平成27年度 教育委員会の事務の管理及び 執行状況に係る

平成27年度
教育委員会の事務の管理及び
執行状況に係る点検及び評価報告書
釜石市教育委員会
目
次
はじめに ----------------------------------------------------------------- 1
基本目標2 絆と支えあいを大切にするまちづくり ---------------------------- 3
1 安心できる子育て環境の整備 -------------------------------------------- 3
2 学びが実践につながる生涯学習社会の形成 -------------------------------- 4
基本目標6 強く生き抜く子どもを育てるまちづくり --------------------------10
1 地域との協働による特色ある教育活動の展開 ------------------------------10
2 生活・防災拠点としての教育環境整備 -------------------------------------12
基本目標7 歴史文化やスポーツを生かしたまちづくり ------------------------13
1 歴史遺産の活用と芸術文化の振興 ----------------------------------------14
2 スポーツの推進とスポーツ施設の拠点化 ----------------------------------16
教育行政に関する事項 -----------------------------------------------------20
「平成27年度教育委員会の事務の管理及び執行状況に係る点検及び評価調書」有識者
からの意見聴取会意見(要点)-----------------------------------------------21
はじめに
□
この報告書は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和 31 年法律第 162 号)第 26 条
に基づき、平成 27 年度の教育委員会の管理及び執行の状況に係る点検及び評価結果を取りまと
めたものです。
点検及び評価に当たっては、平成 23 年 12 月 22 日策定の「釜石市復興まちづくり基本計画
スクラムかまいし復興プラン」の進行管理と連動するよう、同計画の「復興まちづくりの基本
目標」に基づいて整理しました。
□
点検及び評価は、2 段階で実施しており、第 1 段階として、「釜石市復興まちづくり基本計画
スクラムかまいし復興プラン」の 7 つの「基本目標」のうち、3 つの「基本目標」における「取
組項目」の結果を個別に評価した上で、第 2 段階として 3 つの「基本目標」のそれぞれを総合
的に評価しました。
なお、「取組項目」としての位置づけではないため、点検及び評価の対象ではありませんが、
別途教育行政に関する取組み状況もまとめています。
釜石市教育委員会委員名簿
委 員 長
佐
藤
猛
夫
委
員
市
川
淳
子
委
員
万城目
委
員
鈴
木
勝
委
員(教育長)
佐
藤
功
千佳代
地方教育行政の組織及び運営に関する法律(抜粋)
第 26 条 教育委員会は、毎年、その権限に属する事務(前条第1項の規定により教育長に委任され
た事務その他教育長の権限に属する事務(同条第4項の規定により事務局職員等に委任された事
務を含む。)を含む。)の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、その結果に関する
報告書を作成し、これを議会に提出するとともに、公表しなければならない。
2 教育委員会は、前項の点検及び評価を行うに当たっては、教育に関し学識経験を有する者の知
見の活用を図るものとする。
1
(参考)「釜石市復興まちづくり基本計画
スクラムかまいし復興プラン」(抜粋)
目指すべき釜石の将来像:三陸の大地に光輝き希望と笑顔があふれるまち釜石
○
7 つの基本目標 (枠で囲んでいるのが、点検・評価の対象とした基本目標)
基本目標 1:暮らしの安全と環境を重視したまちづくり
基本目標 2:絆と支えあいを大切にするまちづくり
安心できる子育て環境の整備
(実施施策)・被災した幼稚園の整備
学びが実践につながる生涯学習社会の形成
(実施施策)・公民館や図書館など学習機能の早期復旧
・ライフステージに応じた学習機会の創出
基本目標 3:生活の安心が確保されたまちづくり
基本目標 4:人やもの、情報の交流拠点づくり
基本目標 5:ものづくり精神が息づくまちづくり
基本目標 6:強く生き抜く子どもを育てるまちづくり
地域との協働による特色ある教育活動の展開
(実施施策)・地域づくりに寄与する特色ある教育活動の推進
・教育関係機関と連携した心のケアの継続
生活・防災拠点としての教育環境整備
(実施施策)・防災機能や地域コミュニティの拠点となる学校の建設
・命を守る教育の推進
基本目標 7:歴史文化やスポーツを生かしたまちづくり
歴史遺産の活用と芸術文化の振興
(実施施策)・橋野高炉跡のユネスコ世界遺産登録の推進と近代化遺産の活用
・郷土芸能の伝承や芸術・文化活動への支援
・埋蔵文化財の調査と指定文化財の復旧
スポーツの推進とスポーツ施設の拠点化
(実施施策)・スポーツを通じた市民の健康づくりの推進
・スポーツ施設の拠点化とスポーツイベントの誘致
2
基本目標2
絆と支えあいを大切にするまちづくり
総
合 評 価
・被災した鵜住居幼稚園は、平成29年4月の新園舎での保育開始に向けて順調に進んでいる。今後も工事の
進捗に合わせ適切に監理していく必要がある。
・土地区画整理事業により移転対象となった平田幼稚園は、平成27年11月から新園舎での保育を開始し子
育て環境の改善が図られた。
・各種生涯学習事業の利用人数は震災前より増加傾向にある。住宅再建が進み、生活環境が変化してお
り、各世代のニーズに合わせた事業展開が必要である。
・図書館は、生涯学習を支え促進する役割を果たす中核的施設として運営されている。施設の老朽化が進
んでおり、今後は、計画的に館内の環境整備に努める必要がある。
取組項目
個
別 評 価
1
安心できる子育て環境の整備
・鵜住居幼稚園は、敷地造成、設計に着手し園舎整備の進捗が図ら
れた。
・平田幼稚園は、移転新築工事が計画どおり完了し、平成27年11月
