史的な形成・展開の過程の実証的な考察によってとらえる歴史的な見方や考え方を身に付け、歴史的な思考力の育 成を図るとともに、国際社会に主体的に生き平和的で民主的な国家・社会を形成する日本国民としての自覚と資質を養うこ とがこの科目の最終的なねらいである。 学習内容 1 「私たちの時代と歴史」では、現代の社会やその諸課題が歴史的に形成されたものであるという観点から、近現代の歴 史的事象と現在の結び付きを考える活動を通して、歴史への関心を高め、歴史を学ぶ意義に気付かせる。 2 「近代の日本と世界」では、開国前後から第二次世界大戦終結までの政治や経済、国際環境、国民生活や文化の動向に ついて、相互の関連を重視して考察させる。 3 「現代の日本と世界」では、第二次世界大戦後の日本について、政治や経済、国際環境、国民生活や文化の動向につい て、現代の諸課題と近現代の歴史との関連を重視して考察させる。 学習方法 言語活動の充実や学習内容の確かな定着を図り、歴史学習に関わる基本的な技能を高めて歴史的な見方や考え方、さらに 言語活動をしっかり身に付けさせるように、本読み、ノート指導を通して歴史を考察し表現する学習を、指導計画の中に位 置づける。 まず、 「私たちの時代と歴史」の学習をこの科目の導入と位置づけ、近現代の歴史事象と現在の自分との結びつきを考える 活動を通じて、歴史に対する関心や課題意識を高め、歴史を学ぶ意義に気づかせることをねらいとする。そして、この導入 部と対応する形で、適切な主題を設定して追究・探究し表現する学習を実施する。その一つとして、 「近代の日本と世界」の 学習をうけて、近代における政治や経済、国際環境、国民生活や文化の動向が相互に深くかかわっているという観点から、 産業と生活、国際情勢と国民、地域社会の変化などについて、具体的な歴史的事象と関連させた適切な主題を設定して追究 し表現させる。さらに、 「現代の日本と世界」での学習を受けて、現代の社会やその諸課題が歴史的に形成されたものである という観点から、近現代の歴史にかかわる身の回りの社会的事象と関連させた適切な主題を設定させ、資料を活用して探究 し、その解決に向けた考えを表現させる。この科目のまとめとして位置づけた学習活動である。 評価の観点 月 学 習 内 容 評 価 基 準 関 思 資 知 1 4 2 私たちの時代と歴史 ○近現代の歴史事象と現在の 学 月 時 グローバル化の加速と日本の近代 ○ ○ ○ との結びつきを考える活動を 期 間 ―通信・交通手段の発達 通じて、歴史に対する関心や *通信技術や交通手段の進歩により、 課題意識を高め、歴史を学ぶ 地球が相対的に小さくなってきた歴史 意義に気付いたか。 を踏まえて、 「私たちの時代」の成立ま での推移に着目する。 4 月 2 時 間 第1章 開国と維新 1.明治維新の背景 ○ *東アジア世界の秩序と欧米諸国の 東アジア進出による情勢変化を理解 する。 *近世国家の仕組みや、経済・文化を 踏まえて、近世社会の特徴を理解す る。 ○ ○ ○ ○欧米列強の接近に伴う、東 アジア世界の秩序の動揺につ いて理解できたか。 ○近世の政治体制・経済状況 を理解できたか。また、寺子 屋など庶民教育機関の普及に よる基礎学力の定着、儒教・ 国学・蘭学など学問を通して の人的交流が明治維新の背景 となった点に着目できたか。 4 月 1 時 間 2.開国とその影響 *国際社会に組み込まれるという国際 環境の変化に着目して、開国から明治 維新に至るまでの過程を考察する。 4 月 2 時 間 5 月 2 時 間 3.政治秩序の崩壊 *幕末の動乱における天皇を中心とす る統一国家構想の芽生えから幕府の滅 亡、旧幕勢力の一掃に至るまでの経過 を理解する。 4.明治維新と連続的改革 *明治新政府の制度改革や富国強兵・ 殖産興業政策に着目して、明治初期の 国家的統一過程を考察する。 ○ ○ ○ ○ ○ ○ *文明開化による欧米文化の導入と、 ○ 国民の反応を理解する。 5 月 5 月 2 時 間 1 時 間 5 月 1 時 間 5 月 2 時 間 6 月 2 時 間 5.対外関係の変革と内乱の終結 *明治初期の対外政策について、欧米 ○ への対応と、アジアに対する外交政策 の違いについて考察する。 *近代化政策の反動としての士族反乱 の失敗と、言論による要求実現への転 換を理解する。 第2章 近代国家の形成と発展 1.立憲政治をめざして *政府の強力な中央集権体制の志向の 中、自由民権運動の始まりから近代国 家の基盤が形成されていく過程を考察 する。 2.憲法の制定と議会の開設 *大日本帝国憲法の成立と帝国議会の あり方を理解する。 3.東アジアの国際環境と条約改正問題 *東アジアをめぐる国際環境が変容す るなか、国家的課題であった不平等条 約の改正交渉が進展した過程を考察す る。 *東アジアをめぐる国際環境が変容す るなか、朝鮮への勢力拡大を目指した 経過について考察する。 4.清国との戦い *日清戦争の経緯と戦後の対外関係の 変化、国内政治の展開を考察する。 *清国における欧米諸国の勢力拡大の 経緯を理解する。 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○日米和親条約・日米修好通 商条約の締結、開港による経 済・社会の情勢変化に着目し て、幕末の政局への影響を考 察できたか。 ○公武合体、尊王攘夷、倒幕 の動きに着目して、権力構造 の変化を理解できたか。 ○廃藩置県・四民平等・徴兵 制・秩禄処分・地租改正・殖 産興業政策に着目して、明治 政府が中央集権体制を構築し ていく過程を考察できたか。 ○近代化政策や欧米文化の導 入について、国民の間に受容 と反発があったことを理解で きたか。 ○国境画定を含む明治初期の 外交政策について、欧米諸国 への対応とアジア諸国への対 応の違いを多面的・多角的に とらえることができたか。 ○政府への不満・要求の表現 が、武力反抗から言論による 抵抗に移行する要因を考察で きたか。 ○国会開設要求の運動などに 見られる国民の政治的関心の 高揚と挫折の過程について考 察できたか。 ○憲法の特色、議会と選挙の 仕組み、内閣の在り方などを 通して、戦前の立憲制のしく みを理解できたか。 ○条約改正が、法典整備など 国内体制の確立だけでなく、 英露対立を背景にして進展し た点を、年表や地図から考察 できたか。 ○朝鮮をめぐる対立が日清戦 争の背景となった点を理解で きたか。 ○朝鮮問題が日清戦争の背景 となった経緯を理解できた か。賠償金のグラフから政府 の対応を読み取れるか。 ○地図から欧米列強の利害を 読み取れたか。 6 月 1 時 間 6 月 2 時 間 6 月 2 時 間 5.藩閥・政党の対立と協力 *立憲体制成立後から日露戦争にいた るまでの国内政治の動きを、政党と藩 閥の対立と協力の視点から考察する。 6.ロシアとの戦い *開戦に至る国際関係や、日露戦争の 経過、戦後の日本の国際的地位の変化 を諸外国の動向と関連付けて考察す る。 2 時 間 ○ ○ ○ 7.日露戦後の国際関係と日本 *日露戦争の国際的影響について理解 する。 *戦後の植民地支配の推進と諸外国の 反応について考察する。 6 月 ○ *戦後の国内政治・民衆の反応につい て考察する。 第3章産業化の推進と国民生活の変化 1.産業革命の進展 *明治初期から日清戦争にかけて資本 主義国家の基礎ができた過程を考察す る。 7 月 1 時 間 2.資本主義の確立とその特色 *日清戦争後から日露戦争後に資本主 義国家が確立していく過程を考察す る。 7 月 1 時 間 3.社会問題の発生 *近代産業の発展に伴う社会問題(労 ○ 働問題・公害問題)の発生と政府の対応 について考察する。 7 月 1 時 間 4.国民文化の形成 *伝統的な文化のうえに欧米文化を摂 取するなど二元性を持って成立した近 代文化の特色について、政治・経済・ 外交などの視点をもって考察する。 7 月 1 時 間 5.国民生活の変化 *交通・通信手段やメディアの発達に よる生活圏の拡大、産業化の進展によ る都市人口の増加につながったことを 理解する。 [期末考査]〔ノート提出〕 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○藩閥・政党・軍部・官僚・ 元老の関わりの中から、立憲 政治の特徴を考察できたか。 ○開戦への過程を英露対立な ど世界情勢と関連づけて考察 できたか。 ○日露戦争が軍事力・経済 力・工業力など国家の総力を 結集して戦われた点を考察で きたか。 ○日露戦争における日本の勝 利がアジア諸国の民族独立や 近代化運動を刺激したことを 理解できたか。 ○韓国併合や満州進出の動き は国民の対外意識や諸外国の 対応への変化につながったこ とについて考察できたか。 ○桂園時代を軍備の拡張の視 点を踏まえて考察できたか。 ○殖産興業政策を基礎に、金 融制度など産業基盤の整備が 進み、繊維産業の部門で産業 革命が達成されたことを総合 的に考察できたか。 ○製鉄・造船などの重化学工 業の形成、鉄道・海運の伸張、 財閥の形成、寄生地主制の成 立などを相互に関連づけて考 察できたか。 ○劣悪な労働条件に対する労 働争議の頻発と社会主義運動 の高まり、足尾鉱毒事件など に関心を持ち、社会運動への 政府の対応に着目できたか。 ○国家主義的な思想の形成、 実証的な学問研究の風潮、欧 米の科学技術の導入、高い就 学率を誇る教育の普及・拡充 に着目して、国民が主体的に 文化の創造に取り組んできた 姿勢を考察できたか。 ○都市人口の増加に伴う疫病 の流行などの問題点を含め、 国民生活の変化を大きく掴む ことができたか。 2 学 期 9 月 2 時 間 第4章 第一次世界大戦と大正デモクラ シー 1.第一次世界大戦と日本の外交 *第一次世界大戦前後の世界情勢を踏 まえて、日本の中国進出、シベリア出 兵の経緯を考察する。 9 月 1 時 間 2.デモクラシーの高まりと政党 *大正期の政党政治のあり方を考察さ せる。 9 月 2 時 間 3.国際協調と軍縮の進展 *ヴェルサイユ体制からワシントン体 ○ 制に至る国際的協調体制の進展など国 際環境の推移を、日本の立場に着目し て考察する。 9 月 1 時 間 9 月 1 時 間 4.政党政治の時代 *護憲三派内閣以降、二大政党による 政党政治が昭和初期まで続いた意義を 考察する。 5.大戦中から戦後の経済と社会 *第一次世界大戦が日本の社会経済に 及ぼした影響について、欧米・アジア との関連に着目して考察する。また、 戦後恐慌・関東大震災の影響について 理解する。 *民主主義的風潮による社会運動の動 ○ 向を理解する。 9 月 1 時 間 10 月 1 時 間 10 月 1 時 間 6.都市化と大衆文化 *労働者や都市中間層の拡大による大 ○ 衆社会の基盤の成立に着目し、都市化 や国民生活の変化を踏まえて、市民文 化の特色について考察する。 第5章 第二次世界大戦と日本 1.昭和恐慌 *関東大震災から昭和恐慌に至る国内経 済の動揺について、国内・国外の経済 状況と対策に着目して理解する。 2.協調外交の行き詰まり *国家主義の台頭による軍部の政治的進 出を踏まえて、協調外交が挫折してい く過程を考察する。 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○欧米からアジアに至るまで 広い範囲の国際環境の推移に 着目し、第一次世界大戦を考 察できたか。 ○対華二十一カ条要求・シベ リア出兵が国内外に及ぼした 影響について考察できたか。 ○大正政変以降デモクラシー 思想の浸透により政党勢力が 国民統合の中心的役割を果た していく過程を理解したか。 ○第一次護憲運動・米騒動・ 原敬内閣成立の意義について 考察できたか。 ○パリ講和会議を期に起こっ た中国・朝鮮における民族運 動の高揚に着目できたか。 ○ワシントン体制への日本の 対応と協調外交について考察 できたか。 ○第二次護憲運動・護憲三派 内閣による普通選挙法・治安 維持法の成立などに着目して 政党政治を考察できたか。 ○大戦景気による産業構造の 変化や労働者の増加など社会 構造の変化について考察でき たか。 ○労働争議・小作争議・女性 解放運動・部落解放運動・社 会主義運動など様々な社会運 動が起こってきた背景に着目 できたか。 ○学問・芸術・出版・マスメ ディアなどを具体的に取り上 げ、欧米文化の関わりとその 浸透度、社会風潮との関連付 けに着目して考察できたか。 ○金融恐慌・昭和恐慌を取り 上げ、背景となる関東大震 災・金解禁・世界恐慌との関 連を含めて理解できたか。ま た、政党政治・財閥への失望 が軍部への期待につながった ことに着目できたか。 ○山東出兵や統帥権干犯問題 など軍部の政治的進出を背景 に協調外交から積極外交へと 転換していく過程を考察でき たか。 10 月 2 時 間 10 月 2 時 間 10 月 2 時 間 11 月 1 時 間 11 月 11 月 11 月 12 月 1 時 間 1 時 間 3 時 間 2 時 間 3.満州事変から国際的孤立へ *世界情勢や軍部の政治的進出に着目 して、日本の国際的孤立の過程につい て考察する。 4.軍部の政治的台頭 *国家主義が高揚するなかで、五・一 五事件から二・二六事件にかけて、軍 部の影響力が政治面・外交面で増大し ていく過程を考察する。 5.中国との戦い *日中戦争の勃発から太平洋戦争の突入 にいたる過程について、国民生活の変 化や諸統制に着目して全体主義的な国 家体制の進展を考察する。 6.第二次世界大戦と世界新秩序 *第二次世界大戦について、国家間の 提携やその性格の相違を考察する。 *国内の総力戦体制の構築に向け、新 体制運動・大政翼賛会などが組織され たことを理解する。 7.太平洋戦争 *日中戦争の長期化と国際関係の悪化 が、米英諸国との戦争に拡大していっ た過程を考察する。 *東南アジア地域における戦争の推 移、占領地帯での軍政の在り方と住民 の反応について考察する。 8.日本の敗北 *戦局の悪化に伴う勤労動員・強制連 行・学徒出陣・学童疎開などの措置を 考察する。 *この戦争がもたらした惨禍に着目し て、平和で民主的な国際社会の実現に 努める重要性を認識する。 近代の追求 海外渡航と移民 *対米移民、日本人移民排斥の推移を 踏まえて、研究課題に取り組み、自分 の考えをまとめて発表する。 〔レポート提出・発表〕 第6章 占領下の日本 1.占領政策の展開 *戦後の世界秩序を踏まえ、占領政策 及び民主化政策と、それに伴う諸改革 について、その経過と内容を考察する。 *戦後政治の動きを踏まえて、集大成 となる日本国憲法制定の意義を理解す る。 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○満州事変から国際連盟の脱 退に至る日本の国際的孤立の 過程について、国内外の対応 を踏まえて考察できたか。 ○政治家・財界人へのテロ事 件や、学問への思想的弾圧な どを踏まえ、軍部の政治関与 が増大した過程を考察できた か。また、独伊との提携が日 中戦争・太平洋戦争の背景と なった点を理解したか。 ○日中戦争の長期化に伴い進 められた戦時体制下の経済統 制と国民生活など、様々な角 度から考察できたか。 ○連合国と枢軸国の性格の違 いやドイツ・ソ連との提携の 過程について考察する。 ○総力戦体制の構築に向け、 政党や労働組合をはじめとす る諸組織を改編・統合してい ったことを理解しているか。 ○満州事変・日中戦争から太 平洋戦争まで戦域の拡大と性 格の相違に考察できたか。 ○日本がアジアの諸国に多大 な損害を与えたことに着目で きたか。 ○戦争末期における国民生活 の荒廃とその背景を考察でき たか。 ○東京大空襲、広島・長崎へ の原爆投下など国民が戦禍を 被ったことに着目できたか。 ○研究課題の追究に必要な情 報を収集・分析して考察でき たか。 ○自分の考えをまとめて表現 できたか。 ○GHQによる諸政策が、対 日占領政策に基づくととも に、日本の国民の戦争に対す る反省に支えられて実施され たことに気づかせたか。 ○主権在民・平和主義・基本 的人権尊重の3原則を中心と する日本国憲法が制定された 経緯と意味を考察できたか。 