CFA NEWSLETTER グローバル金融アナリストの情報誌 No.041/2016年12月号 CONTENTS Topics ■ 2016年度報告および2017年度に向けて ■ 決算報告および新役員体制 ■ SLC APAC Regional Meeting 2016参加報告 CFAJ Update ■ 活動報告 ■ 新著紹介 CFA News & Trend ■ CFA Magazine 9月号より ■ ■ ■ クォンツの誕生-ジャック・L・トレイ ナーの遺した業績- ブロックチェーンの動向 新たなミッション ■ ■ フィンテックの誇張を理解する 監査の目指すべき姿 CFA People ■ 新任役員プロフィール ■ 今後の主な予定 ■ 事務局より 本ニュースレターでは、世界の公正な投資市場をリードする専門資格CFA®(CFA協会認定証券アナリスト)の認定・推進機関であるCFA協会の 活動から、情報をお届けいたします。取材の参考資料としてご活用いただくことができれば幸いです。 CFA協会ならびに日本CFA協会の詳細はホームページをご参照ください。 ■CFA協会/http://www.cfainstitute.org ■一般社団法人日本CFA協会/http://www.cfasociety.org/japan Topics 2016年度報告および2017年度に向けて 会員の皆さま 昨年度の当協会の活動につきまし 会員の皆さまにおかれましては、協 ては、活発だった一昨年に比してもさ 会活動への一層の参画をお願いした らに活性化しており、例年にないもの いと存じます。 としては、初めての日本取引所グルー プとのコーポレート・ガバナンス・コ 協会を構成するのは会員の皆さま -ドに関するジョイント・シンポジウ であり、協会は皆さま会員のために存 ム(3月10日) 、及び7年ぶりとなる日 在しております。協会の活動の中で、 本証券アナリスト協会とのジョイン 最も頻繁に開催され、メンバーバリュ トセミナー(4月7日)、一橋ICUと共 ーの向上にCEクレジットの獲得等最 催したRobert C. Merton 氏の講演会 も直接的に関係すると思われる夜間 (6月14日) 、Investor First Eventと合 セミナーにつきましても、年間の延べ 10月31日に日本CFA協会の定例社 体したフルデーのJapan Investment 参加率は増加傾向にあるものの未だ 員総会が開催され、年間活動報告に続 Conference(7月15日)の開催等が特 30%程度に止まっています。また、年 き、決算、及び役員(理事、監事)候 記されます。 1回の定時総会の決議における投票 は10%強の参加に止まっている状況 補者について、ご承認をいただきまし た。また、総会に続いて開催された、 一方で、グローバルな展開に目を向 です。 新年度の役員による最初の理事会に けますと、日本におけるCFAの認知状 て、執行役員候補の承認をいただき、 況は、会員数でみてもアジア・オセア CFAというネットワークは、グロー 私が昨年度に続き新年度の協会代表 ニア地域で第6位、市場浸透率 バルに奥も幅も広く、やれることは多 (会長)を務めさせていただくことに (Market Penetration)でみても同最下 くあります。皆さまが参画することが なりました。どうぞよろしくお願い申 位とその存在感は小さく、Awareness 即貢献に繋がりますし、参画すればす し上げます。 の向上になお一層努めていかなけれ るほどそのバリューが一層感じられ ばならないとCFAIの国際会議に出席 ることを確信しています。ぜひとも、 するたびに実感します。 協会活動にご参画いただきますよう、 執行理事につきましては昨年、代表 重ねてお願いいたします。 を含め大きな異動があったこともあ り、今回は大きな変更はありませんが、 昨年度の特記事項として、事務局長 来年度に任期(通算理事経歴9年)を の採用が挙げられます。これまでは、 迎える方が2名おられることも考慮 日中仕事を持ったボランティアの役 にいれ、昨年度に続き執行理事を1名 員のみで、業務執行に限界がありまし 増加して、執行部の強化を図っており たが、これにより事務遂行能力の迅速 ます。 化と堅確化の一層の推進が期待され ます。 1 さまざまな機会に皆さまにお会い するのを楽しみにしております。 日本CFA協会 会長 青砥 政孝, CFA 決算報告および新役員体制 貸借対照表 (2016年8月31日現在) ( 資産の部) 流動資産 現預金 前払費用 未収金 固定資産 敷金保証金 72,026,255 65,407,801 314,178 6,304,276 3,370,800 3,370,800 資産合計 75,397,055 ( 負債の部) 流動負債 未払金 未払給与 前受金 賞与引当金 負債合計 (単位 円) 20,741,808 2,251,674 185,488 17,504,646 800,000 20,741,808 ( 正味財産の部) 正味財産合計 一般正味財産 54,655,247 54,655,247 負債・ 正味財産合計 75,397,055 損益計算書 自 2015年9月1日 至 2016年8月31日 (単位 円) 経常収益 47,402,697 支援企業協賛金収入 6,420,564 年会費収入(正会員・準会員) 21,691,836 年会費収入(受験者会員) 243,332 CFA Institute補助金収入 10,649,121 JIC収入 5,635,101 セミナー収入 