から新園舎での保育を開始し、子育て環境の改善が図られた。
2
学びが実践につながる生涯学習社 ・市民のニーズや置かれた環境に即し、ライフステージに応じた学
会の形成
習機会の提供を行うとともに、公民館においても、地域のニーズに
応じたきめ細かな事業の実施に努めた。また、子どもたちの安心安
全な居場所づくりについても、地域の力を借りながら事業を展開す
ることができた。
・図書展の開催や移動図書館車の運行、ブックスタート事業など読
書活動を推進し、様々な世代のニーズに合わせた生涯学習の機会と
場の提供に努めた。
【取組項目】
1 安心できる子育て環境の整備
実施施策
平成27年度の主な取り組み内容と成果
今後の対応
被災した幼稚 □ 鵜住居幼稚園
□ 平成28年6月から建設工事
園の整備
平成26年4月から仮設の園舎での保育を開始した。新園 に着手しており、平成29年度
舎については、鵜住居小学校等と一体整備を行うため、敷 供用開始を目指し工事監理を
地造成、工事設計委託等を行い整備の進捗が図られた。
行う。
□ 平田幼稚園
平成27年9月に移転新築工事が完了し、平成27年11月に
新園舎での保育を開始した。
□
□
園舎の適正な管理を行う。
自動体外除細動器(AED)の設置
□ 機器の適正な管理を行うと
耐用期限の到来したAEDの更新を行い、緊急時に対応
ともに操作研修等を行う。
できる環境を整えた。
3
2
学びが実践につながる生涯学習社会の形成
実施施策
平成27年度の主な取り組み内容と成果
今後の対応
公民館や図書 □ 公民館・分館維持管理
□ 特に公民館分館は、いずれ
館など学習機 公民館(7館)及び分館(7館)の維持補修等を必要に応じ
も老朽化、経年劣化が激しい
能の早期復旧
て行った。
ため、緊急度を勘案して維持
〇野田団地分館
補修や建て替えを計画する。
・破損テーブル入れ替え10台(3月)
○中村分館
・窓ガラス修理(10月)
○大石地域交流センター
・外部板張り通路(テラス)修繕(3月)
<公民館・分館利用者数>
22年度
23年度
56,700人
21,397人
…
26年度
27年度
52,312人
60,414人
□ 新規の企画展の開催や、館
□図書館サービスの充実
各種サービスの充実を図るとともに、講座の開催や資料 内で視聴覚資料が視聴できる
よう環境整備に努める。
の展示・提供など多様な学習機会を提供した。
○企画展・巡回展:20回
読書への関心を深めるため、当館独自の企画展や県立
図書館の巡回展を開催した。
・桜の図書展・母の日の図書展・みんなの元気は食べる
ことから図書展・父の日の図書展・七夕図書展
・明治日本の産業革命遺産図書展・恐怖の怪談図書展
・戦争と平和図書展・防災の日図書展・敬老の日図書展
・戦争の時代と岩手の人々図書展・文学賞受賞図書展
・鉄の記念日図書展・クリスマス図書展・岩手の洋学者
たち図書展・直木三十五賞候補者図書展・賢治資料展
・HAPPYバレンタインデー図書展・3.11を忘れない
図書展・第36回手づくり絵本展
○ブックスタート事業:24回
読み聞かせ及び絵本のプレゼントを通して、本に親し
むことの大切さを伝えるとともに、親子のふれあい創出
の一助とした。
・もぐもぐごっくん教室と併催:12回 参加者120人
・6ヶ月健診と併催:12回 参加者208人
○映画会等:14回
優れたアニメ等の映画ビデオの上映を通して、図書館
利用の促進を図った。
・としょかん映画会:11回 観覧者151人
・館外映画会:3回 観覧者106人
○手作り絵本教室:2回
絵本への愛着と一つのものを作り上げる喜び(達成
感)を感じてもらう機会とした。
・夏季教室:参加者4人
・冬季教室:参加者8人
○図書館こどもまつり
多読賞の表彰、人形劇、映画上映、スタッフ体験を通
して、親子で図書館に親しむ機会とした。
・参加者36人
○クリスマス会&映画会
文化琴の演奏、読み聞かせ、映画上映、ビンゴゲーム
4
を通して図書館でクリスマス会を楽しんだ。
・参加者64人
○16ミリ映写操作技術講習会
16ミリ映写機の上映技術等の向上及び新規資格取得者
のため、図書館を会場に講習会を実施した。
・受講者3人
○体験学習等:18回
・中学生職場体験学習:4回 生徒12人
・教職経験者社会体験研修:3回 先生3人
・施設見学:11回 見学者264人
(ボランティア団体の協力により読み聞かせも合わせて
実施した。)
○ふれあい通信の発行:4回
図書館の利用案内や催事情報などの提供のため学校を
通じて市内全小学生に配布するとともに、館内掲示やホ
ームページ掲載を行い、図書館の利用を図った。
○移動図書館の運行
市内遠隔地や福祉施設、学校等市内74ヶ所を巡回し
た。
・利用人数:1,917人
・貸出冊数:6,404冊
○団体貸出:通年
市内小学校や幼保施設、読書ボランティア団体などを
対象に図書館資料を貸出した。
・団体貸出件数:234件
○朗読奉仕:12回
朗読奉仕「ハマナスの会」の協力により、地元紙の一
部を朗読して録音し、希望者23人に定期的に送付した。
○おはなし広場:12回
「颯・2000の会」の協力により、来館した幼児・児童
に絵本の読み聞かせを定期的に実施した。
<図書館年間利用人数及び貸出冊数>(移動図書館含む)
22年度
23年度
…
26年度
27年度
27,635人
22,432人
24,893人
24,909人
92,205冊
75,234冊
84,199冊
83,385冊
ライフステー □ 家庭教育子育て支援事業
□ 小学校入学前の子どもを持
ジに応じた学
家庭の教育力を高めることを目的に、就学時健診を利用 つすべての親を対象に実施し
習機会の創出 した子育て学習講座を実施した。
ている講座であり、就学前の
10.28(水)、11.10(火)、11.24(火)、11.26(木)、
保護者が集まる有効な機会な
12.3(木)新入学児童の保護者252人受講
ので、今後も継続して実施す
る。
□
学校支援地域本部事業
□ 釜石小学校、栗林小学校の
地域の教育力を結集して学校教育を支援するため、学校 2校が事業実施しており、さ
の要望に応じて、図書ボランティア、読み聞かせボランテ らに充実を図り継続して実施
ィア、学校支援ボランティア、放課後学習支援ボランティ できるようにする。
アを実施した。
〔時期〕通年
〔実施校〕釜石小学校、栗林小学校
〔対象〕実施校の児童、地域住民
〔研修等〕
5
