2014年度大学院シラバス(PDF書類:4.35 MB)

2014
大学院シラバス(博士前期課程)
Syllabus
for
Master's
Students
授 業 科 目 一 覧
(単位数、開講時間、学年別)
-1-
5 博士前期課程授業科目一覧
(1)修士論文コース
必修科目
看
科 病態機能学分野
護
学
基
領
病態治療学分野
礎
域
(
基 礎 領 基礎看護学分野
* 看域
領 護
看護管理学分野
学
域
母性・助産看護学
別
分野
発
達
分
看
護 小児看護学分野
野
学
領
専
域
門
成人看護学分野
科
目
老年看護学分野
10
単
位
広
域
看
精神看護学分野
護
学
領
域
地域・在宅看護学
分野
)
里山・遠隔看護学
分野
選択必修科目
共通選択科目
(8単位以上)
授業科目
科目
番号
単位数
○ 看護倫理
○ 看護理論
○ 看護研究法
○ 病態機能学特論Ⅰ
○ 病態機能学特論Ⅱ
○ 病態機能学演習
○ 病態治療学特論Ⅰ
○ 病態治療学特論Ⅱ
○ 病態治療学演習
○ 基礎看護学特論Ⅰ
○ 基礎看護学特論Ⅱ
○ 基礎看護学演習Ⅰ
○ 看護管理学・看護教育学特論Ⅰ
○ 看護管理学・看護教育学特論Ⅱ
○ 看護管理学・看護教育学演習Ⅰ
○ 母性看護学特論Ⅰ
○ 母性看護学特論Ⅱ
○ 母性看護学演習Ⅰ
○ 小児看護学特論Ⅰ
○ 小児看護学特論Ⅱ
○ 小児看護学演習Ⅰ・A
○ 小児看護学演習Ⅰ・B
○ 小児看護学演習Ⅰ・C
小児看護学実習
○ 成人看護学特論Ⅰ
○ 成人看護学特論Ⅱ
○ 成人看護学演習Ⅰ
○ 老年看護学特論Ⅰ
○ 老年看護学特論Ⅱ
○ 老年看護学特論Ⅲ
○ 老年看護学演習Ⅰ・A
○ 老年看護学演習Ⅰ・B
老年看護学演習Ⅰ・C
老年看護学実習
○ 精神看護学特論Ⅰ
○ 精神看護学特論Ⅱ
○ 精神看護学特論Ⅲ
○ 精神看護学演習Ⅰ・A
○ 精神看護学演習Ⅰ・B
精神看護学演習Ⅰ・C
精神看護学実習
○ 地域・在宅看護学特論Ⅰ
○ 地域・在宅看護学特論Ⅱ
○ 地域・在宅看護学演習Ⅰ
○ 地域・在宅看護学演習Ⅱ
★ ○ 里山・遠隔看護学特論Ⅰ
★ △ 里山・遠隔看護学特論Ⅱ
★ △ 里山・遠隔看護学特論Ⅲ
○ 里山・遠隔看護学演習Ⅰ
○ 看護学課題研究
看護実践課題研究
看護学原論
フィジカルアセスメント
家族看護論
健康心理学特論Ⅰ
質的研究方法論
環境疫学特講
★ 言語文化特講Ⅰ
★ 保健・医療・福祉システム看護学特講Ⅰ
量的研究方法論
★ コミュニティ・ディベロップメント論特講
語法特殊講義
看護海外研修
看護臨床薬理学
臨床病態学
コンサルテーション論
看護管理学
看護教育・援助論
女性と子どもの健康問題と看護
遠隔看護論
国際看護論
3201
3101
3102
3401
3402
3403
3404
3405
3406
3411
3412
3413
3414
3415
3416
3242
3243
3251
3252
3253
3247
3248
3249
3250
3222
3223
3235
3225
3226
3234
3227
3231
3232
3233
3228
3229
3421
3422
3423
3424
3425
3431
3432
3433
3434
3441
3442
3443
3444
3103
3104
3501
3502
3503
3504
3505
3304
3506
3307
3507
3311
3314
3315
3508
3509
3273
3262
3261
3241
3281
3202
2
2
2
2
2
6
2
2
6
2
2
6
2
2
6
2
2
6
2
2
2
2
2
6
2
2
6
2
2
2
2
2
2
6
2
2
2
2
2
2
10
2
2
3
3
2
2
2
6
6
2
1
2
1
2
1
1
2
2
1
2
2
1
2
2
2
2
2
2
2
1
学年別時間数
1年
2年
前学期 後学期 前学期 後学期
30(一部集中講義)
30(一部集中講義)
30
30
30
90
30
30
90
30
30
90
30
30
90
90
30
30
90
30
30
30
30
30
270
30
30
90
30
30
30
60
60
60
270
30
30
30
60
60
60
450
30
30
90
90
30
30
30
180
90
90
30
30
15
30(集中講義)
15(一部集中講義)
30
15
15
30
30
15
30(集中講義)
30
15
30
30
30(一部集中講義)
30(一部集中講義)
30(一部集中講義)
30
30
15
計
頁
30
30
30
30
30
90
30
30
90
30
30
90
30
30
180
30
30
90
30
30
30
30
30
270
30
30
90
30
30
30
60
60
60
270
30
30
30
60
60
60
450
30
30
90
90
30
30
30
180
180
60
15
30
30
30
15
15
30
30
15
30
30
15
30
30
30
30
30
30
30
15
4
6
7
9
10
11
12
13
14
15
18
21
★ 遠隔授業対応科目
(注1)共通選択科目のうち、修士論文コースの者は「看護学課題研究」を、専門看護師コースの者は「看護実践課題研究」を選択
(選択必修科目)した上で、それ以外の共通選択科目のうち8単位以上を選択する。
(注2)領域別分野専門科目は、専攻した分野の10単位(○印)を履修する。ただし里山・遠隔看護学分野については、△印の2科目
から1科目を選択し、10単位を履修する。
-2-
24
25
26
27
28
29
30
31
32
34
36
38
40
42
44
46
48
49
50
52
53
55
56
57
59
61
63
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
81
82
83
84
86
87
88
89
91
93
94
96
(2)専門看護師コース
老年看護分野
授業科目
必修科目
分野別必修科目
共通選択科目
(◎は必ず選択)
合 計
必修科目
分野別必修科目
共通選択科目
(◎は必ず選択)
合 計
看護倫理
看護理論
看護研究法
看護実践課題研究
必修科目 計
老年看護学特論Ⅰ
老年看護学特論Ⅱ
老年看護学特論Ⅲ
老年看護学演習Ⅰ・A
老年看護学演習Ⅰ・B
老年看護学演習Ⅰ・C
老年看護学実習
分野別必修科目 計
看護学原論
フィジカルアセスメント
家族看護論
健康心理学特講Ⅰ
質的研究方法論
環境疫学特講
言語文化特講Ⅰ
保健・医療・福祉システム看護学特講Ⅰ
量的研究方法論
コミュニティ・ディベロップメント論特講
語法特殊講義
看護海外研修
看護臨床薬理学
臨床病態学
国際看護論
女性と子どもの健康問題と看護
看護教育・援助論
コンサルテーション論
看護管理学
遠隔看護論
共通選択科目 計
小児看護分野
科目番号
3201
3101
3102
3104
3225
3226
3234
3227
3231
3232
3233
3501
3502
3503
3504
3505
3304
3506
3307
3507
3311
3314
3315
3508
3509
3202
3241
3261
3273
3262
3281
単位数
2
◎
2
◎
2
◎
2
◎
8単位
2
◎
2
◎
2
◎
2
◎
2
◎
2
◎
6
◎
18単位
1
2
1
2
1
1
2
2
*
1
2
2
1
2
2
1
2
2
◎
2
◎
2
*
2
4単位以上
授業科目
科目番号
看護倫理
看護理論
看護研究法
看護実践課題研究
必修科目 計
小児看護学特論Ⅰ
小児看護学特論Ⅱ
小児看護学演習Ⅰ・A
小児看護学演習Ⅰ・B
小児看護学演習Ⅰ・C
小児看護学実習
分野別必修科目 計
看護学原論
フィジカルアセスメント
家族看護論
健康心理学特講Ⅰ
質的研究方法論
環境疫学特講
言語文化特講Ⅰ
保健・医療・福祉システム看護学特講Ⅰ
量的研究方法論
コミュニティ・ディベロップメント論特講
語法特殊講義
看護海外研修
看護臨床薬理学
臨床病態学
国際看護論
女性と子どもの健康問題と看護
看護教育・援助論
コンサルテーション論
看護管理学
遠隔看護論
共通選択科目 計
3201
3101
3102
3104
3252
3253
3247
3248
3249
3250
3501
3502
3503
3504
3505
3304
3506
3307
3507
3311
3314
3315
3508
3509
3202
3241
3261
3273
3262
3281
30単位以上
30単位以上
精神看護分野
授業科目
科目番号 単位数
看護倫理
3201
2
◎
看護理論
3101
2
◎
看護研究法
3102
2
◎
看護実践課題研究
3104
2
◎
8単位
必修科目 計
精神看護学特論Ⅰ
3228
2
◎
精神看護学特論Ⅱ
3229
2
◎
精神看護学特論Ⅲ
3421
2
◎
精神看護学演習Ⅰ・A
3422
2
◎
精神看護学演習Ⅰ・B
3423
2
◎
精神看護学演習Ⅰ・C
3424
2
◎
精神看護学実習
3425
10 ◎
22単位
分野別必修科目 計
看護学原論
3501
1
フィジカルアセスメント
3502
2
◎
家族看護論
3503
1
健康心理学特論Ⅰ
3504
2
◎
質的研究方法論
3505
1
環境疫学特講
3304
1
言語文化特講Ⅰ
3506
2
保健・医療・福祉システム看護学特講Ⅰ 3307
2
*
量的研究方法論
3507
1
コミュニティ・ディベロップメント論特講
3311
2
語法特殊講義
3314
2
看護海外研修
3315
1
看護臨床薬理学
3508
2
◎
臨床病態学
3509
2
◎
国際看護論
3202
1
女性と子どもの健康問題と看護
3241
2
看護教育・援助論
3261
2
◎
コンサルテーション論
3273
2
◎
看護管理学
3262
2
*
遠隔看護論
3281
2
12単位以上
共通選択科目 計
42単位以上
-3-
◎ 専門看護師コース必修科目
* 専門看護師認定審査受験に向けて
選択することを推奨する科目 単位数
2
◎
2
◎
2
◎
2
◎
8単位
2
◎
2
◎
2
◎
2
◎
2
◎
6
◎
16単位
1
2
1
2
1
1
2
2
*
1
2
2
1
2
2
1
2
◎
2
◎
2
◎
2
*
2
6単位以上
必
修
科
目
科
教
目
員
名
看護倫理
名
小西
恵美子
大石
ふみ子
屋良
科目番号
科目種別
3201
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
後学期
必修
朝彦
様々な領域の看護現場において、倫理的な問題・葛藤について患者・家族・医
科 目 概 要
療チームの間での倫理的調整を行うための基礎的知識を学ぶ。
高度で専門的な看護の実践者としての倫理的視点・考え方と、チーム医療にお
ける紛争における関係者間での合意形成の技法を学ぶ。
1.看護倫理の歴史、看護倫理の必要性とその重要性を理解する。
2.事例検討に必要な知識である徳の倫理と倫理原則および主要な概念を学ぶ
3.看護専門職としての自己の価値基盤を明らかにし、倫理的感受性を高める
4.看護実践において他職種・組織・社会との関係から生じる様々な倫理的課題
目
標
を明確にする
5.チーム医療の中で意見や立場の食い違い、あるいは問題の複雑さや不確実性、
さらには医療事故等から生ずる様々な葛藤や摩擦、紛争を解決する具体的方法
としてメディエーション・アプローチを学ぶ
6.看護研究における倫理に関して、研究協力者の権利とは何かを各種倫理綱領
を通して学び、かつ研究上の不正行為について学ぶ
回数
授業計画・
内容
授業計画・内容
1
オリエンテーション・看護倫理学について
大石ふみ子
2
看護倫理の過去と現在
小西恵美子
3-4
看護における倫理的課題の特徴と看護倫理のアプロー
チ
小西恵美子
5-6
看護師の倫理的能力と意思決定
小西恵美子
7-8
我が国における看護倫理の扱われ方:倫理綱領
大石ふみ子
9-10
臨床倫理事例検討
大石ふみ子
11-12
医療コンフリクト・コミュニケーション・メディエー
ション
13-14 メディエーション
15
評価方法
担当教員
技法と実践
看護研究における倫理
授業への参加度、事前課題への取り組み(40%)、小レポート(60%)
-4-
屋良朝彦
屋良朝彦
屋良朝彦
テキスト、
参考書
教科書
小西恵美子編:看護倫理-よい看護・よい看護師への道しるべ-,南江堂,2007
Anne J Davis 他編,小西恵美子監訳:看護倫理を教える・学ぶ,日本看護協会
出版会,2008
和田仁孝・中西淑美:医療メディエーション
―コンフリクト・マネジメントへ
のナラティヴ・アプローチ、シーニュ、2011 年、3980 円(屋良担当)
参考図書
サラ T フライ他著,片田範子他訳:看護実践の倫理第 2 版
日本看護協会出版
会,2005
吉武久美子:医療倫理と合意形成
治療・ケアの現場での意思決定、東信堂、2
007年、2800円(屋良担当)
履修上の
注意点
この講義は、看護研究を行うための倫理講習と位置づけられるので、倫理審査を
受けるために必修となります。
-5-
科
目
名
看護理論
科目番号
3101
教
員
名
岡田実、阿保順子
科目種別
必修
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
前学期
看護研究ならびに高度看護実践の哲学的基盤として不可欠な看護理論につい
て、その変遷と時代背景とともに、理解を深める。理論分析を通して研究との
科目概要
整合性とサイクルを学ぶ。また、高度看護実践に必要とされる中範囲理論
(mid-range theory)および実践理論について、成り立ちと適用範囲を理解す
る。
1.看護理論の変遷と源泉となった諸理論の影響の重要性を学ぶ。
目
標
2.理論家ごとに理論分析を行い,研究テーマへの適合性について議論する。
3.理論開発の重要性と研究のサイクルについて学ぶ。
4.社会的な背景と看護理論の関係性を臨床場面の分析を通して理解する。
回数
1
授業計画・内容
講義の進め方のオリエンテーション
課題提示
阿保
看護理論とは
岡田
2
看護理論と看護実践の発展
岡田
3
大理論と中範囲理論
岡田
阿保の精神構造モデルと看護実践の関連
阿保
6
ナイチンゲールの看護論と看護実践
岡田
授業計画・
7
ペプロウの看護論と看護実践
岡田
内容
8
アダムの看護論と看護実践
阿保
9
ニューマンの看護論と看護実践
岡田
10~11
ベナーの看護論と看護実践
岡田
12
オレムの看護論と看護実践
阿保
4~5
13
14
15
プレゼンテーションとディスカッション①
理論開発の重要性について
プレゼンテーションとディスカッション②
研究のサイクルとの関連について
プレゼンテーションとディスカッション③
社会的背景と看護理論の関連性について
全員
全員
全員
評価方法
議論への参加態度(40%),プレゼンテーション(60%)
テキスト、
テキスト:トメイ&アリグット著,都留伸子監訳(2004)
:看護理論家とその業
参考書
履修上の注
意点
績第 3 版,医学書院,東京.