1,264,000 模擬試験収入 1,480,234 雑収入 8,022 受取利息 10,487 経常費用 37,631,810 給料手当 7,666,092 賞与 1,073,333 広告宣伝費 1,205,604 セミナー等開催費用 13,040,755 JIC費用 5,635,101 地代家賃 3,701,266 通信費 874,712 出張旅費・交通費 951,296 事務用品費 1,265,607 保険料 361,030 支払報酬 1,284,715 その他 572,299 当期経常増減額 9,770,887 当期一般正味財産増減額 9,770,887 一般正味財産期首残高 44,884,360 一般正味財産期末残高 54,655,247 2 0 1 7 年度予算 自 2016年9月1日 (単位 千円) 至 2017年8月31日 経常収益 39,793 支援企業協賛金収入 5,450 年会費収入(正会員・準会員) 19,615 年会費収入(受験者会員) 320 CFA Institute補助金収入 11,888 JIC収入 0 セミナー収入 600 模擬試験収入 1,920 雑収入 0 受取利息 0 経常費用 36,410 給料手当 13,000 賞与 1,000 広告宣伝費 2,000 セミナー等開催費用 9,569 JIC費用 0 地代家賃 3,708 通信費 800 出張旅費・交通費 950 会議費 460 事務用品費 1,800 保険料 205 支払報酬 1,850 その他 1,068 当期経常増減額 3,383 当期一般正味財産増減額 3,383 一般正味財産期首残高 54,655 一般正味財産期末残高 58,038 xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx 2017年度新役員とコミッティ担当 会長、代表理事 青砥政孝 副会長・理事 古宇田義規 エンプロイヤー・アウトリーチ・チェアー 副会長、理事 橋本幸憲 テクノロジー・バイスチェアー 執行理事 原田武嗣 アドボカシー・チェアー 執行理事 神谷精志 広報・出版チェアー 兼 ユニバーシティ・バイスチェアー 執行理事 小池敏雄 アドボカシー・バイスチェアー 執行理事 宝田めぐみ メンバーシップ・バイスチェアー 理事 田中由美 エンプロイヤー・アウトリーチ・バイスチェアー 理事 小澤大二 ユニバ―シティ・チェアー 理事 本間晶 メンバーシップ・チェアー 兼 アドボカシー・バイスチェアー 理事 田原一彦 プログラム・チェアー 兼 広報・出版バイスチェアー 理事 中山貴司 テクノロジ―・チェアー 兼 プログラム・バイスチェアー 理事 三木隆二郎 プログラム・バイスチェアー 理事(新任) 今井義行 広報・出版バイスチェアー 兼 プログラム・バイスチェアー 理事(新任) 川本雄祐 メンバーシップ 兼 ユニバーシティ 監事 菱川精記 監事(新任) 渡部潔 2 SLC APAC Regional Meeting 2016参加報告 ィと日本の特殊性、日本でのさらなる普 のソサエティからサクセスストーリーが 及の必要性を改めて実感させられたミ 紹介されました。その一つに当協会が ーティングでした。 選ばれ、「Engage with Regulators & CFA Institute Investment Policy Makers through Original Foundations Certificate: Thought Leadership - Japan's White 今年から旧 Claritas の名称が上記 Paper」をテーマに当協会アドボカシー に変わりました。この名称変更に加 委員会チェアが講演し、「東京国際金融 10月21日(金)~23日(日)にかけてイ え、今年 9 月に受験料を引き下げ、 センター構想」についての「Thought ンドのデリーにおいて、APAC地域の カリキュラムを公開するなど大きな Leadership Project」(「東京は国際金 SLC(Society Leaders Conference)が 変更がありました。CIPM 資格とと 融センターになれるか? グローバル金 開催されました。今年のリージョナル・ もにこの資格をどう普及させるかに 融センター指数から分析する東京の位 コンファレンスは2月のソウルに続き2回 ついて議論されました。 置」の報告書作成と当局へのアウトリー 目になりますが、来年以降は5月に Asia Research eXchange (ARX): チ)の実績を紹介しました。 Global Meeting(次回フィラデルフィア アジアの会員に対するバリュー向上を このほか、オーストラリアソサエティか 予定)、10月にRegional Meeting(次回 目的として、各種リサーチレポート等を らは、「Engage with Institutions 台北予定)の年1回ずつに戻る予定です。 同サイト(www.arx.cfa) に掲載する取 through Codes & Standards - 今 回 の テ ー マ は 「 From Idea to り組みが実施されています。民間企業 Australia's Ethical Model」を、又シン Impact / Implementing Strategy」であ (ブローカー、情報ベンダー)や大学等 ガポールソサエティからは り、パキスタンを除くAPACの18Society から幅広くリサーチレポートを集め、ア Investor Awareness and Brand が参加しました。 