○学校支援ボランティア推進研修会
6.5(金)/県立生涯学習推進センター/2人参加
○学校支援地域本部事業推進研修会
8.25(火)/高田小学校/2人参加
○釜石小学校支援地域本部地域教育協議会
①5.14(木)/釜石小学校/委員9人出席
②2.15(月)/釜石小学校/委員9人出席
○栗林小学校支援地域本部地域教育協議会
①7.13(月)/栗林小学校/委員7人出席
②3.1(火)/栗林小学校/委員8人出席
□
教育振興運動
□ 生徒会主導により「釜石中
各実践区において、5者それぞれの役割を果たしながら
インターネット利用心得」が
相互に連携して地域の教育課題の解決に取り組む活動を支
でき、集約集会において生徒
援し、地域の教育力の向上を図るため、研修機会の提供、
による事例発表やパネルディ
情報提供や情報交換、実践区活動再構築への支援、運営経
スカッションを実現できたこ
費への補助等を行った。
とは5者参会の機会としてと
ても有意義であった。各実践
〔対象〕子ども、親、教師(学校)、地域、行政
〔内容〕
区でも情報メディアの取り組
○市町村担当者研修会
みを始めており、本運動を通
じて「地域で子どもを育て
5.12(火)/県立生涯学習推進センター/3人出席
る」体制をさらに醸成してい
○協議会推進委員会
くこととする。
5.29(金)/市教育センター/22人出席
○協議会総会
6.30(火)/イオンタウン釜石/52人出席
講演「ケータイ・スマホを安心安全に使うには」
講師:KDDI 東北総支社長 菅野養一 氏
○管内推進研修会
6.2(火)/三陸公民館大ホール/17人参加
○釜石市教育振興運動協議会集約集会
県教委(教振運動地域課題支援事業)、釜石市 PTA 連合
会研究発表大会と合同開催/1.30(土)/沿岸広域振興局
4階大会議室/事例発表:釜石中学校生徒会/パネルディ
スカッション「子どもと学び歩む情報メディア問題への
対応」/講演:演題『「老舗」の教振―変えるもの、変え
ないもの―』講師:秋田大学 教授 原 義彦 氏
○教育振興運動だよりの発行 6/1号、8/1号
□
放課後子ども教室推進事業
□ 現在、仮設団地、復興住宅
を含む6教室(7小学校区)で
地域の協力を得て放課後子ども教室を開設し、放課後に
おける安全・安心な居場所づくりを行った。27年度は、仮 実施しているが、今後も教室
設団地及び復興住宅で各1カ所ずつ新規に教室を開設し の特色でもある多様な体験学
習の機会提供等、内容の充実
た。
〔時期〕通年
を図っていく。
〔場所と開所日〕
①「鵜住居子どもひろば」鵜住居・栗林小学校区/田郷
仮設団地集会室、栗林仮設団地/月、木、金曜日開所
②「ばしょまえ交流館」釜石小学校区/カトリック釜石
教会/月、木曜日開所
③「ふたば放課後子ども教室」双葉小学校区/双葉小学
校地域連携施設/木曜日開所
④「小佐野放課後ひろば」小佐野小学校区/小佐野公民
館/月、木曜日開所
⑤「MOSICA」甲子中学校区/甲子町第6仮設団地談話室/
木曜日開所
6
⑥「MOSICA 平田」平田小学校区/平田復興住宅集会室/水
曜日開所
〔対象〕小学生、地域住民
○第2回岩手県放課後子ども総合プラン指導者合同研修
会/9.9(火)/県立生涯学習推進センター/1人参加
<放課後子ども教室利用者数>
22年度
23年度
3,018人
…
335人
26年度
2,561人
27年度
3,753人
□
子どもの読書活動推進事業
□ 第3次子どもの読書活動推
学校、図書館、ボランティア団体との連携により、子ど 進計画に基づき各関係機関等
もの感性、表現力、想像力の豊かさを育む読書活動を推進 とさらに連携強化を図り事業
した。また、研修会等へ参加し、それぞれのスキルを高め を推進していく。
ることができた。
○第3次子どもの読書活動推進計画策定
4.20(月)教育委員会議定例会で議決
○絵本カーによる活動
仮設住宅談話室、学童育成クラブ、子育て支援センタ
ーなどを巡回して本の読み聞かせ活動などを実施した。
市内28カ所を巡回311回のべ3,362人利用
○管内子どもの読書活動推進会議
5.19(火)/大船渡地区合同庁舎/5人出席
○読書ボランティア研修会
7.3(金)/県立生涯学習推進センター/7人参加
○中・高等学校図書館担当者研修会
7.29(水)/大船渡市民文化会館/5人参加
○読書ボランティア研修会(沿岸南部)
9.9(水)/三陸公民館/4人参加
○知ろう,探ろう!「絵本の世界 in 釜石」8月~12月
(全5回)/市立図書館、市教育センター/のべ69人受講
/NPO 法人うれし野こども図書室(盛岡市)と共催
<絵本カー利用者数>
22年度
-
23年度
2,468人
…
26年度
3,047人
27年度
3,362人
□ 外国人との触れあう機会と
国際理解事業
市国際交流協会との共催事業や外部からの支援事業を活 なり、参加者からは継続した
実施を望む声が多く聞かれて
用しながら、各種講座やイベントを実施した。
おり、今後も各種団体と連携
○英会話講座「初めての英会話講座」
して、事業を推進する必要が
①6.18(木)~9.10(木)/毎週木/各コース12回
ある。
(8.13を除く)
・昼コース/10:30~11:30/受講者10人/のべ72人
・夜コース/19:15~20:15/受講者9人/のべ86人
②11.18(水)~2.3(水)/毎週水/全10回
(12.23,12.30を除く)
・昼コース/10:30~11:30/受講者7人/のべ57人
○English Camp in IWATE 2015
―岩手で「海外生活」を体験してみよう―
※アーラム大学、岩手大学主催
□
7
10.31(土)~11.1(日)/岩手山青少年交流の家/中
学生8人、市関係者2人参加
□
こどもエコクラブ【かまいし里海冒険物語】
□ 今後も、釜石の自然の中で
自然の中での様々な体験活動を通じて、自然環境への理 の 体 験 活 動 を 継 続 し て 実 施
解を深め、環境保全に配慮した行動ができる資質を育むこ し、自然を敬う心を育み、環
とを目的に開催し、海と川について、楽しみながら調べる 境へ配慮した行動をとること
ことができた。
ができる資質を養うきっかけ
〔時期及び内容〕
をつくる。
①川の生きものを探してみよう!
8.2(日)/甲子町松倉 松倉橋の下/16人参加
②めざせ!海博士!
10.25(日)/岩手大学釜石サテライト/17人参加
③鳥たんけんに行こう!
