InfoWorks RS v13.0 の新機能

InfoWorks RS v13.0 の新機能
この資料では、InfoWorks RS v13.0に新しく搭載された追加点と改善点をご覧いただけます。
「遷移流ルーティングノード
遷移流ルーティングノード」
ルーティングノード」の追加
InfoWorks RS v13に新しい洪水追跡タイプ、「遷移流ルーティングノード」が追加されました。
「遷移流ルーティングノード」は「マスキンガム追跡ノード」と似ていますが、「マスキンガム追跡ノード」
と違い、パラメータの数を任意に指定することが可能です。
さらに、水理計算区間を遷移関数区間に変換するためのツールも追加されました。「モデル
モデル」メニュー
モデル
から「ユニットの
ユニットの修正
選択計算区間を
ユニットの修正」、「選択計算区間
修正
選択計算区間を遷移関数へ
遷移関数へ変換」オプションを選択すると、選択している各
変換
計算区間が2つの遷移流ルーティングノードとそれらを繋ぐリンクへと置き換えられます。
複数のシミュレーションから
複数のシミュレーションから最大浸水
のシミュレーションから最大浸水コンターをエクスポートすることが
最大浸水コンターをエクスポートすることが可能
コンターをエクスポートすることが可能に
可能に
MapInfo(.MIF)・ESRI(.SHP)・ESRI ASCII グリッド(.ASC) フォーマットファイルに、複数のシミュレーショ
ンから最大浸水コンターをエクスポートできるようになりました。
「結果
結果」メニューから「最大
最大浸水
結果
最大浸水コンターのエクスポート
浸水コンターのエクスポート…
コンターのエクスポート…」を選択します。
ノードに
ノードに累計流量結果属性が
累計流量結果属性が追加に
追加に
新しくノードに結果属性が追加され、シミュレーション開始時からのノードの累計流量(ボリューム)が
「累計流量
累計流量」結果に表示されるようになりました。
累計流量
さらに、 Wiski / csv ファイルフォーマットからインポートされるライブデータに新しいデータタイプであ
る「累計流量」が追加されました。
キャリブレーション統計レポートを使用して観測データとモデル結果を比較する際にも、ライブデータ
の流量観測箇所での流量値に加え、それらのデータを累計することで累計流量も比較されるようにな
りました。累計流量のライブデータが同じ位置に存在する場合には、その累計流量ライブデータが優
先して使用されます。
PDM 境界に
境界に降雨結果属性が
降雨結果属性が追加に
追加に
PDM 境界ノードに新しく「PDM
PDM 降雨」と「PDM
PDM 累計降雨」結果属性が追加されました。
降雨
累計降雨
「PDM 降雨」は、結果グリッドやグラフに表示したり結果ファイルにエクスポートすることが可能です。
複数のオブジェクトの
複数のオブジェクトの水位
のオブジェクトの水位面積
水位面積表
面積表の設定機能
設定機能が
機能が改善
以前のバージョンでは、複数の貯留エリアと池オブジェクトの水位面積表をリセットすると、間隔と最小
/最大水位についてデフォルト値が適用されていました。
v13 では、単一オブジェクトを更新する際と同じ方法で、複数のオブジェクトに対し間隔値と最小/最
大水位値を指定できるようになりました。
シミュレーション結果
シミュレーション結果からライブデータを
結果からライブデータをインポート
からライブデータをインポート
ライブデータグリッドビュー内のインポート機能が強化され、シミュレーションもしくは「頻度分析結果」
から時系列のインポートが可能になりました。
ライブデータの検証
ライブデータの検証が
検証が可能に
可能に
ライブデータテーブルビューに「検証
検証」ボタンが新しく追加されました。このボタンをクリックすると、イン
検証
ポートされたライブデータ内に、同じタイムスタンプや順序が異なるタイムスタンプといったエラーがな
いかどうかチェックされます。また、データ内に抜けがあると、その詳細が表示されます。
POT 分析エディタの
分析エディタの改良
