東内科医院からのお知らせ がんは高齢になるほど罹患リスクが高くなる病気ですが、大腸がんも同様で、男女共に 40 歳代から 罹患率が上昇し始め、高齢になるほど高くなります。 以前は、胃ガンによる死亡率が男女共に圧倒的に高かったのですが、現在では大腸ガンは急激に増加 しており、大腸がんの死亡者数はこの 20 年で 2 倍以上に増え続け、男女共に死亡原因の 1 位となって います。ポリープの発見率も 40 歳代では 40%、50 歳代では 60%となっています。定期的に大腸がん 検診を受け、早い段階でがんを発見することが重要です。 当院では、無痛性内視鏡検査も行えます。また、1cm 未満のポリープ切除(ポリペクトミー)も平成 22 年 9 月より開始しています。詳細につきましては、お電話にてお問い合わせください。 大腸がんは早期検査が決め手!! ●無痛性内視鏡検査とは 鎮静剤(静脈注射による麻酔)を使用して行います。点滴をしながら検査をし、眠っている状態 のまま苦痛をほとんど感じることなく検査を行うことができます。 ●ポリペクトミーとは ポリープの切除術として、内視鏡を使って高周波電流でポリープを焼き切ります。当院では、1cm 未満のポリープを対象として切除を行います。1cm 以上の場合は入院が必要になりますので、適切 な病院をご紹介いたします。 ※ 切除後 1 週間は旅行や運動、肉体労働、飲酒は制限されます。 ●定期的に検査を行い早期発見が重要 大腸がんは、早期発見であればほぼ完治しますが、一般的には自覚症状がないため、無症状の時 期に発見することが重要となります。早期発見のために定期的な検査(便潜血検査や大腸内視鏡検 査)を受けることが重要です。 大腸内視鏡検査は大腸癌、大腸ポリープ、炎症などの有無を調べるために行う検査です。内視鏡 で大腸全体を観察し、必要に応じポリープの切除、または組織の一部を採取します。大腸を調べる にあたって最も確実な結果が得られます。 ●大腸ポリープとは ポリープは大きく「腫瘍」と「腫瘍以外のポリープ」に分けられます。腫瘍以外のポリープには 炎症性のポリープや過形成によるポリープなどがあります。炎症性のポリープは潰瘍性大腸炎、ク ーロン病などの腸の炎症性の病気や感染症など、腸に強い炎症を引き起こす病気にかかった後にで きます。過形成性ポリープは歳をとるとほとんどの人にみられるもので、一種の老化現象とも言え ます。この2つのタイプのポリープは、基本的に正常細胞が集まってイボ状になったもので、がん とは無関係です。放置しても大腸がんになることはほとんどありません。 良性の腫瘍は、 「腺腫」と呼ばれ、大腸ポリープの 80%は腺腫で、特に S 状結腸や直腸によくでき ます。そのため、一般にポリープという場合は、この腺腫を指す場合が多く大腸がんとの関係で一 番問題になるのが、この腺腫なのです。がんと同じように、腺腫は粘膜上皮を形成する腺細胞が異 常をきたして増殖したもので、大きな腺腫はがんになる一歩手前の状態(前がん状態)と言われて います。実際に、多くの大腸がんは腺腫から発生すると考えられています。 医療法人 東内科医院 〒259-1132 神奈川県伊勢原市桜台 4-12-11 TEL.0463-93-1311 ●大腸がんの症状 -以下の症状がみられたら診察を- ・ 便通の異常 ・ 血便(便に鮮血又は黒色の血液が混入) ・ 残便感 ・ 下痢と便秘の繰り返し ・ 便が細い ・ 腹部、腹部膨満感 ・ 痛みを伴うしこり 医療法人 東内科医院 〒259-1132 神奈川県伊勢原市桜台 4-12-11 TEL.0463-93-1311
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