3.27(日)/釜石消防署裏から釜石駅裏辺りまでの川
辺、市教育センター/16人参加
□
岩手大学生涯学習講座
□ 多様なニーズに対応した講
岩手大学との相互協定に基づき共催により市民向けの公 座となっている。受講者のア
ンケート結果を参考としなが
開講座等を開催した。
〔時期及び内容〕
ら、地域課題解決のきっかけ
①「ものづくり技術と将来の展望」
となる講座内容を調整してい
8.22(土)/市教育センター/16人受講
く。また、高校生の受講を増
⑴「金属材料の放電加工と厚板のプレス技術」
やしていきたい。
⑵「先進材料のしくみと応用」
②シリーズ平泉「古代閉伊地方の蝦夷とその文化」
9.26(土)/市教育センター/20人受講
③釜石サテライト講座「世界の水産業の現状と岩手の水
産業の将来」/10.31(土)/岩手大学釜石サテライト/18
人受講
④「岩手大学キャンパス体験講座」
11.28(土)/岩手大学キャンパス/18人受講
⑴「環境正義―持続可能な社会を考えるために―」
⑵「岩手大学環境マネージメント学生委員会の取組み
紹介」
⑶「農業教育資料館(旧盛岡高等農林学校)見学」
⑤スポーツ行動論講座「スポーツの力」
1.23(土)/市教育センター/27人受講
□
立正大学デリバリーカレッジ
□ 昨年度より1回開催が減っ
市民が生涯学習に関心を持ち実践するきっかけとするた たが各回の受講者は昨年同様
め開催した。
定員がほぼ満たされた。初年
〔時期及び内容〕
度から中高年層が多くを占め
①「江戸時代の言語学近世異言語接触」
ることから今後は若年層まで
6.6(土)/33人受講
拡大していく。
②「“怒りっぽさ・傷つきやすさ”について考える」
6.13(土)/28人受講
③「日本の消費社会の変遷と今後」
6.20(土)/23人受講
〔場所〕市教育センター
〔対象〕高校生以上の市民
□
生涯学習まちづくり出前講座
□ マイナンバーと世界遺産関
生涯学習意識の高揚と学習機会の提供を図り、地域課題 連の講座が多かったが、それ
を考える機会とし、参加団体、講座メニューともに充実を を差し引いても昨年度に比べ
8
図り、定期的な利用が行われるようになった。
〔内容〕
市によるもの65講座、関係機関によるもの21団体87講
座 合計152講座で実施
実施回数:89回
て実施回数は増加した。講座
登録数も増えており、引き続
き、身近な学習を提供できる
講座として市民への周知を図
るとともに、メニューを工夫
していく。
<まちづくり出前講座利用者数>
22年度
23年度
2,236人
…
850人
26年度
1,039人
27年度
2,299人
□ 震災後の環境変化により学
学習支援室設置事業
習場所の確保のために始めた
実施主体:公益社団法人青年海外協力協会(JOCA)
家庭学習の場及び時間の確保と適切な学習指導の提供に 事業であるが、震災後5年を
より生徒の学力向上につなげるよう、学習支援室を設置し 経過することもあり環境は震
災前に戻りつつある。また、
た。
実施主体の撤退もあり27年度
〔時期〕通年
をもって事業廃止とした。
平日(月、水、金)16:00~21:00
休日
12:00~21:00
〔場所〕市教育センター
〔対象〕中学生・高校生
登録者数:199人
□
<学習支援室利用者数>
22年度
…
23年度
-
-
26年度
2,766人
9
27年度
2,294人
基本目標6
強く生き抜く子どもを育てるまちづくり
総
合 評 価
・地域の協力を得ながら、郷土芸能や産業学習、ボランティア活動などを通じ郷土を知り自他を大切にし
ようとする心を育てる教育活動を展開し強く生き抜く力を育む教育を推進した。今後も心のケア対策を推
進しながら、強く生き抜く力を育む教育の充実が必要である。
・学校給食への地場農林水産物利用を拡大し地産地消の推進を図るとともに、我が家の自慢料理の開催に
より食への関心や理解を深めた。今後も学校給食を「生きた教材」として活用し学校と連携を深めながら
「食育」の推進を図る必要がある。
・唐丹地区及び鵜住居地区の学校建設については、両地区とも校舎等の建設工事に着手した。今後は平成
29年4月開校に向け、工事の監理を行うとともに、開校準備を進めていく必要がある。
取組項目
個
別 評 価
1
地域との協働による特色ある教育 ・地域の協力を得るとともに、地域に働きかけたり、ともに活動し
活動の展開
たりしながら、郷土芸能や産業学習、鉄に関する学習、仮設住宅等
でのボランティア活動など、各学校でいのちの教育を推進した。自
分たちの住まう郷土を知り、自他を大切にしようする心を育てる教
育活動を展開し、強く生き抜く力を育む教育を推進することができ
た。
・心のサポートに関する研修を行い、それをもとにスクールカウン
セラー等が支援を受けながら各学校における組織的な心のケア対策
を推進したことで、児童生徒は比較的落ち着いて学校生活を送るこ
とができている。
・学校給食への地場農林水産物利用拡大に向けて、市担当課や生産
者等の協力により、品目・数量ともに増加した。今後も関係者との
協議を続けながら、地産地消の推進を図っていく。
・わが家の自慢料理については、テーマを設けて家庭料理の献立を
募集したことにより食への関心や理解を深めることに繋がり、また
入賞作品を学校給食の献立に活用し、献立開発の意味合いをより強
めた。
・学校訪問指導において、学校給食を「生きた教材」として活用
し、栄養教諭等による「食に関する指導」の機会が増えるなど充実
が図られた。
2
生活・防災拠点としての教育環境 ・唐丹地区と鵜住居地区において校舎等建設工事に着手し、平成29
整備
年4月開校に向けて事業の進捗が図られた。
・いのちの教育研修会を実施し、それを踏まえて各学校で実態に即
した計画のもとに防災教育を核としたいのちの教育に取り組み、命
を守る力を身に付けさせるように努めた。
【取組項目】
1
地域との協働による特色ある教育活動の展開
実施施策
平成27年度の主な取り組み内容と成果
今後の対応
地域づくりに □ 防災教育を中心とした実践的安全教育総合支援事業
□ 自他の命を大切にする心、
寄与する特色
児童等に対して自らの命を守り抜くため「主体的に行動
他者のために尽くす心(恕の
ある教育活動 する態度」を育成し、地域住民・保護者・関係機関との連
精神)を育てることを中核目
の推進
携体制の構築を図るため、実践校を指定し、防災教育の推
標として、家庭・地域と協働
進を図った。
し、防災教育を核とした取組
〔実践校〕釜石小学校
を、各学校の実態に即して推
〔事業内容〕
進していく。
10
・「釜石市津波防災教育のための手引き」を活用した防災
教育の実施
・地域実態を踏まえた防災指導(下校時避難訓練)の実施
・地域住民と一緒に市の防災訓練へ参加
・家族と一緒に「ぼうさいマップ」を作成
・「いわての復興教育」副読本を活用した授業実践
・防災教育の先進校視察研修
□
かまいしコミュニティスクール推進事業
□ 子どもたちが家族・地域に
各小・中学校において、
「地域に元気を与える」「郷土釜
