No.112 お鍋は野菜摂取の理想メニュー 9割超が、鍋料理の良い点は「野菜をたくさん摂れる」 約6割が、作る際には「野菜をより多くしたい」 ― お鍋に関する調査 ― ≪トピックス≫ 1 5 人に 2 人が“お鍋ヘビーユーザー” 昨シーズンに月 4 回以上「鍋料理」を実施 2 3 割超が、今シーズンは「鍋料理が増えそう」 増えそうな理由には、子どもの成長や味覚の変化が影響!? 3 鍋料理の具材は、コストパフォーマンス重視の傾向 「安価」「ボリューム感」などの理由から、「豚肉」「もやし」「きのこ類」が人気 4 今シーズン、新たに挑戦したい鍋料理トップ 3 1 位:トマト鍋 / 2 位:カレー鍋 / 3 位:豆乳鍋 子どもが喜びそうなのは「カレー鍋」、「トマト鍋」は“大人の味”!? 5 鍋料理の良い点は、「野菜をたくさん摂れる」が 9 割超 6 鍋料理を作る際には、“ 野菜を多く ”し、“ 豊富なレシピ ”で、“ 見栄えよく ”!? 7 鍋野菜の御三家は「白菜」「長ねぎ」「えのきだけ」 今後試したいのは「トマト」「豆苗」「空心菜」!? 8 鍋料理の野菜は「マンネリになる」ことが悩み 重視のポイントは、「栄養」「食べやすさ」「ボリューム感」 ☆情報 あ・ら・か・る・と☆ ①タベアルキスト・マッキー牧元さんの〝おすすめ鍋〟 ②いつもの野菜にひと工夫で、新たなおいしさ 『細切りキャベツの豚シャキ鍋』 ※本調査では、鍋料理を月 4 回以上行う家庭を「鍋ヘビーユーザー」と定義。 2013 年 10 月 日々涼しさが増し、朝晩は肌寒さを感じるようになりました。そろそろ温かい料理が恋しくなり、「今夜はお鍋でも」という日も 増えそうです。そんなお鍋に欠かせないものといえば野菜。健康ブームが定着した昨今、多くの人が積極的に摂りたいと思 っている野菜をたくさん摂れる料理として、お鍋は理想的なメニューと言えるのではないでしょうか。 そこでミツカンは今回、首都圏・関西圏に住む 30~40 代の子どもを持つ主婦(416 名)を対象に、鍋料理における野菜に着 目した「お鍋に関する調査」を実施しました。 その結果、9 割超が鍋料理の良い点として「野菜をたくさん摂れる」を、約 6 割が鍋料理を作る際にもっとこうしたいこととして 「野菜をより多くしたい」を挙げるなど、鍋料理における野菜への意識の高さが浮き彫りとなった他、鍋料理の野菜は「マン ネリになる」ことを悩みに挙げ、「栄養」「食べやすさ」「ボリューム感」などを重視することが明らかになりました。 「情報 あ・ら・か・る・と」では、タベアルキストのマッキー牧元さんによるおすすめ鍋や、ミツカンおすすめの「細切りキャベ ツの豚シャキ鍋」を紹介します。 調査結果のポイント 1 昨シーズンに鍋料理を実施した頻度は、1 位「月に 2 回」(21.6%)、2 位「月に 5 回以上」(21.2%)、3 位「月に 4 回」 (19.7%)。『月 4 回以上』の鍋ヘビーユーザーは 40.9%。 2 今シーズンの鍋料理実施意向は、3 人に 1 人が『増えそう』(32.7%)。 増えそうな理由は、「子どもの野菜の好き嫌いがなくなってきたから」(33.1%)がトップ。 3 ここ数年で利用頻度が増えている具材トップ 3 は、「豚肉」(36.0%)、「もやし」「きのこ類」(ともに 33.3%)。 利用頻度が減っている具材は、「牛肉」(23.7%)、「春菊」(21.3%)、「魚介類」(20.0%)。 4 今シーズン、新たに作ってみたい鍋料理は、1 位「トマト鍋」(64 票)、2 位「カレー鍋」(32 票)、3 位「豆乳鍋」(29 票)。 作りたい理由は、「自分が食べてみたいから」(34.4%)、「子どもが喜びそうだから」(32.2%)。 5 鍋料理の良い点は、「野菜をたくさん摂れる」(92.3%)が断然トップ。