CFA Instituteからは ジアを中心とする会員向けにレポートを Visibility through Year-Long PresidentであるPaul Smithを筆頭に、 提供しようという試みです。日本からも Campaign (Partnership with 新旧Chairman及び新Vice Chairman 日本語のコンテンツを含めて提供者を Regulators and Media) - も参加し、延べ100名を超える盛況なカ 募る予定です。 Singapore's Save & Invest Portfolio Member Nation Project: Series」をテーマについて、それぞれの ンファレンスとなりました。 開 催 地 が初 の イン ド であ った こ と 、 CFA Institute の提供する CRM シス 「Raising ソサエティのアドボカシーサクセススト ーリーの紹介が行われました。 APACの本部が香港であること、また中 テムが各 Society に提供され、 国系会員の伸びが著しいこと等もあり、 Onboarding の手続きが開始されようと 参加者の半分以上がインド系か中国系 しています。同システムはクラウドベー れのテーマに関連して、アドボカシー活 の印象でした。中国とインドの人口を足 スでメンバー、イベント(事前登録・支払 動のアイデアを有効な実践に結びつけ すと30億人近くに迫り、アジアの約3分 いなど)の管理、メールの発信、各種コ るべくラウンドテーブルディスカッション の2、世界の約5分の2を占めますが、 ンタクト情報のアップデートなどが従来 を行いました。 CFAの世界でも両国のプレゼンスが向 に比べ、より容易になることが期待され 上していることが反映されていると感じ ます。 青砥 政孝, CFA, 橋本 幸憲, CFA, ました。 Standards and Advocacy 原田 武嗣, CFA 大会ではAwareness Campaignを始 め、多くのテーマが議論されました。そ Workshop: 「Three Advocacy Success Stories: の一部を以下で紹介していきます。 い Strategic Initiatives and Best ろいろな意味で、アジアのダイバーシテ Practices」でアジア太平洋地域の 3 つ 3 その後ワークショップ参加者はそれぞ CFAJ Update 活動報告 このコーナーでは、日本 CFA 協会の各分野での活動状況をお知らせしております。 メンバーシップ メンバーシップ・コミッティではメンバ ーバリューの向上、CFAプログラム受 験者のサポートをしております。8月か らレベルⅠ受験生向けにCFA試験対策 セ ミ ナ ー を Study Group Kick Off Meeting 、 Calculator Workshop 、 Live Mock Exam 等 計4回のイベント を開催しました。Wileyからの講師によ る授業では、受験者がよく間違う問題な どを具体的に提示し受験生サポートを 行いました。 New Middle East、8/30「偉大な指揮者 ・10月14日: 「ビットコイン、暗号通貨と に学ぶリーダーシップ」を含め、幅広い は何か? ブロックチェーンの誕生は世 テーマでセミナーを12回実施しました。 界の情報を変える」、横井秀時氏 特に9月15日に実施したセミナー 「Systemic Risk and the Investment ・11月14日: 「Investor Stewardship: Professional」、Prof. Robert W. Principles and Practice」、Ms. Kerrie Jenkins( FSIP、Member of CFA Waring (Executive Director, ICGN)、 Institute Board of Governors)は、東 et al. 京で開催したセミナーをアジア各国のソ ・11月17日: 「The 21st Century サエティに同時配信というLivestream Pension Organization: What Does It Eventとして実施し、セミナーの新たな Look Like and What Does It Do?」、 可能性を拡げました。 Mr. Keith P. Ambachtsheer (ICPM at University of Toronto) 金融の基礎知識を網羅した新資格 ・10/28、11/25:「ESGについて考える5 「Claritas」 は名称が 「CFA Institute 回連続講座―運用関係者にとっての Investment Foundations Program」 と、 ESGの重要性」 CFA協会認定の資格であることが一目 12月以降は、以下のセミナーを予定 でわかるものとなりました。ご興味のあ している他、年明けから新たなセミナー りそうな友人や同僚がいらっしゃいまし たらお声を掛けて下さい。現在、月1回 のペースで勉強会を行っております。 なお、今年度のCFA試験におけるレ ベルⅢの合格率は世界で54%でした。 日本CFA協会では12月16日、レベル Ⅲ の 合 格 者 を 対 象 に Charter Award Ceremonyを行い、その後 Year-End Partyを行います。ふるってご参加くださ い。また、今後もHappy HourやFemale Luncheon Meetingを行う予定です。 