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2009 年 10 月 7 日
本資料は、サノフィ・アベンティス社(フランス、パリ)が 10 月 2 日(現地時間)に発表したプレスリリースを
日本語に翻訳・編集したものです。本資料の正式言語はフランス語・英語であり、その内容および解釈については
両言語が優先します。http://www.sanofi-aventis.com をご参照ください。
サノフィパスツール、
狂犬病予防連盟(Alliance for Rabies Control)と
グローバル提携
-狂犬病:10分間に1人が死亡する顧みられない病気1-
フランス・リヨン-2009年10月2日-サノフィ・アベンティスグループ(EURONEXT:SANおよびNYSE:SNY)の
ワクチン事業部門であるサノフィパスツールと狂犬病予防連盟(Alliance for Rabies Control)は、致死的な感
染症である狂犬病予防に向けた認知向上を目指して、世界レベルでのパートナーシップに関する契約を締
結したことを発表しました。狂犬病は、世界中で10分間に1人が死亡するにもかかわらず、軽視されている感
染症です1。サノフィパスツールと狂犬病予防連盟は、狂犬病で苦しむ人々を減らすため、啓発プログラムに
共同で取り組みます。
狂犬病予防連盟事務局長(エグゼクティブ・ディレクター)のデボラ・ブリッグス氏は、次のように述べています。
「狂犬病に対する取り組みは、世界中であらゆる公衆衛生関係者が真剣に取り組むべき課題です。狂犬病予
防連盟では、この対策に官民のパートナーと協力して行動を起こし、情報を共有して、活動資金を募っていま
す。サノフィパスツールは、以前から狂犬病予防連盟に援助いただいており、今回、関係を強化してさらなる
狂犬病対策に取り組むための新天地を開くことができ、喜ばしく思います」
サノフィパスツール社長兼CEOのウェイン・ピサノは、次のように述べています。「私たちは狂犬病における取り
組みを強化することができ、喜ばしく思います。ルイ・パスツールが1885年に初めてヒトに狂犬病の予防接種
を行ってから120年以上たちますが、いまだに狂犬病は、アジアやアフリカで、特に子どもにとって公衆衛生
上の脅威となっています。サノフィパスツールは、致死的であっても、ワクチンで予防できるこの感染症との闘
いを一歩前進させることができるのを誇りに思います」
行動を起こすためのまたとない機会が世界狂犬病デーです
サノフィパスツールは、狂犬病予防連盟が主催する世界狂犬病デーのオフィシャルパートナーです。世界狂
犬病デーは、ヒトと動物の狂犬病予防を目的とする唯一の世界的なキャンペーンです。2007年の最初の世界
狂犬病デーには、74カ国の5,400万人以上に各国語で啓発メッセージを伝えました。狂犬病のリスクが最も高
い地域の住民を対象に効果的な啓発メッセージを伝えることにより、死亡率が低下することが示されています。
毎年9月28日に、狂犬病予防連盟とそのパートナーは、世界狂犬病デー・イニシアチブのさらなる影響力拡
大と発展のために、日々活動に取り組んでいます。
〒163-1488 東京都新宿区西新宿 3-20-2 東京オペラシティタワー
www.sanofi-aventis.co.jp
1)
狂犬病で平均10分間に1人が死亡しています
狂犬病は、現在でも世界中(大部分はアジアとアフリカ)で毎年約55,000人が死亡する、重大でありながら、
軽視されている感染症です。特に子どもは、見知らぬ犬への警戒心が大人よりも低いため、主に顔や手足を
かまれることが多く、高いリスクにさらされています。狂犬病は、特に流行国の農村部で軽視されており、死亡
例の84%がアジア・アフリカの農村部で発生しています。
狂犬病を予防する唯一の有効な手段はワクチン接種です
世界保健機関(WHO)は、イヌ狂犬病の流行地域に居住する子どもへの予防接種プログラムを推進すべきで
あると勧告しています。また、狂犬病のハイリスク地域への渡航者はもちろん、研究所の職員、獣医師、動物
飼育係など、狂犬病ウイルスに感染するリスクが高い人にも、ワクチン接種を推奨しています。重度の咬傷に
対する曝露後発症予防では、狂犬病ワクチンによる能動免疫と、抗狂犬病ウイルス免疫グロブリン(RIG)によ
る受動免疫の両方が必要です。過去20年間に、100カ国2,000万人以上の人々がサノフィパスツールの狂犬
病用製品(ワクチンおよび抗狂犬病ウイルス免疫グロブリン)を使用しています。
