下呂温泉病院年報 . ∼ . . 年分娩統計 下呂温泉病院産婦人科病棟 年 熊崎佐代子 松田奈穂子 前野 寿子 日下部和美 青木 純子 清水 智美 熊崎早智子 沖村美賀子 柴倉 昌美 月から 月に本院で取り扱った分娩の 死産・早期新生児死亡と妊産婦死亡(表 概要を報告する。 分娩数(表 死産は ) 例で自然死産 周産期死亡(妊娠 分娩数は 件、うち単胎 た。出産数は 件、双胎 件で、うち生産 件であっ 例、死産 であった。月別の分娩件数は、最高 件( 月・ 月) 、最低 件( 月・ 例みられた。過去 年間で初め てのことである。 月)で月別の平均分 母体年齢(表 ) .%)であった。 外国人産婦は 母体年齢は、 歳から 歳で平均年齢は . 名(中国人)であった。 ± . 歳であった。初産婦は その他として、未受診妊婦の飛び込み分娩 例、未婚 例( 例は経済的理由のため岐阜県助 産婦は 例( 例( .%)経 .%)であった。また、 上の高齢初産婦は 産制度を利用のため当院で分娩)であった。 表 例であった。 週以降の死産+早期新生児 例であった。 妊産婦死亡が 例 娩件数は、 .件であった。うち、里帰り分娩は、 件( 死亡)は、 ) 例( .%)であった。 月別分娩数および出産数 月 分娩数 出産数 出生数 死産 その他 月 月 月 月 妊娠 月 月 月 月 月 月 月 月 計 ― ― 週胎内死亡 歳以 母体年齢別分娩件数は、 歳未満 歳 例、 歳 例、 ∼ 歳 歳以上 例、 ∼ 例、 ∼ 歳 例、 妊娠週数・出産体重・性別(表 ∼ %)、早産 母体年齢別分娩数(%) 年齢 初産婦 経産婦 計 ∼ 歳 . ∼ 歳 . ∼ 歳 . ∼ 歳 . 歳以上 . 出 生 体 重 で は、 男児 表 ∼ 件 で あ っ た。 また、分娩所要時間は、初産婦で平均 時間 分 ± 時間 分、 時 間 分、 経産婦で平均 時 間 分± 時 間 分± 時間 時間 例( 例 例( .%)、巨大児 .%)、女児 妊 娠 週 未 満 妊 娠 ∼ 妊 娠 週 以 上 , 件( .%)、であった。経膣分娩では。吸引分 経産婦で平均 gの出生児 例( .%)であっ 週 出生体重別出産数 件( .%) 、帝王切開分娩は 時間 分± 例( .%)で 妊娠週数別出産数 表 経産婦で平均 . た。 ) 件、骨盤位分 娩・VBAC は 例( 例( .%)であった。また、出生児の性別は、 . 経膣分娩は 分、 例( .%)、過期産 ( .%)、低出生体重児 計 娩 例で、その内訳は正期産 あった。 (%) 歳未満 分娩様式(表 ) 例であった。 出産数は 表 ・表 g未満 , ∼ , g , ∼ , g , ∼ , g , ∼ , g 分で , あった。 g以上 帝 王 切 開 分 娩 の 内 訳 は、予 定 帝 王 切 開 件 ( .%)、緊急帝王切開 件( .%)であっ た。帝王切開の適応理由は、予定帝王切開では既 往帝王切開 例、児頭骨盤不適合 例、網膜色素変性症合併 産婦 アプガールスコア(表 例、骨盤位 例、子宮筋腫・高齢初 例、緊急帝王切開では胎児機能不全 例、 回旋異常 例、 分娩停止 たが陣痛発来 不適合 例、 予定帝王切開であっ 例、軟産道強靭症 例、切迫子宮破裂 例、児頭骨盤 例、早産・骨盤位・ 前期破水・既往帝王切開 ∼ 例( .%)、 ∼ 点であった 点 点以上となった。 ∼ 点 例( .%) 例は、 分後に 例は あった。 例であった。 経 膣 分 娩 吸 引 分 娩 分 例におけるアプガールスコアでは、 例が 分娩様式別出産数 骨 盤 位 出生児 であった。 表 表 ) 娩 帝 王 切 開 分 娩 ― ― アプガールスコア別出生数 ∼ 点 ∼ 点 ∼ 点 分後に 点で 妊娠合併症および分娩異常 妊娠合併症は、妊娠高血圧症候群 例、てんか ん 例、妊娠糖尿病 例、パニック発作 例、網 膜色素変性症 例、ATLI-V 陽性 例、子宮筋腫 例、切迫早産入院治療 例であった。 帝王切開分娩を除いた経膣分娩 分娩異常では、遷延分娩 婦 例(初産婦 例)であった。分娩第 異常では、癒着胎盤 時損傷では頚管裂傷 例における 例、経産 期および分娩直後の 例、子宮弛緩症 例、分娩 例、膣壁血腫 例であっ た。付属物の異常では、前期破水 例、羊水混濁 例、臍帯巻絡 例であった。 分娩時の異常出血では、経膣分娩 例、帝王切開分娩 本年の産婦死亡 ml 以上 ml 以上 例みられた。 例は、分娩時出血量 ml で 子宮弛緩症から DIC を併発した事例であった。 ― ―
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