参考書:各理論家の著作
理論分析について、各自が提示した事例にもとづいて進める予定なので、臨床
事例を準備しておくこと。
-6-
科
目
名
教
員
名
看護研究法
安田貴恵子・北山秋雄
内田雅代・阿部正子
科目番号
3102
科目種別
必修
単位
2
時間
30
開講年次
第 1 学年
開講学期
前学期
看護実践の向上に寄与する研究の意義と役割を理解する。看護研究における概
科目概要
念の明確化、概念枠組みの構成、基本的研究法、倫理的問題について学習する。
量的・質的研究方法の特徴と研究プロセスを理解し、自ら収集した文献のクリテ
ィークを通して研究計画を立案する能力を養う。
1) 検討する主題に関連した文献検索を行い、レビューすることができる。
2) 看護研究の視点から論文のクリティークができる。
3) 研究課題の明確化および絞込みについて理解できる。
目
標
4) 量的・質的研究の特徴とプロセスが理解できる。
5) 研究課題や研究質問に応じた研究方法を考えることができる。
6)研究を実施するために必要な倫理的配慮が理解できる。
7)研究計画書の作成方法が理解できる。
回数
授業計画・内容
担当教員
1
講義概要、プレゼンテーションの課題説明
安田貴恵子
2
情報検索、文献検索の方法
安田貴恵子
3
研究課題の明確化および絞込み、仮設の組み 安田貴恵子
立て
4
研究課題の明確化および絞込み、仮設の組み 安田貴恵子
立て
授業計画・
5
量的研究方法
北山秋雄
内容
6
量的研究方法
北山秋雄
7
質的研究方法
阿部正子
8
質的研究方法
阿部正子
9
研究のプロセスと倫理的配慮
内田雅代
10
研究のプロセスと倫理的配慮
内田雅代
11
文献クリティーク(発表、ディスカッション) 安田貴恵子
12
文献クリティーク(発表、ディスカッション) 安田貴恵子
13
文献クリティーク(発表、ディスカッション) 安田貴恵子
14
研究計画(発表、ディスカッション)
安田貴恵子、内田雅
代、
15
評価方法
研究計画(発表、ディスカッション)
安田貴恵子、内田雅
まとめ
代、
講義の参加状況、プレゼンテーションおよびディスカッションにより評価
-7-
テキスト、
参考書
テキスト:D.F.ポーリット、C.T ベック著、近藤潤子監訳:看護研究-原理と方
法-、第2版、医学書院
参 考 書:John W. Creswell 著、操
華子、森岡 崇訳:研究デザイン-量的・
質的・そしてミックス法、日本看護協会出版会
その他、随時紹介する
履修上の
注意点
プレゼンテーション課題に関連する事前資料は、期日までに配布し、準備をして
臨む。ディスカッションに積極的に参加し、意見を述べる。
-8-
病 態 機 能 学 分 野
科
目
名
教
員
名
病態機能学特論Ⅰ
喬
炎・太田克矢
科目番号
3401
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第 1 学年
開講学期
前学期
総論的に人体の調節機能および疾患の基礎的理解と治療に必要な生化学的な知
科目概要
識について学び、看護の病態機能学に関する知識を獲得する。
・人体の構造と機能について、全体像を理解・探求する。
目
標
・病気の成り立ちと回復の促進について、病態生理、生化学の全体像を理解・探
求する。
回数
授業計画・内容
1-3
基本病態1:循環障害
局所循環障害(うっ血、虚血、充血)と全身循環障害(シ
ョック、心不全、DIC)の総論について学ぶ。
喬
炎
4-6
基本病態2:炎症
炎症の発症機序を概説後、急慢性炎の特徴について理解す
る。
喬
炎
7-9
基本病態3:腫瘍
腫瘍の発症機序を概説後、良悪性腫瘍の特徴について理解
する。
喬
炎
基本病態4:創傷治癒
1次創傷治癒と2次(難治性)創傷治癒を概説して、特に褥瘡
10-11
の予防と治療を理解するため、難治性創傷の原因、発病機序
などについて学ぶ。
喬
炎
授業計画・
内容
12-14
15
評価方法
テキスト、
参考書
基本病態5:遺伝子異常と先天性疾患
染色体と遺伝子異常の基本を概説する。
プレゼンテーション及び討論
いくつかの課題についてプレゼンテーションを行う。
レポート(40%)
・出席(60%)
テキスト:随時文献・図書を紹介する
参 考 書:
履修上の
注意点
-9-
担当教員
太田克矢
喬
炎
太田克矢
科
目
名
教
員
名
病態機能学特論Ⅱ
喬
炎・太田克矢
科目番号
3402
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第 1 学年
開講学期
前学期
各主要疾患の基礎的な知識について学び、エビデンスのある看護実践を目指す。
科目概要
実際の疾患を通じて、循環障害、炎症、腫瘍や創傷治癒、多因子遺伝病などの
目
標
病態をより深く理解・探求し、更にはそれらを活用するための実践的な能力の育
成を目指す。
授業計画・
回数
授業計画・内容
1-3
循環障害
動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病性合併症などについて学ぶ。
喬
炎
4-6
炎症
肺炎、肝炎などの主要臓器の炎症について学ぶ。
喬
炎
7-9
腫瘍
肺癌、肝癌、子宮筋腫、子宮癌などの主要臓器の腫瘍につ
いて学ぶ。
喬
炎
創傷治癒
10-11 褥瘡の予防と治療を理解するため、難治性創傷の原因、発病
機序などについて学ぶ。
喬
炎
内容
12-14
15
評価方法
テキスト、
参考書
遺伝子異常と先天性疾患
生活習慣病などの多因子遺伝病について理解を深める。
プレゼンテーション及び討論
いくつかの課題についてプレゼンテーションを行う。
レポート(40%)
・出席(60%)
テキスト:随時文献・図書を紹介する
参 考 書:
履修上の
注意点
- 10 -
担当教員
太田克矢
喬
炎
太田克矢
科
目
名
教
員
名
病態機能学演習
喬
炎・太田克矢
科目番号
3403
科目種別
専門
単位
6
時間
90
開講年次
第 1 学年
開講学期
後学期
前期の看護病態機能論で学んだ知識を活用し、看護病態機能論に関する文献的
科目概要
目
標
および実践的手法を取り込んだ演習を行う。
看護の視野から病態についての理解を深めるための実践的な知識を理解し、教
育・研究に応用し得る能力を育成する。
解剖組織標本と病理解剖標本を用いて、各主要臓器の解剖、生理、病理を理解
すると共に心筋梗塞、肺炎、胃癌などの症例について解析する。また、動物モデ
ルを用いて、創傷治癒と難治性潰瘍のモデルを観察する。
以上の実践的手法を取り込んだ演習後、文献検索と抄読検討会を通じて、病態
についての高度な実践知識の獲得を目指す。
授業計画・
内容
評価方法
テキスト、
参考書
レポート(40%)
・出席(60%)
テキスト:随時文献・図書を紹介する
参 考 書:
履修上の
注意点
- 11 -
病 態 治 療 学 分 野
科
目
名
教
員
名
病態治療学特論Ⅰ
坂田
憲昭
科目番号
3404
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
前学期
感染症はどの診療分野においても避けて通ることのできない疾患である。これ
を理解しそれに対処する方策を自ら考え確立するためには、生体に関与する病原
科 目 概 要
微生物の病原因子とその発現機構、宿主生体側の防御機構、更には双方の相互作
用である感染のメカニズムを知る必要がある。この科目では、こうした宿主と病
原因子の相互関係である感染現象の包括的な理解のため、その基礎について、講
義と課題セミナーおよびプレゼンテーションを通して学んでいく。
1.病原微生物について生物学的に理解する。
目
標
2.病原性・ビルレンスに関る因子とそれらの遺伝子群の構造及び発現機構につ
いて理解する。
3.感染における生体防御機構としての免疫システムについて理解する。
回数
1-2
3-4
授業計画・内容
1.病原微生物の生物学
1)細菌学総論
坂田憲昭
2)細菌学各論
中畑千夏子
5
3)ウイルス学総論
坂田憲昭
6
4)ウイルス学各論
坂田憲昭
7-8
9
10
2.課題セミナー及びプレゼンテーション
3.病原因子とその発現機構
1)病原性及びビルレンスに関る遺伝子とその構造
2)病原遺伝子の発現機構
11-12 3.課題セミナー及びプレゼンテーション
13-14
15
評価方法
テキスト、
坂田憲昭
中畑千夏子
授業計画・
内容
担当教員
4.感染と生体防御機構
1)免疫システム
5.課題セミナー及びプレゼンテーション
坂田憲昭
中畑千夏子
坂田憲昭
坂田憲昭
坂田憲昭
中畑千夏子
坂田憲昭
坂田憲昭
出席(40%)・プレゼンテーション(30%)
・レポート(30%)
随時文献・図書を紹介する
参考書
基礎的な知識の理解・修得と共に、それを臨床および自らの研究活動へ有効
履修上の
に活かしていく必要がある。このことを達成するため、最新論文の評釈やプ
注意点
レゼンテーション並びに活発な討論を通して、科学的かつ論理的な思考の構
築を目指す。
- 12 -
科
目
名
教
員
名
病態治療学特論Ⅱ
坂田
憲昭
科目番号
3405
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
前学期
病態治療学特論Ⅰで学んだ知識を基礎として、宿主と病原因子の相互関係であ
る感染現象の包括的な理解とその対策についての理解を目指す。具体的には、感
科 目 概 要
染経路等も含めた感染症発生のメカニズム、感染症の検査・診断および治療法、
さらには感染の予防と対策等のための医療現場におけるより具体的な知識につ
いても学ぶ。この科目においても、講義だけではなく文献等の課題セミナーおよ
びプレゼンテーションを通して、より積極的な思考の構築を行う。
1.感染症と感染現象について包括的に理解する。
目
標
2.感染症の検査法と診断法および治療法について理解する。
3.感染症の予防と対策について理解する。
回数
1
授業計画・内容
1.感染症の基礎
1)感染症総論(感染経路)
2
2)感染症総論(感染のメカニズム)
3-4
授業計画・
内容
7-8
3.感染症の検査・診断
9-10
4.課題セミナー及びプレゼンテーション
13
5.感染症の治療
1)化学療法の基本
2)化学療法薬各論
6.課題セミナー及びプレゼンテーション
7.感染症の予防とコントロール
14-15
1)感染症対策の基本
2)感染経路対策および滅菌と消毒
評価方法
テキスト、
坂田憲昭
中畑千夏子
2.課題セミナー及びプレゼンテーション
12
坂田憲昭
坂田憲昭
3)感染症各論
5-6
11
担当教員
坂田憲昭
中畑千夏子
坂田憲昭
坂田憲昭
中畑千夏子
坂田憲昭
坂田憲昭
坂田憲昭
坂田憲昭
中畑千夏子
出席(40%)・プレゼンテーション(30%)
・レポート(30%)
随時文献・図書を紹介する
参考書
履修上の
基礎的な知識の理解・修得と共に、それを臨床および自らの研究活動へ有効
注意点
に活かしていく必要がある。これを達成するため、最新論文の評釈やプレゼ
ンテーション並びに活発な討論を通して、科学的かつ論理的な思考の構築を
目指す。
- 13 -
科
目
名
病態治療学演習
科目番号
3406
教
員
名
坂田憲昭
科目種別
専門
単位
6
時間
90
開講年次
第1学年
開講学期
後学期
病態治療学特論Ⅰ・Ⅱで学んだ知識を活用し、感染症の診断や化学療法による治
療のための実践的な理論と方法について、実験およびその結果のプレゼンテーショ
科目概要
ンや討論等を通して、応用可能な知識としての理解と習得を目指す。また、研究テ
ーマに関連する事項についても、それらの基礎となるよう自らの創造力や自立性を
向上させることを目的として、総論的な知識の獲得を行う。
演習・プレゼンテーション・討論を通して病原微生物検査ならびに研究の実際を
知り、感染症の診断や治療および予防に関する知識の獲得と、それらを臨床・研究
現場で応用することのできる能力の育成を目指す。具体的には以下の事項について
理解する。
目
標
1.病原性微生物の取り扱い
2.感染症の診断に用いられる方法とその原理
3.病原微生物の検出・同定法とその原理
4.薬剤耐性化機序と感受性試験
5.感染症防止対策とのその基本
6.研究テーマに関連する実験手法
以下の計画・内容に沿って実施する。また、講義・演習を通して学んだ知識を、
論文の読解やプレゼンテーションに活用できるようにする。
1.滅菌と消毒法
2.培地および試薬の作製法
3.無菌操作法とコロニーの性状観察・染色・塗抹検鏡検査
授業計画・
内容
4.細菌の分離と培養および生化学的試験による同定
5.細菌の薬剤感受性(薬剤感受性試験法と MIC の測定等)
6.遺伝学的検査法(DNA 増幅法・ゲル電気泳動法・DNA シーケンシング等)
7.免疫学的検査法(酵素免疫測定法・凝集法・免疫クロマト法等)
8.研究テーマに関連する論文の読解とその評価
9.研究テーマに関連する実験手法
10.研究課題に関するセミナーとプレゼンテーション
評価方法
テキスト、
参考書
レポート(40%)
・出席(30%)・プレゼンテーション(30%)
テキスト:随時文献・図書を紹介する
参 考 書:
基礎的な知識の理解・修得と共に、それを臨床および自らの研究活動へ有効に
履修上の
注意点
活かしていく必要がある。これを達成するため、最新論文の評釈やプレゼンテ
ーション並びに活発な討論を通して、科学的かつ論理的な思考の構築を目指す。
- 14 -
基 礎 看 護 学 分 野
科
目
名
教
員
名
基礎看護学特論Ⅰ
小林
たつ子、今井
宮越
幸代
家子
科目番号
3411
選択必修別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
1
開講学期
前学期
【基礎看護学】
研究テーマに沿う形で論文の読み方を学ぶ。具体的には、論文に関する丁寧な
クリティークの方法を習得し、研究方法論の多様性を理解する。論文クリティー
クを繰り返した後に、文献検討の方向性とテーマの絞り込みを行い、パイロット・
スタディに向けたミニ研究計画書を書き、発表に向けたプレゼンテーション技法
を学ぶ。
【国際看護学】
科目概要
論文のクリティークを通して国際保健医療の課題と国際的な保健戦略に基づい
た看護実践の方法を理解し、自らの研究課題とそれを明らかにする方法を検討す
る。国際保健医療における課題と課題の解決に向けた看護実践のあり方を具体的
に探究しながら、研究課題のテーマと研究方法を絞り込む。
【災害看護学】
文献検討を通して、災害とは何かを理解し災害が人や社会に与える影響を知る。
また、災害時に看護師がどのような活動をしたかを知る。文献検討、被災地訪問
自己の過去の経験や文献検討・被災地での活動を通して自分の研究課題を明らか
に追及する。
【基礎看護学】
研究テーマを絞り込むための文献検討の方法論を学ぶ。研究に使うための論文
の読み方を学び、実際に自分の研究テーマのパイロット・スタディを行うミニ研
究計画書を作成し、プレゼンテーション技法を習得する。
【国際看護学】
1. 国際保健医療の現状とその課題の例を具体的に説明できる。
2. 異なる文化的背景を持つ対象の生活と健康問題をアセスメントできる。
3. 異なる文化的背景を持つ対象の看護実践の例を具体的に説明できる。
目
標
4. グローバル社会の保健戦略に基づいた国際看護の実践の例を説明できる。
5. 国際保健医療に貢献する自らの研究課題の意義と目的および研究方法につ
いて概案を作成し、説明できる。
【災害看護学】
1.災害とは何かを知り、それぞれの災害が人や社会に与える影響を説明できる。
2.災害サイクル、活動の場、対象者を組み合わせた看護の役割を説明できる。
3.被災者、救援者の心の変化と対応の方法が説明できる。
4.防災を視野に入れた看護師の役割を説明できる。
5.災害看護学の研究課題を明確にし、研究計画書に沿って説明できる。
- 15 -
【基礎看護学】
1
講義:研究のテーマに沿った論文のクリティーク技法
小林たつ子
2-7
論文のクリティークの実際
小林たつ子
8-11
文献検討の方向性と研究方法論の妥当性の吟味
小林たつ子
講義:プレゼンテーション技法
小林たつ子