を企画中です。 また11月1日に実施したセミナー ・12月13日: 「Investment Strategy for 「Making Lifetime Investing Planning 2017 - Global Macro Economy and a Reality」、Mr. Dan diBartolomeo Global Credit Markets」、Mr. Dan C. (President, Northfield Information Roberts(Executive Managing Director, Services) は、協会初のランチセミナー MacKay Shields) として開催しましたが、多くの方にご参 ・12/22、1/27、2/24:「ESGについて考 加いただきました。今後も折にふれ、ラ える5回連続講座」 ンチセミナーを企画していきたいと考え ています。 関心のあるトピックのご提案、セミナ ー講師をつとめていただける方のご紹 その他に開催したセミナーは以下の 通りです。 プログラム (Tradesignal在日代表) 介などを歓迎しますので、日本CFA協 会事務局までご連絡ください。 ・8月26日:DCについて考える5回連続 プログラム・コミッティでは毎月2回の 講座 最終回 エンプロイヤー・アウトリーチ セミナーを目処に企画・活動をしていま ・ 10 月 6 日 : 「 The Evolution of the す。 Altman Z-Score Models for Predicting 去る11月から当協会の理事会は新メ 8月から11月での期間は、8月に3回 Financial Distress of Companies and ンバーを迎えて新年度の活動を開始し 開催したWebcastイベント(8/9「Bitcoin, Sovereigns and their Applications」、 ました。当コミッティではご支援をいただ Blockchain, Prof. Edward I. Altman (New York いているスポンサー企業各社を順番に University) 訪問しています。協会活動について過 and the Future of Financial Transaction 」 、 8/19 「 The 4 去1年間の報告と新年度に向けた方針 また、この大会は多くのボランティア ユニバーシティ などを説明しています。金融を中心とし 2016-2017年度CFAリサーチチャレ に支えられているのも特徴です。チー た各種企業の方々に、CFA資格の意義 ンジ日本大会が8月5日に始まりました。 ム毎に投資プロフェッショナルが指導に やその役割をご理解いただき、引き続 日本で9回目を迎える今年度は、史上 あたるインダストリーメンター、一次予 きのご支援をお願いしています。 最多となる17チームが参加する激戦と 選での調査レポートを採点するグレイ なっています。 ダー、ファイナルのプレゼンテーション 今年度は、去る9月に改定された旧 Claritas資格制度について、改定内容 * この大会は、大学生または大学院生 を評価するジャッジ、そして運営全般を をお伝えし、幅広く職員の方々の受験 が3人~5人でチームを構成し、各大学 お手伝いしていただく運営ボランティア を勧めていただけるようお願いしていま 2チームを限度として参加します。そし と、日本大会だけで50名以上の方にお す。(*旧Claritas資格制度の改定は、① て、日本CFA協会の指定する企業1社 手伝いいただいています。全世界では、 その名称をCFA Institute Investment を実際のアナリストのように調査・分析 3,000名以上のボランティアが様々なか Foundations資格に改めた、②一人あ し、調査レポート及びプレゼンテーショ たちで大会を支えています。 たりの登録料を685米ドルから250米ド ンで競うものです。 ルに引き下げた、ことがその主な内容 CFA協会らしく、調査レポート及びプ 次世代を担う大学生、大学院生に、 大学時代に学んだことの集大成として レゼンテーションはすべて英語で行わ 本当の実務に即した実践の場を提供し、 また、この度、当コミッティのバイス・チ れます。今年度の調査対象企業にはテ 金融実務に興味をもってもらうこともこ ェアとして新たに田中理事が就任しまし ンプホールディングス様にお引き受け の大会の目的の1つです。そして、それ た。引き続き宜しくお願いいたします。 いただきました。また、ファクトセット、シ は将来CFAの資格取得に繋がると期 ティグループ証券、東京海上アセットマ 待しています。 です。) アドボカシー/倫理教育 10月21~23日にかけてインド、デリ ーにおいて開催されたAPAC Regional Meetingの初日のセッション、 「Standards and Advocacy Workshop: Three Advocacy Success Stories: Strategic Initiatives and Best Practices」で、ア ジア太平洋地域の3つのソサエティから サクセスストーリーが紹介されました。 