2012年4月号 - 公益社団法人神奈川県宅地建物取引業協会

公取協通信第217号（2012年4月1日）
公益社団法人
首都圏不動産公正取引協議会
〒102-0074 東京都千代田区九段南3-9-12
（九段ニッカナビル６階）
03-3261-3811
第２１７号
H.24.4.1
Ⅰ
URL
FAX03-3261-3933
http://www.sfkoutori.or.jp
広報関係
ポータルサイト広告適正化部会
ポータルサイト広告適正化部会発足
１
加盟事業者等に対する規約の普及啓発活動
(1) 変更表示規約の周知徹底
当協議会は、３月２６日開催の理事会において、
平成２４年４月中旬頃に施行を予定する表
不動産情報サイトを運営する賛助会員が、不動産
示規約及び表示規約施行規則の一部変更点の
事業者の広告表示の適正化を誘導する方策を検討
内容を加盟事業者等に周知するため、公取協
する「ポータルサイト広告適正化部会」をスター
通信や不動産連合会のホームページに変更条
トさせました。
文やその解説等を掲載するとともに、会員団
この部会の当面のメンバーは、不動産の公正競
体に対し、会員事業者への周知方を依頼し、
争規約の趣旨に賛同する広告会社等の賛助会員の
また、賛助会員に対し、不動産事業者との取
うち、不動産情報サイトを運営する次に掲げる５
引に際して普及啓発をいただくよう依頼する
社の広告審査等の実務責任者らとしています。
等あらゆる機会を捉えて周知徹底に努める。
この部会では、不動産情報サイトの物件広告に
特に、「過去の販売価格を比較対照価格と
おける表示の適正化を図るために、広告会社等が
する二重価格表示」ができる要件が整理され、
効果的かつ効率的に不動産事業者を誘導する方策
従来、「建築後２年以内の未入居の建物」の
について協議・検討し、一定の手順を踏んで決定
みであったものが、一定のものを除く土地及
した方策を他の不動産情報サイト運営会社の理解
び建物に拡大されるなどとしており、加盟事
・協力も得て、順次実施することとしています。
業者、一般消費者に正しく理解されるようリ
ーフレット「正しい二重価格表示のあり方」
【参加会社】（50音順）
（仮称）を作成し、加盟事業者がこれらの二
アットホーム株式会社
重価格表示を適正に行うよう努める。
株式会社アドパークコミュニケーションズ
(2) 規約等全般の周知徹底
株式会社ＣＨＩＮＴＡＩ
(3) 研修会等の実施
株式会社ネクスト
① 会員団体等が実施する研修会等への協力
株式会社リクルート
研修会等において規約を説明する機会を
設けていただくとともに、一般消費者も受
【当面の検討事項】
講できるよう依頼し、講師を派遣するなど
１不動産情報サイトにおける表示項目等の整備
規約の周知に積極的に協力する。
２不動産業者との取引開始時の対応
② 賛助会員等に対する研修会
３規約の普及・啓発活動
③ 不動産広告管理者養成講座の開催
４苦情への対応
(4) 業界専門誌の記事又は広告による規約遵守
５調査対応
の働きかけ
６改善要請等への対応
(5) ポータルサイト広告適正化部会の開催
７規約改正・運用への提言など
(6) 公正表示ステッカーの頒布
２一般消費者に対する啓発
(1) キャッチフレーズ「不動産広告をよく見て
平成２４
平成２４年度
２４年度の
年度の
聴いて確かめて」等の啓発
事業計画・
事業計画・収支予算を
収支予算を決定
① 一般消費者向けリーフレット「不動産広
告あらかると」の配布
当協議会は、３月２６日開催の理事会において、
② キャッチフレーズ「不動産広告をよく見
平成２４年度事業計画案及び収支予算案を審議し、
て聴いて確かめて」を冠したセミナー等の
決定しました。
開催、また、関係行政機関等が実施する一
事業計画の骨子は次のとおりです（詳しくは、