支えられていることや家族・
石の理解を深める」などの、学校と地域と協働で取り組む
地域に元気を与えていること
活動等を推進した。
を自覚し、そこで生きている
〔実施校〕
ことへの感謝と自己有用感を
・小学校:全9校
・中学校:全5校
もてる取組を実践すること
〔事業内容〕
で、家族・地域・郷土への誇
地域住民との交流活動、学校広報の発行と地域への配
りと愛情を育てる。
布、協働による花壇整備活動、地域清掃活動、地域施設
を利用した体験活動、地域理解活動、地域行事を通した
交流活動、郷土芸能伝承活動、防災学習、鉄作り、鉄の
学習、ラグビー部活動、地域住民参加合同運動会等
□
学校給食への地場農林水産物利用
□ 毎年、作付前に市内産直と
従来実施している市内産直との作付前協議のほかに、学 協議し利用拡大に努めるとと
校給食における地産地消の現状・課題の共有化等を行い、 もに、引き続き「わが家の自
利用品目及び数量の増加へ繋がった。
慢料理」を実施することによ
また、児童生徒を対象に地場食材を利用した各家庭の料 り、地域の食材や旬の食材に
理を「わが家の自慢料理」として献立を募集し、入賞作品 関心を持たせる。
から学校給食に利用可能なものを献立として取り入れ、献
立に繰り返し利用することにより、献立開発の意味合いを
より強めた。今年度は、釜石地域の児童生徒の肥満予防に
つながるメニューを家庭でも取り入れられるよう「野菜が
おいしく食べられるかみかみメニュー」というテーマを初
めて設けて募集した。
<地場農産物利用状況>
項目
品目数
使用数量
22年度
23年度
…
26年度
27年度
3
2
5
6
1,588㎏
1,183㎏
2,049㎏
2,666㎏
□ 学校と連携を深めながら、
□ 学校給食を活用した食に関する指導の充実
平成24年度から実施した小中学校の完全給食に伴い、学 食に関する指導の機会を設
校における食育の「生きた教材」として学校給食の活用が け、学校における「食育」の
推進を図る。
拡大し、授業時間を活用した指導も増加した。
<学校訪問による食に関する指導実績>
22年度
23年度
…
26年度
27年度
実施回数
29回
11回
47回
55回
(授業)
11回
6回
33回
38回
(その他)
18回
5回
14回
17回
11
教育関係機関 □ こころのケア事業
□ 児童生徒の心のケアは長い
と連携した心
子どもたちやその保護者、教職員の震災によるストレス
スパンで継続して取り組む必
のケアの継続
障害などを早期に把握し、教育現場におけるきめ細やか
要がある。今後もスクールカ
なケアに対応できるよう、継続的、長期的な心のケア対
ウンセラー等の人的環境を整
策を充実させるため専門職員を配置した。
えるとともに、教職員の研修
〔事業内容〕
を実施し、組織的・長期的に
スクールカウンセラー(臨床心理士)が各小・中学校
取り組む体制を確立し、心の
を巡回(県派遣2人、市非常勤職員1人)
ケアを推進していく。
2
生活・防災拠点としての教育環境整備
実施施策
平成27年度の主な取り組み内容と成果
防災機能や地 □ 唐丹地区及び鵜住居地区学校等建設事業
域コミュニテ
両地区とも校舎等の建設工事に着手した。
ィの拠点とな
る学校の建設
□
今後の対応
□ 工事が適正に行われるよう
監理を行うとともに、学校関
係者等と協議しながら平成29
年4月開校に向けた準備を進
める。
自動体外除細動器(AED)の設置
□
耐用期限の到来したAEDの更新を行い、緊急時に対応
できる環境を整えた。
小学校9校中7校、中学校5校中3校更新
機器の適正な管理を行う。
命を守る教育 □ いのちの教育研修会
□ 教職員の人事異動により、
の推進
釜石市の学校教育の目標である、
「生き抜く力」の育成
構成メンバーの入れ替えがあ
を図るために、各小・中学校における担当教員が「いのち
っても、継続的・発展的にい
の教育」の重要性や今後の方向性について理解を深めるこ
のちの教育が推進されるよう
とにより、防災教育を核とした「いのちの教育」の充実に
に研修会を行っていく。
資することを目的に研修会を実施した。
そして、恕の精神を根幹と
また、各小・中学校での取り組みをまとめた「平成27年
し、自他の命を守る子どもを
度いのちの教育実践事例集」を作成した。
育成するため、各校におい
〔事業内容〕
て、防災教育を核とした「い
①第1回研修会 6.1(月)22人参加
のちの教育」の充実・改善を
・説明:釜石市の「いのちの教育」について
図り、継続的に取り組んでい
・講義:学校における「いのちの教育」の充実のための
くようにする。
視点(県教委学校教育室主任指導主事 森本晋也 氏)
・発表:「いのちの教育」の実践発表
(釜石小 外舘千春教諭、大平中 菅原朋子教諭)
・協議:今年度の各校のいのちの教育の重点について
②第2回研修会 2.16(火)21人参加
・講話:東日本大震災からの教訓~生きる力を育むため
に~(元市消防防災課長 末永正志 氏)
・講義と演習:「いのちの教育」充実のための全体計画
及び年間指導計画の作成について
12
基本目標7
歴史文化やスポーツを生かしたまちづくり
総
合 評 価
・芸術文化活動については、郷土芸能復興支援事業の継続実施により、郷土芸能団体の再整備化に取り組
むとともに、伝統文化子ども教室や釜石市民芸術文化祭などを通じ、豊かな情操の涵養や伝統文化に触れ
合う機会を設けた。
・文化財については、国指定史跡橋野高炉跡の周辺整備や、旧釜石鉱山事務所の耐震補強、大規模改修を
行った。今後は文化財の保存保護を行いながら各施設との連携を図っていく必要がある。
・生涯スポーツについては、引き続き運動支援事業を行い、仮設住宅入居者や一般市民の健康増進を図っ
た。今後も活動の場を広げながら市民の健康づくりを担っていく必要がある。
・競技スポーツについては、ラグビックドリーム事業等により当市を代表するラグビー競技の推進を図
り、希望郷いわて国体、ラグビーワールドカップ2019に向け機運の醸成を図る取り組みを進めた。
・希望郷いわて国体の成功に向け、装飾や市民が直接参加できるイベントを中心に周知を行ったほか、地
域の環境整備活動等の機会を捉えて機運の醸成を図る取り組みを進めた。いわて国体に向けた選手の育成
を図るため、アスレチックトレーナーによる指導や選手強化のための助成を行った。関係団体と更なる連
携を図り、いわて国体成功に向け取り組む。
取組項目
個
別 評 価
1
歴史遺産の活用と芸術文化の振興 ・国指定史跡橋野高炉跡の範囲内容確認調査を継続実施し史跡の内
容解明に取り組んだほか、旧釜石鉱山事務所の耐震補強、大規模改
修工事を施工した。
・郷土芸能においては、引き続き民間法人等の助成金を利用した用
具などの整備に加え、屋台の格納庫や用具倉庫等の整備を対象とし
た郷土芸能復興支援事業を継続実施し、郷土芸能団体の再整備化に
取り組んだ。さらに、伝統文化こども教室や青少年劇場、釜石市民
芸術文化祭などを通じて、豊かな情操の涵養や伝統文化にふれあう
機会を設けた。