2位「鍋だと他におかずを作らなくてよい」 (72.4%)、3位「温まる(暖房の使用が抑えられる)」(59.1%)。 6 鍋料理を作る際にもっとこうしたいと思うことは、1 位「野菜をより多くしたい」(59.4%)、2 位「鍋のレシピ(味付け、食べ方、 〆など)を増やしたい」(51.7%)、3 位「彩りやボリュームなど見栄えをよくしたい」(37.0%) 7 鍋料理に使っている野菜トップ 3 は、「白菜」(98.0%)、「長ねぎ」(92.0%)、「えのきだけ」(91.6%)。 使っていないが、今後試したい野菜トップ 3 は、「トマト(ミニトマト)」(30.9%)、「豆苗」(28.5%)、「空心菜」(26.8%)。 8 鍋料理で野菜を食べる際の悩みは、「代わり映えがしない(マンネリになる)」(43.8%)がトップ。 鍋料理の野菜で重視することは、1 位「栄養」(76.0%)、2 位「食べやすさ」(59.1%)、3 位「ボリューム感」(51.4%)。 ◇ ◇ ◇ ◇ 調査テーマ:鍋料理に関する調査 調査対象:夫、子ども(3 歳以上)と同居する 30 代~40 代の主婦 調査エリア:首都圏、関西圏(在住) 有効回答数: 416 票 年齢層 居住地 30 代 40 代 合計 首都圏 104 104 208 関西圏 104 104 208 208 208 416 計 ◇ 調査方法: WEB 調査 ◇ 調査時期: 2013 年 9 月 2 調 査 結 果 1 5人に2人が“お鍋ヘビーユーザー” 昨シーズンに月4回以上「鍋料理」を実施 昨シーズン(2012年10月~2013年3月)は、どれくらいの頻度で鍋料理を実施していたのでしょうか。結果は、 「月に2回」が21.6%でトップ、以下、2位「月に5回以上」(21.2%)、3位「月に4回」(19.7%)、4位「月に3回」 (19.0%)と続きました。ミツカンが“お鍋ヘビーユーザー”と定義している『月に4回以上』(「月5回以上」「月4回」 の合計)は40.9%となり、5人に2人が平均週1回以上「鍋料理」を実施していたことがわかりました。 「鍋料理実施回数」(%)N=416 月に1回 5.0 月に1回以下 2.9 月に1回 10.6 月に5回以上 21.2 月に2回 21.6 月に4回 19.7 月に3回 19.0 2 3割超が、今シーズンは「鍋料理が増えそう」 増えそうな理由には、子どもの成長や味覚の変化が影響!? 次に、今シーズン(2013 年 10 月~2014 年 3 月)の鍋料理の実施意向を聞いたところ、3 人に 1 人が『増えそう』(「増 えそう」「やや増えそう」の合計)と回答しました。 鍋料理が増えそうな理由は、1 位「子どもの野菜の好き嫌いがなくなってきたから」(33.1%)、2 位「子どもが熱いも のを食べられるようになったから」(31.6%)と、子どもの成長や味覚の変化に伴う理由が上位を占め、次いで「夫の 健康を気遣わなければならないから」「自分の美容・健康が気になるから」「試してみたい鍋料理があるから」が 25.0%で同率の 3 位でした。 「今シーズンの鍋料理の実施意向」(%)N=416 「今シーズン鍋料理の増えそうな理由」 (MA、上位 10 回答)(%)N=136 やや減りそう 1.9 減りそう 0.5 わからない 1.7 増えそう 6.0 子どもの野菜の好き嫌いがなくなってきたから 33.1 子どもが熱いものを食べられるようになったから 31.6 夫の健康を気遣わなければならないから 25.0 自分の美容健康が気になるから 25.0 試してみたい鍋料理があるから 25.0 やや増えそう 26.7 食費を切り詰めなければならなくなったから 変わらなそう 63.2 23.5 