発表:研究テーマに関する文献検討
小林たつ子
ミニ研究計画書作成と発表
小林たつ子
12
13-14
15
【国際看護学】
1
講義:グローバル社会における人類の健康
宮越幸代
2
講義・意見交換:人類の健康とそれに格差を与える要因
宮越幸代
3
講義・意見交換:世界の保健医療の現状と国際看護
宮越幸代
4-5
授業計画・
講義:グローバル社会における国際保健医療上の課題
宮越幸代
今井家子
6
講義・意見交換:MDGs 達成にあたっての中間評価と課題 宮越幸代
7
講義:異なる文化的背景を持つ対象の理解
宮越幸代
8
講義:異なる文化的背景を持つ対象のアセスメント
宮越幸代
9
講義:異なる文化的背景を持つ対象の健康問題と看護(1) 今井家子
10
演習:異なる文化的背景を持つ対象の健康問題と看護(2) 宮越幸代
11-12
講義・意見交換:国際災害看護の実践と研究課題
内容
13
課題発表・意見交換: 研究課題の検討(1)
14
課題発表・意見交換:研究課題の検討(2)
15
課題発表・意見交換:研究課題の検討(3)
宮越幸代
宮越幸代
今井家子
宮越幸代
今井家子
宮越幸代
今井家子
【災害看護学】
1
授業内容紹介、災害看護レディネス確認、災害の定義、
災害疫学
今井家子
2
災害の歴史と看護
今井家子
3
近年の国内外の災害、被災状況
今井家子
4
災害医療、災害と行政
今井家子
5
災害と法律
外部講師
6
東日本大震災時の看護師の活動
今井家子
7
放射線と福島
外部講師
8
被災病院の初動と防災計画
今井家子
9
避難所での看護師の活動
今井家子
10
災害時要援護者と看護
今井家子
- 16 -
①高齢者
11
災害時要援護者と看護
②子どもと母親、周産期の女性
今井家子
12
災害時要援護者と看護
③慢性疾患、在宅療養の人々
今井家子
13
被災者の心のケア
今井家子
14
救援者、被災者で救援者の心のケア
今井家子
15
まとめ
今井家子
【基礎看護学】
議論の場での態度・発言(20%)、文献検討レポート(40%)、プレゼンテーション(40%)
【国際看護学】
評価方法
課題発表の内容および学習目標の達成状況 40%、授業への参加度(20%)
、各課題
の達成状況 40%
【災害看護学】
文献検討レポートの内容 40%、プレゼンテーション 20%、授業参加態度 40%
テキスト、参
考書
特に指定しません。課題に関する専門的な文献は適宜提示します。
【国際看護学】
・初回の授業で、時間割および課題発表の配分を調整します。
・ゲストスピーカーの都合によっては、時間割の配置が変わる可能性があります。
履修上の
注意点
・ 講義で学んだ概論や視点がどのように各自の研究課題に反映されるか、を考え
ながら資料の検索や課題発表の準備に取り組んで下さい。
【災害看護学】
・受講者のレディネスによりプログラムを再編成します。
・受講者のプレゼンテーションを主体に授業を進めます。
- 17 -
科
目
名
教
員
名
基礎看護学特論Ⅱ
小林
たつ子、今井
宮越
家子
幸代
科目番号
3412
選択必修別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
1
開講学期
後学期
【基礎看護学】
基礎看護学における看護技術のイノベーションや、看護実践における倫理的側
面について学び、実践と研究と教育の有機的連携を理解し、俯瞰的な立場から、
研究テーマを深め、その新奇性と独創性について議論する。
【国際看護学】
科目概要
国際保健医療協力と国際協働の実際を理解し、より効果的な国際協力と国際協
働を行うための具体的な方法について学ぶ。国際保健医療の課題解決をめざした
国際看護協力および国際協働の具体的な手法を習得する。
【災害看護学】
公衆衛生の視点や病院管理の視点で、災害看護を考える。地域での防災活動に
ついて知識を深める。文献研究、論文のクリティークを深め、自己の研究をより
具体化する。
【基礎看護学】
1.看護実践における研究と教育の有機的連携を理解し、倫理的立場からクリティ
ークすることができる。
2.研究テーマを俯瞰的立場から深めることができる。
【国際看護学】
1. 国際保健医療協力プロジェクトの実際とその実績について理解する。
2. プロジェクトにおける看護協力に必要な手法を具体的に理解する。
目
標
3. 国内外における看護の国際協働の現状と課題を理解する。
4. 国内外における看護の国際協働に必要な手法を整理し、具体的に理解する。
【災害看護学】
1. 災害時の病院の初動活動を理解し、看護師の役割が明確になる。
2. 病院の災害時アクションカードを理解する。
3. DMAT、災害拠点病院の役割を理解する。
4. 災害急性期から亜急性期の被災地の公衆衛生について理解する。
5. 要援護者への関わりを理解する。
6. 防災と地域の組織
【基礎看護学】
1
授業計画・
内容
講義:看護技術のイノベーション
小林たつ子
2-3
講義:看護実践における研究と教育の有機的連携
小林たつ子
5-6
倫理的立場からの看護実践クリティーク
小林たつ子
7-10
研究テーマに沿ったリサーチクエスチョンの立て方
小林たつ子
11-13
リサーチクエスチョンに応じた研究方法論の妥当性
小林たつ子
14-15
研究計画発表
小林たつ子
- 18 -
【国際看護学】
1
講義:国際保健医療協力の実績と課題
宮越幸代
2
講義:国際保健医療協力における課題
今井家子
3
講義:国際保健医療協力における看護の使命(1)
宮越幸代
4
意見交換:国際保健医療協力における看護の使命(2)
宮越幸代
5
課題発表:国際保健医療協力の原則(1)臨床編
宮越幸代
6
課題発表:国際保健医療協力の原則(2)地域保健編
宮越幸代
7-10
講義・演習:プロジェクト・サイクル・マネジメント
ゲストスピーカー
11
講義・意見交換:日本における看護師の国際的協働
宮越幸代
12
講義・意見交換:国内外における看護の違い
宮越幸代
13
講義・意見交換:看護の国際協働に必要な手法
宮越幸代
14
課題発表・意見交換:研究課題の検討(1)
15
課題発表・意見交換:研究課題の検討(2)
宮越幸代
今井家子
宮越幸代
今井家子
【災害看護学】
1
超急性期・病院の医療①
(被災病院の医療シュミレーション)
今井家子
超急性期・病院の医療②
2-3
(シュミレーションを元にアクションカードを作成す 今井家子
る)
4
5
6
急性期・病院の医療
(DMAT 災害拠点病院の役割、病院見学)
急性期、災害現場のトリアージ
(トリアージとは、トリアージタッグ)
トリアージの実際
(トリアージ演習、SORT PAT )
今井家子
今井家子
今井家子
7
災害時の応急処置の実際(トリートメント)
今井家子
8
急性期~亜急性期
今井家子
9
災害と公衆衛生
今井家子
10
避難所受入れ演習(HUG)
今井家子
11
避難所でのコーディネイト
今井家子
12
避難所での被災者へのアプローチ
今井家子
減災・防災(DIG)
今井家子
研究課題発表・意見交換
今井家子
13-14
15
地域
- 19 -
【基礎看護学】
議論の場での態度・発言(20%)、研究計画書(40%)、プレゼンテーション(40%)
評価方法
【国際看護学・災害看護学】
課題発表の内容および学習目標の達成状況 40%、授業への参加度(20%)
、各課題
の達成状況 40%
テキスト、
参考書
特に指定しません。課題に関する専門的な文献は適宜提示します。
【基礎看護学】
履修上の
注意点
日程調整に必要な情報は提示してください。
【国際看護学・災害看護学】
・初回の授業で、時間割および課題発表の配分を調整します。
・担当者の都合によっては、時間割の配置が変わる可能性があります。
- 20 -
科
目
名
基礎看護学演習Ⅰ
小林
教
員
名
科目番号
3413
たつ子
今井
家子
宮越
幸代
選択必修別
単位
6
時間
90
開講年次
1
開講学期
後学期
専門
【基礎看護学】
基礎看護学特論の I・II で行ってきた研究計画で実際に研究を遂行することが
可能かどうかを見極めるために、それぞれのフィールドで検証していく。研究的
視点でみると、フィールドの理解が変わることを体験する。
【国際看護学】
科目概要
国際看護の現状と研究方法を学ぶと同時に、対象となるフィールドにおいて看
護研究を実践するための具体的な方法を検討する。
ねらい:国際看護研究を行うフィールドにおいて取り組みたい研究課題とその課
題を探究する方法を明確にする。
【災害看護学】
災害看護の中での看護師の役割を知り、研究課題を探る。可能であれば被災地
で演習をする。
【基礎看護学】
1.研究計画の実現可能性を吟味する。
2.修正の必要な研究計画の箇所を明確にする。
3.フィールドの見え方が異なることを理解する。
【国際看護学】
1. 国際看護研究の現状と国際看護に適用される研究方法を学ぶ。
2. 専門文献の講読・クリティークを通して取り組みたい課題に関連する研究の
現状と課題を明確にし、構造化してみる。
目
標
3. 取り組みたい課題を明らかにするための方法を計画する。
4. 上記の課題を明らかにするための研究を実施するためのフィールドを選定
し、現状の把握と予備調査を行うための計画を立案する。
5. フィールドワークの結果を文献とともに考察し、研究課題を明らかにするた
めの方法について客観的に評価する。
6. 研究計画書を作成し、発表および意見交換を行う。
【災害看護学】
1. 文献、インタビューなどを通して災害看護の実践を知る。
2. 得た知識から研究のテーマを探る。
3. テーマに沿って研究計画書を作成する。
- 21 -
【基礎看護学】
1-2
フィールドの決定と演習方法論の検討
3-8
フィールドの特性と研究テーマの整合性の検討
9-20
フィールドの調査
20-24
調査報告と研究計画の見直し(文献追加も含む)
25-30
調査結果における倫理的課題と研究計画の修正
小林たつ子
【国際看護学】
1-2
講義:国際看護研究の現状と適用される研究方法
宮越幸代
3-4
講義:国際保健医療における量的研究と看護研究の実際
ゲストスピーカー
5-6
講義:国際保健医療における質的研究と看護研究の実際
宮越幸代
7-8
講義:国際看護研究における倫理と研究結果の還元
宮越幸代
9-10
課題発表:研究課題に関連する研究の現状と課題(1)
宮越幸代
11-12
課題発表:研究課題に関連する研究の現状と課題(2)
今井家子
13-14
課題発表:研究課題を明らかにするための方法
宮越幸代
15-16
課題発表:フィールドの選定と予備調査計画の立案
ゲストコメンテーター
17-26
フィールドワーク:現地での研修と予備調査の実施
25-26
課題発表:フィールドワークの結果報告・評価
27-28
課題発表:研究計画書の作成・発表
29-30
課題発表・意見交換:研究計画書の修正・発表
授業計画・内
容
宮越幸代
今井家子
宮越幸代
今井家子
宮越幸代
今井家子
宮越幸代
今井家子
【災害看護学】
1-2
3-4
オリエンテーション、研究に向けての話し合い
講義:災害看護学の研究の現状、文献検索とリストの作
成
今井家子
今井家子
5-12
文献検討の発表と文献リストの作り方の実際
今井家子
13-14
講義:災害看護学と看護研究
外部講師
15-16
課題発表:研究課題を明らかにする
今井家子
17-22
課題発表:フィールドの選定と実習計画の立案
今井家子
23-24
フィールドワーク:現地での研修実施
今井家子
25-26
課題発表:フィールドワークの結果報告・評価
- 22 -
今井家子
宮越幸代
評価方法
27-28
課題発表:研究計画書の発表
29-30
課題発表・意見交換:研究計画書の修正・発表
今井家子
宮越幸代
今井家子
宮越幸代
演習態度(50%)、プレゼンテーション(20%)、研究計画書(30%)
【基礎看護学】
特に指定しません。課題に関する専門的な文献は適宜提示します。
【国際看護学】
参考書:詳細は開講時にオリエンテーションします。
テキスト、
参考書
保健と医療の人類学-調査研究の手引き-A.ハルドンほか,世界思想社,2004
質的研究 Step by Step;波平恵美子ほか,医学書院,2005
看護における質的研究;マデリン・レイニンガー編,医学書院,1997
ほか
追加予定
【災害看護学】
テキストは特に指定はありません。参考書は授業に合わせて適宜提示します。
【基礎看護学】
・フィールドワークのプログラムは、教員の指導のもと自らが作成するため、積
極的かつ計画的に進めるようにして下さい。
・日程調整に必要な情報を提示して下さい。
【国際看護学】
・初回の授業でフィールドワークや研究計画書完成の時期を調整します。
・ゲストスピーカーの都合によっては、時間割の配置が変わる可能性があります。
・ 各自が取り組みたい研究課題を明らかにし、その方法を具体的にするため、課
履修上の
注意点
題については自己学習を積極的に進めて下さい。特に海外での調査が必要な場
合は、現地での倫理審査を要するため、かなり早目に準備することが必要とな
ります。フィールドの選定について迷う場合は、紹介等の支援をしますので早
目に個別面談を申し出て下さい。
【災害看護学】
・初回の授業で受講者の災害看護に関するレディネスを確認し、受講者に合わせて
プログラムを完成します。
・外部講師の都合で時間割の変更の可能性もあります。
・基本的には受講生の自己学習の発表を主体として進めます。
・フィールドでの演習が希望だが自分では決められない方は、紹介などに方法もあ
りますので、早めに申し出てください。
- 23 -
母性・助産看護学分野
科
目
名
教
員
名
母性看護学特論Ⅰ
清
水
嘉
子
阿
部
正
子
科目番号
3242
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第 1 学年
開講学期
前学期
性差による生物学的、生理学的、社会学的な問題や知見にふれ、性差を考慮した看
護課題について探求する。さらに、女性の健康援助に関連する様々な概念、我が国
科目概要
や世界における母性看護に関する政策課題、女性の健康援助に対する具体的な
援助法など視点を絞り文献の講読をする中から女性の健康援助について討議す
る。とくに、思春期ピアカウンセラー養成コースに参加することで養成の実際
を学ぶ機会とする。
1 性差による生物学的、生理学的、社会学的な様々な問題や知見にふれ、性差を考
慮した看護課題について探求する。
目
標
2 女性の健康を取り巻く様々な課題を取り上げ、看護の主要な研究課題を文献により
明確にし、論理的に記述する。
3 4 日間の思春期ピアカウンセラーの養成講座に参加し、思春期にある対象に対する
性の意識や行動、教育のあり方について検討する。
回数
授業計画・内容
1-2
性差がもたらす生物学的、生理学的、社会学的な視点と
担当教員
して示されている「ジェンダー視点が拓く学術と社会の未 清水嘉子
来」の報告書やビデオ視聴から問題を提起し討議する。
3
女性の健康問題、関心領域に関する課題を明確化す
る。学生の学習の進め方について確認し助言を受け 清水嘉子
授業計画・
内容
4-8
9
る。
阿部正子
各自で学習を進める。
清水嘉子
課題に対する中間発表を行い、不充分な点や今後の進 清水嘉子
め方について確認する。
阿部正子
10-11
各自で学習を進める。
清水嘉子
12-14
思春期ピアカウンセラー養成講座に参加し、思春期の 清水嘉子
性教育の在り方や、ピア養成の実際を学ぶ。
15
県保健師
各自の課題に対する最終プレゼンテーションを行う。 清水嘉子、阿部
正子、母性講座
助教・助手
評価方法
プレゼンテーションおよび討議の内容
テキスト、
テキスト:随時文献・図書を紹介する
参考書
履修上の
注意点
参 考 書:必要時に資料として配布
学生は、学習課題に即した関連文献・資料をもとに、中間発表を経て、プレゼンテ
ーションを行う。
- 24 -
科 目 名
母性看護特論Ⅱ
藤原聡子
教 員 名
西村理恵
科目番号
3243
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
後学期
