車十 良良 馬戸

元気凜凜
夢・誇り・輝く府中明郷
平成26年11月28日(金)発行
☆学校教育目標:自主性・創造性・協調性のある児童生徒の育成
☆校訓:耕す
11月19日(水)小中合同朝会の校長講話から
恕(じょ)の心で考える「ウサギとカメの話」
ウサギとカメがかけっこで勝負をすることになりました。足の速い
ウサギは足の遅いカメには絶対に勝てると思い,途中で居眠りをして
しまいました。その間にカメはウサギを追いこして見事,先にゴール
してうさぎに勝ったという,皆さんもよく知っている話です。
この話では,油断したウサギが悪くて,努力したカメが立派だと思
う人が多いです。では,どうしてウサギは油断したのですか?どうし
てカメは最後まで努力できたのですか?ウサギとカメの違いはどこだったのでしょうか?
それはウサギとカメのそれぞれ見ているところが違っていたということです。
ウサギはカメを見ながら走りました。ところが,カメはゴールを見ていたのです。
自分と人とを比べて,みんなもやっていないから,自分もこのくらいでいいやと思って適
当に行動するのと,自分はこうなりたいという目標(ゴール)を持って行動するのとでは結果
が大きく違ってくるということです。
この「ウサギとカメ」の話は日本の昔話ではなくギリシャのイソップ童話がもとで,世界
にはたくさんあるそうです。私は,そのなかでもインドの「ウサギとカメ」の話が心に残り
ました。ウサギが油断をしてカメに負けてしまうというのは日本の話と同じですが,悪いの
は断然「カメ」ということになっています。どうしてカメの方が悪いのでしょうか?
インドの人はこう言います。
「もしもし,うさぎさん,どうしたの?
もしもし,
となぜ声をかけてやらなかったのか!カメは思いやりがない!」と。
うさぎさん,
すると,それを聞いた日本の人はこう言います。
「そんなことをした
どうしたの?
ら競争に負けるじゃないか!」インドの人はさらに言います。
起きてよ!
「正々堂々と勝負をして負けるのならそれはそれでいい!それに,
ウサギは寝ていたのではなくて,もしかしたら具合が悪くて倒れて
いたのかもしれない。絶対にどうしたの?と声をかけるべきだ!」
☆ めざす児童生徒像
:他人を思いやり認め,共に生きようとする児童生徒
「心に残る話」紹介します。
~朝日新聞 投書欄から
この通信は,児童生徒に話した内容を中心に,学園の様子や校長の思いを
保護者・地域の皆様にお伝えするための校長通信です。 校長 髙 石 元 子
私が小学校一年生の始業式の朝、母は「行
ってらっしゃい。
」というより先に「ランド
セル を 上 手 に 背負 え な い子 が い た ら助 け て
あげなさいね。
」と言いました。
下校時に、みんなでサヨウナラをすると、
母に言われたことをしな
くてはと、周りを見回し
たことを覚えています。
この母の言葉は、受験
地獄の中で、自分のこと
し か 見え なく な っ たと き 、 心 の狭 い 人 間 に
な り そう にな っ た とき 、 心 の ど こか で 静 か
に響き続けてきました。
成 人 式 を 迎 えた 夜 、 私は 心 の 晴 れ 着を く
れた 母 に 、 遠く 離 れ た 東京 か ら 「 あり が と
う」と叫びたい気持ちでいっぱいでした。
☆CS(コミュニティ・スクール)マンデー
☆毎週月曜日は終日フリー参観日です
☆府中明郷学園ホームページ
☆タブレットやスマートフォンにも対応しています
雑誌 に紹介 してあ ったこ の記事を 初め
て読ん だ時、自分自 身の子育てについ て
改めて考え させられました。 人として、
よ り良く育つた めの恕(じょ)の 心の種
を 子どもの心 にどれだけ蒔(ま) くこと
ができ ているか、 折りにふれて読み返 し
ては、その度に自戒させられる文章です。
☆ めざす学校像:児童生徒・教職員・保護者・地域が信頼し合い,共に学び合う学校
競争して勝つことは,もちろん価値があることですが,それ以上に大切にしなければ
ならないことがあるということです。中学校 3 年生はこれから受験本番を迎えます。自
分の目標に向かって進むとともに,恕の心を常に忘れないでほしいです。人に優しくで
きる,人のために行動できる恕(じょ)の心があふれる府中明郷学園にしていきましょう。
ちょっとひと息 トンチで漢字読みクイズ
2 学期は大きな行事が続き,先生も児童生徒もなかなかゆとりがなく,
イライラしがちな毎日です。しかし,こんな時期だからこそ頭をやわらか
くしてユーモアを発揮したいものです。今回はいつものことわざクイズで
はなく,当て字クイズです。まったくでたらめな漢字を2問出します。読
み方を例にならい,トンチを働かせて答えてください。答はすべてカタカ
ナで書いてください。
例
①
②
車十
答(
馬戸
良良
)
答(
答(ヒント)
)
馬の鳴き声は?
児童生徒の中で正解を一番に髙石へ伝えてくれた人に賞状を渡します。
『な』『な』『め』『の』『は』『た』『け』『と』『ら』『さ』『ず』『ひ』
前回の正解は「なさけはひとのためならず」(情けは人のためならず)でした。
一番に正解を提出した中学校3年生の前原佑香さんに賞状を渡しました。
☆ めざす教職員像
:児童生徒・保護者・地域から信頼され,温かく熱く動く教職員