般消費者向けセミナー等への協力
当協議会のホームページをご覧ください｡）｡
(2) 一般新聞紙、消費者団体の機関紙等への記
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公取協通信第217号（2012年4月1日）
事又は広告の掲載
(3) ホームページにおける消費者向けページの
拡充
３経常的活動の広報
(1) 「公取協通信」の発行
(2) ホームページにおける広報
(3) 新加盟事業者への啓蒙
会員団体の要請に応じて「広告基準等の習
得ツール」（「公取協案内」、「不動産の公正
競争規約」、「不動産広告ハンドブック」、
「まるちゃんの公正競争規約を知って守って適
正な広告表示」、「おとり広告ガイドライン」、
「公正表示ステッカー」及び「正しい二重価格
表示のあり方」（仮称））を頒布
Ⅱ
渉外関係
１
２
３
４
５
６
７
一般消費者からの相談・苦情等の処理
会員団体事務局連絡会議の開催
不動産広告懇談会の開催
賃貸広告適正化連絡会の開催
不動産情報サイト運営会社との懇談会
自主規制推進連絡協議会への参加
関係団体との連携
Ⅲ
調査指導関係
１
規約違反行為の未然防止等の対応
(1) 事前相談業務の拡充及び不動産事業者の留
意事項等の周知
(2) 広告の事前審査等による違反の再発防止
(3) 規約違反者を対象とする規約等説明会の開催
(4) 「公正競争規約指導員」の養成の推進
(5) 広告会社等に対する協力依頼
(6) 広告関係団体等との連携
２不動産広告収集モニターによる収集広告の点
検指導
３規約に基づく公正かつ厳正な措置、異議の申
立てへの対応
４インターネットの広告表示の適正化
５屋外広告物の掲出是正
Ⅳ
不動産連合会関係
１
２
不動産連合会の事業への積極的参加
規約違反事案の措置区分、措置内容の整合化
３月の業務概況
会議等
■３月７日(水) 賃貸広告適正化連絡会（ＲＡＣ）
当協議会会議室において、午後３時から、(株)Ｃ
ＨＩＮＴＡＩ、(株)リクルート、(株)ネクスト、ア
ットホーム(株)及び(株)アドパークコミュニケーシ
ョンズの出席を得て、標記会議を開催しました。
会議では、「物件の現地調査の手法」、「長期掲
載物件への対応」、「再契約可能な定期借家物件の
表示方法」、「礼金を異なる名目で徴収する場合の
表示方法」等について意見交換を行いました。
■３月９日(金) 公益財団法人東日本不動産流通機
構（ＲＥＩＮＳ）評議員会
京王プラザホテル(新宿区)において、午後１
時から評議員会が開催され、当協議会から専務
理事が出席しました。
■３月９日(金) 不動産広告懇談会
ホテルグランドヒル市ヶ谷（新宿区）において、
午後３時から不動産広告の実施頻度が高い２０社
（維持会員を含む。）の担当者２９名の出席を得
て、平成２３年度第３回目の標記懇談会を開催し
ました。
会議では、事務局から、「平成２４年度事業計
画（案）骨子」、「表示規約・同施行規則の一部
変更案について」及び「規約違反に対する措置状
況」について説明し、これらの事項や当協議会の
活動等に対し意見交換を行いました。
■３月１３日(火) 広報委員会
当協議会会議室において、午後１２時５５分か
ら、広報委員会を開催しました。
会議では、大堀副会長・広報委員会委員長の挨
拶の後、「ポータルサイト広告適正化部会」発足
の件について、審議・決定し、次回の理事会に報
告することとしました。
■３月１４日(水) 総務委員会
当協議会会議室において、午後１２時４５分か
ら、総務委員会を開催しました。
会議では、加藤副会長・総務委員会委員長の挨
拶の後、「平成２４年度事業計画(案)及び収支予
算（案）」について審議・承認し、続いて、「常
勤役員ポストの役員候補者選任手続き等」につい