3 学 期 12 月 1 時 間 12 月 1 時 間 12 月 2 時 間 1 月 2 時 間 1 月 2 時 間 1 月 2 時 間 2 月 2 時 間 2.戦後民主主義の定着 *民主主義の定着に向け、教育制度の ○ 改革が実施されると同時に、敗戦によ り日本人の価値観に大きな変化があっ た点を理解する。 3.政治・経済の再建 *戦後政治の動きと、経済の安定化を 求める施策を関連づけて考察する。 4.独立の回復 *東アジア情勢の変化を踏まえ、連合 ○ 国による占領が終結し、日本が独立し た意義を考察する。 *連合国による日本の占領が終結した ことと、その後の日米関係の継続につ いて、様々な国の立場から考察する。 [期末考査] 〔ノート提出〕 第7章 日本の自立と経済成長 1.55 年体制の成立 *独立後の日本国内政治について、衆 議院を保守・革新の二大勢力が占める 55年体制が成立した意義を考察す る。 *日本の国際連合加盟の経緯を理解す る。 2.安保体制下の日本 *自民党内閣が長期継続するなか、ア メリカ・大韓民国・中華人民共和国と の関係に着目して、日本の外交・政治 の動向を考察する。 3.高度経済成長の光と影 *朝鮮特需による経済復興とその後の 高度経済成長について、経済の国際化 の側面に着目して考察する。 *消費革命による社会の変貌と経済成 ○ 長がもたらしたひずみである社会問題 について考察する。 第8章 現代の世界と日本 1.激動する世界 *ドル=ショック、石油危機を踏まえ ○ て、主要先進国首脳会議が開かれた意 義を考察する。 *冷戦の終結・ドイツの統一・ソ連の 崩壊を踏まえて、世界構造の変化につ いて考察する。 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○急激な価値観の転換は、混 乱を伴いながらも受け入れら れていったことを理解できた か。 ○戦後、復活した政党政治と、 インフレーションの抑制、生 産復興のために採られた経済 諸政策を、国民生活の状況と 関連づけて考察できたか。 ○中華人民共和国の成立、朝 鮮戦争の勃発に伴う占領政策 の転換として、経済面では経 済安定九原則、政治面では警 察予備隊の新設に着目して考 察できたか。 ○サンフランシスコ平和条約 の調印による日本の主権回復 の意義と、安全保障をアメリ カに依存する日米安保条約の 締結の意味を考察できたか。 ○冷戦構造下の日本で、55 年体制により安定した保守政 権が成立した意義を考察でき るか。 ○日ソ共同宣言をはじめとす るサンフランシスコ非調印国 との国交交渉と、国際連合加 盟の意義を理解できたか。 ○新安保条約・日韓基本条 約・沖縄返還問題・日中国交 正常化などを取り上げ、外 交・政治の再編過程を把握で きたか。 ○特需景気の影響、産業構造 の高度化などを踏まえ、開放 経済体制のもとでの日本の動 きを考察できたか。 ○耐久消費財の普及による豊 かさの享受、流通網・交通網 の整備、技術革新が進む一方、 農村の過疎化や公害問題など の社会問題にも注目したか。 ○ベトナム戦争を遠因とする ドル=ショックや第四次中東 戦争に発する石油危機による 世界経済の混乱に対応するた め開かれた主要先進国首脳会 議が、その後の世界的な問題 解決の場となったことに気付 いたか。 ○共産主義体制の崩壊と冷戦 体制の終結の関連性を考察で 2 月 1 時 間 2 月 1 時 間 2 月 1 時 間 3 月 3 時 間 総時数 *石油危機を乗り越え、経済大国とし ○ ての道を歩み始めた日本の状況を多面 的・多角的に考察する。 ○ *冷戦終結の後も、世界各地で民族紛 争や宗教対立に起因する武力紛争が頻 発した状況と、日本の貢献について考 察できたか。 ○ 2.国内政治の再編成 *1980年代以降の国内状況につい て、日本の政治・外交・財政を踏まえ て多面的・多角的にとらえる。 3.アジア・太平洋と日本 *1980年代以降の国内状況につい て、経済状況・地域協力の在り方を踏 まえて多面的・多角的にとらえる。 4.21 世紀の課題 *同時多発テロ以降の国際協力の在り ○ 方や、地球環境問題に対して考察する。 現代からの探求 グローバリゼーション *グローバリゼーションの持つ光の部 ○ 分と影の部分の存在を踏まえて、研究 課題に取り組み、自分の考えをまとめ て発表する。 〔レポート提出・発表〕 ○ ○ きたか。また、未解決の緊張 関係の存在に気付いたか。 ○石油危機を技術革新で乗り 越え、経済大国となった日本 が ODA などの社会貢献や貿 易摩擦・円高への対応が求め られたことが考察できたか。 ○湾岸戦争への日本の対応 と、国連平和維持活動協力法 制定の関連性について着目で きたか。 ○55年体制が崩壊し流動的 になった政治状況、硬直化し た財政状況などを取りあげ考 察できたか。 ○ ○ ○ ○ ○バブル経済から平成不況へ と進んだ経済状況などを取り あげ考察できたか。 ○テロに対する日本政府の基 本姿勢や地球環境問題に対し て、日本国民としての自覚を 持って取り組めたか。 ○ ○研究課題の探究に必要な情 報を収集・分析して考察でき たか。 ○課題解決に向けた自分の考 えをまとめて表現できたか。 ○ ○ ○ 70 履修上の注意 ◇授業では、板書やプリント等を併用しますので、ノートや綴じることのできるファイルを用意して下さい。 ◇教科書の他、副教材として図説や資料集も使用しますので、忘れずに持ってきて下さい。 ◇通常の系統的学習の他、 「近代の追究」や「現代からの探究」ではレポートの提出や発表を行う場合がありますので、自分 の視点や考察した考えをまとめて表現できるよう念頭に置いて学習して下さい。 評価方法について ◇平常の授業に取り組む姿勢、定期考査の結果、課題やレポートなどの提出物の状況を総合的に判断し、なおかつシラバス に記載した評価の観点に即して総合的に判断します。 ◇授業への取り組む姿勢は、授業態度、ノート提出、発表状況などを評価の対象とします。 ◇課題やレポートなどの提出物では、提出期日や分量を守れたか、自分の視点で考察できたか、丁寧に書くことができたか 等を主な判断基準とします。 校長 平成28年度 世界史シラバス 沖縄水産高等学校 科目名 世界史 単位数:2 対象学年:2、3 単 元 名 ( 時 数 ) 学習の目標(ねらい)および内容 世界史へのいざない 4 月 1部 世界の一体化と日本 1章 前近代の諸文明 序節 人類の始まり 1節 東アジアの文明 1 自然環境と歴史,日本の歴史と世界の歴史 のつながりにかかわる適切な主題を設定 し,考察することで地理と歴史への関心を 高め,世界史学習の意義に気づかせる。 人類の登場と,農耕・牧畜による食料生産 を基礎にして, 人類が文明を築き, 歴史時 代へはいっていくありさまを地域ごとに概 観し,各地域世界が形づくられていく過程 を理解する。 評 関心 思考 知識 意欲 判断 技能 理解 態度 表現 ◎ ◎ ○ ○ ◎ △ 2 東アジアの風土と諸民族,封建制度,漢字 文化圏,儒教思想,律令体制,文治主義, 冊封体制などを通して,日本を含む東アジ アの文明の特質を理解する。 ◎ ○ △ 1 1 月 2節 南アジアの文明 1 南アジアの風土と諸民族,カースト制,仏 教,ヒンドゥー教,イスラームの影響など を通して,南アジアの文明の特質を理解す る。 ◎ 3節 東南アジア 4節 西アジア・ 北アフリカの文明 12 月 5節 ヨーロッパの文明 自然環境や地理的位置に着目し,インドと 中国のはざまにあるため,両文明の影響を 受けながら,それぞれの地域で多様な社 会・文化を築いていった東南アジアの特質 を理解する。 3 西アジア・北アフリカの風土と諸民族,オ リエント文明・イラン文明の伝統にふれ,基 層となる西アジアの特徴を把握し,イス ラームの成立と拡大・分裂などを通して, 西アジア・北アフリカの文明の特質を理解 する。 ◎ ◎ 7節 ユーラシアの交流圏 1 2 月 2章 一体化に向かう世界 1節 繁栄するアジア 2節 大航海時代と新たな 国家の形成 ○ ○ ○ △ △ △ ヨーロッパの風土と諸民族,ギリシア・ ローマ文明の伝統,キリスト教の発展,封 建社会などを通して,ヨーロッパの文明の 特質を理解する。 ◎ 6節 南北アメリカの文明 1 南北アメリカ大陸の風土と先住民にふれ, ヨーロッパが進出する以前の南北アメリカ 大陸において独自の文化が築かれていたこ とを理解する。 ユーラシアの内陸及び海域のネットワーク を背景に,諸地域間の交流が進み,ユーラ シア規模の交流圏が成立していくようすを 交易品などの事例を通して巨視的かつ視覚 的に把握し,相互の文化受容の進展につい て理解する。 5 アジアのティムール・オスマン・ムガル・ 明・清などの諸帝国の政治と社会にふれ, この時期に安定した支配と経済の繁栄を背 景に,文化も黄金時代を迎えたことを理解 する。 教頭 使用教科書:帝国書院明解世界史A 新訂版 評価の観点 月 教頭 提出年月日:平成28年5月1日 ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ △ △ △ △ 5 ルネサンスと宗教改革,新航路の開拓など にふれ,16世紀頃から始まった世界の一体 化への動きと新たなヨーロッパのわく組み となった主権国家体制の形成について理解 する。 ◎ ○ △ 評 価 規 準 【関】歴史の舞台としての自然環境や日本列島の中にみられる世界との関係・交流につ いて関心を高め,意欲的に追究している。 【思】自然環境と歴史,日本史と世界史のつながりについて考察し,判断した過程や結 △ 果を適切に表現している。 【技】地図や写真を読み取る活動,年表や地図に表現するなど,世界史学習の基本的 技能を身につけている。 【知】自然環境と人間の活動,日本史と世界史が関連していることに気づいている。 【関】人類の発生・進化の過程や農耕・牧畜による食料生産革命,文明の成立などにつ いて関心を高め,意欲的に追究するとともに,人類史について考えようとしている。 【思】人類の登場,食料生産革命,文明の成立などについて考察し,判断した過程や結 果を適切に表現している。 ○ 【技】人類の登場,食料生産革命,文明の成立などに関する資料を収集し,適切に活用 する技能を身につけている。 【知】先史時代について概観し,人間の進化を把握するとともに,基本的知識を身につ けている。 【関】東アジアの風土・生活・言語・思想などについて関心を高め,意欲的に追究すると ともに,東アジアの特質について考えようとしている。 【思】東アジアの風土・生活・言語・思想などについて考察し,判断した過程や結果を適 切に表現している。 ◎ 【技】東アジアの風土・生活・言語・思想などに関する資料を収集し,適切に活用する技 能を身につけている。 【知】日本を含む東アジアの文明の特質(封建制度,漢字文化圏,儒教思想,律令体 制,文治主義,冊封体制など)を構造的視野から把握し,基本的知識を身につけてい る。 【関】南アジアが,宗教と社会制度を共通の基盤として一つの社会が形づくられたことに ついて関心を高め,意欲的に追究するとともに,南アジアの特質について考えようとして いる。 【思】南アジアが宗教と社会制度を共通の基盤として一つの社会が形づくられたことにつ ◎ いて考察し,判断した過程や結果を適切に表現している。 【技】南アジアが,宗教と社会制度を共通の基盤として一つの文明を形成したことに関す る資料を収集し,適切に活用する技能を身につけている。 【知】南アジアの文明の特質(カースト制,仏教,ヒンドゥー教,イスラームの影響など)を構 造的視野から把握し,基本的知識を身につけている。 【関】東南アジアの風土・生活・文化などについて関心を高め,意欲的に追究するととも に,東南アジア世界の特質について考えようとしている。 【思】東南アジアが独自の文化を生み出したことについて考察し,判断した過程や結果 ◎ を適切に表現している。 【技】東南アジアに関する資料を収集し,適切に活用する技能を身につけている。 【知】東南アジアの特質(都市や港市のネットワークなど)を構造的視野から把握し,基本 的知識を身につけている。 【関】西アジア・北アフリカが,さまざまな遊牧民,農耕民,交易民により形成され,拡大し たことについて関心を高め,意欲的に追究するとともに,西アジア・北アフリカの特質に ついて考えようとしている。 【思】西アジア・北アフリカが,さまざまな遊牧民,農耕民,交易民により形成され,拡大し たことについて考察し,判断した過程や結果を適切に表現している。 ◎ 【技】西アジア・北アフリカが,さまざまな遊牧民,農耕民,交易民により形成され,拡大し たことに関する資料を収集し,適切に活用する技能を身につけている。 【知】西アジア・北アフリカがの成立とその特色,地域的な拡大と独自の世界の形成につ いて,イスラーム国家の柔軟性やムスリム商人の役割などを把握し,基本的知識を身に つけている。 【関】ヨーロッパの風土・生活・文化などについて関心を高め,意欲的に追究するととも に,ギリシア・ローマ文明の伝統とキリスト教によって一つの文明を形成したヨーロッパの 特質について考えようとしている。 【思】ギリシア・ローマ文明の伝統とキリスト教によって一つの文明を形成したヨーロッパに ◎ ついて考察し,判断した過程や結果を適切に表現している。 【技】ギリシア・ローマ文明の伝統とキリスト教によって一つの文明を形成したヨーロッパに 関する資料を収集し,適切に活用する技能を身につけている。 【知】ヨーロッパの文明の特質(ギリシア・ローマ文明の伝統,キリスト教の発展,封建社会 など)を構造的視野から把握し,基本的知識を身につけている。 【関】南北アメリカの大陸の風土と先住民,独自の文明に対する関心を高め,意欲的に 追究するとともに,南北アメリカの文明の特質について考えようとしている。 【思】南北アメリカの文明の特質を考察し,判断した過程や結果を適切に表現している。 【技】南北アメリカの文明の特質に関する資料を収集し,適切に活用する技能を身につ ◎ けている。 【知】南北アメリカの文明の特質を構造的視野から把握し,基本的知識を身につけてい る。 【関】ユーラシア規模の交流圏の成立とそれを支えた内陸および海域(都市や港市)の ネットワークに対する関心を高め,意欲的に追究し,考えようとしている。 【思】ユーラシア規模の交流圏の成立とそれを支えた内陸および海域(都市や港市)の ネットワークについて考察し,判断した過程や結果を適切に表現している。 ◎ 【技】ユーラシア規模の交流圏の成立とそれを支えた内陸および海域(都市や港市)の ネットワークに関する資料を収集し,適切に活用する技能を身につけている。 【知】ユーラシア規模の交流圏の成立とそれを支えた内陸および海域(都市や港市)の ネットワークを把握し,基本的知識を身につけている。 【関】成熟期を迎えたアジアの諸帝国に対する関心を高め,意欲的に追究し,その特色 について考えようとしている。 【思】成熟期を迎えたアジアの諸帝国の特色について考察し,判断した過程や結果を適 ◎ 切に表現している。 【技】成熟期を迎えたアジアの諸帝国の特色に関する資料を収集し,適切に活用する技 能を身につけている。 【知】成熟期を迎えたアジアの諸帝国の特色を理解し,その知識を身につけている。 【関】16~18世紀にかけてのヨーロッパ世界の動向,社会・文化の特質,アメリカ・アフリ カに対する関心を高め,意欲的に追究し,考察しようとしている。 【思】16~18世紀にかけてのヨーロッパ世界の動向,社会・文化の特質,アメリカ・アフリ カとの関係について考察し,判断した過程や結果を適切に表現している。 【技】16~18世紀にかけてのヨーロッパ世界の動向,社会・文化の特質,アメリカ・アフリ ◎ カとの関係に関する資料を収集し,適切に活用する技能を身につけている。 【知】ヨーロッパではルネサンスと宗教改革,新航路の開拓を経て主権国家体制が形成 され,アメリカではヨーロッパ人による征服と入植・開発が先住民社会の変質を余儀なく したこと,またアジア貿易への参入やメキシコ銀の流入がヨーロッパ経済の成長と転換を もたらしたことを把握し,その知識を身につけている。 