・文化財については、埋蔵文化財は、被災者の住宅再建等に伴う試
掘調査を実施したほか、復興事業に伴う埋蔵文化財の緊急発掘調査
を実施した。市指定文化財は、無形民俗文化財1件を釜石市文化財
保護審議会の審議を経て、平成28年4月に指定した。
・郷土資料館は、被災した資料の保存処理業務を継続実施し、5回
の企画展を開催することができた。
2
スポーツの推進とスポーツ施設の ・生涯スポーツについては、引き続き被災者支援事業として、仮設
拠点化
住宅入居者や、その他の市民も含め運動支援事業を継続した。競技
スポーツについては、ラグビックドリーム事業等により当市を代表
するラグビー競技の推進を図り、希望郷いわて国体、ラグビーワー
ルドカップ2019に向け機運の醸成を図る取り組みを進めた。
・避難拠点施設でもある市民交流センターと中妻体育館の耐震補強
工事及び老朽設備等の改修工事を行った。
・希望郷いわて国体の成功に向け、装飾や市民が直接参加できるイ
ベントを中心に周知を行ったほか、地域の環境整備活動等の機会を
捉えて機運の醸成を図る取り組みを進めた。
・国体時に活躍できる地元選手の育成強化のため、アスレチックト
レーナーによる指導の機会を設けたほか、体育協会と連携して国体
選手強化補助金による助成を行ったが、単年度だけではなく複数年
の対応が望ましい。
13
【取組項目】
1 歴史遺産の活用と芸術文化の振興
実施施策
橋野高炉跡の
ユネスコ世界
遺産登録の推
進と近代化遺
産の活用
平成27年度の主な取り組み内容と成果
今後の対応
□
史跡橋野高炉跡整備事業
□ 橋野高炉跡の範囲内容確認
今年度は史跡北側の範囲内容確認調査を実施し、史跡の 調査を継続実施する。
保護のため樹木の伐採と境界柵を設置した。
〔時期〕6月~3月
〔場所〕国指定史跡橋野高炉跡
〔内容〕橋野高炉跡北側での三次元測量及び三番高炉北西
側地中レーダー探査
樹木の伐採、安全柵の設置
□
旧釜石鉱山事務所活用事業
施設の耐震補強、大規模改修工事を施工した。
□ 鉄づくり体験事業
○鉄づくり体験
〔時期〕8.25(火)〜26(水)
〔場所〕旧釜石鉱山事務所前広場
〔対象〕甲子中学校1年生
○鉄の検定
市内小中学校
12.1(火)を中心に実施
小学生237人、中学生374人参加
小学生 1級該当者なし・2級10人
中学生 1級・2級該当者なし
一般
12.1(火)実施、18人参加
1級3人・2級4人
□
平成28年度には館内の資料
展示模様替えを行い、6月30
日から一般公開を再開する。
□ 引き続き、先人から受け継
がれてきた「ものづくりの精
神」を子どもたちに伝え、ふ
るさとを愛する人材の育成を
図る。
□ 平成28年度も県の補助事業
郷土芸能の伝 □ 郷土芸能復興支援事業
承や芸術・文
地域コミュニティの復興に資することを目的として、被 を活用して継続実施する。
化活動への支 災した郷土芸能団体の仮設の倉庫等の施設の整備に対して
援
補助金を交付した。
〔助成団体〕箱崎虎舞、白浜虎舞
□ 今後も、優れた舞台芸術の
岩手県青少年劇場開催事業
一流の実演家の実演に触れることで豊かな情操の涵養に 鑑賞を通じて、豊かな情操の
涵養と健全育成を図る。
資することができた。
〔時期〕7.1(水)
〔場所〕小佐野小学校体育館
〔対象〕市内小学校5,6年生 516人
県立釜石祥雲支援学校児童 16人
〔内容〕混声四重奏とあそぼう!!「オペラ」ってなあに?
(声楽クリニックと歌とオペラの鑑賞)
□
□ 平成28年度も平成27年度と
伝統文化こども教室事業
平成27年度も引き続き5団体で教室を開催することがで 同様に、文化庁の補助事業の
活用を進めるほか、市の運営
きた。教室を開く場所及び運営資金の確保が課題である。
〔時期〕通年
経費の補助金も検討し、実施
〔場所〕市内
団体の運営の安定化を図る。
〔対象〕市内の小学校から高等学校までの児童生徒
□
14
〔団体〕釜石市裏千家茶道子ども教室
釜石市表千家茶道こども教室
日本将棋連盟釜石支部
長唄三味線に親しむ会
釜石草月会
□
釜石市民芸術文化祭開催事業
□ 芸術文化活動の発表及び鑑
同一会場、同一日程で発表部門と展示部門を開催したこ 賞の場を引き続き提供し、文
とにより一体感が創出されるが、市民文化会館と異なり、 化のかおり高いまちづくりを
会場の配置により各団体への来場者数に差が出る等の課題 目指す。
が残った。
平成28年度の会場は、平成
〔時期〕11.1(日)〜3(火)
27年度と同じシープラザ遊を
〔場所〕シープラザ遊、シープラザ釜石
予定している。各会場での来
〔対象〕市民
場者数に差が出ないような工
〔内容〕絵画、書、切り絵等の展示、バレエ、尺八、大正
夫をする。
琴等のステージ発表
<市民芸術文化祭参加団体、参加者数>
22年度
23年度
…
26年度
27年度
32団体
24団体
41団体
39団体
4,817人
1,357人
2,132人
2,555人
□ 平成29年度に第23回釜石市
□ 郷土芸能祭開催事業
郷土芸能祭を開催予定。
釜石市内に伝わる無形民俗文化財の保護と活用を通じて
「かおり高い文化のまちづくり」を推進するため、第22回
釜石市郷土芸能祭を開催した。
〔時期〕9.5(土)
〔場所〕シープラザ遊
〔来場者数〕約360人
〔出演団体〕鵜住居幼稚園ちびっこ虎舞、
中村さんさ踊(橋野町)、大石虎舞(唐丹町)
、外山鹿
踊(鵜住居町)、松倉虎舞(甲子町)
埋蔵文化財の □ 埋蔵文化財発掘調査事業(交付金事業)
□ 復興事業及び復興に伴う個
調査と指定文
○試掘調査 埋蔵文化財包蔵地(遺跡)に該当する被災者 人住宅の建築を停滞させるこ
化財の復旧
との無いよう、限られた職員
の個人住宅再建予定地の試掘調査を実施した。
ではあるが全力を挙げてい
〔時期〕通年
く。
〔場所〕釜石市全域の個人住宅建設予定地
(埋蔵文化財包蔵地(遺跡))
〔件数〕6件
○緊急発掘調査
・復興土地区画整理事業、防災集団移転促進事業、漁業
集落防災機能強化事業に伴う緊急発掘調査
〔場所〕釜石市箱崎町 野川前遺跡
釜石市唐丹町字大石、字屋形 屋形遺跡
釜石市大字平田 仁田代遺跡・下ノ沢遺跡
□ 調査で得られた文化財やデ
埋蔵文化財保存事業
復興事業と関連しない、被災地区以外の試掘調査、並び ータなどを、現地及び郷土資
に縄文時代後晩期の遺跡の文献調査及び実地踏査による分 料館の企画展などで発表・展
示し市民への周知を図る。
布調査を行い、埋蔵文化財の保護を図った。
分布調査の報告書は、平成
○試掘調査
□
15
〔時期〕通年
〔場所〕市内全域
〔対象〕市民及び事業所
〔内容〕個人住宅、メガソーラー等の建設に伴う試掘調
査
〔件数〕5件
○縄文時代後晩期遺跡の分布調査
〔時期〕通年
〔場所〕市内全域
〔内容〕文献等の調査及び踏査により現状を把握した。
□ 史跡等周知促進事業(交付金事業)
平成27年度は実施なし
28年度に刊行する。
□
事業にあたっては、浸水区
域内の復興事業の進捗状況を
勘案し、浸水区域外にある損
壊した文化財、史跡等の修復
にも取り組んでいく。
□ 文化財保護事業
□ 昨年度に引き続き、市内の