て審議・承認し、両案とも次回の理事会に上程す
ることとしました。
■３月１５日（木）調査指導委員会・事情聴取会
当協議会会議室において、正午から、調査指導
委員会を開催しました。
会議では、牧山調査指導委員会委員長の挨拶の
後、専務理事から「平成２４年２月度の処理件数
等の状況（同期間内の文書警告以下の事務局専決
処理事案を含む。）」など、前回の調査指導委員
会以降の業務概況を報告しました。
次に、事務局役職員に対して、事情聴取会（１
社）の実施を付託することが決定されました。
引き続き、国土交通省、東京都、神奈川県及び
財団法人不動産適正取引推進機構の担当者出席の
もとに事情聴取会を開催し、小田桐第２小委員会
委員長の司会により、まず事務局職員から、当日、
事情聴取を予定している４社の広告表示等の調査
結果について説明を行い、次いで、事情聴取会に
出席した代表者等から、表示規約違反の疑いのあ
る広告表示について、その作成経緯、表示内容と
事実の相違点、今後の改善策等について事情聴取
を行いました。
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公取協通信第217号（2012年4月1日）
その後、事情聴取を行った事案に対する調査指
導委員会としての事実認定と違反内容を勘案した
措置案について審議・決定し、次回の理事会に諮
ることとしました。
■３月１９日（月）事情聴取会
当協議会会議室において、午前１０時半から、
調査指導委員会の付託を受けた事務局役職員によ
る事情聴取会（１社）を開催しました。
事情聴取会では、常務理事の司会により、当該
事業者の代表者から、表示規約違反の疑いのある
広告表示について事情聴取を行い、その結果を調
査指導委員会委員長等に報告するとともに、了承
が得られた措置案を次回の理事会に諮ることとし
ました。
公正競争規約研修会
会員団体等が主催する公正競争規約研修会に講
師として当協議会職員を派遣しています。３月度
は、次のとおりです。
◆３月５日東海不動産公正取引協議会賛助会員
（名古屋市）
◆
６日 (社)全日本不動産協会東京都本部新入
会員
（千代田区）
◆
８日 (一社)九州不動産公正取引協議会加盟
業者
（福岡市）
◆ １４日 (社)神奈川県宅地建物取引業協会新入
会員
（横浜市）
■３月２６日（月）第１０回理事会
◆ １６日 (社)全日本不動産協会埼玉県本部新入
ホテルグランドヒル市ヶ谷（新宿区）において、
会員
（さいたま市）
午後１２時５５分から、平成２３年度第１０回理
◆ １６日 (社 )山形県宅地建物取引業協会会員
事会を開催しました。
及び (社 )全日本不動産協会山形県本
会議では、南会長が議長となり挨拶の後、まず、
部会員
（山形市）
「賛助会員の入会」について審議・承認（別掲）
◆ ２３日 (社 )千葉県宅地建物取引業協会新入
した後、「平成２４年度事業計画案及び収支予算
会員
（千葉市）
案」を審議・承認しました。
次いで、「常勤役員ポストの役員候補者選任手
続き及び常勤理事候補者の募集」を審議しました
が、改めて、総務委員会が検討した結果をもとに、
次回の理事会で審議することになりました。
引き続き、表示規約違反事業者５社に対する事
実及び措置について審議し、いずれも調査指導委
員会の措置案のとおり決定しました（別掲）。
最後に、専務理事から、３月１３日開催の広報
委員会において、「ポータルサイト広告適正化部
会の発足」に関して、「開催要項」、「当面の検
討課題」、業界紙への「ニュースリリース」等を
決定した旨報告したほか、前回の理事会以降の業
務概況等を報告しました。
なお、「ニュースリリース」については、本理
事会終了後に業界紙に発表しました。
公正競争規約等説明会