態度 2 2 2 価 方 法 ノー 提出 定期 小テ 発表 ト 物 考査 スト 2 2 3 1 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○人類の始まり(先史時代)について,その過程と特質を理解してい る。 ○基本的知識が定着している。 6 2 2 5 評価のポイント ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○自然環境と人間の活動,日本史と世界史の関連について,その意 味を理解し,世界史学習の意義に気づいている。 ○基本的知識が定着している。 1 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○東アジアの文明の特質(封建制度,漢字文化圏,儒教思想,律令 体制,文治主義,冊封体制など)を理解している。 ○基本的知識が定着している。 2 2 2 2 2 5 2 1 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○東南アジアの特質(都市や港市のネットワークなど)を理解してい る。 ○基本的知識が定着している。 6 5 2 2 5 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○南アジアの文明の特質(カースト制,仏教,ヒンドゥー教,イス ラームの影響など)を理解している。 ○基本的知識が定着している。 1 1 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○西アジア・北アフリカの文明の特質(イスラームの成立と特色, ネットワークの形成など)を理解している。 ○基本的知識が定着している。 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○ヨーロッパの文明の特質(ギリシア・ローマ文明の伝統,キリス ト教の発展,封建社会など)を理解している。 ○基本的知識が定着している。 2 2 2 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○南北アメリカの文明の特質を理解している。 ○基本的知識が定着している。 6 2 2 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○ユーラシア規模の交流圏(内陸および海域)の特質を理解してい る。 ○基本的知識が定着している。 4 2 2 5 1 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○成熟期を迎えたアジアの諸帝国(ティムール・オスマン・ムガ ル・明・清など)の特色を理解している。 ○基本的知識が定着している。 2 2 5 1 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○16~18世紀にかけてのヨーロッパ世界の特色(ルネサンス・宗教 改革・新航路の開拓・主権国家体制など)を理解している。 ○基本的知識が定着している。 課題学習(2部2章4節「持続可能な社 会をめざして」「課題学習」を先取りして もよい) 1 3章 欧米の工業化とアジア諸国 月 の動揺 1節 ヨーロッパと アメリカの諸革命 三つの事例を通して"共に生きる世界"につ いて考察する。あるいは,自ら主題を見つ け,自ら調べて,レポートにまとめて報 告・発表する。 ◎ 3節 アジア諸国の動揺 2 月 ◎ 7 アメリカ諸国の独立,フランス革命,産業 革命,拡大する貿易活動などを通して,西 ヨーロッパとアメリカに産業社会が成立 し,市民社会および国民国家の形成が進行 したことを理解する。 ◎ 2節 自由主義・ナショナリズムの 進展 ◎ 6 19世紀後半のヨーロッパ,アメリカ社会を 通して,自由主義とナショナリズムが進展 していくようすとアメリカの発展について 理解する。 4 オスマン帝国の弱体化やムガル帝国の崩壊 などを通して,世界市場の形成を背景にし たヨーロッパ諸国のアジア進出とアジア諸 国の状況,植民地化や従属化の過程での抵 抗と挫折,伝統文化の変容など,アジア諸 国の動揺のようすを理解する。 ◎ ◎ ○ ○ ○ 【関】主題を追究することで,歴史への関心と世界史学習への意欲をもとうとしている。 【思】適切な主題を設定し,考察し,判断した過程や結果を適切に表現している。 【技】資料を用いて追究した過程や結果について,報告書にまとめ,発表や討論をする。 ○ 【知】適切な主題に関連した歴史について理解し,その知識を身につけている。 △ 【関】18世紀後半から19世紀にかけてのヨーロッパとアメリカの諸革命に対する関心を高 め,意欲的に追究し,社会の産業化と国民国家の形成により近代世界が確立したことに ついて考えようとしている。 【思】18世紀後半から19世紀にかけてのヨーロッパとアメリカの諸革命を考察し,社会の 産業化と国民国家の形成により近代世界が確立したことを判断して,一連の思考の過程 ◎ を適切に表現している。 【技】18世紀後半から19世紀にかけてのヨーロッパとアメリカの諸革命に関する資料を収 集し,適切に活用して,社会の産業化と国民国家の形成により近代世界が確立したこと を考察する技能を身につけている。 【知】18世紀後半から19世紀にかけてのヨーロッパとアメリカの諸革命について理解し, その知識を身につけている。 △ 【関】1848年を転換点として,自由主義とナショナリズムが進展したことに対する関心を高 め,意欲的に追究し,考えようとしている。 【思】1848年を転換点として,自由主義とナショナリズムが進展したことについて考察し, 判断した過程や結果を適切に表現している。 ◎ 【技】1848年を転換点として,自由主義とナショナリズムが進展したことに関する資料を収 集し,適切に活用する技能を身につけている。 【知】1848年を転換点として,自由主義とナショナリズムが進展したことを理解し,その知 識を身につけている。 △ 【関】アジア諸国の内部で進行していた変化と,ヨーロッパの進出によって引き起こされた 変貌に対する関心を高め,意欲的に追究するとともに,その特質について考えようとして いる。 【思】アジア諸国の内部で進行していた変化と,ヨーロッパの進出によって引き起こされた 変貌について考察し,判断した過程や結果を適切に表現している。 ◎ 【技】アジア諸国の内部で進行していた変化と,ヨーロッパの進出によって引き起こされた 変貌に関する資料を収集し,適切に活用する技能を身につけている。 【知】世界市場の形成を背景にしたヨーロッパ諸国のアジア進出とアジア諸国の状況,植 民地化や従属化の過程での抵抗と挫折,伝統文化の変容など,アジア諸国の動揺を理 解し,その知識を身につけている。 2 2 5 2 2 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○基本的知識が定着している。 1 5 1 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○18世紀後半から19世紀にかけてのヨーロッパとアメリカの諸革命 と,社会の産業化と国民国家の形成により近代世界が確立したこと を理解している。 ○基本的知識が定着している。 2 2 2 2 5 5 1 1 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○1848年を転換点として,自由主義とナショナリズムが進展したこ とを理解している。 ○基本的知識が定着している。 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○アジア諸国の動揺(アジア諸国の内部で進行していた変化と, ヨーロッパの進出によって引き起こされた変貌)を理解している。 ○基本的知識が定着している。 4節 東アジアの大変動 4 月 2部 地球社会と日本 5 月 4 アヘン戦争やアロー戦争などの西洋の衝撃 により,冊封=朝貢体制に基づく東アジア の伝統的な国際秩序が崩壊していく過程を 通して,ヨーロッパ諸国の東アジア進出と 東アジア諸国の状況,半植民地化や従属化 の過程での抵抗と挫折,その中での日本の 対応など,東アジアの大変動を理解する。 ◎ ○ △ 3 交通革命,マス=メディアの発達,企業や国 家の巨大化,社会の大衆化と政治や文化の 変容,公教育の普及と国民統合などを通し て,20世紀という時代の特質を把握すると ともに,欧米諸国によるアジア・アフリカ の植民地化をめぐる競合と人口移動から, 世界の支配・従属関係を伴う一体化と社会 の変容を理解する。 1章 現代世界の芽ばえと 世界大戦 1節 現在につながる社会の 形成 ◎ ○ △ 【関】東アジア諸国の内部で進行していた変化と, ヨーロッパの進出によって引き起こさ れた変貌に対する関心を高め,意欲的に追究するとともに,その特質について考えようと している。 【思】東アジア諸国の内部で進行していた変化と, ヨーロッパの進出によって引き起こさ れた変貌を考察し,判断した過程や結果を適切に表現している。 ◎ 【技】東アジア諸国の内部で進行していた変化と, ヨーロッパの進出によって引き起こさ れた変貌に関する資料を収集し,適切に活用する技能を身につけている。 【知】ヨーロッパ諸国の東アジア進出と東アジア諸国の状況,半植民地化や従属化の過 程での抵抗と挫折,その中での日本の対応など,東アジアのようすを理解し,その知識 を身につけている。 【関】19世紀末から20世紀初頭にかけて,欧米諸国や日本などにみられた社会の急激 な変化と19世紀の世界の一体化に対する関心を高め,意欲的に追究するとともに,その 特質を人類史的視野から考えようとしている。 【思】19世紀末から20世紀初頭にかけて,欧米諸国や日本などにみられた社会の急激 な変化と19世紀の世界の一体化について考察し,判断した過程や結果を適切に表現し ている。 【技】19世紀末から20世紀初頭にかけて,欧米諸国や日本などにみられた社会の急激 な変化と19世紀の世界の一体化に関する資料を収集し,適切に活用する技能を身につ けている。 【知】産業構造の変化や大量消費社会・大衆社会の始まりなど,20世紀という時代の特 ◎ 質を人類史的視野から把握するとともに,欧米諸国によるアジア・アフリカの植民地化を めぐる競合と人口移動から世界の支配・従属関係を伴う一体化と社会の変容を理解し, その知識を身につけている。 2 2 5 1 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○東アジアの大変動(東アジア諸国の内部で進行していた変化と ヨーロッパの進出によって引き起こされた変貌)を理解している。 ○基本的知識が定着している。 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○19世紀末から20世紀初頭にかけて,欧米諸国や日本などにみられ た社会の急激な変化(交通革命,マス=メディアの発達,企業や国家 の巨大化,社会の大衆化と政治や文化の変容,公教育の普及と国民 統合,産業構造の変化や大量消費社会・大衆社会の始まりなど)と 帝国主義時代の世界の一体化を理解している。 ○基本的知識が定着している。 2 5 2 1 6 月 2節 第一次世界大戦が もたらしたもの 6 第一次世界大戦と総力戦としての様相,ロ シア革命,ソヴィエト連邦の成立,戦争と 革命による国際秩序の変化,アメリカの大 衆生活とその波及を通して,20世紀初頭の 変化の様相を理解する。 ◎ ○ △ 【関】第一次世界大戦の原因と性格,平和の意義などに対する関心を高め,意欲的に追 究するとともに,20世紀初頭の変化の様相について考えようとしている。 【思】第一次世界大戦の原因と性格,平和の意義について考察し,20世紀初頭の変化 の様相について考察し,一連の思考の過程を適切に表現している。 【技】第一次世界大戦の原因と性格,平和の意義と20世紀初頭の変化の様相に関する ◎ 資料を収集し,適切に活用する技能を身につけている。 【知】第一次世界大戦の原因と性格,ロシア革命の展開とそれが世界に与えた影響,戦 争と革命による国際秩序の変化,国際協調とヴェルサイユ体制,アメリカ的生活様式の 資本主義社会への普及について理解し,その知識を身につけている。 2 2 5 1 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○20世紀初頭の変化の様相(第一次世界大戦,ロシア革命,国際協 調とヴェルサイユ体制,アメリカ的生活様式など)を理解してい る。 ○基本的知識が定着している。 3節 "民族自決"を求めて 2 インド・中東および東アジアの民族運動を 通して,"民族自決"を求めたアジアのナ ショナリズムの動きを理解する。 7 月 ◎ ○ △ 【関】インド・中東および東アジアの民族運動に対する関心を高め,意欲的に追究すると ともに,"民族自決"を求めたアジアのナショナリズムの動きについて考えようとしている。 【思】インド・中東および東アジアの民族運動について考察し,"民族自決"を求めたアジ アのナショナリズムの動きについて考察し,一連の思考の過程を適切に表現している。 【技】インド・中東および東アジアの民族運動と"民族自決"を求めたアジアのナショナリズ ◎ ムの動きに関する資料を収集し,適切に活用する技能を身につけている。 【知】第一次世界大戦後,インド・トルコ・中国などの民族運動が大衆的基盤をもち,アジ ア諸民族の動向が世界史の新しい潮流をつくり出したことを理解し,その知識を身につ けている。 2 2 5 1 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○"民族自決"を求めたアジアのナショナリズムの動き(インド・ト ルコ・中国などの民族運動)を理解している。 ○基本的知識が定着している。 4節 経済危機から第二次 世界大戦へ 9 月 5 第二次世界大戦の原因や総力戦としての性 格,それらが及ぼした影響を理解し,平和 の意義などについて考察する。2部1章2 節とあわせて20世紀前半の国際政治の流れ を概観し,国際関係の変遷と社会の特質を 理解する。 ◎ ○ △ 【関】世界恐慌と資本主義の変容,20世紀前半の国際政治の流れ,第二次世界大戦の 原因や性格などに対する関心を高め,意欲的に追究するとともに,現代の戦争の特質と 平和の意義について考え,国際社会に生きる日本人としての自覚をもとうとしている。 【思】世界恐慌と資本主義の変容,20世紀前半の国際政治の流れ,第二次世界大戦の 原因や性格,現代の戦争の特質と平和の意義などについて考察し,判断した過程や結 果を適切に表現している。 ◎ 【技】世界恐慌と資本主義の変容,20世紀前半の国際政治の流れ,第二次世界大戦の 原因や性格,現代の戦争の特質と平和の意義などに関する資料を収集し,適切に活用 する技能を身につけている。 【知】世界恐慌と資本主義の変容,20世紀前半の国際政治の流れ,第二次世界大戦の 原因や性格,現代の戦争の特質と平和の意義について理解し,その知識を身につけて いる。 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○20世紀前半の国際政治の流れ(二つの世界戦争を中心に,世界恐 慌,現代の戦争の特質と平和の意義など)を理解している。 ○基本的知識が定着している。 2 2 5 1 2章 冷戦から地球社会へ 1節 冷たい戦争の時代 6 第二次世界大戦後の米ソ両陣営の対立,ア ジア・アフリカの民族運動と植民地支配か らの独立を理解し,核兵器問題やアジア・ アフリカ諸国が抱える問題などについて考 察する。 ◎ ○ △ 1 0 月 【関】第二次世界大戦後の米ソを中心とする両陣営間の対立や,アジア・アフリカ諸地域 でみられた民族独立運動の展開,平和共存と多極化の進展などを通して,1970年頃ま での世界の大きな動向について関心を高め,意欲的に追究し,考え,国際社会に生きる 日本人としての自覚をもとうとしている。 【思】第二次世界大戦後の米ソを中心とする両陣営間の対立や,アジア・アフリカ諸地域 でみられた民族独立運動の展開,平和共存と多極化の進展などを通して,1970年頃ま での世界の大きな動向について考察し,判断した過程や結果について適切に表現して ◎ いる。 