吸収式冷温水発生機の 冷却水配管閉塞による運転不能

吸収式冷温水発生機の
冷却水配管閉塞による運転不能
分類
コード
整理番号:02−08
登録年月:2001 年 9 月
時期:竣工後 6 年
①現象
115
④設備部位
403
②建物用途
210
⑤発生時期
502
③建築部位
301
⑥原因
603
●不具合の内容
吸収式冷温水発生機を、夏期運転に切り替えて、運転を行った所、冷却水ポンプは起動したが、冷凍
機は冷却水の異常で起動しなかった。吸収式冷温水発生機の冷却水出口配管接続部を開放すると、内部
の塩ビライニングが鋼管から剥離してめくれていた。
● 原因
冬期は冷却水は水抜きしておいたが、冬期運転中に、塩ビライニング鋼管の塩ビが融解し、剥離した。
その為、めくれた塩ビライニングが流れを阻害し、冷却水流量不足により、吸収式冷温水発生機が起動
しなかった。
図:冷温水発生機のしくみ(空気調和・衛生工学便覧より)
● 対策
めくれた部分の管を、黒ガス管と交換した
● 再発防止策
1)吸収式冷温水発生機の冷却水配管で、熱影響を受ける範囲の管材は、耐熱材料の黒ガス管、また
はステンレス配管などを使用する。黒ガス管を使用した場合、その部分の腐食対策として、容易に交換
が可能なように施工を行なう。
2)原則として、冬期は配管からの熱ロスを少なくするため、冷却水を抜く。ただし、管内空気の膨
張対策とし、機器廻りのバルブは開としておく。
3)冬期でも水抜きを行なわない場合、圧力の上昇を防止するために、機器廻りの冷却水バルブは開
とする。
備考
冬期には、吸収器も凝縮器も高温再生器で作られた冷媒蒸気で満たされているため、冷却水
配管接続部付近は 90℃程度の高温に達する。
49