家族がそろう機会が増えそうだから 20.6 今年の冬は寒くなりそうだから 19.1 仕事が忙しくなり、手の込んだ料理をする 時間がとれなくなったから 暖房の使用が抑えられて、ウォームビズ(ウォームシェア) につながりそうだから 19.1 19.1 0 3 25 50 3 【鍋料理の具材は、コストパフォーマンス重視の傾向 「安価」「ボリューム感」などの理由から、「豚肉」「もやし」「きのこ類」が人気 鍋料理の具材の利用頻度に関するここ数年の傾向を、具材ごとに聞いたところ、「利用する頻度が増えている」具 材の回答率トップ 3 は、1 位「豚肉」(36.0%)、2 位「もやし」「きのこ類」(ともに 33.3%)で、それぞれ 3 割を超える回 答がありました。一方、「利用する頻度が減っている」具材の回答率は、1 位「牛肉」(23.7%)、2 位「春菊」(21.3%)、 3 位「魚介類」(20.0%)となりました。 利用頻度の増加率が高かった「豚肉」「もやし」「きのこ類」の、利用頻度が増えていると思う理由を見てみると、「豚 肉」と「もやし」については、ともに 1 位「安上がりだから」(豚肉 47.7%、もやし 72.5%)、2 位「ボリュームが出るから」 (豚肉 37.6%、もやし 42.0%)、3 位「ヘルシーだから」(豚肉 27.5%、もやし 36.2%)。「きのこ類」は、「ヘルシーだか ら」が 6 割超え(63.0%)のトップで、2 位「安上がりだから」(39.9%)、3 位「ボリュームが出るから」(26.8%)と、順位 に若干の違いはあるものの、トップ 3 に入った項目自体は「豚肉」「もやし」と同様でした。この結果を踏まえると、 「豚肉」「もやし」「きのこ類」は、価格、ヘルシー、ボリュームを満たす優れた食材ということが言えるかもしれません。 「利用する頻度が増えている」(上位 3 回答)(%)N=414 豚肉 36.0 3.6 57.5 「利用する頻度が減っている」(上位 3 回答)(%)N=414 2.9 利用する頻度が増えている 牛肉 7.7 23.7 46.1 22.5 利用する頻度が増えている 利用する頻度が減っている もやし 33.3 6.0 49.0 11.6 利用する頻度が減っている 春菊 6.8 21.3 43.5 28.5 利用する頻度は変わらない /分からない 利用する頻度は変わらない /分からない 利用しない きのこ類 33.3 0% 6.8 25% 58.2 50% 利用しない 1.7 75% 魚介類 100% 13.3 20.0 0% 25 36.2 20.3 子どものリクエストがあるから 19.5 0 42.0 他の具材が値上がりしているから 21.5 夫のリクエストがあるから 72.5 ヘルシーだから 27.5 子どものリクエストがあるから 100% ボリュームが出るから 37.6 ヘルシーだから 75% 安上がりだから 47.7 ボリュームが出るから 50% 8.0 「もやし:増えている理由」(MA、上位 5 回答)(%)N=138 「豚肉:増えている理由」(MA、上位 5 回答)(%)N=149 安上がりだから 25% 58.7 50 12.3 75 0 「きのこ類:増えている理由」(MA、上位 5 回答)(%)N=138 ヘルシーだから 63.0 安上がりだから 39.9 ボリュームが出るから 26.8 子どものリクエストがあるから 22.5 より家族の健康を考えるようになったから 16.7 0 25 4 50 75 25 50 75 4 今シーズン、新たに挑戦したい鍋料理トップ3 1位:トマト鍋 2位:カレー鍋 3位:豆乳鍋 子どもが喜びそうなのは「カレー鍋」、「トマト鍋」は“大人の味”!? これまでに作ったことがなく、今シーズン新たに挑戦したいと思う鍋料理のメニューを自由回答で聞いたところ、多 数回答のトップ 3 は、「トマト鍋」(64 票)、「カレー鍋」(32 票)、「豆乳鍋」(29 票)でした。