その1つに当協会が選ばれ、 「Engage with Regulators & Policy Makers through Original Thought Leadership - Japan's White Paper」を テーマに当協会アドボカシー委員会チ ェアが講演し、「東京国際金融センター 構想」についてのThought Leadership Project (「東京は国際金融センターに なれるか? グローバル金融センター指 数から分析する東京の位置」の報告書 作成と当局へのアウトリーチ) の実績 を紹介しました。 ネジメントの各社様には日本大会のス 是非、来年度以降のボランティアとし ポンサーとしてご支援を頂いています。 て、多くの方の参加をお待ちしています。 参加チームは、第一次審査において 調査レポートの内容で評価され最終審 査に進む4チームに絞られます。既に 第一審査を勝ち残った4チームは11月 4日に発表されており、12月9日に行わ れる最終審査に向けて、プレゼンテー ションとQ&Aの準備に取り掛かっていま す。 テクノロジー テクノロジー・コミッティでは定期的に 会合を開き、オフィスのITセキュリティ、 インフラからウェブサイトのデザイン、 Social Networkの活用など、多岐にわ たる議論をしています。 当面の課題はCFA Instituteの提供 最終審査で優勝したチームは、来年 の3月にタイのバンコクで開催されるア ジア大会に進出することになります。ア ジア大会で優勝すると、4月の世界大 会で米州大陸代表(2チーム)、欧州ア フリカ中近東代表(1チーム)と、世界一 を目指して戦うことになります。 10周年となった昨年度は、全世界で 約1,000校、4,300名以上が参加する大 規模な大会となりました。(日本CFA協 会のホームページで昨年度日本代表 京都大学チームのプレゼンテーション をアップしてあります。また、世界大会 についてはCFA協会のホームページで 見ることができます。) 5 するプラットフォーム(Member Nation Project)の参加、オフィスのインフラ拡 充、Social Networkの活性化などです。 現在オンライン広告を企画しており、 テクノロジー・コミッティ以外のメンバー も交えてその原稿の用意、関連サイト の手配、予算の確保などに取り組んで います。 またSNSに関してはLineのグループ 参加者が50名超、Facebookのグルー プの参加者が100名を超えており、会 員間相互のコミュニケーションに役立て るべく努力をしてまいります。 やや地味な活動内容にはなりますが なるべく皆様のご意見も聞きながら活 動を進めてゆきたいと思います。 広報・出版 ブランド・アウェアネス向上のため、 現在CFA協会ではグローバルな広報 活動を展開しています。日本において も、今まであまりCFA資格の取得が進 新著紹介 んでいなかった層に対して、CFA取得 す」,「より良いパネルディスカッションの を促すような広報活動を検討していると ための9つのガイドライン」など、幅広い ころです。 内容のブログを日本の読者に提供して 翻訳グループでは、CFAブログの翻 います。 訳版は300の大台を超えました。直近 https://www.cfasociety.org/japan/Pag では「世界のインフレ連動債券:入門」, es/Blog.asp 「債券市場の問題:金融政策の落とし 穴」,「顧客確認:女性と投資について話 協議会資産運用研究会を前身として 「Multi-Asset Investing – おり、構成メンバーも多くが共通して A Practitioner’s Framework」, いる。 Pranay Gupta, CFA; Sven R. 「変革迫られる年金運用‐マイナス 「チャレンジする年金運用」において 金利の衝撃」年金資産運用研究会編 は「低金利と低成長」「母体企業の改 日本経済新聞出版社 正制度の変更による年金運用の制約」 著者の一人であるGupta氏が5月の当 本書は、この未曾有の低金利時代に 等、年金運用が直面する課題にチャレ 協会に於ける講演で紹介したように、 求められる新しい資産運用に挑戦し ンジし、脱ベンチマーク等、当時とし 本書はマルチ・アセット運用に関して何 た画期的な著作である。年金運用を巡 てはアンチテーゼの提言をしており、 が最も重要かを再確認させてくれる。昨 る課題は時代により変わっているが、 伝統的資産運用からの脱却、オルタナ 今のマルチ・アセット運用の世界にあっ 常に数多く存在する。それは年金が、 ティブ運用等を含めた、新しい年金運 てはあくまでも資産配分が最も重要で 生活、社会制度、金融、経済等幅広く 用への突破口の役割を担ったとも言 あると著者は主張している。 奥深く人生そのものに係ってくる普 えよう。 Skallsjo, CFA; Bing Li, CFA; Wiley 確かに、資産配分が運用成果に与え 本書は、その流れを汲みつつ、テー る度合いの高いのは、すでに運用業界 マを「年金制度」、 「低金利・マイナス での周知の事象である。しかし、同業界 伝統的年金運用の基礎には、エリサ 金利時代の資産運用」、及び「運用か の経営資源がこの重要な意思決定過 法やMPTを根拠とする資産分散や長 らみたガバナンス」の3点に絞って3 程に多くは投下されておらず、運用成 期運用を根拠とする基本ポートフォ 部構成として深堀している。 果全体への寄与度が低い個別資産の 遍的で極めて重要なものだからであ ろう。 リオ、ベンチマーク等が根付いており、 第1、2章では、年金制度による取組 超過収益追求に多大な労力が投入さ アセットミックスの基本となるのは みの違いや多様化が進む企業年金制 債券(金利)と株式であった。