周産期における助産技術に注目し、諸外国における分娩の取り扱いの歴史的
科目概要
変遷と助産教育、現代の母子保健事情を学ぶ。また、少子少産化や政治・経済
状況の変化が妊娠・出産に及ぼす影響を踏まえたうえで、生殖をめぐる諸問題
について多角的に検討する。
1.日本・アジア・欧米各国の医療史、母子保健システムや助産教育について
目
標
知見を広め、それらを比較しながらディスカッションできる。
2.妊娠・出産、不妊、避妊や中絶などのリプロダクションに関連する女性の
意思決定支援の在り方について、文化や政治、経済の見地から考察できる。
回数
1-3
授業計画・内容
担当教員
日本における医療・助産技術・助産師像の変遷について
藤原聡子
講義する。賀川玄悦「産論」原文を読み、賀川玄悦の述
べているかつての日本人の持っていた助産技術の意義
を探る。
4-6
中国における一人っ子政策・少子化政策のなかで展開さ
藤原聡子
れてきた母子保健と歴史的変遷、および助産教育につい
て講義し、日本と比較しつつディスカッションを行う。
授業計画・
7-9
欧米の助産史を通観し、使用されてきた「助産師教科書」
藤原聡子
および、ラマーズ法とアクティブバースに対する東西の
内容
助産技術交流について講義し、ディスカッションを行
う。
10-11
出生前診断を受けるか否か、女性の意思決定の背景にあ
西村理恵
る経験に焦点を当ててディスカッションを行う。
12-13
妊婦健診で行われている超音波検査をめぐり、医療側、
西村理恵
妊婦側の認識の違いを踏まえ、インフォームド・コンセ
ントについて再考する。
14-15
代理出産、精子・卵子提供の実態から、生まれてくる子
西村理恵
どもの生活や権利を中心にディスカッションを行う。
評価方法
出席、授業態度、レポート
テキスト
テキスト: 妊娠を考える―〈からだ〉をめぐるポリティクス(NTT 出版ライブラリー)
参考書
参考書 1.お産の歴史(集英社新書)
2. 平成版産論・産論翼(岩田書店)
3.自然なお産を求めて(勁草書房)
履修上の注 主体的に授業に参加すること
意点
- 25 -
科
目
名
教
員
名
母性看護学演習Ⅰ
清
水
嘉
子
阿
部
正
子
科目番号
3251
科目種別
専門
単位
6
時間
90
開講年次
第 1 学年
開講学期
後学期
周産期およびそれぞれのライフステージにある女性に対して,効果的な看護援助方
法を提供するためのコンサルテーション能力を養い、さらに援助方法を評価するための
科目概要
看護研究方法について検討する。具体的には各自の演習課題の明確化をふまえて課
題を解決するための計画の立案と実施、さらに結果をまとめ報告書を作成する過程を
経験する。
1. 自己の演習課題を明確化することができる。
目
標
2. 研修目的、方法の設定ができる。
3. 研修施設との交渉ができる。
4. 臨地研修の実施、研修報告ができる。
1.自己の演習課題の明確化
2.学生が立案した研修の目的方法の妥当性および可能性について検討する。
3.学生の研修施設との交渉に先立ち、施設責任者と連絡をとり研修に関わる
施設への公文書を発送する。その後の具体的な交渉は学生が施設と行う。
4. 研修の期間は1週間程度とする。
5.研修後の報告書の作成に対する指導を行け研究課題に対するアプローチの実際
授業計画・
を学ぶ。
内容
過去の研修例として
a.施設における妊婦に対するフットケアの看護の実際と課題に関する調査(研修,質問紙調
査)b.開発途上国の TBA の実態と TBA に対して行う教育に関する調査(聞き取り,インターネ
ットによる質問紙調査)c.施設における母乳栄養の確立に対する看護の評価調査(質問紙調
査),BFH における看護研修.d.社会的リスクのある妊産婦に関わる助産師の心理的ストレスの
調査(聞き取り,質問紙)など
評価方法
テキスト、
参考書
履修上の
注意点
研修計画書,報告書の内容,取り組む姿勢など
テキスト:随時文献・図書を紹介する
参 考 書:適宜提示する
実際には学生の研修計画に従って進められることから,開講予定時間とは異なっ
た時間を使用することになる。
- 26 -
小 児 看 護 学 分 野
科
目
名
小児看護学特論Ⅰ
科目番号
3252
教
員
名
内田雅代、竹内幸江
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
前学期
小児各期における成長発達および健康評価の方法を成長発達理論やヘルスプロ
科目概要
モーションの考え方を活用し、理解する。また、成長発達に影響をおよぼす環境
との相互作用、特に小児と家族の相互作用の理解に役立つ理論を学び、子どもと
家族への看護援助方法および研究方法を学ぶ。
・わが国における小児看護の課題を理解する。
・小児看護の専門性、専門分化の流れと小児看護専門看護師の役割を理解する。
・成長発達と健康に関係する理論を理解し、小児看護における成長発達の評価
目
標
方法、援助方法、研究方法を学ぶ。
・小児看護における研究の動向を把握する。
・小児看護における子ども・家族中心の考え方と代表的な家族看護理論を学ぶ。
授業計画・
内容
評価方法
テキスト、
参考書
回数
授業計画・内容
1
オリエンテーション/各自の学習課題の確認
内田雅代、竹内幸江
2
小児看護の課題(講義)
内田雅代、竹内幸江
3
小児看護の研究の動向(ゼミ)
内田雅代、竹内幸江
4
小児看護の専門性・専門分化(講義)
内田雅代、竹内幸江
5
小児看護専門看護師の役割(ゼミ)
内田雅代、竹内幸江
6
成長発達および健康に関する理論(講義)
内田雅代、竹内幸江
7
ブラゼルトンの新生児行動評価(ゼミ)
竹内幸江、内田雅代
8
バーナード親子相互作用論(ゼミ)
内田雅代、竹内幸江
9
子どもの気質(ゼミ)
内田雅代、竹内幸江
10
関係発達(ゼミ)
内田雅代、竹内幸江
11
小児看護学会参加(レポート)
内田雅代、竹内幸江
12
小児看護学会参加(レポート)
内田雅代、竹内幸江
13
家族看護理論(講義・ゼミ)
内田雅代、竹内幸江
14
家族アセスメント
内田雅代、竹内幸江
15
経験事例のまとめ
内田雅代、竹内幸江
プレゼンテーション内容:50%
ゼミの参加度:20%
担当教員
レポート:30%
テキスト、参 考 書:
(1)上田礼子(2005)
:生涯人間発達学(改訂第 2 版)、三輪書店
(2)雑誌『発達』各特集号、ミネルヴァ書房
履修上の
本授業における各学生の学習目的、目標を明確にし、主体的に授業に参加する。
注意点
- 27 -
科
目
名
小児看護学特論Ⅱ
科目番号
3253
教
員
名
内田雅代、竹内幸江
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
後学期
疾病および健康問題を有する小児とその家族の看護方法・研究方法について学
科目概要
ぶ。慢性疾患患児、小児がん患児、終末期にある患児、ハイリスク新生児などに関
して、それぞれに特徴的な健康問題を理解し、看護援助に役立つ理論と実践方法に
ついて理解する。
・学習課題に即した文献を読み、分析的に評価し臨床看護実践にどのように適
用できるかを検討する。
目
標
・学生の経験した事例を詳細に記述し、分析・検討を通して理論や看護援助方
法の実践への応用を学ぶ。
・学会における研究例をまとめることにより、学習内容を統合し理解する。
回数
授業計画・
内容
評価方法
テキスト、
参考書
履修上の
授業計画・内容
担当教員
1
オリエンテーション/各自の学習課題の確認
内田雅代、竹内幸江
2
小児糖尿病をもつ子どもと家族の看護(ゼミ)
内田雅代、竹内幸江
3
小児看護における倫理的問題と看護(講義・ゼミ) 内田雅代、竹内幸江
4
小児看護における Pain(ゼミ)
内田雅代、竹内幸江
5
小児看護におけるストレス・コーピング(ゼミ)
内田雅代、竹内幸江
6
小児看護におけるソーシャルサポート(ゼミ)
内田雅代、竹内幸江
7
障がいを持つ子どもと家族の看護(講義)
泊
8
発達障がいをもつ子どもと家族の看護(ゼミ)
内田雅代、竹内幸江
9
第 8 回日本小児がん看護学会参加(レポート)
内田雅代、竹内幸江
10
第 8 回日本小児がん看護学会参加(レポート)
内田雅代、竹内幸江
11
小児がんをもつ子どもと家族の看護(ゼミ)
内田雅代、竹内幸江
12
小児の周手術期と長期的問題への看護援助(ゼミ) 内田雅代、竹内幸江
13
小児の終末期ケア/いのちの教育(講義・ゼミ)
内田雅代、竹内幸江
14
ハイリスク新生児の看護(ゼミ)
内田雅代、竹内幸江
15
まとめ
内田雅代、竹内幸江
プレゼンテーション内容:50%
ゼミの参加度:20%
祐子、内田雅代
レポート:30%
テキスト:随時文献・図書を紹介する。
参 考 書:
本授業における各学生の学習目的、目標を明確にし、主体的に授業に参加する。
注意点
- 28 -
科
目
名
小児看護学演習Ⅰ・A
科目番号
3247
教
員
名
竹内幸江・内田雅代
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第 1 学年
開講学期
前学期
小児のヘルスアセスメントに必要な知識と技術について学ぶ。
科目概要
健康状態を査定するフィジカルアセスメントという視点だけではなく、ライフスタ
イルおよび生活環境、そして家族との相互作用を含めたヘルスアセスメントの視点
を、講義と文献学習、および事例による実践を通して修得する。
1.ヘルスアセスメントの目的、基本技術を理解し、小児に特有なアセスメント技
術について考える。
2.小児のライフスタイル・生活環境など、顕在・潜在する健康状態に影響を与え
目
標
る要因について理解し、状況に適した情報を聴取できる。
3.視診、触診、聴診、打診の技術を習得し、系統的なフィジカルアセスメントが
実施できる。
4.収集されたデータを分析し、包括的な健康状態のアセスメントができる。
回数
授業計画・
内容
授業計画・内容
担当教員
1
ヘルスアセスメントの概要・基本技術(講義)
竹内幸江、内田雅代
2
ヘルスアセスメントの技術(文献および自己学習)
竹内幸江、内田雅代
3
小児のヘルスアセスメントの特徴(ゼミ)
竹内幸江、内田雅代
4
各発達段階におけるヘルスアセスメント(文献学習) 竹内幸江、内田雅代
5
新生児期のヘルスアセスメント(ゼミ)
竹内幸江、内田雅代
6
乳児期のヘルスアセスメント(ゼミ)
竹内幸江、内田雅代
7
幼児期のヘルスアセスメント(ゼミ)
竹内幸江、内田雅代
8
学童期のヘルスアセスメント(ゼミ)
竹内幸江、内田雅代
9
症状を訴える小児のヘルスアセスメント(ゼミ)
竹内幸江、内田雅代
10
症状を訴える小児のヘルスアセスメント(ゼミ)
竹内幸江、内田雅代
11
対象事例のヘルスアセスメントの実施(フィールド 竹内幸江、内田雅代
学習)
12
対象事例のヘルスアセスメントの実施(フィールド 竹内幸江、内田雅代
学習)
13
事例報告
竹内幸江、内田雅代
14
事例報告
竹内幸江、内田雅代
15
まとめ
竹内幸江、内田雅代
ヘルスアセスメントの自己評価
評価方法
プレゼンテーション内容:50%
テキスト、
テキスト:
参考書
ゼミの参加度:20%
事例レポート:30%
小野田千枝子監修(2001):こどものフィジカル・アセスメント,金原出版
参 考 書
履修上の
ヘルスアセスメントをする対象事例は、各自で手配すること。
注意点
- 29 -
科
目
名
小児看護学演習Ⅰ・B
科目番号
3248
教
員
名
内田雅代・竹内幸江
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
前学期
小児を取り巻く社会・保健・医療・福祉・教育の現状を分析し、小児の生活環
科目概要
境をアセスメントし、必要とされる環境づくりに関して、小児看護専門看護師と
して、どのような援助ができるかを検討する。
・学習課題に即した関連論文を読み、現代社会の中での子どもがおかれている
状況をさまざまな側面から理解する。
目
標
・社会の中の個人および集団をアセスメントする技術、現状を分析する方法を
学ぶ。
・事例を記述し検討する事を通して、実践的な看護方法を習得する。
回数
授業計画・内容
担当教員
1
オリエンテーション/各自の学習課題の確認
2-3
小児保健・医療・福祉・教育の歴史と現状
内田雅代、竹内幸江
授業計画・
4-5
小児を取り巻く現代社会の問題と政策
内田雅代、竹内幸江
内容
6-7
小児保健・医療・福祉・教育の連携と看護の役割 内田雅代、竹内幸江
8-9
小児の生活環境のアセスメントと小児看護実践
内田雅代、竹内幸江
10-11
事例の観察/記述(フィールド学習)
内田雅代、竹内幸江
12-13
事例検討
内田雅代、竹内幸江
14-15
糖尿病サマーキャンプ参加(レポート)
内田雅代、竹内幸江
評価方法
テキスト、
プレゼンテーション内容:50%
ゼミの参加度:20%
内田雅代、竹内幸江
レポート:30%
テキスト、参 考 書:
参考書
(1)日本子ども家庭総合研究所編:日本子ども資料年鑑 2009〜2013 KTC 中央出版
履修上の
本授業における各学生の学習目的、目標を明確にし、主体的に授業に参加する。
注意点
- 30 -
科
目
名
小児看護学演習Ⅰ・C
科目番号
3249
教
員
名
内田雅代・竹内幸江
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
後学期
健康問題をもつ小児と家族へのアプローチ方法として、小児・家族とのパート
科目概要
ナーシップおよび多職種協働に関する考え方を理解し、事例を通して、専門看護
師の役割を実践的に学ぶ。
・学習課題に即した関連論文を読み、子ども・家族中心の考え方を理解すると
目
標
ともに、臨床現場にどのように応用できるかについて検討する。
・事例を観察しその事例を取り巻く周囲の人々に面接し話し合うことで、多職
種協働チームにおける看護師の役割を検討し、実践的な看護方法を習得する。
回数
担当教員
1
オリエンテーション/各自の学習課題の確認
内田雅代、竹内幸江
2-3
日常生活における子どもと親/家族との関係
内田雅代、竹内幸江
授業計画・
内容
授業計画・内容
(ゼミ)
4-5
看護師と子ども・家族とのパートナーシップ
(ゼミ)
6-7
乳幼児期/学童・思春期
内田雅代、竹内幸江
講義/ゼミ
看護師と他職種との関係
(講義・ゼミ)
内田雅代、竹内幸江
多職種協働チームにおける看護師の役割
8-9
事例の観察/面接(フィールド学習)
内田雅代、竹内幸江
対象児および家族
10-11
事例の観察/面接(フィールド学習)
内田雅代、竹内幸江
外来・学校・保健機関など
評価方法
テキスト、
参考書
12-13
事例報告
内田雅代、竹内幸江
14-15
まとめ
内田雅代、竹内幸江
プレゼンテーション内容:50%
ゼミの参加度:20%
レポート:30%
テキスト、参 考 書:
(1)野中猛(2007):図説ケアチーム、中央法規
(2)野嶋佐由美、渡辺裕子編(2006):家族看護
特集「家族とのパートナー
シップ」
履修上の
本授業における各学生の学習目的、目標を明確にし、主体的に授業に参加する。
注意点
- 31 -
科
目
名
小児看護学実習
科目番号
3250
教
員
名
内田雅代・竹内幸江
科目種別
専門
単位
6
時間
270
開講年次
第 2 学年
開講学期
前・後学期
子どもと家族の健康問題の解決および、健康生活を維持・促進するために必
科目概要
要な小児看護専門看護師としての実践能力を修得する。
1. 複雑な事例についてアセスメントを実施し、自ら看護実践を行うことがで
きる。
2. 子どもや家族の理解および看護実践に関して、さまざまな理論やモデルを
活用できる。
3. 困難な事例に関わる看護師へのコンサルテーションを実施し、評価でき
る。
4. 病棟におけるスタッフ教育に関する課題を分析し、教育プログラムを実施
目
標
し評価できる。
5. 医療チームの中での専門看護師の役割を認識し、他職種との協働、調整な
どを行い、評価することができる。
6. 健康問題を持ちながら退院する子ども、家族へのケアとして、多職種間の
調整や子どもや家族への教育的働きかけを実施し、評価することができ
る。
7.