一方、少数回答の中では、 「きりたんぽ鍋」や「ほうとう」といった地方の郷土鍋が挙がった他、「ダイエット鍋」「子どもが喜ぶ鍋」「1 歳児でも食 べられる薄めの味付けをした鍋」などの回答も見られ、鍋料理は種類で決めるばかりではなく、その時の環境や目 的に応じた内容のものを作りたいという心理を垣間見ることができました。 上記で回答した鍋料理を作りたいと思う理由を聞いたところ、全体としては「自分が食べてみたいから」(34.4%)が トップで、2 位「子どもが喜びそうだから」(32.2%)、3 位「野菜をたくさん摂れそうだから」(29.8%)、4 位「健康や美容 に良さそうだから」(24.0%)と続きました。 これらの理由をトップ 3 の鍋でみてみると、トマト鍋の半数以上(54.7%)が「自分が食べてみたいから」と回答(カレ ー鍋 31.3%、豆乳鍋 37.9%)。また、カレー鍋の 78.1%は「子どもが喜びそうだから」(トマト鍋 37.5%、豆乳鍋 20.7%)、豆乳鍋の 79.3%は「健康や美容に良さそうだから」(トマト鍋 42.2%、カレー鍋 6.3%)を作りたい理由に挙 げるなど、メニューによる違いが鮮明になりました。 今シーズン新たに挑戦したい鍋料理トップ 10 「今シーズン新たに挑戦したい鍋料理を作りたい理由」 (MA、上位 7 回答)(%)N=416 (自由回答) 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 9位 トマト鍋 カレー鍋 豆乳鍋 キムチ鍋 ぎょうざ鍋 もつ鍋 コラーゲン鍋 ちゃんこ鍋 塩麹鍋 チーズ鍋 64票 32票 29票 26票 16票 15票 14票 7票 6票 6票 自分が食べてみたいから 34.4 子どもが喜びそうだから 32.2 野菜をたくさん摂れそうだから 29.8 健康や美容に良さそうだから 24.0 特にない 22.6 夫が喜びそうだから 20.4 温まりそうだから 18.8 0 25 50 「『今シーズン新たに挑戦したい鍋料理トップ3』を作りたい理由」(上位 3 回答) 「トマト鍋」(MA)(%)N=64 「カレー鍋」(MA)(%)N=32 100 100 75 75 54.7 50 42.2 42.2 25 100 78.1 37.5 50 37.5 そ う だ か ら 健 康 や 美 容 に 良 さ 摂 れ そ う だ か ら 野 菜 を た く さ ん 37.9 50 24.1 25 0 0 自 分 い が か食 らべ て み た 79.3 75 25 0 「豆乳鍋」(MA)(%)N=29 う だ か ら 子 ど も が 喜 び そ 摂 れ そ う だ か ら 野 菜 を た く さ ん 5 温 ま る さ そ う だ か ら 健 康 や 美 容 に 良 た い か ら 自 分 が 食 べ て み 摂 れ そ う だ か ら 野 菜 を た く さ ん 5 鍋料理の良い点は、「野菜をたくさん摂れる」が9割超 鍋料理の良い点について尋ねたところ、「野菜をたくさん摂れる」が 9 割を超える回答(92.3%)を得て断然のトップと なり、多くの人が、鍋料理を野菜の摂れるメニューとして認識していることがうかがえました。2 位は「鍋だと他にお かずを作らなくてよい」(72.4%)。また、3 位には「温まる(暖房の使用が抑えられる)」(59.1%)が入り、「家族みんな で食卓を一緒に囲める」(58.9)が僅差の 4 位でした。家族みんなで一緒に鍋料理を食べ、暖房の使用が抑えられ れば、“お鍋でエコ”につながるかもしれません。 