３月２７日(火)、主婦会館プラザエフ（千代田
区）において、午後２時から、過去３年間におけ
る規約違反事業者を対象とした標記説明会を６６
社・８７名の出席を得て開催し、不動産の表示及
び景品に関する公正競争規約の概要並びに相談事
例・違反事例の説明を行いました。
賛助会員の
賛助会員の入会
３月２６日開催の第１０回理事会において、下
記の４社の賛助会員への入会が承認されました。
よろしくお願いします。
■３月２７日（火）不動産取引機関連絡協議会
なお、これにより賛助会員数は１１３社となり
(財)不動産適正取引推進機構の会議室（港区）
ます。
において、午後２時から、国土交通省主催の標記
（入会申込順）
会議が同省土地・建設産業局不動産業課、消費者
１社名：ドリームメディア株式会社
庁、警察庁、(独)国民生活センター、主婦連合会、
代表者：渡辺勲氏
(財)不動産適正取引推進機構、(社)不動産協会、
所在地：横浜市西区浅間町１－６－１１
(社)全国住宅建設産業協会連合会、(社)日本住宅
建設産業協会、(社)全国宅地建物取引業保証協会、２社名：株式会社西埼玉ぱど
(社)不動産保証協会及び当協議会を出席メンバー
代表者：田形幸満氏
として開催され、当協議会から事務局長が出席し
所在地：所沢市上新井４－６６－３２
ました。
３社名：株式会社じげん
会議では、不動産業課不動産業指導室の佐藤不
代表者：平尾丈氏
動産業監視官から挨拶の後、担当官から「不動産
所在地：港区赤坂２－１７－２２
取引における苦情紛争相談等の状況」及び「宅地
建物取引業に係る契約の勧誘規定の改正等」並び
４社名：株式会社ダイトクコーポレーション
に警察庁生活安全局の担当官から「最近の不動産
代表者：小畠久志氏
取引関係事案の取締状況」がそれぞれ説明され、
所在地：金沢市大野町４－レ４０－１６９
当協議会からは、「公正競争規約違反に対する措
（東京支店）港区三田３－７－１８
置等の状況」を説明しました。
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公取協通信第217号（2012年4月1日）
の措置の対象には含めないが、今後、同様の行
為を行った事実が認められれば、厳重警告・違
約金の措置を採るだけでなく、当協議会の加盟
事業者である資格を停止し、除名処分を含む措
置を講ずることとなる場合があることをＡ社に
通告して、猛省を促した。
公正競争規約違反に
公正競争規約違反に対する措置等
する措置等
Ａ社：豊島区所在免許更新回数(２)
《措置：厳重警告・違約金、広告事前審査１か月》
対象広告：インターネット広告（自社ホームページ
及び不動産情報サイト）
Ｂ社：相模原市所在免許更新回数(１)
《措置：厳重警告・違約金、広告事前審査１か月》
対象広告：インターネット広告（不動産情報サイト）
自社ホームページ掲載の賃貸住宅１物件
◆おとり広告
契約済みで取引できないのに、その５か月後
に新規に情報公開を行った｡
新築住宅１０物件
◆広告表示の開始時期の制限違反等
調査対象の１０物件について、例えば「新築
一戸建住宅
１,９８０万円３ＬＤＫ建物面
不動産情報サイト掲載の賃貸住宅９物件
積８０.７３㎡
備考建築確認有（確○○○
◆取引条件の不当表示
○）」等と記載し、あたかも新築住宅を取引す
・保証会社と賃貸保証委託契約を要する旨及
るかのように表示 ⇒ これらの物件は、それ
びその額不記載。
ぞれの元付会社が建築条件付売地又は売地とし
・鍵交換費用を要する旨及びその額不記載。
て取引しようとするものをＢ社が勝手に新築住
・契約時に除菌消臭施工費用を要する旨及び
宅として表示したものであり、表示の建築確認
その額不記載。
番号は架空のものであって、建築確認を受けて
・日常トラブルに対する２４時間対応等のサ