債券(金 度について、第3~7章では、低金利・ さらに本書では、多額の資産を多数 利)は、投資対象という資産面と、割 マイナス金利環境にどう対応して行 の資産クラスに亘って運用する為の資 引率という負債面の両面から、長期運 くかを論じており、確定拠出年金にも 産配分、ポートフォリオ構築、リスク・コ 用理論を支える軸ともいうべき存在 触れている。第8、9章では、最近注目 ントロールなどについて、伝統的手法と である。その金利がゼロやマイナスに を浴びているESG投資について、運 異なったユニークで実務的手法を紹介 なると、収入が減少すると共に負債が 用・ガバナンス面から論じている。 している。これらの内容は著者らの長 れていると著者は指摘している。 各章とも、その分野に詳しい錚々た 年に亘る運用実践に基づいており、年 まう。本書のサブタイトルにある通り、 る多彩な有識者が、さまざまな角度か 金、資産運用会社、金融機関などの運 まさに衝撃的であり変革を迫られて ら考察した幅広く且つ深みのある内 用実務担当者には大いに役立つ良書 いるのである。 容である。年金運用に係る最新の最先 といえる。 増加し、年金運用理論の軸が崩れてし 編者である「年金資産運用研究会」 端の叡智が結集されており、この難し は、2011年に同じく日本経済新聞出 い環境の中でサバイブして行くため 版社から出版された、「チャレンジす の考えるヒントを多く与えてくれる。 る年金運用‐企業年金の未来に向け 関係者にはぜひ一読をお薦めしたい。 (青砥 政孝, CFA) て」の検討会を担った、企業年金連絡 6 (依田孝昭, CFA) CFA News & Trend このコーナーでは、 CFA Institute会員に配布される隔月刊の会員誌 CFA Institute Magazineから計5本の記事を日本語で 要約しています。原文は以下の URLをご参照ください。 http://www.cfapubs.org/toc/cfm/cfm/27/2 クォンツの誕生-ジャック・L・トレイナーの遺した業績- Jack L. Treynor and the Birth of the Quants マーク・ハリソン, CFA 1960年代に効率的市場仮説 (EMH)、資産市場価格モデル オを構築する上でこの尺度がいかに 技術の活用に関する新しいアイデア 重要か示したことでした。 を、懐疑的な投資プロフェッショナ 投資リスクを客観的に定義、測定 (CAPM)、ランダム・ウォーク仮説 ルに浸透させることにも貢献しまし た。 などを生み出した理論家集団の主要 するのに有用な市場価値理論を彼が メンバーであったジャック・L・ト 築き上げたことで、 「ベータ」とい レイナーが5月に亡くなりました。 う概念も後に生まれました。彼は、 資業界における革新的なアイデアの 数学を投資に活用することに対する クォンツの革新によって投資実務者 取り込みも、彼が生涯を通じて多大 偏見と誤解に彼が立ち向かわなけれ と企業を直接的に助けることにも目 な努力を払って障害を排除した成果 ば、クォンツ投資という分野は誕生 を向け、その成果の一つである彼の なのです。 していなかったかもしれません。 名を冠したトレイナー・レシオは、 トレイナーの初期の理論的成果 ファンドのパフォーマンスを客観的 は、リスク・フリー・レートと投資 に測定する手法の一つとして広く知 家の期待リターンとのスプレッド、 られています。 つまりリスク・プレミアムを定義づ また、彼は長期にわたってFAJの けたことであり、またポートフォリ 編集者を務めるなど、クォンツ的な 今でこそ直線的な勝利に見える投 (要約翻訳:清水 英佑, CFA) ブロックチェーンの動向 A Ride around the Blockchain シェリー・ディコヴニー ブロックチェーンは、おおざっぱ 「Fintech Survey Report」を発行し 受けるトップ3の領域は、清算・決 に言えば、暗号通貨であるビットコ ました。そのアンケートでは、今後 済、代替通貨、商業銀行業となって インを支える技術です。しかしなが 5年間のうちに、ブロックチェーン います。興味深いことに、775の回 ら金融業界では、様々な用途に使え は、ロボアドバイザーに次いで、金 答のうち、3分の1がコメントするこ る記帳システムのように言われるこ 融業界に衝撃を与えるものであると とが出来ず、ブロックチェーンの技 とがあります。 されています。 術が何であるか、どのような影響を 2016年4月に、CFA協会は ブロックチェーンの技術に影響を 7 及ぼすのかについて、低いレベルの 認識しかありませんでした。 投資家でもあり、イーサリアム (Ethereum Foundation)の取締役 ービスの業務プロセスを進化させる つつあります。起債や代理議決権行 ものであり、現在、それが行われて 使にブロックチェーンが用いられる いると述べています。 事例もあります。 でもあるウィリアム・モーゲイヤー 取引、清算、決済などに、ブロッ 氏は、ブロックチェーンが、金融サ クチェーンが段階的に取り入れられ (要約翻訳:吉野 雅法) ) 新たなミッション A New Mission クリス・ライト 精神科の看護婦としてキャリアを いうアンケートもあります。 ャップがあるように聞こえますが、 積み、次のステップとしてサイコセ キャリア・コーチのロイ・コーエ 実際は実践的な小さなステップの積 ラピストとして独立を考えていたゲ ン氏の転職を考える人へのアドバイ み重ねの結果、実現したことです。 