「鍋料理の良い点」(MA、上位 5 回答)(%)N=416 野菜をたくさん摂れる 92.3 鍋だと他におかずを作らなくてよい 72.4 温まる(暖房の使用が抑えられる) 59.1 家族みんなで食卓を一緒に囲める 58.9 調理や後片付けを簡単にできる 57.7 0 6 25 50 75 100 鍋料理を作る際には、“ 野菜を多く ”し、“ 豊富なレシピ ”で、“ 見栄えよく ”!? 鍋料理を作る際に、今よりももっとこうしたいと思うこととは、どんなことなのでしょうか。結果は、「野菜をより多く したい」が約6割(59.4%)の回答でトップ、2位が「鍋のレシピ(味付け、食べ方、〆など)を増やしたい」(51.7%)、 3位「彩りやボリュームなど見栄えをよくしたい」(37.0%)となり、以下、4位「子どもの好きな味付け」(36.1%)、5 位「これまでに使ったことのない食材を使ってみたい」(34.1%)と続きました。 「これから鍋料理をつくる際にしたいこと」(MA、上位 5 回答)(%)N=416 野菜をより多くしたい 59.4 (家族が飽きないよう)鍋のレシピ(味付 け、食べ方、〆など)を増やしたい 51.7 彩りやボリュームなど見栄えをよくしたい 37.0 子どもの好きな味付け、具材をより 多く 入れたい 36.1 (家族が飽きないよう)これまで使ったこ とのない食材を使ってみたい 34.1 0 6 25 50 75 7 鍋野菜の御三家は「白菜」「長ねぎ」「えのきだけ」 今後試したいのは「トマト」「豆苗」「空心菜」!? 鍋料理の野菜に関する実態や意識はどうなっているのでしょうか。鍋料理に使う野菜の傾向を聞いてみると、使っ ている野菜(「以前から使っている」「以前は使っていなかったが最近は使っている」の合計)については、1 位「白 菜」(98.0%)、2 位「長ねぎ」(92.0%)、3 位「えのきだけ」(91.6%)が、ともに 9 割を超え、鍋料理の定番野菜として順 当に上位を占めました。 また、「これまでに使っていないが、今後試したい」野菜の上位は、1 位「トマト(ミニトマト)」(30.9%)、2 位「豆苗」 (28.5%)、3 位「空心菜」(26.8%)でした。 「鍋料理に使う野菜の傾向」(%)N=414 以前から(今も) 使っている 以前は使っていたが、 最近は使っていない 以前は使っていなかった が、最近は使っている 白菜 これまで使っていないが、 今後試したい 以前から使っておらず、 今後も使わない 97.8 1.9 0.2 長ねぎ 91.8 4.8 0.20.5 2.7 えのきだけ 91.1 4.8 0.51.4 2.2 しめじ しいたけ 80.7 もやし 74.2 大根 73.4 にんじん 5.3 4.6 50.0 春菊 49.3 ごぼう 9.4 2.9 6.0 37.9 チンゲン菜 19.8 レタス 16.4 ブロッコリー 14.5 トマト(ミニトマト) 12.8 豆苗 12.1 8.5 3.6 3.1 2.2 3.9 2.9 2.2 7.7 1.4 8.5 8.7 10.9 7.5 14.5 11.6 7.5 12.6 13.0 16.7 21.3 21.5 5.3 24.9 25.1 25.8 24.2 27.3 47.3 26.6 51.4 24.2 57.2 30.9 1.9 4.3 3.9 26.1 2.7 2.9 1.9 2.2 4.3 9.7 16.2 3.1 19.1 40.1 ほうれん草 1.7 4.3 13.8 57.7 玉ねぎ 4.6 4.1 2.2 62.3 にら わらび、ぜんまいなどの山菜 5.1 63.3 水菜 カリフラワー 5.3 1.2 3.1 71.7 キャベツ 空心菜 3.10.5 2.2 5.1 89.1 50.2 