エディタの改良
POT 分析エディタ内にある複数のエピソード定義の検証チェックボックスステータスを同時に設定す
ることが可能になりました。
選択された全ての行のステータスを変更するには、エディタのエピソード定義グリッド内にある行を選
択し、選択した行のステータスをどれか 1 つ設定すると、選択された全ての行のステータスが変更さ
れます。複数の連続行を選択する場合は、「Shift キー」を使用し、連続していない行を複数選択する
場合には、「Ctrl キー」を使用します。また、グリッド内の全ての行を選択する場合には、グリッドの左
上隅をクリックします。
ユーザー指定
ユーザー指定の
指定のツリーアイテムの並
ツリーアイテムの並べ替えが可能に
可能に
v12.5 からツリー内のグループの中にあるアイテムの移動ができるようになりましたが、v13.0 では、
さらに下記の機能強化が行われました。
・十分なユーザーパーミッション権限を持つユーザーのみがツリーアイテムの並べ替えを行うことが可
能になりました。
・InfoWorks アドミニストレーター内のエクスプローラービューに新しいオプションが追加され、現在の
データベースに対してツリーを並べ替える際のデフォルト列を選択できるようになりました。
アドミニストレーターのエクスプローラービュー内で右クリックし、「Default
Default Sort Column」からアイテム
Column
を選択します。(ツリーアイテムをクリックし、「ツール」から「Default
Default Sort Column」を選択するとメニュ
Column
ーが表示されます。)
エンジンの
エンジンの効率が
効率が改善
エンジン内の流量 - 時間配列についてメモリ配分の効率が改善されました。この改善により、大量
の流量 - 時間境界データを含むシミュレーションを v12.5 と比べて長く実行することが可能となりま
した。
グラフ機能
グラフ機能の
機能の強化
グラフ機能に下記の改良が加えられました。
■デフォルトページの表示方向の持続
印刷ページの方向パラメータが保存できるようになりました(終了時に保存されます)。
それゆえ、もしユーザーが横方向に設定した場合、デフォルト設定である縦方向の設定には戻りませ
ん。この変更は自身の位置設定を持つジオプランウィンドウを除く全てのビューとグラフに適用されま
す。
■より多くのユーザーが時間軸のラベル表示を管理可能に
ユーザーは絶対時間軸における時間軸のフォーマットの管理ができるようになりました。新しい構成
オプションがグラフプロパティダイアログの X 軸タブに追加され、ラベルのカスタムが可能となりまし
た。(日付全表示・年を表示/非表示・日付フォーマット)
■Y 軸の小数点の表示数が変更可能に
グラフプロパティダイアログの全ての Y 軸タブに追加された 2 つの新しいオプションによって、グラ
フの Y 軸に表示される小数点の表示数をユーザーが変更できるようになりました。表示数を変更す
るには、デフォルトでチェックが入っている「Default precision」チェックボックスのチェックを外し、
「Decimal places」コンボボックス内の数値を選択もしくは入力してください。この機能は、散布図の場
合には X 軸にも適用可能です。
■グラフプロパティのデフォルトボタンで軸設定の保存
グラフプロパティにて、軸タイトルに基づいた軸設定の保存が可能になりました。グラフプロパティダイ
アログの「Default…」ボタンをクリックすると、現在の設定がデフォルトとして保存されます。同じ属性タ
イプのグラフは、その後同じデフォルト軸を使用します。
■グラフツールチップの補間値
以前までのバージョンでは、グラフ上のデータポイントにおける値は、データポイント上にカーソルを充
てることによってツールチップ内に表示させていました。
この機能が拡張され、データポイント間のトレースをカーソルであてると補間値を表示できるようになり
ました。補間値はツールチップ内にアスタリスクで表示されます。
■現在のシミュレーション時間におけるグラフトレース値を自動ラベルで表示