イル・バフ氏が、 「本当に自分のや スは、まずネットワーキング、次に 看護婦として働きながらMBAのコ りたい事とは違う」と感じ、転身し 変化を恐れるのではなく受け入れる ースを終了し、CFAを取得、自分の たのは30代でした。現在、彼女は投 こと、そしてブランド信仰を捨てる ネットワークと知識があるクライア 資顧問の会社を経営しています。 事ことです。中小企業にやりがいを ント、病院をターゲットにした小さ 自分が選んだキャリアに疑問を感じ 感じる人も多いかもしれません。 なコンサルティング社を立ち上げ、 るのはよくあることです。行動に移 自分の能力を活かせる「次の何 人事部向けに投資に関するクラスを すきっかけには、大きな出来事との か」を見つけることは重要です。決 教え始め、やがて投資顧問を任され 遭遇(例:9/11) 、業界に対する不 して「いかにお金を稼ぐか」といっ ました。劇的に聞こえる転職です 安、家庭との両立の板挟み、子育て たことだけではないはずです。 が、実はそういった長年に亘るステ が一段落して自分のニーズに目を向 転職をする状況は様々ですが、い けるタイミングなど色々とあるでし ずれも興味深い教訓があります。例 ょう。就労しているアメリカ人の半 えば前述のバフ氏の場合、精神科の 数以上が仕事に満足していない、と 看護婦から投資顧問へと、かなりギ ップを踏んだ経緯で現在に至った訳 です。 (要約翻訳:出上 聡美, CFA) フィンテックの誇張を理解する Understanding the Fintech Hype ロドリー・プリース, CFA フィンテックは金融業界で近ごろ フィンテックには主に三つの論点 響等を理解するために、CFA協会は 最も語られる業界用語の一つです。 があります。 (1)ブロックチェーン 2016年2月から3月に会員へのアン フィンテックが誇張されるのは、低 の技術、 (2)ロボアドバイザー、 (3) ケート調査を行いました。775の回答 コストの可能性、プロセスの効率性 クラウドファンディング等のピア・ を入手し、その結果を4月に公表しま の向上、金融商品や市場へのアクセ トゥ・ピアの融資です。 した。 スがほのめかされているからです。 この三つのうち、最も発達してい その調査結果によれば、70%以上 しかし、まだフィンテックに関す るものはロボアドバイザーです。近 が、マス富裕層(mass affluent)の投 る認識は様々であり、その投資管理 年、自動化された金融のアドバイザ 資家は、コストの削減等で自動化さ での利用可能範囲は不明瞭です。フ ー・ツールは、低コストで標準化され れた金融アドバイス・ツールによっ ィンテックは業界に破壊的な影響を た投資提案により、市場での立ち位 てプラスの効果を受けるとしていま もたらすのでしょうか、また、どんな 置を築いています。 す。マス富裕層の一部あるいは全体 投資家が利益を得るのでしょうか。 自動化された金融アドバイスの影 8 にとっては、人間のアドバイザーが 自動化されたアドバイザーにとって HNW)と機関投資家には支持されな 各々の事情に合わせた人間によるア 変わるだろうと考えられています。 いだろうとしています。これらの投 ドバイスを好み続けそうだとしてい 対称的に、自動化された金融アド 資家は、通常大規模なポートフォリ ます。 バイス・ツールは、超富裕層(ultra- オで複雑な投資ニーズを持っており、 (要約翻訳:吉野 雅法) 監査の目指すべき姿 The Future of Audit マット・ウォルドロン 頼性を有する必要があります。監査 界中で高品質かつ関連性の高い監査 議会(IAASB)と緊密に協力し、投資 済財務諸表の利用者が、監査業務が が行われるようにすることです。 家保護を図るために監査・保証基準 基準に準拠して適正に実施され、 IAASBは監査の基本的要素に関わる の新たな制定または改正の方向性に 「高品質の監査」が行われたと確信 基準の制定に着手する予定です。投 対して影響力を維持しています。 できなければなりません。しかし、 資家をはじめとする様々なステーク 最近IAASB会長アーノルド・シル 利用者は通常、監査品質を直接的に ホルダーを公共の利益に関わる問題 ダー(Arnold Schilder)氏に監査の 評価することが出来ません。IAASB をめぐる対話に参加させることに注 目指すべき姿と投資家への影響につ は財務報告の信頼性と信用を高める 力してきました。IAASBの発言力と いて見解を聞く機会がありました。 ため、世界的な監査品質の向上に尽 適正手続きにより、公開会社会計監 今回の特別インタビューで、同氏 力しています。監査、保証、その他 督委員会(PCAOB)をはじめとす は財務報告に対する利用者の信頼を のサービスを頼りにする利用者の利 る各国の規制当局と連携しながら、 高め、金融システムの安定を維持す 益を保護するとともに、監査人にと 世界的に関連性の高い基準を整備す る上で監査品質が重要である理由に って実用的な基準の整備を進めてい ることが期待されています。投資家 ついて説明しました。 ます。 保護を目的とした共通の関心分野が CFA協会は国際監査・保証基準審 財務情報が利用者のニーズを満た すためには関連性、迅速性および信 IAASBの最も重要な戦略目標は、 国際監査基準(ISAS)に基づき世 数多く存在します。 (要約翻訳:森 由紀, CFA) CFA People 理事 今井 善行, CFA 理事 川本 雄祐, CFA 監事 渡部 潔, CFA Deloitte Touche Tohmatsu LLC.