実習を行う中での倫理的問題を明確にし、適切に対応することができる。
実習場所
1)長野県立こども病院
2)佐久総合病院
実習指導者
1)長野県立こども病院:病棟師長、認定看護師
2)佐久総合病院:小児看護専門看護師
授業計画・
内容
実習内容:
1. こども病院で活躍している認定看護師による皮膚排泄ケアを必要とする
患児と家族の看護、および患者・地域支援室の看護師長の退院調整等に
関する直接的なケアについて学び、さらに他の医療職者との協働や看護
師および他職種へのコンサルテーションの実際について学び、自らも可
能な範囲で実践し評価をする。
2. 重症新生児と家族、あるいは小児がん患児と家族等の複雑な問題を抱え
る事例に継続的に関わる中で、患児、家族のアセスメント、及び他職種
との協働、調整などを行い、その経過を分析し評価する。
3. 複雑な事例に関わる看護スタッフのニーズ等を中心に、病棟におけるス
タッフ教育に関する課題を分析し、看護師への教育プログラムを立案・
実践し、評価する。
- 32 -
4. 健康問題を持ちながら退院する子ども、家族に教育的な働きかけを実施し、
その目的、内容、実施に関して評価を行う。
授業計画・
5. 実習を行う中で気づいた倫理的問題について、その状況を明確に記述し
課題の解決に向けた調整を行い、評価する。
内容
6.
専門看護師としての上記の実践、相談、教育、調整、倫理的調整などに
関して、各項目 2 例以上についてまとめを行い、レポートを提出する。
7.
佐久総合病院小児看護専門看護師の活動を見学し、専門看護師の役割お
よび活動していく上での実践上の課題とその解決への取り組み等
について知る。
実習指導に関して:
・各実習場で、適宜カンファレンスを行い、実習指導者、および事例に関
わる他職種からも助言をうける。
・担当教員のスーパービジョンは、実習場あるいは、大学で週 1 回程度行
う。
評価方法
テキスト、
参考書
履修上の
注意点
実習レポート(50%)
カンファレンス等(30%)
実習態度(20%)
テキスト:随時文献・図書を紹介する。
参 考 書:
本格的な実習の前に、病棟に慣れるための研修実習を行い、準備する。対象者、
病棟などのアセスメントを常に行ないながら、主体的に実習を展開する。カン
ファレンスの開催については、学生自らの実習の進み具合や参加者のスケジュ
ールを調整し、関係者と連絡をとりながら実施する。
- 33 -
老 年 看 護 学 分 野
科
目
名
教
員
名
老年看護学特論Ⅰ
渡辺みどり
千葉真弓
科目番号
3225
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第 1 学年
開講学期
前学期
高齢期の発達課題、加齢による身体的・心理的・社会的側面の変化を理解するた
科目概要
めの理論を習得し、高齢者の健康機能と生活を評価するために必要な専門的な概念
と理論の理解を深め、より質の高い高齢者看護実践のあり方を探求する。
高齢期の発達課題と加齢の理論を理解する。
目 標
加齢に関連した身体的・心理的・社会的側面の変化を理解する。
高齢者の健康看護診断の理解ができる。
回数
学習内容
担当教員
1
高齢社会における高齢者の生活環境の変化
(講義)
渡辺みどり
2
高齢社会における高齢者の健康課題の変化
(講義)
渡辺みどり
加齢の理論(講義)
3
エリクソン、ハヴィーガーストのモデルを用いた生涯発 千 葉 真 弓
達理論を中心テーマとする。
加齢に伴う生理機能の変化と看護診断(講義・討議)
授業計画・
4
内容
加齢に伴う感覚機能・運動機能の変化を文献・資料を用 千 葉 真 弓
いて行う。
加齢に伴う精神機能の変化と看護診断(講義・討議)
5
加齢に伴う心理的変化と高齢者のメンタルヘルスの重要 渡 辺 み ど り
性について文献を用いて検討する。
加齢に伴う知的機能の変化と看護診断(講義・討議)
6
加齢に伴う知力低下と認知機能の変化を理解する。
認知機能障害の要因や認知機能障害を伴う疾患の概要を
渡辺みどり
学ぶ。
加齢に伴う心理的変化と看護診断(プレゼンテーション・
7
討議)
高齢者の主観的健康感、主観的幸福感、生きがいに関す
千 葉 真 弓
る文献・資料を用いて検討する。
加齢に伴う発達課題の変化と看護診断(プレゼンテーショ
8
ン・討議)
老年期にある人々の健康の概念を理解し、高齢者のヘルス
渡辺みどり
プロモーションに適用可能なモデルについて検討する。
高齢者の心理的側面の理解と課題(プレゼンテーション・
討議)
9
高齢者にとっての健康生活のあり方とセルフケアの意義 千 葉 真 弓
を検討し、セルフケア能力促進のための看護、高齢者の QOL,
生活満足感について検討する。
- 34 -
高齢者をめぐる社会的・環境的側面と課題(講義・討議)
10
環境が高齢者に及ぼす影響を理解し、アセスメントの視
点を深める.住環境と健康の関係、健康を維持するため
渡辺みどり
の社会資源について検討する。
高齢者の健康生活とアセスメント(講義・討議)
11
健康生活のアセスメントツールと利用の留意点、活用方
法について学ぶ.生活機能評価上の注意を生活機能評価ツ
千 葉 真 弓
ール(ICF,ADL,IADL,MMSE)との関連から検討する。
高齢者の健康生活とアセスメント(講義・討議)
授業計画
・内容
12
健康生活の包括的なアセスメントとアセスメントツール
利用の留意点、活用方法について学ぶ. 包括的アセスメン
千 葉 真 弓
トツールとして MDS,CAPS, RAPS を扱う。
高齢者の QOL 向上のための健康生活評価(プレゼンテーシ
13
ョン・討議)
事例を用いて、総合的に対象を捉え、高齢者の健康生活
千 葉 真 弓
上の課題の看護診断を行う。
高齢者の QOL 向上をめざした看護(プレゼンテーション・
討議)
14
質の高い看護実践のためのさまざまな概念(ニード論、 渡 辺 み ど り
セルフケア理論、役割理論、エンパワーメント、セルフエ
フィカシー、アドヒアランス)の適用を検討する。
高齢者の終末期ケアの現状と課題(講義・討議)
15
終末期における総合的評価と家族を含めた専門看護
渡辺みどり
実践の現状と課題を検討する。
評価方法
参加態度 30%、プレゼンテーション 40%、レポート 30%
山田律子,井出訓編:生活機能からみた老年看護過程
テキスト
参考書
マテソン&マコーネル:老年看護学
Matteson&McConnell's(2007):Gerontological Nursing Concepts and Practice,
Saunders. New York.
履修上の
老年専門看護師コースの者は必ず選択すること
注意点
- 35 -
科
目
名
教
員
名
老年看護学特論Ⅱ
渡
辺
みどり
千
葉
真
弓
科目番号
3226
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第 1 学年
開講学期
後学期
高齢者の健康生活をサポートしている様々なソーシャルサポートの現状を把握し、
科目概要
その活用方法の理解を深める。今日、実践されているサポートシステムのさらなる構
築のための発展課題を検討する。超高齢社会に向け、高齢者の健康寿命の延伸を図る
サポートシステムのあり方や構築方法および発展方法を探求する。
1)高齢者の健康生活を支えるソーシャルサポートの実際と活用方法を理解する。
目 標
2)実践されているソーシャルサポートを把握し、その発展課題を理解する。
3)高齢者の健康寿命の延伸を図るサポートシステムとその構築方法および発展方法
を理解する。
回数
1
授業計画・内容
老年期の特性と健康生活(講義・討議)
高齢者人口の概況、老年期の定義、高齢者の生活の特徴、老
年期の諸機能の変化について専門的知識を理解する。
2
の維持について実施されている老人保健事業を理解する。高齢者
の生活機能の低下予防と健康維持について、介護予防の視点から
内容
渡辺みどり
千葉
真弓
老年期の特性と健康生活(講義・討議)
老年期における健康の概念を理解し、高齢者の疾病予防と健康
授業計画・
担当教員
渡辺みどり
柄澤
邦江
探求する。
3
ヘルスケアシステムとソーシャルサポート(講義・討議)
ソーシャルサポートについての専門的知識を理解し、高齢者へ
の健康支援のあり方を検討する。健康生活とソーシャルネットワ
ークについて、老年期を健康に生きることをソーシャルネットワ
渡辺みどり
安田貴恵子
ーク視点から探求する。
4
介護保険制度の現状と課題(講義・討議)
介護保険法の法的変遷、運用の実際を理解し、高齢者および家
族へのソーシャルサポートの適用とその限界および課題につい
渡辺みどり
柄澤
邦江
て検討する。
5
フォーマルサービスとインフォーマルサービス(講義・討議)
高齢者の健康生活を支援するための保険事業、福祉サービス、
介護保険サービスの調整とその方法を探求する。
6
フォーマルサービスとインフォーマルサービス(講義・討議)
要支援、要介護高齢者の支援を各種サービスについてソーシ
ャルサポートの視点から検討する。
7
生活の場におけるソーシャルサポートの特徴(講義・討議)
在宅療養する高齢者に必要なソーシャルサポートとその機能
を考察し、システムの現状と課題を明らかにする。
- 36 -
渡辺みどり
柄澤
邦江
渡辺みどり
千葉
真弓
渡辺みどり
千葉
真弓
8
生活の場におけるソーシャルサポートの特徴(講義・討議)
高齢者ケア施設で生活する高齢者に必要なソーシャルサポー
トとその機能を考察し、システムの現状と課題を明らかにする。
9
渡辺みどり
千葉
真弓
生活の場におけるソーシャルサポートの特徴(講義・討議)
病院に入院している高齢者、病院から在宅療養に移行する高
齢者に必要なソーシャルサポートとその機能を考察し、システ
渡辺みどり
千葉
真弓
ムの現状と課題を明らかにする。
10
ソーシャルサポートと老年看護実践(講義・討議)
施設又は病院から在宅に移行する要介護高齢者に活用可能な
サポートシステムについて検討する。
11
ソーシャルサポートと老年看護実践(講義・討議)
在宅で療養する要介護高齢者と家族が活用可能なサポートシ
ステムについて検討する。
12
ソーシャルサポートと老年看護実践(講義・討議)
在宅療養する認知症高齢者とその家族が活用可能なサポート
システムについて検討する。
13
渡辺みどり
千葉
真弓
渡辺みどり
千葉
真弓
渡辺みどり
千葉
真弓
ソーシャルサポートと看護職者の行うケアマネジメント
渡辺みどり
(プレゼンテーション・討議)
ソーシャルサポートについて、看護職者の実践報告をケアマ
千葉
真弓
ネジメント過程に着目し検討する。
14
高齢者の健康生活向上に必要なヘルスケアシステムの発展課題
(プレゼンテーション・討議)
高齢者の健康生活を促進するための地域・地区活動について 安田貴恵子
文献検討により討議し、ソーシャルサポートの発展課題を明ら
かにする。
15
高齢者の健康課題とソーシャルサポート
(プレゼンテーション・討議)
先行研究と資料から、高齢者に関わるソーシャルサポートシ
ステムの発展課題を検討し、老年専門看護師の役割とその機能
渡辺みどり
千葉
真弓
を検討する。
評価方法
参加態度 30%、レポート 70%
テキス
厚生統計協会:国民衛生の動向
ト、
厚生統計協会:国民福祉の動向
参考書
内閣府:高齢社会白書,福祉ニュース
高齢者福祉編
ニホンミック
Matteson & McConnell's(2007): Gerontological Nursing Concepts and Practice,
Saunders. New York.