〔時期〕通年
文化財の掘り起こし、新規指
〔場所〕市内全域
定に取り組んでいく。
〔内容〕市内の指定文化財の保存と維持管理、史跡の保存
及び景観の保持
〔新規指定文化財〕平成27年度は無形民俗文化財1件を、
平成28年3月に釜石市文化財保護審議会に諮問、指定
すべきとの答申を受けた。指定は平成28年4月。
□ 被災ミュージアム再興事業
郷土資料館被災資料保存事業
東日本大震災で浸水した資料を次世代へ継承していくた は平成27年度で終了。
め、浸水した鉄製資料の保存処理と、地震により損壊した
絵画資料の修復を行った。
〔時期〕通年
〔内容〕浸水した鉄製資料 岩手県立博物館へ保存処理を
委託
損壊した絵画資料 東北芸術工科大学へ修復を委託
□
<郷土資料館利用者数及び所蔵資料件数>
22年度
2
23年度
…
26年度
27年度
4,787人
786人
5,540人
6,109人
9,546件
9,546件
7,857件
7,884件
スポーツの推進とスポーツ施設の拠点化
実施施策
平成27年度の主な取り組み内容と成果
今後の対応
スポーツを通 □ スポーツ推進委員派遣事業
□ 誰もが気軽に楽しめるニュ
じた市民の健
スポーツ推進委員を地区行事や PTA 行事、親子レクリエ ースポーツの紹介や、スポー
康づくりの推 ーション等へ派遣することで、健康づくりとスポーツの裾 ツ に 親 し む 機 会 の 提 供 に よ
進
野を広げてきた。
り、生涯スポーツ、地域スポ
ーツの更なる振興を図る。
16
<講師派遣事業実施件数と参加者、推進委員数>
22年度
23年度
…
26年度
27年度
23件
9件
10件
8件
739人
496人
489人
438人
26人
25人
27人
27人
□
被災者健康づくり事業
□ 緊急雇用創出事業に代わる
緊急雇用創出事業を利用して、各仮設団地を訪問し入居 被災者支援総合交付金を活用
者の健康づくりのための事業を実施した。
し、体育協会との連携によ
り、市内全域の仮設団地、復
<健康づくり事業参加者数>
興住宅等へ活動場所を拡大す
22年度
23年度
…
26年度
27年度
る。
-人
235人
1,088人
984人
□
第41回釜石健康マラソン大会
□ 参加者の増加を図るため、
市民参加型のイベントであり、健康増進の一助として釜 学校ぐるみで参加してもらう
石市球技場(周辺)を会場に実施した。
などの工夫が必要。
<健康マラソン大会参加者数>
22年度
753人
□
23年度
…
574人
26年度
504人
27年度
530人
体育施設(避難拠点)改修事業
〔内容〕
○市民交流センター本館及び体育館
・本館耐震補強工事・本館水道配管改修工事
・本館トイレ改修工事・非常照明設備改修工事
・消防設備改修工事・体育館耐震補強工事
・体育館トイレ改修工事ほか
○中妻体育館
・耐震補強工事・トイレ改修工事
・電気設備改修工事ほか
<スポーツ施設利用者数>
22年度
158,535人
23年度
…
81,540人
26年度
27年度
151,233人
142,093人
<スポーツ団体数(上段)及びスポーツ少年団数(下段)>
22年度
23年度
…
26年度
27年度
37団体
37団体
37団体
37団体
34団体
34団体
26団体
26団体
17
□
スポーツ施設の整備・改修
については、計画的に進めて
いく。
□
学校体育施設開放事業
市内小中学校における体育館やグラウンドを学校の運営
に支障のない範囲において開放し、一般の利用に供した。
<学校体育施設開放事業登録団体数及び利用者数>
22年度
23年度
…
26年度
27年度
97団体
85団体
111団体
135団体
60,233人
39,092人
63,915人
74,697人
スポーツ施設 □各種イベントの開催及び支援
□ 引き続き補助金を交付する
の拠点化とス
○釜石ラグビックドリーム2015事業
など支援を継続し、競技団
ポーツイベン
〔期日〕8.8(土)
体・選手の強化を図る。
トの誘致
〔場所〕釜石市球技場
〔内容〕釜石 SW-秋田ノーザンブレッツの交流試合
〔参加者〕 約550人
○各種大会等への支援
・第50回岩手県弓道釜石大会 4.29(水)
50千円
・第33回三陸学童軟式野球大会
7.18(土)~20(月)
50千円
・第32回全国ビーチボール競技大会
9.12(土)~13(日)
50千円
・第8回鉄と魚のまち釜石潮騒ウォーク 10.24(土)
50千円
・第56回岩手県高等学校新人大会ボクシング競技
10.29(木)~11.1(日)50千円
・第10回釜石市長杯スポーツチャンバラ大会
2.21(土)
50千円
・釜石・大槌地区小学校体育連盟負担金
300千円
・釜石・大槌地区中学校体育連盟負担金
450千円
□いわて国体推進事業
希望郷いわて国体の成功に向けた更なる機運醸成と市民
運動等の各種施策を展開した。
〔内容〕
○各種会議の開催
※総務・広報・市民運動専門委員会
※競技式典専門委員会
※観光・医事・衛生専門委員会
※交通警備・防災専門委員会
※各競技団体との協議、打合せ(28回)
○実行委員会補助(横断幕等の作成、缶バッジ・ファイ
ル・ボールペン等宣伝用グッズ作成・先催県視察等)
○各種イベントの開催(花いっぱい運動・わんこダンス
コンテスト・節目(1年前・250日前)イベント)
○アスレチックトレーナー派遣業務
・岩手国体に向けた選手の育成を図るため、アスレチッ
クトレーナーを招聘し、強化指定選手に対してトレーニ
ング方法や練習前後の身体のケア方法、栄養学指導等の
助言を行い、併せて治療も実施した。
○希望郷いわて国体選手強化事業補助金
・釜石市体育協会と連携し、国体時に活躍できる選手の
育成強化に関する事業に対し、補助金により支援を行っ
た。
18
□いわて国体リハーサル大会助成事業
・希望郷いわて国体の成功を目指し、リハーサル大会の
開催に係る費用の助成を行い、本大会に向け問題点等の
把握に努めた。
※平成27年度国民体育大会東北ブロック大会第42回東北
総合体育大会(ラグビーフットボール)
※第22回釜石はまゆりトライアスロン国際大会
19
○
教育行政に関する事項
主な項目
教育行政
平成27年度の主な取り組み内容と成果
今後の対応
□ 教育行政の執行に当たっては、5人の委員で構成され □ 平成27年4月1日から施行さ
る合議制の執行機関として、毎月の定例会議のほか必要 れた、新しい教育委員会制度
に応じて会議を招集するとともに、学校訪問の実施や各 について、適切に対応してい
課の事務の取り組み状況の把握を行った。
く。
また、新しい教育委員会制度に対応した総合教育会議
・教育委員長と教育長を一本
を開催し適切な執行管理に努めた。
化した新教育長の設置
(教育委員会議定例会)12回開催
・総合教育会議の充実
(教育委員会議臨時会) 4回開催
・教育に関する大綱の策定
(総合教育会議)
1回開催
など
(委員会議以外の主な活動)
・学校訪問
鵜住居幼稚園
6.29(月)
双葉小学校
6.29(月)
甲子中学校
5.28(木)
