創刊号 2013年10月号 - H&Pコミュニケーションズ北海道

創刊号
発行:H&Pコミュニケーションズ北海道
2013 年 10 月号
℡011-387-2776 メール [email protected]
話相(はなそう)ジャーナル事業部
〒069-0863 北海道江別市大麻新町 4 番地 1
【お試し版】 無 料
異業種交流会 『札幌話
相会』 参加者募集♪
『男の整体』
差別化で生き残り
今年で開院から10年目を数える、江別市大麻に
ある【にこにこ整体療術院】。淘汰の激しい整体業
界において、院長・津田英志氏が試行錯誤しなが
ら、他院との差別化を図り、この荒波を今後どう生
き抜いていこうとしているのか、その経営戦略につ
いて追ってみることにした。
彼が院長をつとめる【にこにこ整体療術院】は、
広告にも謳われているように『男の整体』と銘打ち、
その名の通り、およそ6割ほどが男性患者で占め
ている。これは多くの整体院が、女性患者の割合
のほうが高いと言われている整体業界においては、
かなり異色だと言える。
去る8月31日、H&P 北海道主催の『第6回 札幌
話相会 ~ 第1回 整体師交流会』が開催され、筆
者と津田氏も参加した。
ましょうか?」と、震える声で女性患者に問うと、そ
の女性患者は「いや、このままで良い」と、静かに
仰ったそうだ。
もうこの女性患者からは二度と予約は望めない
と、津田氏が 半分諦めかけていたところ、次回の
予約を入れてくれただけではなく、回数券まで買っ
て頂けたという、予想外の"どんでん返し"に、彼は
心踊らせたそうだ。
これは筆者の想像だが、この70代の女性患者
は、最初から彼の力強い施術を望んでいたと思わ
れる。その瞬間は涙が出るほど痛いが、その後の
心地良さを求めているのだろう。
柔らかい、リラクゼーションを追究した施術が主
流になりつつある整体業界ではあるが、絶対数は
未だ少ないものの、この女性患者のように、力強
い施術を望む患者もいるということなのだ。
津田氏によれば、そもそも現在の広告も常連患
者のアイディアであり、冒頭でも述べたように、【に
こにこ】に集う患者の層は男性が多く、どの患者も
彼の力強い施術を望むそうだ。
今回の会合は、参加者が整体師の皆さんという
ことで、整体院の経営戦略等々の話題が中心と
なった。
彼は今回の"事件"によって、それを再認識した
んだとか。
津田氏は毎週、身体の不自由な70代の女性患
者のところへ、往診に出向いている。
の、住宅地のなかほどにある。
これにより、津田氏は今後も『男の整体』を基本
軸に、自らの整体師としての決意を固めたそうで、
会話のなかで、参加された整体師のお一人が
彼の揺らいでいた心はひとまず落ち着いたようだ。
【にこにこ】の広告を目にしながら、「津田さんの整
体院は、男の色が強すぎるように思う。整体業は、 ある意味"絶滅危惧種"とも言える、整体業として
女性患者を如何に増やせるかが鍵。この広告では、 のセオリーとは真逆のスタイルを選択することで、
少ない患者層を狙った、彼ならではの経営戦略で
女性の患者は来院されないのでは?」と、疑問を
投げ掛けた。他の参加者も同様の見解で、津田氏 他院との差別化を図ることが、荒波を生き抜いて
いく彼なりの道なのだ。
はさすがに頭を悩ませ、経営戦略の見直しを図る
べきか、心が揺らいだそうだ。
【にこにこ整体療術院】は、大麻南樹町公園沿い
会合の翌日、心が揺らいだ状態のまま往診先へ
出向き、そこでその揺らぐ気持ちを嘲笑うかのよう
な"事件"が起きた。
その日、かなり施術強度が強かった為か、耐え
きれなくなってしまった女性患者が号泣、我に返っ
た津田氏は「もう止めましょうか?次回から軽くし
津田氏は日本ボディビル連盟(JBBF)の常任理
事も務める、現役のボディビルダーでもある。その
屈強な体格とは裏腹に、"超"がつくほど腰が低い。
少々口下手なところはあるが、優しく誠実な対応
は常連患者の間で好評だ。力強い施術をお望み
の方は、この機会にぜひ一度足を運んでみては。
《 取材:田口達興 》
『札幌話相会(さっぽろはなそうかい)』 は、年齢・
職業・性別・地位などまったく壁のない、様々な業
種の方々が集まり、お酒などを囲みながら、日頃
の喧騒から離れて気軽におしゃべり出来る、異業
種交流会です。
開催日は、1 ヶ月 か 2 ヶ月 に一度のペース。主
に土曜日の 19~20 時頃から開催しています。 料
金は 1 回 1500~2000 円程度。
本格的な大きい交流会(3000~5000 円程度)で
