博 秋育ち、春育ちのアゲハチョウのせい長 山鹿市立稲田小学校 1 3年 野中 研究の目的 二年生の夏に、アゲハとキアゲハのよう虫をたまごから育て、チョウになるまでをかんさつし た。今度は、さなぎで冬をすごし、春に羽化する春がたのアゲハがいることを知り、育ててみた いと思った。また、アゲハのなかまのよう虫を見つけ、どんなチョウになるか調べてみたいと思っ た。 ⑴ 冬をさなぎですごすアゲハと春から夏にかけて育つアゲハのたまご、よう虫、さなぎ、チョ ウの様子、えさのしゅるいをくらべる。 ⑵ アゲハのなかまのよう虫のせい長は、どうなんだろうか。またアゲハとどうちがうだろうか。 ⑶ 冬をさなぎですごすアゲハが羽化するのと、温度はどんなかんけいがあるのか。 2 研究の方法 ⑴ 1ぴきずつよう虫をびんにさした葉で育てる。 ⑵ アゲハとアゲハににているよう虫は、べつべつのし育ケースで育てる。 ⑶ 1日通してかんさつするが、大きさはその日の夕方にはかる。 ⑷ し育するへやの温度のさい高気温、さいてい気温を調べる。 3 研究の結果 ⑴ 秋育ちと春育ちのアゲハのたまご、よう虫、さなぎ、チョウのようす、エサのしゅるいにつ いて ア 白いもようがあり、体が大きく、しげきすると、赤い角を出した。チョウの後はねには、 下の方のとっきがなく、メスは白いもようがあった。もようからナガサキアゲハと分かった。 イ 秋から育てた5ひきのアゲハのよう虫は、1ぴきだけ冬をさなぎですごし、やく6か月後 の春に羽化した。大きさは9㎝で、夏のアゲハより小さかった。 ⑵ アゲハのなかまのよう虫(ジャコウアゲハ) たまごの色、よう虫の形、エサがそれぞれアゲハやナガ サキアゲハとはちがっていた。 ⑶ アゲハの羽化と温度の関係 さむくなる時に育つよう虫は、少しずつ体が大きくなり、長い時間かかってさなぎになる。 体も少し小さい。さなぎのすがたで冬を過ごす。6か月ほどたち、温かくなったら羽化する。 4 研究のまとめ ⑴ 秋に育つアゲハは、春から夏にかけて育つアゲハより、よう虫ですごすき間が長いが、羽化 したチョウは小さい。アゲハにとっては、春から夏にかけての方が育ちやすいのではないか。 ⑵ アゲハににているよう虫は、ナガサキアゲハとジャコウアゲハだった。ナガサキアゲハは、 さなぎになるまでのき間がアゲハより1週間ほど長く、体が大きい。ジャコウアゲハはたまご の色、よう虫の形、エサがぜんぜんちがっていたのでびっくりした。 ⑶ 冬をさなぎですごすアゲハは6か月後にさいこう気温が20度をこえたら生まれたので、温度 が高くなると生まれると思われるが、ほかにも明るさなどがかん係するのかもしれない。 ⑷ よう虫がエサをパチパチと音を立てて食べるのがかわいかった。また育てたい。
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