ネットワークオブジェクトのデータをグラフ表示する時、シミュレーションの現時刻におけるトレース値を
自動ラベルで表示することが可能になりました。グラフビュー上で右クリックし、コンテキストメニューか
ら「トレース
トレース値
トレース値に自動ラベルを
自動ラベルを表示
ラベルを表示」を選択し、ラベルを表示させて下さい。
表示
■グラフキーのフォントとテキストサイズの調節
グラフプロパティダイアログの「General」ページにグラフキーのフォントスタイルとテキストサイズの設
定を行うオプションが追加されました。
グラフ印刷
グラフ印刷の
印刷の改良
ユニットコンボボックスがライン幅とシンボルサイズを決めるトレーススタイルダイアログに追加されま
ユニット
した。これにより、ユーザーは印刷設定を区分したい時に異なるユニットを選択することが可能になり、
ポイント(デフォルト)とピクセル
ピクセルの値を入力することができるようになりました。
ポイント
ピクセル
初期のバージョンでは、画面とプリンター両方においてライン幅とシンボルのサイズの単位がピクセル
となっており、その都度サイズが大きく変わっていました。結果として、たとえ同じ設定を行っていても
画面とプリンターのラインの濃淡が一様に適合しませんでした。
デフォルト表示単位はポイントに変更され、実質的にデバイス独立となり、画像ビュー用のピクセルと
ほぼ同じになりました。角取りのための小さな差異はありますが、デフォルト設定を使用することで、
画面とプリンターのラインの濃淡を一致させることができます。
この問題を回避するために、他のプリンターの設定とともに以前の特定のデフォルト設定を持つユー
ザーは現在の設定を保つことをお薦めします。その場合、印刷設定の単位をピクセル(=以前の絶対
的単位。これは後進的な互換性を提供するためだけのものです)のままにしてください、そうすると、ラ
インは以前より濃く印刷されることはありません。
AutoCAD 2013 のサポート
InfoWorks は AutoCAD 2013 のフォーマットファイルからのインポートが可能になりました。加えて、
セクションとジオプランから生成される DWG ファイルが AutoCAD 2013 形式フォーマットにてエクス
ポートできるようになりました。
SQL に新しく追加
しく追加された
追加された日付
された日付/
日付/時間プロセス
時間プロセス機能
プロセス機能
下記の日付/時間プロセス機能が SQL に追加されました。
・NUMTOMONTHNAME(n) – 月の名前を 1 から 12 までの整数で返します。
・NUMTOSHORTMONTHNAME(n) – 短縮した月の名前(例:Jan)を 1 から 12 までの整数で返しま
す。
・TODATE(年・月・日) - 日付の年・月・日を整数で返します。
・TOMDATETIME(年・月・日・時・分) – 日付の年・月・日・時・分を整数で返します。
システムフォントを使用
システムフォントを使用するためのオプション
使用するためのオプション
オプションダイアログの全般タブに新しいオプションが追加されました。
全てのダイアログ・プロパティシート・グリッドに対してシステムテーマに定義されたフォントを使用する
には、「ダイアログとグリッドにシステムテーマフォントを
ダイアログとグリッドにシステムテーマフォントを使用
ダイアログとグリッドにシステムテーマフォントを使用」オプションにチェックを入れて下さい。
使用
チェックインしたバージョン管理
チェックインしたバージョン管理アイテムの
管理アイテムの記述
アイテムの記述の
記述の編集にはユーザーパーミッションが
編集にはユーザーパーミッションが必
にはユーザーパーミッションが必
要となりました
ユーザーパーミッションが実行される時、十分なパーミッションを持つユーザーのみ、チェックインした
バージョン管理オブジェクトのプロパティダイアログ記述ページにあるコメントが編集出来るようになり
ました。(以前のバージョンでは、全てのユーザーが編集可能でした。)