履修上の
老年専門看護師コースの者は必ず選択すること
注意点
- 37 -
科
目
名
教
員
名
老年看護学特論Ⅲ
渡辺みどり
他
科目番号
3234
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第 1 学年
開講学期
前学期
高齢者を取り巻く家族形態の変化、高齢者介護機能の脆弱化、家族機能の多様化等
の現状を理解し、高齢者の家族関係と家族機能のアセスメント、健康障害を持つ高齢
科目概要
者のセルフケア能力の向上と家族介護力を高める働きかけについて、看護実践能力を
高める理論と実際を学ぶ。さらに、高齢者とその家族が抱える問題の解決に向けた相
談・調整方法ついて理解を深め、より有効な高齢者と家族の支援方法を探求する。
1)健康問題を持つ高齢者とその家族関係のアセスメントについて、理論と実際を理
解する。
目 標
2)健康障害のある高齢者と家族への高度専門看護実践方法を理解する。
3)健康障害を持つ高齢者と家族が抱える問題の解決に向けた相談・調整方法を探求
する。
回
授業計画・内容
担当教員
数
家族ニーズの変化と高齢者ケア(講義・討議)
1
超高齢社会における家族機能の変化、現代社会における家族関
渡辺みどり
係と価値観の変化、それに伴う高齢者介護への影響を理解する。
高齢者の自立を促し、セルフケア能力を高めるケア
授業計画・
2
内容
(プレゼンテーション・討議)
渡辺みどり
高齢者の自立を促すケア、セルフケア能力を高めるケアのあり 千葉
真弓
方を検討し、高齢者を取り巻く家族への影響について考察する。
健康問題を抱える高齢者とサービス(講義・討議)
3
介護予防・介護給付サービスの現状から、健康問題を抱える高
齢者と家族を取り巻くサービス提供とその課題を考察する。
渡辺みどり
千葉
真弓
家族関係・機能のアセスメントとその理論(講義・討議)
4
家族発達理論、家族システム論を適用して家族の発達課題・介 安田貴恵子
護の分散化などの観点から高齢者介護事例を討議する。
高齢者の人権擁護と家族介護(講義・討議)
高齢者虐待防止法、成年後見制度などの諸制度を理解し、人権 渡辺みどり
5
擁護、高齢者虐待の予防、ノーマライゼーションの観点から家族 千葉
真弓
介護における諸問題を概観する。
家庭内虐待の要因と家族への看護(講義・討議)
6
家庭内虐待の要因の理解を深め、家庭内虐待の家族関係、性差、
虐待の性質による個別対応方法や調整課題を討議する。
渡辺みどり
千葉
真弓
高齢者虐待の予防と地域ネットワークづくり(講義・討議)
7
高齢者虐待予防のため政策と保健事業・地区活動の活動例を基 安田貴恵子
に現状の問題と課題を討議する。
- 38 -
要介護高齢者・認知症高齢者介護の特徴と課題(講義・討議)
8
日本の高齢者介護の現状と特徴を諸外国との比較により明らか 渡辺みどり
にする。介護に与える続柄、家族関係の影響を国際的な見地から 千葉
真弓
考察する。
家族介護者の QOL とストレスマネジメント(プレゼンテーショ
9
ン・討議)
渡辺みどり
家族介護者の介護負担、ストレスに関する概念に基づき、家族 千葉
真弓
介護者のストレスマネジメント、QOL 向上の方法を検討する。
認知症高齢者の介護負担とストレスに関する研究動向と課題(プ
10
レゼンテーション・討議)
渡辺みどり
認知症高齢者の介護負担・ストレスに関する研究動向を文献検 千葉
真弓
討により概観し、看護研究の課題を検討する。
高齢者世帯への看護(プレゼンテーション・討議)
11
高齢者世帯の増加により、高齢者が孤立化しやすい社会的現状
を踏まえ、高齢者世帯の介護支援方法を検討する。
要介護高齢者と家族の意思決定を支える看護(講義・討議)
12
要介護高齢者を長期に介護する家族の介護量引き下げ、サービ
ス利用に関する意思決定過程を支える看護を検討する。
認知症高齢者・家族の尊厳と終末期ケア(講義・討議)
13
認知症高齢者の終末期介護をする家族が直面する問題を明らか
にし、家族支援方法を検討する。
渡辺みどり
千葉
真弓
渡辺みどり
千葉
真弓
渡辺みどり
千葉 真弓
認知症高齢者と家族の関係調整に関わる老年専門看護師の役割
14
(プレゼンテーション・討議)
認知症高齢者の家族介護者が直面する問題を取り上げ、援助の
渡辺みどり
千葉 真弓
方法とそれに関わる老年専門看護師の役割を考察する。
入院・入所高齢者と家族の関係調整に介入する老年専門看護師の
15
役割(プレゼンテーション・討議)
入院・入所から在宅に移行するよう要介護高齢者の家族看護の
渡辺みどり
千葉 真弓
調整課題を明らかにし、老年専門看護師の役割を考察する。
評価方法
テキスト、
参考書
参加態度 30%、レポート 70%
マテソン&マコーネル:老年看護学
Matteson & McConnell's(2007): Gerontological Nursing Concepts and Practice,
Saunders. New York.
Powers Bethel Ann (2003): Nursing Home Ethics, Everyday Issues Affecting
Residents with Dementia, Springer. New York.
履修上の
老年専門看護師コースの者は必ず選択すること
注意点
- 39 -
科
目
名
教
員
名
老年看護学演習Ⅰ・A
渡辺みどり
千葉真弓
科目番号
3227
科目種別
専門
単位
2
時間
60
開講年次
第 1 学年
開講学期
後学期
高度専門看護実践者として必要な実践能力を修得するため、高齢者の健康生活
に対するアセスメント能力を養う。病院・施設において認知症をはじめ健康課題
科目概要
を持つ高齢者の健康の維持・増進と生活機能の向上を目指し、高齢者生活行動お
よび家族のアセスメント方法を修得する。さらに、在宅で療養する高齢者と家族
のケアニーズを総合的にアセスメントする能力を修得し、高齢者と家族への生活
行動の援助方法を検討する。
1)施設・病院・在宅において生活する高齢者の健康生活評価方法を修得する。
目 標
2)健康障害・複雑な疾患・認知症を有する高齢者の生活機能低下予防と生活環
境調整に必要なアセスメント能力を修得する。
回数
授業計画・内容
担当教員
高齢者の健康生活評価の方法(プレゼンテーション・討
1-2
渡辺みどり
議)
高齢者の健康生活評価に活用可能なアセスメントツー 千 葉 真 弓
ルと適用可能性について検討する。
健康障害を持つ高齢者の生活機能低下予防とアセスメン
授業計画・
3-4
内容
トと看護(討議・実技演習)
渡辺みどり
摂食・嚥下障害の機能および誤嚥のフィジカルアセス 千 葉 真 弓
メント方法をモデルを用いて模擬する。
健康障害を持つ高齢者の生活機能低下予防と看護①(討
5-6
渡辺みどり
議・実技演習)
低栄養のアセスメントとその予防法について、科学的 千 葉 真 弓
根拠と今日の臨床的知見に基づき、実技演習を行う。
健康障害を持つ高齢者の生活機能低下予防と看護②(討
7-8
渡辺みどり
議)
排尿障害を持つ高齢者の生活機能のアセスメントと看 千 葉 真 弓
護方法について、事例を用いて討議する。
健康障害を持つ高齢者の生活機能低下予防と看護③(討
9-10
渡辺みどり
議)
運動機能障害を持つ高齢者の生活機能のアセスメント 千 葉 真 弓
と看護方法について事例を用いて討議する。
認知症高齢者の診断と最新の治療(プレゼンテーショ
11-12
渡辺みどり
ン・討議)
認知症の診断の早期発見とその必要性、認知症の診断、 千 葉 真 弓
最新の治療薬物治療、地域医療について検討する。
- 40 -
認知症高齢者の生活行動・生活環境のアセスメントと看
13-14
護(プレゼンテーション・討議)
渡辺みどり
認知症高齢者の特徴と観察・アセスメント視点の重要 千 葉 真 弓
性について文献・事例に基づき検討する。
認知症高齢者のケア方法(討議)
15-16
行動障害を持つ認知症高齢者の事例を用い、生活行 渡 辺 み ど り
動・生活環境のアセスメントを行い、看護方法を検討す 千 葉 真 弓
る。
健康障害と持つ高齢者の健康行動・生活環境のアセスメ
17-18
渡辺みどり
ントと看護
脳血管疾患後遺症を持つ高齢者の事例をもとに、アセス 千 葉 真 弓
メントを行い看護方法を討議する。
健康障害と持つ高齢者の健康行動・生活環境のアセスメ
19-20
渡辺みどり
ントと看護
循環器系疾患を持つ高齢者の事例をもとに、アセスメン 千 葉 真 弓
トを行い看護方法を討議する。
複雑な疾患を持つ施設入所高齢者の生活機能低下の予防
と看護(実技演習・討議)
21-24
施設に出向き、記録物・対話から施設入所中の複数の 渡 辺 み ど り
疾患を持つ高齢者に関する情報収集とアセスメントを行 千 葉 真 弓
い、生活機能予防低下と生活環境の調整に必要な課題を
明らかにする。
長期に在宅療養している高齢者の生活機能低下予防と看
護(実技演習・討議)
25-28
訪問看護ステーションの看護師の受け持ち事例から、長 渡 辺 み ど り
期在宅療養している高齢者と家族の情報を収集し、アセ 千 葉 真 弓
スメントを行い、生活機能低下予防と生活環境の調整に
必要な課題を明らかにする。
高齢者の生活機能低下予防・生活環境の調整と老人専門
29-30
看護師の役割(討議)
渡辺みどり
実際のアセスメント事例を振り返り、老年専門看護師 千 葉 真 弓
の役割について検討する。
評価方法
プレゼンテーション 30%,ゼミの参加態度 20%,事例レポート 30%
テキスト
小沢利男,江藤文雄,高橋龍太郎編:高齢者の生活機能評価ガイド,医歯薬出版
参考書
山田律子,井出訓編:生活機能からみた老年看護過程
その他
履修上の
随時紹介する
老年専門看護師コースの者は必ず選択すること
注意点
- 41 -
科
目
名
教
員
名
老年看護学演習Ⅰ・B
渡辺みどり
千葉真弓
科目番号
3231
科目種別
専門
単位
2
時間
60
開講年次
第 1 学年
開講学期
後学期
高度専門看護実践者として必要な実践能力を修得するため、健康障害を持つ高
齢者・認知症高齢者と家族の生活行動・生活環境などのケアニーズを総合的にア
科目概要
セスメントし、それらのニーズの充足と問題解決に必要な相談、調整、教育、研
究能力を修得する。さらに、相談、調整、教育、研究における倫理的課題の判断
能力を修得する。
1)健康障害を持つ高齢者(認知症を含む)と家族の生活環境調整、生活活動・家
族関係調整上の実践・相談・教育課題を明らかにする。
目 標
2)健康障害を持つ高齢者(認知症を含む)と家族の生活環境調整、生活活動・家
族関係調整上の実践・相談・教育方法を理解する。
3)コンサルテーションに必要な知識、倫理的課題と判断能力を培う。
回数
授業計画・内容
担当教員
病院・施設における高齢者の生活活動・生活環境における
1-2
研究動向と課題(プレゼンテーション・討議)
渡辺みどり
先行研究や統計資料を用いて、病院・施設における高齢 千 葉 真 弓
者の生活上の問題を取り上げ、調整課題を討議する。
在宅療養で療養する高齢者と家族の生活活動と生活環境に
授業計画・
3-4
内容
おける研究動向と課題(プレゼンテーション・討議)
渡辺みどり
先行研究と統計資料用いて、在宅療養する高齢者と家族 千 葉 真 弓
が直面する生活上の問題を取り上げ、調整課題を討議する。
健康障害を持つ高齢者と家族の生活活動・生活環境の調整
と相談・教育方法(討議・実技演習)
5-8
循環器系・呼吸器系疾患により生活行動に制約があり在 渡 辺 み ど り
宅療養する高齢者と家族の事例を用い、生活活動・生活環 千 葉 真 弓
境の調整に必要な看護実践を計画立案する。それに必要な
相談・教育方法をロールプレイにより模擬する。
健康障害を持つ高齢者と家族の生活環境調整と相談・教育
方法(討議・実技演習)
9-12
脳血障害・パーキンソン病の事例を用い、生活活動・生 渡 辺 み ど り
活環境の環境調整課題を明らかする。その解決に必要な看 千 葉 真 弓
護実践を計画・立案する.それに必要な相談・教育方法をロ
ールプレイにより模擬する。
病院から在宅に移行する高齢者と家族の生活環境調整課題
と解決方法(討議・実技演習)
病院から退院し、在宅療養に移行する高齢者と家族の生
13-16 活行動・生活環境の再調整を必要とする事例を扱う。生活
行動・生活環境の再調整に必要な看護実践を計画立案する。
それに必要な相談・教育方法をロールプレイにより模擬す
る。
- 42 -
渡辺みどり
千 葉 真 弓
病院から施設に移行する高齢者と家族の生活活動・生活環
境・家族関係の調整(討議・実技演習)
病院から施設入所に移行する高齢者と家族の生活行動・
17-20 生活環境・家族関係の再調整に関わる看護実践を計画立案
する。生活の場の意思決定プロセスを支援に必要な調整方
渡辺みどり
千 葉 真 弓
法を検討する。また、それに必要な相談・教育方法をロー
ルプレイにより模擬する。
在宅から施設に移行する高齢者と家族の生活活動・生活環
境・家族関係の調整(討議・実技演習)
在宅療養継続困難となった事例から、高齢者と家族の施
21-24 設サービス利用に関わる、意思決定プロセスを支えるため
に必要な家族関係の調整に関わる看護実践方法を立案す
渡辺みどり
千 葉 真 弓
る。その際必要となる相談・教育方法をロールプレイによ
り模擬する。
認知症高齢者と家族の生活活動・生活環境・家族関係の調
整(討議・実技演習)
25-28
行動障害を持つ認知症高齢者の事例を用い、家族介護者 渡 辺 み ど り
の介護負担軽減に関わる生活活動・生活環境・家族関係調 千 葉 真 弓
整の看護実践方法を立案する。家族介護者への相談・教育
方法をロールプレイにより模擬する。
高齢者と家族の尊厳を守るための看護(プレゼンテーショ
29-30
ン・討議)
渡辺みどり
先行研究から高齢者と家族の尊厳を支えるための倫理的 千 葉 真 弓
課題を概観し、高度専門看護実践者の役割を検討する。
評価方法
プレゼンテーション 30%、ゼミの参加態度 20%、事例レポート 30%
テキスト
テキスト:文献を用い、随時紹介する。
参考書
参 考 書:メアリーA.マテソン&エレアノールS.マコーネル著(1998)
:看護診
断に基づく老人看護学 1~5, 医学書院.