【技】第二次世界大戦後の米ソを中心とする両陣営間の対立や,アジア・アフリカ諸地域 でみられた民族独立運動の展開,平和共存と多極化の進展などを通して,1970年頃ま での世界の大きな動向に関する資料を収集し,適切に活用する技能を身につけている。 【知】第二次世界大戦後の米ソ両陣営の対立,アジア・アフリカの民族運動と植民地支 配からの独立,平和共存と多極化の進展などを通して,1970年頃までの世界の大きな 動向について理解し,その知識を身につけている。 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○第二次世界大戦後の世界の特質(米ソ両陣営の対立,アジア・ア フリカの民族運動と植民地支配からの独立など),1970年頃までの 世界の大きな動向を理解している。 ○基本的知識が定着している。 2 2 1 5 2節 冷戦終結への道のり 3 1970年代以降は市場経済の世界化をはじ め,米ソのゆらぎや冷戦の終結などから, 世界が大きく変容し,今日に至っているこ とを理解する。 ◎ 3節 地球社会への歩み ◎ 3 月 課題学習 △ 4 冷戦終結後の世界の政治・経済の動向につ いて理解するとともに,日本が世界の諸 国・諸地域と多様性を認め合いながら共存 する方向を模索し,これからの国際社会に おける日本の役割について考察する。 10 月 4節 持続可能な社会を めざして ○ ○ △ 1 三つの事例,①メソポタミア湿原の回復に 向けて,②フランスから送還されるロマの 人々,③よみがえる伝統"ノクシカタ",を 通して,"共に生きる世界"について考察 し,その構築に向けての方策を探る。そし て,これからの世界と日本のあり方や世界 の人々が共存できる,環境・経済・社会の バランスが保たれた"持続可能な社会"の実 現について考える。 ◎ ◎ ◎ 1 ここまで学習したことをふまえ,現代世界 の特徴や課題について,それぞれが興味の あるテーマを見つけて決定し,自ら調べ て,レポートにまとめ,報告・発表する。 意見交換の場を通して,自分の意見をいっ そう明確にしたり,修正・再検討を加え る。 ◎ ◎ ◎ 【関】市場経済の世界化,米ソのゆらぎや冷戦の終結などから,1970年代以降の世界の 大きな変容に対する関心を高め,意欲的に追究し,考え,国際社会に生きる日本人とし ての自覚をもとうとしている。 【思】市場経済の世界化,米ソのゆらぎや冷戦の終結などから,1970年代以降の世界の 大きな変容について考察し,判断した過程や結果について適切に表現している。 ◎ 【技】市場経済の世界化,米ソのゆらぎや冷戦の終結などから,1970年代以降の世界の 大きな変容に関する資料を収集し,適切に活用する技能を身につけている。 【知】市場経済の世界化,米ソのゆらぎや冷戦の終結などから,1970年代以降の世界の 大きな変容について理解し,その知識を身につけている。 【関】冷戦終結後の世界の政治・経済の動向について関心を高め,意欲的に追究すると ともに,これからの国際社会における日本の役割,日本が世界の諸国・諸地域と多様性 を認め合いながら共存する方向について考え,国際社会に生きる日本人としての自覚を もとうとしている。 【思】冷戦終結後の世界の政治・経済の動向,これからの国際社会における日本の役 割,日本が世界の諸国・諸地域と多様性を認め合いながら共存する方向について考察 ◎ し,判断した過程や結果について適切に表現している。 【技】冷戦終結後の世界の政治・経済の動向,これからの国際社会における日本の役 割,日本が世界の諸国・諸地域と多様性を認め合いながら共存する方向に関する資料 を収集し,適切に活用する技能を身につけている。 【知】冷戦終結後の世界の政治・経済の動向,これからの国際社会における日本の役 割,日本が世界の諸国・諸地域と多様性を認め合いながら共存する方向について理解 し,その知識を身につけている。 【関】事例を通して"共に生きる世界""持続可能な社会"について考察することで,その 構築に向けての方策を意欲的に探ろうとしている。 【思】事例を通して"共に生きる世界""持続可能な社会"について考察し,判断し,その 構築について展望をもっている。 ◎ 【技】"共に生きる世界""持続可能な社会"に関する資料を用いて追究した過程や結果 について,報告書にまとめたり,発表や討論をしたりしている。 【知】地球規模での問題の出現を理解し,"共に生きる世界""持続可能な社会"を構築す るための展望をもち,その知識を身につけている。 【関】主題を追究することで,現代世界の特徴や課題への関心と世界史学習への意欲を もとうとしている。 【思】適切な主題を設定して考察し,判断した過程や結果を適切に表現している。 ○ 【技】資料を用いて追究した過程や結果について,報告書にまとめ,発表や討論をする。 【知】適切な主題に関連した現代世界の特徴や課題について理解し,その知識を身に つけている。 総時数 70 ※評価規準はシラバスに対応している。なお【関】は関心・意欲・態度,【思】は思考・判断・表現,【技】は技能,【知】は知識・理解を示している。 2 2 2 1 2 1 5 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○市場経済の世界化,米ソのゆらぎや冷戦の終結など,1970年代以 降の世界の大きな変容を理解している。 ○基本的知識が定着している。 5 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○冷戦終結後の世界の動きを理解し,これからの国際社会における 日本の役割について考え,国際社会に生きる日本人としての自覚を もっている。 ○基本的知識が定着している。 2 2 2 2 2 2 5 2 1 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○地球規模での問題の出現を理解し,"共に生きる世界""持続可能 な社会"について考え,その構築についての展望をもっている。 ○基本的知識が定着している。 ○興味・関心をもって,積極的に学習に取り組んでいる。 ○課題意識をもって,意欲的に追究しようとしている。 ○適切な事例を選択し,事例について調査するとともに,自らの問 題としてとらえて(自我関与して)いる。 ○資料を収集,活用し,内容をわかりやすく表現している。 ○基本的知識が定着している。 2016 年度 シラバス 提出日 教 科:公 民 科 月(時間) 科 目:時事研究 学期の学習内容 単位数:2単位 各月の学習内容 2016 年 5 月1日 対象学年:3学年 指導上の留意点 4月 (8) Ⅰ.地球環境問題 1.地球温暖化 2.オゾン層破壊 3.酸性雨・海洋汚染 4.砂漠化・熱帯雨林の減少 5.野生生物種の絶滅 ・地球規模の環境問題と人間とのかか わり、よりよい環境を次世代にどう 引き継ぐか考えさせる。 5月 (8) Ⅱ.最近の話題から 6.政権交代とこれからの日本 7.3・11と復興問題 8.消費税増税 9.領土問題 10.TPP について ・最近の身近な出来事を学ぶことで社 会と自分の生活に関心を持たせる。 6月 (8) Ⅲ .科学技術の発達と 生命 11.尊厳死と安楽死 12.脳死と臓器移植 13.遺伝子操作とクローン 14.遺伝子組み換え作物(食品) ・現代の医療や生命科学の急速な発達 が、人間の生と死・私たちの生き方 にどう関わっていくか考えさせる。 7月 Ⅳ.最近の話題から ( 6) 15.平成の大合併(市町村合併) 16.ローマ法王の死と後継者選び 17.日本と韓国・中国との関係を めぐる問題 ・最近の身近な出来事を学ぶことで社 会と自分の生活に関心を持たせる。 9月 Ⅴ. 最近の話題から ( 8) 18 タバコ規制枠組み条約 19.女子高校生スカート丈論争 20.消費期限と賞味期限 21.郵政民営化問題 22.就職とフリーター問題 ・最近の身近な出来事を学ぶことで社 会と自分の生活に関心を持たせる。 10月 Ⅵ.人権と差別 ( 8) 23 子どもの権利条約 24.