は、居酒屋やバーなどを会場に、皆さんで交流を
深めて頂いています。
【お問合せ】
H&Pコミュニケーションズ北海道 札幌話相会事業部
・℡011-387-2776 ・メール [email protected]
話相(はなそう)ジャーナル 創刊号 2013 年 10 月号 2 『半沢直樹』にみた日本精神
話相ジャーナル健康講座
『やられたら倍
返し!』 が決め
台詞のTBS系T
Vドラマ『半沢直
第1回 前屈だけで骨盤矯正
樹』が、視聴率も
30%超え、最終 話相ジャーナルでは、少しでも皆さんの健康の
回は40%超えと、 参考になればと、健康講座 『健者への道』(けんじゃ
大ヒットした。
へのみち) を定期的に連載させて頂きます☆
このドラマは作家・池井戸潤氏の人気小説2冊
第1回は、足先の角度をちょっと変えて前屈する
が原作。銀行で働く主人公・半沢直樹が銀行の内
だけで、骨盤により深く効く “コツ” についてお話さ
外に現れる“敵”(上司や国税庁など)と果敢に立
せて頂きます。 前屈ストレッチだけで骨盤矯正の
ち向かい、最後は “仕返し” ていく様子を描いた作 自己整体ができちゃうのです♪
品である。
【写真①:普通に前屈】
『半沢直樹』は、登場人物に女性が少なく、恋愛
シーンもない “男” の世界が舞台という、これまで
過去に放送されたTVドラマでは、あまり見られな
かった作品。それゆえ制作側も、さほど視聴率に
は期待していなかったそうだが、いざ放送が開始
されると、老若男女を問わず広く視られた、今年最
大のヒット作となった。
なぜ、ここまで ヒット となったのか。それは、ドラ
マの設定(意地の悪い上司らと闘うストーリー)が、
サラリーマンなど多くの人たちの自身の境遇と重
ね合わさり共感できたことと、なかなか普通ではそ
う簡単に出来るものではない“仕返し(倍返し)”と
いうものを、実現させてしまうところに、視聴者の心
が揺さぶられたのだろう。
そして何よりも、半沢直樹がかつての日本人の
ような “日本精神” や “武士道精神” を持ち合わ
せているところが視聴者から支持された。
半沢直樹は、悪徳上司(支店長や常務)には厳
しい容赦ない態度を取る一方、信念や情愛を持ち
合わせる者に対しては、非常に紳士的で優しい対
応をする性格をあわせ持つ。
資金繰りに困窮しているなか、必死に機械の部
品造りに精を出している、倒産寸前の町工場への
融資を、 銀行内の上司が大反対するなか積極的
に行ったり、自らの “性(身体)” を犠牲にしてでも
お金を貯め、 どうしても自分の店を出したいという
女性にも融資したりしている。 このように 『弱きを
助け強きを挫く』 という日本的な武士道精神を持っ
ているのが半沢直樹という銀行マンなのだ。
ところが、現代の日本の銀行や大企業には、
『弱きを助け強きを挫く』 という日本精神がすっか
り失われてしまった感がある。 現在の大企業は
少し業績が傾けば、すぐにリストラの名の下、従業
員を解雇する。かつての日本企業は、従業員を家
族のように大切に扱い、皆で頑張ろうという姿勢が
あった。
特に銀行の日本精神の喪失はより顕著だ。未来
ある起業家 や 汗水垂らして日々精進している中
小町工場への融資を行わなくなってしまった。
昔の銀行は、半沢直樹のような 『弱きを助け強
きを挫く』 銀行マンが たくさん いたようである。 かつての銀行は融資する事を通じ、企業(町工場
など)や人、そして 日本国全体を “育てていく” と
いう使命感を持っていたはずである。
しかしながら、年々変化する時代背景や、それに
伴う技術革新などとの一方で、それにより生み出
された“副作用”によって、現代の日本が窮屈に
なってしまっている。
長らく不況に喘いでいる日本において、半沢直
樹のような、かつての“日本精神”を抱いている国
民が増えていったならば、日本経済復活の起爆剤
となる可能性が見えてくると思うのだ。
写真①を見てください。皆さんは、普段前屈を行
う際、足先の角度をまっすぐにし、特に意識するこ
となくストレッチをしていることと思います。このやり
方ですと、腰・お尻(臀部)・裏側の太もも が何とな
く全体的に伸びてる感じがしますよね。
それでは写真②のように、足先を“ハの字”に開
き、左足の親指 と 右足の親指 を互いに押しつけ
ながらの状態で前屈をしてみてください。
【写真②:ハの字で前屈】
~ 話相論 ~
女性客の『心』を掴む。
皆さんは、女性のお
客様の心を掴むのに難
しさを感じてはいません
か?