ルイ・パスツールが行った狂犬病に対するワクチン接種は、ワクチンの歴史において重要な一歩となりました。
パスツールは1885年に、狂犬病の犬にかまれたジョセフ・マイスターに対し、10日間にわたって連続的に狂
犬病ワクチンを接種し、発症予防に成功しています。
狂犬病について
狂犬病は、汚染された唾液への曝露によって動物から動物あるいは動物からヒトへと伝播する急性ウイルス性
脳炎です。唾液中のウイルスは、末梢神経に感染し脳へと移行します。哺乳類はいずれも感受性があると考
えられています。ヒトにおける狂犬病では、犬が主な宿主であり、世界中で報告されている狂犬病の動物によ
る咬傷事故のほとんどが犬によるものです。
狂犬病予防連盟(Alliance for Rabies Control)について
狂犬病予防連盟(Alliance for Rabies Control)は、世界中の狂犬病の根絶を目指す非営利団体です。狂犬
病予防連盟の目標は、狂犬病に対する認知向上と対策を図ることであり、狂犬病対策に関するプログラムや
啓発イニシアチブに取り組んでいます。
狂犬病予防連盟は、医学、獣医学、野生生物学、および動物福祉学関連の各機関を含め、狂犬病分野にお
ける官民の専門知識・技術を結集し、“one medicine”アプローチを活用して、狂犬病予防プログラムを確立
するために設立されました。狂犬病予防連盟は、世界狂犬病デー・キャンペーンを取りまとめ、そのパート
ナー機関・団体と協力して活動を進めています(Webサイト:www.rabiescontrol.net)。
サノフィ・アベンティスについて
世界をリードする製薬企業の一社であるサノフィ・アベンティスは、医薬品の創薬発見・開発・販売を通じ
て、人々の生活の質の向上に取り組んでいます。
サノフィ・アベンティスは、パリ(Euronext: SAN)およびニューヨーク(NYSE:SNY)に上場しています。
サノフィパスツールはサノフィ・アベンティスグループのワクチン事業部門で、2008年には16億回接種分以上
のワクチンを提供しました。これは世界中で5億人以上の人々に対してワクチンを接種したことになります。ワク
チン業界における世界的リーダーとして、サノフィパスツールは、20もの感染症から人々を守る多くのワクチン
を提供しています。「命を守る ワクチンを創る」という会社の伝統は、一世紀以上の歴史を有しています。サノ
フィパスツールはワクチンに特化したメーカーとして世界最大級の企業であり、日々、研究開発に100万ユー
ロ以上を投資しています。詳しくはwww.sanofipasteur.com または www.sanofipasteur.us をご覧ください。
今後の見通しに関する記述
このプレスリリースには、1995年民間有価証券訴訟改正法(修正を含む)でいう「今後の見通しに関する記述」が
含まれています。今後の見通しに関する記述とは、歴史的事実を述べるものではない記述です。これらの記述に
は、財務計画と予測ならびにそれらの根拠となる前提、将来の事象、事業、製品およびサービスに関する計画、目
標、意向および期待に関する記述、ならびに、将来の実績に関する記述が含まれます。一般的に、今後の見
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通しに関する記述は、「予想」、「期待」、「見込み」、「予定」、「予測」、「計画」などの表現によって識別されます。
サノフィ・アベンティスの経営陣はそのような今後の見通しに関する記述に反映された予想を妥当と考えますが、投
資家は今後の見通しに関する情報と記述がさまざまなリスクと不確実性の影響を受けやすく、それらの多くが予測
困難であり、通常サノフィ・アベンティスが制御できず、そのために実際の結果と進展が、今後の見通しに関する情
報と記述の中で表現された、暗示された、または予測されたものとは大幅に異なる可能性があることに注意して下
さい。これらのリスクおよび不確実性には、サノフィ・アベンティスの2008年12月31日終了事業年度フォーム20-F
年次報告書の「リスク要因」および「今後の見通しに関する記述」項目を含む、サノフィ・アベンティスが作成した
SECおよびAMFに対する公の届け出の中で議論されているかまたは特定されているものに付随する不確実性とそ
の他の事項が含まれます。サノフィ・アベンティスは、適用法によって義務付けられている場合を除き、今後の見通
しに関する情報または記述の更新または見直しを行う義務を負うものではありません。
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