Matteson & McConnell's ( 2007 ) : Gerontological Nursing Concepts and
Practice, Saunders. New York.
Powers Bethel Ann (2003): Nursing Home Ethics, Everyday Issues Affecting
Residents with Dementia, Springer. New York.
履修上の
老年専門看護師コースの者は必ず選択すること。
注意点
- 43 -
科目名
老年看護学演習Ⅰ・C
科目番号
3232
教員名
渡辺みどり・千葉真弓他
科目種別
専門
単位
2
時間
60
開講年次
第 1 学年
開講学期
後学期
日本の高齢者保健医療福祉政策制度や政策を、国際的動向を踏まえて把握し、高齢者
の健康生活支援における政策的課題を明らかにする。また、介護保険制度に伴う人材育
科目概要
成の現状と課題を把握し、医療専門職としての看護の専門性、役割・機能の拡大につい
て探求する。
さらに高度実践専門看護師として求められる実践と多職種に対する教育・相談・調整
役割・機能、ならびに多職種協働のあり方とその方法を探求する。
1)高齢者医療保健福祉制度と政策の課題を国際的な視点から明らかにする。
2)保健医療福祉制度や政策における看護の専門性の位置づけを理解し、看護の機能向
目標
上と役割拡大に向けた課題を明らかにする。
3)高齢者の医療保険福祉制度や政策の現状から明らかになった課題に対し、高度実践
専門看護師としての実践、教育・相談・調整役割・機能ならびに多職種協働のあり
方と方法を探求する。
回数
授業計画・内容
担当教員
高齢者の健康生活の維持向上に関連した諸問題の理解(プレゼ
ンテーション・討議)
1-2
1)保健福祉制度および政策の観点から、高齢者の健康生活に
関連した諸課題を整理し理解する。
渡辺みどり
安田貴恵子
2)健康生活の維持向上の支援に必要な制度や政策を保険事業
の観点から検討する。
日本の保健医療福祉制度の歴史(プレゼンテーション・討議)
1)老人福祉法の制定とその変遷、併せてその時々の社会の動
授業計画
3-6
・
向と暮らしを概観する。
2)老人保健法の変遷と日本における医療の変化ならびに、高
渡辺みどり
千葉 真弓
齢者の医療の確保に関する法律への改正と高齢者医療の現
内容
状を把握する。
諸外国の保健医療福祉制度との比較による日本の保健医療福祉
制度の特徴(プレゼンテーション・討議)
文献・その他資料より我が国と諸外国(韓国・スウェーデン・
7-10
ドイツなど)との保健医療福祉に関する制度の違いを検討し、
渡辺みどり
日本における保健医療福祉制度の課題を探求する。
千葉 真弓
日本と韓国の認知症家族介護者と利用しているサービス、介
護実態などについて検討し、日本の保健医療福祉制度の特徴を
検討する。
- 44 -
介護保険制度の理解(フィールドワーク・プレゼンテーション・
討議)
1)介護保険制度制定の背景を理解する。
11-16
2)介護保険制度改正の背景を理解する。
柄澤 邦江
3)基幹包括支援センターでのフィールドワークを通して、改
千葉 真弓
正後の介護保険サービスの現状と課題を明確にする。
4)介護予防における、基幹包括支援センターの役割を理解す
る。
高齢者の人権擁護の制度、人権擁護活動と看護の役割(フィー
ルドワーク・プレゼンテーション・討議)
1)高齢者の虐待と人権擁護制度を理解する。
17-22
2)基幹地域包括支援センターにおける虐待防止システムの構
築の実際と活動内容をフィールドワークにより理解する。
渡辺みどり
千葉 真弓
3)虐待防止と人権擁護における基幹包括支援センターの実際
の役割を提供された事例をもとに検討する。
ケアマネジメント過程における看護のモニタリングと評価
専門看護師としての教育・相談・調整役割の理解(プレゼンテ
ーション・討議)
23-25
1)介護認定から個別のケアプラン作成までを事例をもとに検
討する。
渡辺みどり
千葉 真弓
2)ケアマネジメントとモニタリング、その評価における看護
師の教育・相談・調整役と多職種連携について検討する。
看護職の人材育成の課題と展望(プレゼンテーション・討議)
1)看護職員就業者数の推移と育成方法を理解する。
26-27
2)介護要員の育成ならびに社会福祉職の専門性と教育・研修
体系を理解し、看護職に求められる役割と教育体制の課題を
渡辺みどり
千葉 真弓
明らかにする。
老年専門看護師の役割機能の拡大(プレゼンテーション・討議)
1)高齢者の健康生活支援に求められる老年看護専門看護師と
しての機能と役割を理解する。
28-30
2)高齢者の健康寿命延伸のための保健事業における老年看護
専門看護師の役割と機能の拡大について検討する。
渡辺みどり
千葉 真弓
3)高齢者の医療福祉現場における高度実践看護師としての役
割と機能を検討する。
評価方法
プレゼンテーション 30%、ゼミの参加態度 20%、レポート 30%
山田律子,井出訓編:生活機能からみた老年看護過程,医学書院.
テキスト
参考書
金川克子,野口美和子監修,奥野茂代編:高齢者看護プラクティス
度専門看護、中央法規出版
その他
履修上の
注意点
テキスト、参考書は随時紹介する。
老年専門看護師コースの者は必ず選択すること。
- 45 -
高齢者のための高
科目名
老年看護学実習
科目番号
3233
単位
6
開講年次
教員名
渡辺みどり・千葉真弓他
科目種別
専門
開講学期
時間
第
270
1・2 学年
後学期
/前学期
講義・演習で学んだ理論・知識・技術を適用・統合し、老年専門看護師としての
実践能力の形成を図る。病院・施設および在宅において健康課題を持つ高齢者(認
知症を含む)に対する卓越した看護実践力を養い、看護職者や多職種への相談に応
科目概要
じられる能力、多職種協働のための基礎的能力、老年看護実践の場における課題を
検討し探求する研究能力、老年看護実践場面で遭遇する倫理的課題の調整・解決能
力を修得する。
1)個人差が大きく複雑な健康問題を持つ高齢者、在宅で療養している高齢者、認
知症を持つ高齢者とその家族に対して、看護の理論、科学的知識に基づいた専門
的看護判断により卓越した看護を実践する。(実践)
2)高齢者やその家族に必要なケアが提供されるよう、保健医療福祉に関わる人々
のコンサルテーション、コーディネーションの役割・機能を理解する。(相談、
目
標
調整)
3)専門看護師、看護管理者の指導のもとに、看護職者とケアスタッフに対して老
年看護実践の質向上に寄与する教育的役割を果たす。(教育)
4)様々な老年看護実践の場において、高齢者と家族の尊厳を守るために必要な倫
理的課題を明らかにする。(倫理)
5)老年看護実践の現状を把握し、課題を明らかにし、看護の質向上を目指した研
究的視点を修得する。(研究)
1.病院・施設における老年看護実習
1)実習内容
老年専門看護師の指導のもとに、看護活動計画、スタッフ教育、相談、調整
について看護管理者施設運営の観点をふまえたレポートを作成する。老年専門
看護師の指導の下に行う実習は、老年専門看護師が、病棟から高齢者ケアに関
授業計画・
する相談を受けた事例を受け持つ。高齢者と家族の生活活動・生活環境・関係
内容
調整に関わる看護実践行う。看護チームへの関わりを通し、スタッフへの教育
的役割について検討する。これら一連の過程を通し、高齢者看護組織・機関と
しての課題とその調整、解決策と老年専門看護師の役割について検討する。
2)実習場所と実習期間
神戸海星病院
4 週間以上
- 46 -
2.在宅における老年看護実習
1)実習内容
訪問看護ステーション管理者の指導の下で以下の事例を受け持つ。
①
サービス調整を必要とする在宅療養中の高齢者と家族の事例を受け持ち、生
活環境・サービス調整の課題を明らかにする。実際のサービス活用方法、生活
環境の調整方法をケアマネージャーとともに検討し、老年専門看護師の役割と
看護の調整機能について検討した受け持ち事例のレポートを作成する。
②
訪問看護を利用している高齢者と家族のケースを受け持ち、終末期ケア、認
知症ケア、複雑な疾患を持つ高齢者の生活活動・生活環境・家族関係の調整に
関わる計画立案、実践とその評価と行う。一連の実習は訪問看護師とともに医
療行為に関わり、訪問看護ステーションスタッフからもケアの評価を受ける。
これら一連の過程を通し、高齢者看護組織・機関の課題とその調整、解決策を
看護管理者とともに検討し、事例レポートと老年専門看護師の役割を考察した
授業計画・
内容
レポートを作成する。
2)実習期間と実習場所
上伊那訪問看護ステーション 4 週間以上
3.
認知症高齢者看護に関する実習
1)実習内容
認知症高齢者と家族への看護実践を通して看護課題を論述するレポートを作
成する。
老人保健施設看護管理者の指導のもとで、認知症ケアユニットにおいて実習を
行う。行動障害や生活リズム障害をきたしケアチームで対応が困難となっている
事例を受け持つ。認知症高齢者の生活行動・生活環境・家族関係の調整課題を明
らかにし、その解決に向けて看護実践に取り組む。認知症ケアという観点から、
看護介護職員と共にケアの評価を行う。これら一連の過程を通し、事例レポート
と施設における老年専門看護師の役割を考察したレポートを作成する。
2)実習期間と実習場所
介護老人保健施設はびろの里
2 週間以上
評価方法
実習計画書 20%、実習のレポート 60%、実習態度 20%
テキスト、
テキスト、参 考 書:随時紹介する。
参考書
履修上の
老年専門看護師コースの者は選択すること
注意点
- 47 -
精 神 看 護 学 分 野
科
目
名
精神看護学特論Ⅰ
科目番号
3228
教
員
名
岡田実
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
前学期
精神看護学の成立と発展を理解するために、精神病と精神医療の歴史について、
科目概要
世界的な動きの中で日本がたどった歴史的変遷を学修する。関連して、日本の精
神保健医療福祉に関する法制度の変遷について、諸外国の状況も視野に入れなが
ら学修する。
1.精神病・メンタルヘルス・診断基準など、各概念と歴史的変遷について、時
代や社会との関連から理解し、知識を修得する。
目標
2.日本における精神保健医療福祉に関する法制度とその変遷について、障害概
念と時代精神、精神障害以外の障害との関連をみながら、同時に世界的な動きを
視野にいれて学修し、知識を習得する。
回数
授業計画・
内容
授業計画・内容
担当教員
1
精神看護学の成立
岡田実
2
精神病の概念と歴史的変遷(近代以前)
岡田実
3
精神病の概念と歴史的変遷(近代以降)
岡田実
4
メンタルヘルスの概念と歴史的変遷(近代)
岡田実
5
メンタルヘルスの概念と歴史的変遷(現代)
岡田実
6
精神医療の概念と歴史的変遷
岡田実
7
日本における精神保健医療制度(基本法と特別法)
岡田実
8
日本における精神保健医療制度(精神衛生法以前)
岡田実
9
日本における精神保健医療制度(宇都宮事件)
岡田実
10
世界の精神保健医療事情と宇都宮病院事件
岡田実
11
先進諸国における精神保健医療事情(ヨーロッパ諸国)
岡田実
12
先進諸国における精神保健医療事情(アメリカを中心に)
岡田実
13
日本における精神保健医療制度(精神保健法の制定)
岡田実
14
日本における精神保健医療制度(現行の精神保健福祉法ま
岡田実
で)
15
評価方法
精神看護学の発展にかかわる精神病概念と法制度
プレゼンテーション・発言内容から評価する
テキスト、
テキスト:松本雅彦
著『精神病理学とは何だろうか』星和書店
参考書
参考書:広田伊蘇夫
著『立法百年史』批評社
浅野弘毅
履修上の
著『精神医療論争史』批評社
ゼミ方式で進められます。
注意点
- 48 -
岡田実
科
目
名
精神看護学特論Ⅱ
科目番号
3229
教
員
名
樋掛忠彦,岡田実
科目種別
専門
科目概要
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
前学期
精神疾患やメンタルヘルスの問題を、時代の変遷、戦争や災害との関連を含め、
精神診断学や記述精神医学、精神力動論などの学修を通じて理解する。
1.精神疾患に対する生物学的アプローチと人間学的アプローチ、または心理学
的アプローチについて理解する。
目標
2.精神医学における診断基準(ICD と DSM)の起源とその変遷を歴史的に学び、
診断が精神病当事者と家族に与える影響を学修する。
3.記述精神医学と診断基準の関係について理解する。
4.精神力動論の学修を通してメンタルヘルスを考える。
回数
授業計画・内容
担当教員
1
精神疾患とは何か
樋掛忠彦、岡田実
2
精神疾患に対する生物学的アプローチ
樋掛忠彦、岡田実
3
精神疾患に対する心理学的アプローチ
岡田実
4
精神疾患に対する人間学的アプローチ
岡田実
5
診断が当事者とその家族に与える影響
岡田実
6
ICD の起源
樋掛忠彦、岡田実
授業計画・
7
DSM の変遷(DSM-Ⅲの登場まで)
樋掛忠彦、岡田実
内容
8
DSM の変遷(DSM-ⅢからⅣ-TR まで)
樋掛忠彦、岡田実
9
記述精神医学と診断基準
樋掛忠彦、岡田実
10
メンタルヘルスとは何か
岡田実
11
精神力動論(フロイトの登場)
岡田実
12
精神力動論(フロイトの深層心理学)
岡田実
13
精神力動論(フロイト以後・自我心理学から自
己心理学・対象関係論へ)
14
情報化社会における精神疾患とメンタルヘルス
の特徴(疾患の軽症化)
15
情報化社会における精神疾患とメンタルヘルス
の特徴(新うつ病の登場)
評価方法
プレゼンテーション、レポート
テキスト、
テキスト:なし
参考書
参考書:鈴木晶
著・高木俊介他
『精神疾患はつくられる―DSM 診断の罠』日本評論社
履修上の
岡田実
岡田実
著『フロイト以後』講談社現代新書
ハーブカチンス、スチュワート・A. カーク
高岡健
岡田実
著『新しいうつ病論』雲母書房
ゼミ方式で進められます。
注意点
- 49 -
訳:
科
目
名
精神看護学特論Ⅲ
科目番号
3421
教
員
名
岡田実、阿保順子,三沢緑