おらず、新築住宅として広告及び取引不可。
ービスへの加入を要する旨及びその額不記載。
◆特定事項の明示義務違反
◆取引内容の不当表示
土地面積（１０２.００㎡）のうち約３９㎡
「設備エアコン」 ⇒ なし。
が高圧電線路下であるのにその旨及びそのおお
◆必要な表示事項違反
むねの面積不記載。
「住宅保険お問合わせください」 ⇒ 損
◆必要な表示事項違反
害保険料を要する旨不記載（９件）。
私道負担面積不記載（４件）
過去の措置
Ａ社は、平成２０年３月にもインターネット
Ｃ社：府中市所在免許更新回数(１)
広告（不動産情報サイト）において、おとり広
《措置：厳重警告・違約金、広告事前審査１か月》
告（契約済み物件を実際よりも安い賃料で掲
対象広告：インターネット広告（自社ホームページ）
載）を行ったことなどにより厳重警告・違約金
の措置を受けている。
賃貸住宅約２００物件
◆取引条件の不当表示
上記１０物件以外の賃貸住宅３物件は、次のと
・トップページにおいて、「仲介手数料半
おり、おとり広告の疑いが濃厚であるが、今回の
額～一部業者仲介物件は対象外」などと記
措置対象に含めずに今後の対応等を通告。
載するとともに、「おすすめ物件情報」とし
Ａ社がインターネット不動産情報サイトに掲
て１２物件を表示し、あたかもこれら１２物
載した賃貸住宅のうち、上記の物件のほかに３
件をＣ社の仲介で取引した場合には、仲介手
物件を調査したところ、いずれの物件も極めて
数料が、一部を除き半額になるかのように表
安い賃料で広告し、一般消費者から相当数の問
示 ⇒ １２物件すべて仲介手数料が半額に
い合わせ等があったにもかかわらず、一定期間
ならない。
又は長期間、成約に至っておらず、その合理的
・当該ホームページに掲載の約２００物件の
な理由もないため、取引する意思のないおとり
うち、仲介手数料が半額になるのは、約７０
広告であるとの疑いが濃厚であるが、Ａ社は、
物件（約３５％）のみで、大半の物件は半額
事業者として疑念を抱かれないように事業を展
にならない。
開する必要があるという不動産業界の実態や通
念を前提にしていないだけでなく、表示規約や
賃貸住宅９物件（前記１２物件中の９物件）
景品表示法の設定・立法趣旨、規定の解釈を全
◆取引条件の不当表示
く理解しておらず、不当表示の要件は不当に顧
・「敷金１ヶ月礼金０ヶ月ペット相談」
客を誘引等するおそれがあるものであることを
⇒ ペット飼育時には、敷金及び礼金とも
承知していない。このような状態において、こ
に１か月分増額する旨不記載（２件）。
れら３物件の措置を採っても自主規制や法解釈
・「保証人不要」 ⇒ 保証人に代えて保
の本質を理解するように努めようとする意識が
証会社と賃貸保証委託契約の締結を要する
直ちに醸成されるとは期待できないため、今回
旨及びその額不記載（３件）。
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公取協通信第217号（2012年4月1日）
・
契約時に鍵交換費用を要する旨及びその
額不記載（５件）。
◆取引内容の不当表示
・「室内洗濯機置場」 ⇒ 室外（バルコニ
ー）である（２件）。
・「ルーフバルコニー」 ⇒ なし（２件）。
Ｄ社：中央区所在免許更新回数(１)
《措置：厳重警告・違約金、広告事前審査１か月》
対象広告：インターネット広告（不動産情報サイト）
賃貸住宅１０物件
◆おとり広告
・契約済みで取引できないのに、その５か月
から３か月以上後に新規に情報公開を行った
（２件）。
・新規に情報公開後、契約済みとなったが、
以降更新を繰り返すなど、広告時点まで継続
して広告（６件）｡
◆取引条件の不当表示
・「保険等不要」 ⇒ 損害保険料を要す
る旨不記載（８件）。