校則を考える 25 女性天皇問題. 26.セクシャルハラスメント・ドメステックバイオレンス 27.外国人労働者問題(出入管法) 28.ハンセン病 ・基本的人権の尊重について、身近な 事例をとりあげ考えさせる。 11月 Ⅶ .政治と私たちの (8) 生活 29.住基ネットと個人情報保護法 30.裁判員制度は必要か 31.死刑制度は存続すべきか 32.憲法改正問題 ・政治は身近な存在であり、私たち個 々人の生活に与える影響が大きいこ とを事例から考えさせる。 12月 Ⅷ .世界は平和になれ (6) るか。 33.イラク戦争・アフガニスタン問題 34.チェチェン紛争・スーダン内戦 35.世界の難民と日本の役割 36.沖縄の平和と基地問題 ・世界各地で起こっている民族・内戦 問題を通して、何をなすべきか考え させる。また、沖縄の基地問題から 平和について考えさせる。 1月 Ⅸ.資源・エネルギー ( 6) 37.資源と私達の生活 38.原子力発電と新エネルギー 39.私たちの生活スタイルとゴミ廃棄物 40.ダイオキシン問題 2月 Ⅹ .社会人になるため (4) の心得 41.カード社会と自己破産 42.引っかからないー悪徳商法ー 43.税金・医療・年金について 総時数 70 -1- ・限りある資源と安全なエネルギー、 ゴミ問題を通して、自らの生活のあ り方を考えさせる。 ・社会人として自立するとはどういう ことかを考えさせる。 -2- _ 校長 郷土の文化(シラバス) 科目名 (担当学年学級) 科目の目標 月 (郷土の文化) 学年2年:学級 総合学科 教頭 提出年月日 2016年5月1日 2 担当者氏名 郷土の歴史についての理解を深めさせ、身近な問題に対する判断力の基礎を養うとともに、自ら人間としての在り方生き方について考える力を養う。 学期の学習内容 4 旧石器時代の沖縄 新石器時代の沖縄 1 単 位 数 教頭 5 新石器時代の先島 6 奈良平安時代の沖縄 古琉球 7 9 近世琉球 定時数 2 2 2 2 2 2 2 6 2 3 2 2 2 2 2 10 2 11 12 2 2 2 2 1 2 2 2 3 近代沖縄 2 3 戦後の沖縄 3 総時数 3 3 3 3 6 70 各月の学習内容 指導上の留意事項 使用教材 体験的活動 成績評価 1年生で学んだ基礎的な知識のもとに、 教科書、資料集、新 巡検 1,成績評価 発展した理解とより実践的、体験的な指 聞、 新聞づくり (1)中間考査・期末考査の 導を取り入れる。郷土料理の実習や自ら 教科書、資料集、 新 発表 筆記試験 定期考査において テーマを決定し、巡検対象を取材し、新 聞、ビデオ、 は、知識の暗記に偏ることな 聞にまとめる く、論理的な考え方、表現・ ・生活に根ざした問題点を提起すること 処理を見るための問題も出題 で、沖縄の歴史について考えさせる。 する。 (2)提出物・勤怠状況・授 業・発表態度等①各単元や各 (1) 東アジア世界と琉球 TVなどで話題となった時代なので、その 時間など学習過程で、生徒の (2) 琉球王統・為朝伝説・若太陽英祖王 時代背景・国の体制・エピソード・本土 良い点や、個に応じた進捗状 羽衣伝説と察度王 との違いを考慮して、説明を行い、生徒 況など評価する②課題の提出 (3) 尚巴志の台頭と三山の統一 の理解を深める 状況・内容、授業・発表態度 (4) 王国体制の仕組み 学習内容に沿った、巡検等を行う。 等、上記(1)(2)を総合 (5) 冊封使の琉球渡海 的に評価する。 (6) 尚真の中央集権政策 2,授業の目標 (7) 島津の侵入 沖縄が歩んできた歴史的経緯 を把握し、現在の課題に直接 (1) 羽地朝秀の改革 本土とのつながりを通して、沖縄がどの つながっている事を理解させ (2) 蔡温の政策 ように変わっていったか、そのその歴史 る。 (3) 人頭税について について考えさせる。 3,授業は原則として、副読 (4) 近世の産業と文化の興隆 本中心に進める。必要に応じ て、視聴覚教材、ワークシー (1) 琉球処分 沖縄近代史を背景とした、現代沖縄の諸 トを利用して多角的に学んで (2) 沖縄の民権運動 問題の考察 いく。 また、フィールドワー (3) 旧慣の改革と特別制度の撤廃 ク等を通しての調べ学習やそ (4) ソテツ地獄の沖縄戦 れを発表する機会を設定す る。 (1) 戦後と米軍占領 沖縄戦の実態と戦後沖縄の生活がどのよ (1) 琉球列島の起源 (2) 港川人について (3) 沖縄の主な旧石器時代人 (1) 沖縄貝塚時代 (2) 縄文弥生文化との関係 (3) 伊祖トンネル (1)『隋書』流求国伝でみる沖縄 新聞づくり、発表 (2) 米国民政府統治と自治権拡大闘争 うなものであったか考えさせる (3) 大衆運動の高揚と沖縄返還 (4) 新生沖縄県 新聞づくり、発表 備 考 _ _ 校長 沖縄の歴史(シラバス) 科目名 (担当学年学級) 科目の目標 月 (沖縄の歴史) 学年3・1年:学級 総合学科 学期の学習内容 5 新石器時代の先島 奈良平安時代の沖縄 古琉球 6 近世琉球 7 定時数 提出年月日 2016年5月1日 2 担当者氏名 1 近代沖縄 2 (1) 琉球列島の起源 (2) 港川人について (3) 沖縄の主な旧石器時代人 (1) 沖縄貝塚時代 (2) 縄文弥生文化との関係 (3) 伊祖トンネル (1)『隋書』流求国伝でみる沖縄 新聞つくり・発表 戦後の沖縄 3 総時数 体験的学習 成績評価 (1) 戦後と米軍占領 沖縄戦の実態と戦後沖縄の生活がどのよ (2) 米国民政府統治と自治権拡大闘争 うなものであったか考えさせる (3) 大衆運動の高揚と沖縄返還 (4) 新生沖縄県 新聞づくり、発表 2 2 2 2 12 使用教材 2 2 2 2 6 2 2 2 2 2 2 指導上の留意事項 2 2 2 2 2 10 11 各月の学習内容 ・生活に根ざした問題点を提起すること 教科書、資料集、新 巡検 1,成績評価 で、沖縄の歴史について考えさせる。 聞、 新聞づくり (1)中間考査・期末考査の 発表 教科書、資料集、 新 筆記試験 定期考査において 聞、ビデオ、巡検 は、知識の暗記に偏ることな く、論理的な考え方、表現・ 処理を見るための問題も出題 する。 (2)提出物・勤怠状況・授 業・発表態度等①各単元や各 時間など学習過程で、生徒の (1) 東アジア世界と琉球 TVなどで話題となった時代なので、その 良い点や、個に応じた進捗状 (2) 琉球王統・為朝伝説・若太陽英祖王 時代背景・国の体制・エピソード・本土 況など評価する②課題の提出 羽衣伝説と察度王 との違いを考慮して、説明を行い、生徒 状況・内容、授業・発表態度 (3) 尚巴志の台頭と三山の統一 の理解を深める 等、上記(1)(2)を総合 (4) 王国体制の仕組み 学習内容に沿った、巡検等を行う。 的に評価する。 (5) 冊封使の琉球渡海 2,授業の目標 (6) 尚真の中央集権政策 沖縄が歩んできた歴史的経緯 (7) 島津の侵入 を把握し、現在の課題に直接 本土とのつながりを通して、沖縄がどの つながっている事を理解させ (1) 羽地朝秀の改革 ように変わっていったか、そのその歴史 る。 (2) 蔡温の政策 について考えさせる。 3,授業は原則として、副読 (3) 人頭税について 本中心に進める。必要に応じ (4) 近世の産業と文化の興隆 て、視聴覚教材、ワークシー トを利用して多角的に学んで (1) 琉球処分 近代沖縄の歴史的背景から、現代沖縄の いく。 また、フィールドワー (2) 沖縄の民権運動 諸問題を考察する、 ク等を通しての調べ学習やそ (3) 旧慣の改革と特別制度の撤廃 れを発表する機会を設定す (4) ソテツ地獄の沖 る。 (5) 沖縄戦 2 2 2 2 2 2 2 6 2 6 9 3 教頭 郷土の歴史についての理解を深めさせ、身近な問題に対する判断力の基礎を養うとともに、自ら人間としての在り方生き方について考える力を養う。 4 旧石器時代の沖縄 新石器時代の沖縄 1 単 位 数 教頭 70 備 考 _
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