28.5 53.1 グラフ左から「以前から(今も)使っている」 → 「以前は使っていたが、最近は使っていない」 → 6.0 2.9 1.2 26.8 63.0 「以前は使っていなかったが、最近は使っている」 → 「これまで使っていないが、今後試したい」 5.1 2.4 1.7 20.3 70.5 → 「以前から使っておらず、今後も使わない」 3.9 0% 3.4 1.0 17.4 74.4 25% 以前から(今も)使っている 以前は使っていたが、 最近は使っていない 以前は使っていなかったが、 最近は使っている これまで使っていないが、 今後試したい 以前から使っておらず、 今後も使わない 7 50% 75% 100% 8 鍋料理の野菜は「マンネリになる」ことが悩み 重視のポイントは、「栄養」「食べやすさ」「ボリューム感」 鍋料理で野菜を食べる際の悩みを聞いたところ、1 位「代わり映えがしない(マンネリになる)」(43.8%)が、2 位の 「特にない」(22.8%)を 20 ポイント以上引き離し断然のトップでした。3 位には「食べ過ぎてしまう」(21.4%)が入り、 「子どもが肉しか食べない」(20.7%)が 4 位でした。 それでは、鍋料理の野菜で重視するのはどんなことなのでしょうか。結果は、1 位「栄養」(76.0%)、2 位「食べやす さ」(59.1%)、3 位「ボリューム感」(51.4%)がトップ 3 で、4 位「コスト」(44.0%)、5 位「彩り・見栄え」(40.1%)が、これ に続きました。 これらの結果から、多くの主婦は、“子どもが肉も野菜も一緒に食べられ、栄養のある目新しい鍋料理”を求めてい ると言えそうです。 「鍋料理で野菜を食べる際の悩み」(MA、上位 5 回答)(%)N=416 変わり映えがしない(マンネリになる) 43.8 特にない 22.8 食べ過ぎてしまう 21.4 子どもが肉しか食べない 20.7 熱くて食べられない 11.1 0 25 50 「鍋料理の野菜で重視すること」(MA、上位 5 回答)(%)N=416 栄養 76.0 食べやすさ 59.1 ボリューム感 51.4 コスト 44.0 彩り・見栄え 40.1 0 25 8 50 75 100 ☆情報 あ・ら・か・る・と ①☆ タベアルキスト マッキー牧元さんの〝おすすめ鍋〟 我が家は豚しゃぶ一家である。鍋の季節になると、週に二日は豚しゃぶが登場する。豚肉の甘みとポン酢 の酸味とうま味との出会いは、飽きない。いつ、何回食べてもおいしいのである。しかし、かねてより疑問が あった。野菜の扱いに困るのである。白菜や葱、ほうれん草など、たまには野菜も食べなくてはねと、どうも 無理矢理感がある。そのため、豚を食べるリズムが乱れてしまう。そんな悩みを抱えていた今から十数年前、 さかいや 四谷「三櫂屋」で、ハタと膝を打った。「そうか。この手があったか!」 この店の豚しゃぶはシンプルで、豚を 生かすために葱と豆腐しか入らない。その葱の切り方に妙があった。斜めに薄く切ってあるのである。その ためすぐに火が通り、豚肉で巻いて食べるようにして食べれば、葱のシャキシャキと豚のむっちりという、食 感の対比が生まれてうまいことこのうえない。早速我が家でも真似をした。そのうち葱から、キャベツ、白菜 の芯、パプリカ、人参、玉葱と、様々に発展していく。これだと野菜を無理矢理食べようとしている意識がな い。すぐに火が通る野菜を豚肉と合わせ、食感や味わいを、色々試してみたくなる楽しさも生まれる。大量 の野菜を、気づかぬうちに食べてしまう。なんでも最近赤坂「武蔵」という店でも、同様な豚しゃぶが人気で、 お客さんは豚と野菜をムシャムシャ食べているという。みんな野菜の扱いに困っていたのだな。この鍋、雑 炊もうまい。