で金 三菱 UFJ 国際投信(株)の債券担当フ 東邦アセチレン(株)監査役。 融サービス業界担当アドバイザー。 ァンドマネジャー。 一橋大学を卒業後、26 年間日本興業 慶 応 大 学 卒 業 と 同 時 に CS First 一橋大学卒業後は大和証券(株)に勤 銀行(現在みずほ銀行)で日本及び米 Boston で株式トレーディイング・調査 務。その後三菱 UFJ 国際投信の債券 国における金融実務及び調査分野で 業務に従事し、その後 Barra 社(日本 投資分野で 13 年間勤務し、グローバ シニアポジションを歴任。その後医薬 及び米国本社)に勤務。それ以降シテ ル社債ポートフォリオ運用及び日本の 品会社・化学会社に於いて 16 年間の ィグループに 15 年半勤務し、主に商品 社債信用分析を担当。2015 年より日 産業界実務を経験。2000 年から日本 開発、ファンド運用、金融市場調査を 本 CFA 協会会員。 CFA 協会会員。 担当。2010 年より日本 CFA 協会会員。 9 今後の主な予定 12月以降、日本CFA協会が主催する主なセミナー等の予定は以下の通りです。 タス)勉強会 ●12 月 9 日(金) Global Macro Economy and 会場:東京金融ビレッジRoom1 2016-2017 CFA Institute Research Global Credit Markets」 時間:19:00-20:30 Challenge hosted by CFA Society Venue:Room1,2, FINE TOKYO, 5th 対 象 : CFA Institute Investment Japan Floor, South Tower, Otemachi Foundations Certificate受験者 最終審査及び表彰式 Financial City, 1-9-7 Otemachi, 内容:教材- 会場:東京金融ビレッジ Chiyoda-ku, Tokyo Chapter 5 (Macroeconomics), 東京都千代田区大手町1-9-7 大手町 Time:19:00-20:30 Chapter 6 (Economics of フィナンシャルシティ サウスタワ Speaker: Mr. Dan C. Roberts, PhD International Trade), ー5F (Executive Managing Director, Head Chapter 7 (Financial Statements) 時間:18:00 受付開始 of Global Fixed Income, MacKay 講師:Mr. Jie Yu, CFA 18:20 最終審査会・表彰式 開始 Shields) ●12月22日(木) 閉会 20:50 21:00 レセプション ●12月16日(金) CFA Japan セミナー 今年度は17チームが参加しました。 CFA Charter Award Ceremony 「ESGについて考える5回連続講座 調査レポート(分析対象企業:テンプ 2016 ―運用関係者にとってのESGの重要 ホールディングス株式会社)に基づ Venue: FINE TOKYO, 5th Floor, 性」 く一次審査を通過した4チームにそ South Tower, Otemachi Financial 会場:東京金融ビレッジ Room1-2 の旨が通知され,この最終審査では4 City, 1-9-7 Otemachi, Chiyoda-ku, 時間:19:00-20:30 チームが優勝をかけて英語でプレゼ Tokyo 講師:連合 川島千裕氏、モルガン・ ンテーションの質の高さを競い合い Time:18:30-19:30 スタンレーMUFG証券 ます。 Year-End Party マン氏 Time:19:30- モデレーター:年金シニアプラン総 ●12月13日(火) Rフェルド 合研究機構 特任研究員 CFA Japan Seminar ●12月20日(火) 「Investment Strategy for 2017 – 第 5 回 CFA Institute Investment 三木隆二郎, CFA Foundations Certificate(旧:クラリ 事務局より 東京の寒さも一段と厳しくなってきた今 日この頃ですが、皆さんお元気ですか。 長年、鈴木さん、塩澤さんの2名だった 今回事務局で仕事をするようになって 驚いたのは、以前の時よりも活動の質・量 層のご支援・ご協力をお願いします。 事務局長 依田孝昭, CFA が飛躍的に発展したことです。今後どれだ 日本CFA協会事務局スタッフに、 けの貢献が出来るか分かりませんが、協 この10月から私、依田孝昭が加わりまし 会の発展に少しでもお役に立てたらと思っ た。私が協会の手伝いをするのは ております。 今回で2度目になります。前回は2007年 今後とも日本CFA協会の活動により一 事務局は大手町の東京フィナンシャルシ から2011年までボード・メンバー及び ティ サウスタワー5階にあります。近くにお 監事として参加させてもらいました。 越しの際は気兼ねなくお寄りください。 10 塩澤 依田 鈴木 [報道に関するお問い合わせ先]日本CFA協会 〒100-0004 事務局 東京都千代田区大手町1-9-7 大手町フィナンシャルシティ サウスタワー5階 Tel 03-3517-5471 / Fax 03-3517-5472 E-mail:[email protected] 11
© Copyright 2024 Paperzz