しかし、ひとつコツを
掴みさえすれば、アナ
タのお店に大きな売上
を届けてくれる天使となることでしょう。
まずはアナタが受け(聞き手)に回ることで、
女性がとても入りやすい環境や空間が生ま
れます。あれこれと、アナタが女性の心に積
極的に入り込んでいこうとすることは、NG!! 会話のなかで 『そうなんですね~(^^)』 な
どと、相槌を打ってあげることで女性には好
感を抱かれ易くなります。女性の皆さんは、
とにかく話を聞いて欲しいという方が、とても
多いんだとか。
まず、女性との会話のなかで“共感”してあ
げること。そうすることで会話が弾み、アナタ
のお店では、ついつい女性のお客様の財布
のヒモが、緩み易くなるかも知れません。
第1面で特集した、【にこにこ整体】の津田
さんも、熱血漢と親身になる優しい性格が災
いし、かつては女性の悩み話などに対し、『こ
うしたほうが良いですよ』などと言った、正論
を結論付けて答えていたんだそうです。
ただ、それが返って女性のお客様の心情を
害したのか、あまり好意に思われなかったん
だとか。
その出来事をきっかけに、“受け”の姿勢を
心掛けることで、女性客のリピート率は大幅
に向上したということです。 そんな津田さんにもご参加頂いている 『札
幌話相会』は、大小過去6度開催しておりま
すが、 様々な業種の皆さんが、気兼ねなくお
しゃべりすることで交流を深め、互いの距離
感が縮まり、時として耳寄りな情報やお話を
聞くことが出来る、和気あいあいとした会合
です。
実践されてみると分かりますが、この ハの字 の
やり方だと、骨盤の外側、つまりお尻側面に効く感
じがしてくるのです。
骨盤の歪みは、お尻の側面とその深層部の筋肉
が、硬くなってしまうのが遠因して発生すると考え
られますので、そこをピンポイントに刺激するだけ
で、自分で骨盤矯正(産後の骨盤矯正にもなる)で
きちゃうのです♪
骨盤矯正は、美容的観点からのみで考えられが
ちですが、身体を支える上で基本となる骨盤をしっ
かりさせておくことは、その上にそびえ立つ腰椎
(背骨)に関係する、慢性的な “腰痛” に対しても
効果的ですので、女性にも 男性にも オススメの
骨盤ストレッチ だと思います。
1日1~2回、5分程度で出来ますので、ぜひ
やってみてください。
《 にこにこ整体院 ・ 津田 英志 》
ぜひ参加してみたいと思って頂けましたら、
話相ジャーナル(札幌話相会・H&P北海道)
まで、お気軽にお問合せくださいね。
《 編集長 ・ 田口 達興 》
~ 次号予告 ~
・ 『鉄道の衰退』は『国家の衰退』
なり ~ JR北海道の不祥事多発
問題に思う
・ 【おジャマします】 ~ 第1回
『カットハウス・レジェンド』編
・ 【健康コラム】健者への道 ~ 朝
の掃除機がけで腰痛解消!