野菜の甘みが豚肉の滋味と渾然となり、実に優しい味わいとなって、鍋の〆を、幸せに締めくく ってくれるのである。 マッキー牧元さん プロフィール マッキー牧元 1955年東京出身。立教大学卒。 ㈱味の手帖 取締役編集顧問 タベアルキスト。 立ち食いそばから割烹、フレンチからエスニック、スィーツから居酒屋まで、日々飲み食べ歩 き、記事とする。現在、「味の手帖」「ビッグコミックオリジナル」「東京カレンダー」「食楽」他、連 載7誌。 料理評論 人物インタビュー 紀行記事などの他、料理開発など多岐にわたり、一般の方では うかがい知れない、職人の「隠れたファインプレー」を見つけ、紹介することを目的にもする。 著書に「東京 食のお作法」文芸春秋刊ほか。 【お店DATA】 三 櫂 屋 赤 坂 武 蔵 所 在 地: 東京都新宿区舟町 4 北村ビル 2 階 電話番号: 03-3351-3477 所 在 地: 東京都港区赤坂3-12-11 セントラル赤坂ビル B1 電話番号: 03-3224-1129 営業時間: 17:30~23:00(LO 22:30) 定 休 日: 土曜日、祝日(不定休) 営業時間: 11:30~15:00(LO 14:00) 17:00~23:30(LO 22:30) 定 休 日: 日曜・祝日 良質の昆布を使った贅沢 な鍋に、自慢の豚肉とた 一番人気の名物料理「も っぷりのねぎでいただく ち豚しゃぶしゃぶ」【写真】 「豚しゃぶ」【写真】は、シ をはじめとしたこだわりの ンプルながらも確かな味 食材を、オシャレなカウン わいを楽しめる。 ターで堪能できる。 9 ☆情報 あ・ら・か・る・と ②☆ いつもの野菜にひと工夫で、新たなおいしさ 『細切りキャベツの豚シャキ鍋』 今回の調査では、多くの人が「野菜をたくさん摂れる」(93.2%)ことを鍋料理の良い点に挙げ、作る際には 「野菜をより多くしたい」(59.4%)と思っている一方で、鍋料理の野菜は「マンネリになる」(43.8%)と感じて いる人も多いことがわかりました。 そこで「情報 あ・ら・か・る・と ②」では、お鍋で普段使う野菜にひと工夫加えることで、新たなおいしさと出 会える『細切りキャベツの豚シャキ鍋』を紹介します。細切りだから食べやすく、野菜とお肉を一緒においしく 食べられるので、お鍋で野菜を食べてくれないお子さんにもおすすめです。 『細切りキャベツの豚シャキ鍋』の特徴 ◇細切り野菜を山盛り!!豚肉と一緒にバクバク食べる!! ◇細切りだからすぐ煮えて、シャキシャキ食感も楽しめる!! ◇ぽん酢、ごまだれもよく絡む!! ◇〆は中華麺を加えてタンメン風に!最後までおいしく楽しめる! エネルギー 食塩相当量 357 kcal 2.3 g ※上記のエネルギー、食塩相当量は 1 人分 ●材料(4 人分) ●作り方 豚肉 しゃぶしゃぶ用 400g キャベツ 1/4 玉 にんじん 1/2 本 たまねぎ 1 個 えのきだけ 1 パック 水菜 1/2 袋 [1] キャベツとにんじんはせん切りにする。(にん じんはピーラーやスライサーで薄くむいても 良い)水菜は根を手でひねり切り、更に半分に ひねり切る。たまねぎは繊維に沿って薄切りに し、えのきだけは石づきを取り、小房に分ける。 <調味料> 水 適量 酒 大さじ 1 塩 ひとつまみ ミツカン 味ぽん® 適量 ミツカン ごましゃぶ® 適量 [3] 最初に野菜とえのきだけを鍋に入れさっと火 を通す。豚肉を随時入れて、火を通したらたっ ぷりの野菜と一緒にとり、 「ミツカン 味ぽん®」 もしくは「ミツカン ごましゃぶ®」につけてい ただく。 [2] 鍋にお湯を沸かし、酒と塩を入れる。 ※〆は、中華麺を加えてタンメン風にしてお召し上がりください。 10
© Copyright 2024 Paperzz