・学校公開
白山小学校
10.1(木)
双葉小学校
10.8(木)
大平中学校
11.6(金)
・市町村教育委員会連合会研修会
7.18(金)
・「いわて教育の日」記念行事への参加
11.26(木)
・教育研究所研究発表会
8.3(月) 1.5(月)
・市町村教育委員会協議会委員研修会
2.10(月)
・入学式、卒業式、成人のつどい ほか
□ 教育委員会議の開催予定を教育センター掲示板やホー
ムページなどで周知、会議後は教育委員会議結果をホー
ムページに掲載するなど会議の公開に努めた。
□ 市民への教育行政全般に関する情報提供を行うため、
「教育広報」を11月と3月に発行した。また、「まなびぃ
釜石」は6月と9月に発行し、市内全戸に配布した。
教育振興基金 □ 釜石市の教育振興と児童・生徒を応援するためにと、 □ 釜石市教育振興基金に積み
寄附金
海外及び全国から寄附金が寄せられた。
立て、その後寄附者の申し出
・27年度寄附金36件(内訳:団体17件 個人19件)
に沿った事業に活用する。
合計 12,027千円
スポーツ振興 □ 釜石市のスポーツ振興のためにと、全国から寄附金が □ 釜石市スポーツ振興基金に
基金寄附金
寄せられた。
積み立て、その後寄附者の申
・27年度寄附金20件(内訳:団体0件 個人20件)
し出に沿った事業に活用す
合計 203千円
る。
20
「平成27年度教育委員会の事務の管理及び執行状況に係る点検
及び評価調書」
有識者からの意見聴取会意見(要点)
有識者からの意見聴取会を開催し、教育委員会が取りまとめた点検・評価調書に基づき、3つの基
本目標、その目標に係る6つの取組項目について、自己評価の妥当性及び今後の教育施策の推進に向
けて御意見をいただいた。
1
開催日時
平成28年8月23日(火)18時00分~19時45分
2
会
釜石市教育センター
3
出席委員
4
5
場
小池
千葉
及川
柏崎
浅利
八幡
蓮見
悦子
尚
幸子
未来
金一
達史
純子
※欠席
なし
2階
教育委員会室
さん(釜石市PTA連合会前事務局長)
さん(岩手県立釜石商工高等学校校長)
さん(釜石保育会前会長)
さん(一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校理事)
さん(釜石市芸術文化協会事務局長)
さん(一般社団法人釜石青年会議所理事長)
さん(釜石市スポーツ推進委員協議会理事)
意見の聴取方法
⑴ 点検・評価調書を事前に配布し、あらかじめ目を通していただいた上で、当日の会議において
意見を伺った。
⑵ 妥当性については、「概ね妥当な評価である(概ね自己評価のとおりである)」、「やや妥当でな
い(やや違っている)」、「全く妥当でない(全く違っている)」のいずれに該当するかという観点
からを中心に意見を伺った。
意見の概要
基本目標2 絆と支えあいを大切にするまちづくり
(1)安心できる子育て環境の整備
(2)学びが実践につながる生涯学習社会の形成
妥当性について
主な意見
概ね妥当な評価である(概ね自己評価のとおりである)
○公民館利用者数の増加は良いこと。住宅再建後の地域で利用できる場の確保をし
てほしい。
○中高校生が、夕方から利用できる放課後子ども教室のような居場所づくりが必要
ではないか。
○出席者など人数の評価も必要だが、目指すところの中身の評価が足りない。どう
いった市民像を目指すのかといった内容が必要ではないか。
○何でも行政がお膳立てするというのはいかがなものか。自分でアクションを起こ
すということも必要。
基本目標6 強く生き抜く子どもを育てるまちづくり
(1)地域との協働による特色ある教育活動の展開
(2)生活・防災拠点としての教育環境整備
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妥当性について
主な意見
概ね妥当な評価である(概ね自己評価のとおりである)
○強く生き抜く子どもを育てるという目標に、地産池消など食のことまで必要か。
○地域が大事。地域の人と自然を活かす必要がある。地域の方と一緒に取り組む姿
勢が必要ではないか。
○家庭で食の教育をするのは難しい。生きていくうえで必要な食材、危険な食材な
ど、食の知識を得るためにも学校での指導は必要なこと。
○各地区に郷土芸能はあると思うが、地域で率先して取り組む人が減っている。学
校で取組み郷土芸能が途絶えないようにしていきたい。
○地産池消のことなどを入れると強く生き抜く子どもを育てるまちづくりという目
標がブレてくる。もう少し内容を絞り込んでもよいのではないか。
○親子を対象とした食の指導を行ってもよいのではないか。
○高校として、地元の学校から進学している生徒も多いので、中学校でどういう経
験をしてきたかを知ることは大事だと思うので情報をもらいたい。地域には素晴
らしいものがあることを知らずに県外に出ている。もっと地元の人の話を生徒に
聞かせたりしながら就職の選択をさせたい。
○地域との協働活動が見られとても良いことだと思う。とても良い取り組みだと思
うのでたくさんの子ども達に体験してもらいたい。
基本目標7 歴史文化やスポーツを生かしたまちづくり
(1)歴史遺産の活用と芸術文化の振興
(2)スポーツの推進とスポーツ施設の拠点化
妥当性について
主な意見
6
概ね妥当な評価である(概ね自己評価のとおりである)
○市全体がスポーツに対する意識が低いように感じられる。生涯スポーツは乳幼児
から始めるべき。運動に対する意識付けが大事。
○障がい者スポーツについて釜石ではあまり聞かない。障がい者に対する認識を深
めるべき。障がい者スポーツの意義について考えたい。
○大型商業施設の空きスペースを利用してプレイルームを作れないか。卓球台を置
いたりや大人のジムなどできればいい。運動の習慣は子どものころから植えつけ
ないと難しい。
○スポーツ芸術文化問わず、動機づけのため、子ども達に直に見せたい。子ども達
が直接見てどう感じるかを大切にしたい。
○取り組むスポーツは年代に併せて変わっていくものではないか。
○ラグビーをどのように市として支援していくか考える必要がある。
○ラグビーを知らない子どもが増えている。ボールボーイや選手と手をつないで入
場する機会を作るなどで興味を持つきっかけができるとよい。
○幼児にラグビー経験をという企画があったが単発で終わったようだ。そういう事
業に行政として支援してほしい。
○高齢者と子ども達がニュースポーツで触れ合うのは良いこと。もっとニュースポ
ーツを広めてスポーツに興味を持ってもらいたい。
○日常的に体を動かせるところがない。施設の完成を楽しみにしている。使いやす
い施設になればいい。市民ホールは、市民が足しげく通う場所になってほしい。
○いわて国体、ラグビーワールドカップに向け市民が直接参加するイベントをもっ
と行ない市民自らが盛り上げる流れを作っていければよいのではないか。
その他(全般を通しての意見)
特になし
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