・鍵交換費用を要する旨及びその額不記載
（６件）。
・保証会社と賃貸保証委託契約の締結を要す
る旨及びその額不記載。
◆取引内容の不当表示
・「免震構造」 ⇒ 耐震構造（３件）。
・「２００４年８月」 ⇒ １９７０年（昭
和４５年）４月。
・「オートロック」 ⇒ なし。
・「エレベーター・オートロック・宅配ＢＯ
Ｘ・モニター付オートロック・防犯カメラ」
⇒ すべてなし。
◆表示基準違反
・タワーマンションの写真を掲載 ⇒ 当該
物件（３階建てから１０階建て）のものでは
ない（３件）。
・「フルリノベーション物件です」 ⇒ 実
施時期不記載。
Ｅ社：新宿区所在免許更新回数(２)
《措置：厳重警告・違約金、広告事前審査１か月》
対象広告：インターネット広告（不動産情報サイト）
賃貸住宅７物件
◆おとり広告
新規に情報公開後、契約済みとなったが、以
降更新を繰り返し、広告時点まで継続して広告
（１件）｡
◆取引条件の不当表示
・「保険なし」 ⇒ 損害保険料を要する
旨不記載（４件）。
・鍵交換費用を要する旨及びその額不記載
（３件）
・保証会社と賃貸保証委託契約の締結を要す
る旨及びその額不記載（２件）。
・
・
・
入居契約料を要する旨及びその額不記載。
室内消毒料を要する旨及びその額不記載。
「敷金１ヶ月ペット相談」 ⇒ ペット
飼育時には、敷金が１か月分増額の旨不記載。
・公共料金（ガス・電気・水道）として毎月
固定額１１,０００円を要する旨不記載。
・日常トラブルに対する２４時間対応等のサ
ービスへの加入を要する旨及びその額不記載。
・入居者の条件が女性限定である旨不記載。
◆取引内容の不当表示
・「専有面積１６.００㎡」 ⇒ １０㎡。
・「専有面積１２.０１㎡」 ⇒ １１.１７㎡｡
・「築年月（築年数）０９／１１（築２年）」
⇒ １９８２年（昭和５７年）建築、築２９年。
・「オートロック」 ⇒ なし。
・「バス・トイレ独立、トイレ、シャワー」
と住戸内にあるかのように表示 ⇒ 共同の
トイレ・シャワー。
・「マンション」、「間取り１Ｋ」 ⇒ 一
戸建住宅の１室を賃貸するものであり、台所
はない｡
・「フローリング」 ⇒ カーペット敷き
（２件）。
・「洗濯機置き場」 ⇒ なし（２件）。
◆必要な表示事項違反
「定期借家」とのみ記載し、契約期間（１年
間）不記載。
あとがき
国民の祝日である今年の春分の日は、閏年とい
うこともあって３月２０日であり、この春分を中
日とし、前後各３日を合わせた７日間に仏事を行
うことを彼岸会（ひがんえ）というそうだ。私の
誕生日は、その彼岸明けの２３日であり、春分の
大半が２０日か２１日であったというからこの期
間に入る。彼岸会の法要は、祖先を供養する行事
として定着したとされるが、子供の頃には、中日
に「ぼたもち」が供え物として作られるので、こ
の日を誕生日に代えられ、改めて誕生会などと洒
落た行事を催してもらった記憶はない。子供のこ
とだから「ぼたもち」（うるち米ともち米を混ぜ
て炊き、米粒が残る程度に突いて小ぶりの俵状に
まるめ、あんをまぶしたもの。）を食べることが
できるだけで満足であった。
この「ぼたもち」と同じものを「おはぎ」とも
呼び、それら呼び名の由来には諸説があるらしい
が、通常は、春に「牡丹餅」（小豆あんの様子を
春の彼岸の季節に咲く牡丹の花に見立てたことか
ら）、秋に「お萩」（小豆あんの様子を秋の彼岸
の時期に咲く萩の花に見立てたことから）と呼ば
れるそうだ。いずれにしても甘い食べ物であるか
らなのか、「棚からぼた餅」といって努力するこ
ともなく予期しない幸運が舞い込んでくるという
のを期待すべきではないと思うが、ロトよ当たっ
てくれ。
(占夢)
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