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
後学期
統合失調症とうつ病を主とする精神疾患,解離やパーソナリティ障害などメン
科目概要
タルヘルスに問題を抱える人々の状態像を理解するためのモデル、看護ケアに向
けたアセスメント方法と援助技法について学修する。
1.精神科領域に適用される看護理論とその実際を学修する。
2.統合失調症をとりあげ、急性期から慢性期までの看護について、看護モデル
に基づいてアセスメントから援助の具体的方法まで学修する。
3.パーソナリティ障害について、時代精神との関係から理解し、アセスメント
目標
と援助の具体的方法を学修する。
4.PTSD や解離について、その発症機序や援助の方法を具体的に学修する。
5.発達障害を看護の視点から考える。
6.精神看護の機能という側面から、自殺、せん妄、暴力の問題を考察し、防止
するためのアセスメント方法や介入策について学ぶ。
回数
授業計画・内容
1
統合失調症治療と看護ケアの現在
2
統合失調症の発病と回復過程(1)
阿保の精神構造モデルによる理論と実践
3
統合失調症の発病と回復過程(2)
オレムのセルフケア理論と実践
4
授業計画・
内容
精神疾患の発症と回復
ストレス脆弱モデルの理論と実践
岡田実
阿保順子
阿保順子
岡田実
5
躁うつ病のアセスメントと看護ケア
三沢緑
6
新型うつ病のアセスメントと看護ケア
三沢緑
7
ストレングスモデルによる回復過程の促進
三沢緑
8
パーソナリティ障害の看護(1)
自己破壊的行動(SDB)の精神病理
9
パーソナリティ障害の看護(2)
SDB への対応と置換スキルの探索
阿保順子
阿保順子
10
PTSD 概念と看護(戦争や災害時援助を含む)
岡田実
11
解離・神経症と看護(戦争や災害時援助を含む)
岡田実
12
発達障害と看護
岡田実
13-15
病院で発生する事故への対処
せん妄状態,自殺,暴力の事例から
評価方法
担当教員
プレゼンテーション・ゼミでの発言
- 50 -
岡田実
テキスト、
参考書
テキスト:
中井久夫
著『中井久夫著作集
阿保順子
編著『統合失調症急性期看護マニュアル』すぴか書房
阿保順子・粕田孝行
第Ⅰ巻「分裂病」』岩崎学術出版社
編著『境界性人格障害の患者の理解と看護』精神看護出版
参考書:
ジュディス・L. ハーマン、中井久夫訳
田中美恵子編
『心的外傷と回復』みすず書房
『自殺と看護』すぴか書房
岡田実著
『暴力と攻撃への対処』すぴか書房
高岡健著
『やさしい発達障害論』批評社
石井正著 『石巻災害医療の全記録―「災害被災地」を医療崩壊から救った医師
の 7 か月』ブルーバックス
石巻赤十字病院
履修上の
講談社
『石巻赤十字病院の 100 日間』
ゼミ形式で進められます。
注意点
- 51 -
小学館
科
目
名
精神看護学演習Ⅰ・A
科目番号
3422
教
員
名
岡田実、阿保順子,三沢緑
科目種別
専門
科目概要
目
標
60
開講年次
第1学年
開講学期
後学期
精神看護を実践する際に活用できる各種心理療法や精神療法について、実践的
に学修する。
授業計画・内容
担当教員
1
生活援助という看護の機能と治療的技法の関係
岡田実
2
精神科に使用される薬物と薬物療法の基本的考え方
岡田実
薬物療法と看護への活用
岡田実
8
精神療法
阿保順子
9
看護面接(精神療法との相違点を含む)
阿保順子
看護面接の実際
阿保順子
認知行動療法の理論
三沢緑
認知行動療法の看護への実践的活用
三沢緑
21
集団療法の理論
三沢緑
22-24
集団療法の実際
三沢緑
25-28
カウンセリグ技法と看護
10-14
15
16-20
(精神分析心理学・行動主義心理学・人間性心理学)
29-30
カウンセリグ技法の看護への実践的活用
(精神分析心理学・行動主義心理学・人間性心理学)
評価方法
プレゼンテーション、実践・課題レポート
テキスト
テキスト:
参考書
時間
法、認知行動療法などの各種治療技法を学修する。
3-7
内容
2
精神疾患やメンタルヘルスに問題を抱える対象者に対して、薬物療法や精神療
回数
授業計画・
単位
岡田実
岡田実
神田橋 條治 著『精神療法面接のコツ』岩崎学術出版社
参 考 書:
八木剛平・田辺英
著『精神病治療の開発思想史-ネオヒポクラティスの系譜』
星和書店
岡村達也編 MHL『臨床心理の問題群』批評社
その他、随時、呈示します。
履修上の
ゼミ方式で進められます。
注意点
- 52 -
科
目
名
精神看護学演習Ⅰ・B
科目番号
3423
教
員
名
岡田実,福山敦子
科目種別
専門
単位
2
時間
60
開講年次
第2学年
開講学期
前学期
精神疾患やメンタルヘルスに問題を抱える事例を扱いながら,援助に必要
科目概要
な各種の解決手法,臨床現場の抱える倫理的諸問題への解決手法,ACT に見
られるようなチーム医療の手法などについて学修する.
1,医療現場にあって看護チームの治療的態度を形成・発展させる手法を学
ぶ.
目
標
2、重篤な臨床事例の援助技法を検討しながら,それを成り立たせる理論モ
デルとの関連を探る.
3、看護師自身のストレス・ストレスコーピングを学修する。
4、地域連携とチーム医療のダイナミックスについて学修する。
回数
授業科目・内容
1-3
精神看護の基本的信念・治療環境・精神科看護
師の役割と倫理問題について
4-6
統合失調症の事例検討(1)
救急・急性期事例の検討(3 事例)
7-9
統合失調症の事例検討(2)
退院促進と地域定着の事例検討(3 事例)
授業計画・
内容
10-12 初期症状マネジメントの確立と地域支援
13-15 クライアントによる Crisis Resolution Plan の
確立を促す援助技法
岡田実
岡田実
岡田実
18-19 ストレスコーピングモデルによる対処の支援
岡田実
22-23
看護師と医療チームの支援(2)
臨床現場に生じる諸問題の倫理的背景
24-25 臨床現場で求められる問題解決レベルと
その手法
岡田実
岡田実
岡田実
26-27 地域連携とチーム医療の手法
福山敦子(※)
28-29 ACT におけるチーム医療の実際
福山敦子
30
まとめ
岡田実
資料教材配布予定
参考書:随時、呈示します。
参考書
岡田実
岡田実
臨床現場に生じている患者との葛藤
テキスト
岡田実
16-17 SST などの技法を用いた回復過程の支援
20-21 看護師と医療チームの支援(1)
評価方法
担当教員
資料教材配付予定
参考書:随時提示します。
- 53 -
履修上の
全部ゼミ方式で進められます。
注意点
(※)福山敦子(所属: ACT-Kオフィース,たかぎクリニック,ねこのて訪問看護ステーション)
- 54 -
科
目
名
教
員
名
精神看護学演習Ⅰ・C
岡田実,東
修
科目番号
3230
科目種別
専門
単位
2
時間
60
開講年次
第2学年
開講学期
後学期
精神疾患、特に統合失調症の救急・急性期に関する人間学的理論、看護学的理
科目概要
論、医学的理論を学修し、援助の理論的枠組みと臨床への適用方法を実践的に学
ぶ。
1.精神科救急について、その理論と実際を学修する。
目
標
2.統合失調症急性期の理解とケアの方法について多面的に学修し、実践できる。
3.統合失調症急性期と回復期との関係を学修し、回復期ケアの必要性を実践的
に学ぶ。
回数
授業計画・
授業計画・内容
1
精神看護における急性期看護の位置づけと重要性
岡田実
2
一般救急と精神科救急の相違
東
修
3-7
精神科救急の理論と実際(現場見学を含む)
東
修
8-9
事例に基づいた精神科救急看護の方法(事例検討会)
東
修
10-14 統合失調症急性期の理解(中井・永田理論)
岡田実
15-19 統合失調症急性期ケアの方法と実際
岡田実
20-21 急性期における行動制限(身体拘束・隔離)と暴力の問題
岡田実
内容
急性期における医療従事者の役割と関係
22
(他職種間の連携と調整を含む)
23
急性期と回復期の関係
24-25 回復期ケアの方法
26-30
岡田実
岡田実
岡田実
事例に基づいた急性期看護・回復期看護の方法
(事例検討会)
評価方法
プレゼンテーション、実践・課題レポート
テキスト
テキスト:
参考書
担当教員
マーティン・ウォード著
岡田実
阿保順子他訳『精神科臨床における救急場面の看護』
医学書院
阿保順子編著『回復のプロセスに沿った精神科救急・急性期ケア』精神看護出版
参考書:
随時、呈示します。
履修上の
ゼミ方式で進められます。
注意点
- 55 -
科目名
精神看護学実習
岡田実,三沢緑
教員名
東 修
科目番号
3425
単位
10
開講年次
科目種別
専門
開講学期
時間
450
第 2 学年
前学期~
後学期
精神専門看護師としての実践能力を培うために、スーパービジョンを受けな
科目概要
がら、直接ケア、特に救急・急性期における直接ケア、コンサルテーション、
コーディネーション実習を行う。さらに、講義と演習において学習した各種看
護治療技法を、看護アセスメントに基づいて適用し、評価する。
1.複雑な問題を抱える精神病圏、神経症圏、人格障害圏にある病者の直接ケ
アについて、アセスメントから活用できる援助技法の適用、地域生活を射程に
いれた生活支援までを含めて実践でき、評価できる。
2.精神科救急・急性期看護について看護モデルを活用して専門的に実践し評
価できる。
目標
3.看護業務遂行上、困難を抱える看護職(師長やスタッフ)へのコンサルテ
ーションを実践的に理解できる。
4.医療チームが抱える問題をコーディネートする方法について実践的に理解
できる。
5.医療スタッフが抱える倫理的問題の発見から解決まで実践的に理解できる。
6.看護スタッフへの教育や研究指導の方法を身につける。
1
複雑な問題を抱える精神病圏、神経症圏、人格障害圏にある病者の直接
ケア(4単位)
2
精神科救急・急性期看護について看護モデルを活用した病者の直接ケア
(4単位)
授業計画
・内容
3
コンサルテーション・コーディネーション・倫理調整・教育・研究の CNS
としての機能の実際を直接的、間接的に体験する(2単位)
4
実習場所と実習指導者
(1)CNS が活動している病院や施設、クリニック、訪問ステーション
(2)救急・急性期看護においては、CNS が活動しており、さらに、救急・急
性期病院としての指定を受けている病院
〔指導者〕岡田実・三沢緑・東
評価方法
修
実践における直接的評価
実習計画書・実践レポート・実習評価など、各種レポート
テキスト、
テキスト,参考書:随時紹介する.
参考書
履修上の
注意点
- 56 -
地域・在宅看護学分野
科
目
名
教
員
名
地域・在宅看護学特論Ⅰ
安田貴恵子・御子柴裕子
柄澤邦江
科目番号
3431
科目種別
専門
単位
2
時間
開講年次
第1学年
開講学期
前学期
30
援助対象者を含む家族を1つの単位として行う家族支援の展開に有用な理論と
援助方法を学習する。地域看護における家族支援では、様々な職種と協力しながら
科目概要
支援を進めるため、双方の価値が対立する場面に直面することが多い。そのため、
倫理的問題として認知する感度を高め、倫理的視点から問題を検討できる能力を養
う。さらに、個人、家族の生活様式や健康に対する価値観、行動変容に影響するそ
の地域の文化に考慮できる能力を養う。
1.家族を1つのシステムとして捉え、その特徴をふまえた援助を考えることがで
きる。
目
標
2.家族が直面する健康課題によって受ける影響を理解することができる。
3.地域における家族支援場面で生じる倫理的問題を検討する視点を持つ。
4.家族生活、個人の生活様式と密接に関連する文化を考慮した援助を考えること
ができる。
回数
1
授業計画・内容
1.システムとしての家族理解(導入)
担当教員
安田貴恵子
1)家族システム理論
2
2)渡辺式アセスメントモデルとその活用方法
安田貴恵子
3
3)渡辺式アセスメントモデルを用いた事例検討
安田貴恵子
4
2.家族を単位とした援助の方法と課題
安田貴恵子
1)発達課題の達成に向けた家族支援
授業計画・
5
2)介護を体験している家族の理解と援助
内容
安田貴恵子
柄澤邦江
6
3)生活習慣の行動変容を促す働きかけと家族
安田貴恵子
御子柴裕子
7
4)精神障害者を家族の一員にもつ家族の理解と援助
安田貴恵子
8
5)外部支援の活用に伴う家族支援
安田貴恵子
9
3.家族を単位とした援助と倫理的問題
安田貴恵子
1)地域看護活動と倫理的ジレンマ
10
2)倫理的ジレンマを生じている場面の検討
安田貴恵子
11
4.家族支援と文化
安田貴恵子
1)コミュニティの生活文化を考慮した保健指導の方法
柄澤邦江
12
2)援助者とは異なる文化的背景を持つ家族の理解と援助 安田貴恵子
御子柴裕子
13
5.地域における家族支援に関する研究の方法
1)家族の現象を捉える視点
- 57 -
安田貴恵子
14
2)家族支援に関する研究報告のレビューと討議
安田貴恵子
柄澤邦江
御子柴裕子
15
保健師の行う個別援助、家族支援の質を高めるための課題 安田貴恵子
(討議)
柄澤邦江
御子柴裕子
評価方法
テキスト、
参考書
事例検討 30%、授業の参加態度 20%、レポート 50%
テキスト:宮﨑美砂子、北山三津子、春山早苗、田村須賀子編集、最新公衆衛生看
護学総論(第2版)、日本看護協会出版会
参 考 書:鈴木和子、渡辺裕子、家族看護学
日本看護協会出版会
Marilyn M.Friedman:Family Nursing, fourth edition, appleton & Lange
その他の参考書、資料は随時紹介する。
履修上の注
意点
授業の前半に講義、後半は討議を行うので、事前に配布された文献資料を用いて学
習内容についての予習を行い準備して臨む。
- 58 -
科
目
名
教
員
名
地域・在宅看護学特論Ⅱ
安田貴恵子・御子柴裕子
柄澤邦江
科目番号
3432
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
前学期
コミュニティに焦点をあてた看護活動の展開の基盤となる、地区診断および地区
科目概要
活動計画、活動評価の理論と方法を学習する。加えて、ケアチームづくりやヘルス
ケアシステムづくりのプロセス分析を通して、看護専門職の連携機能、ケアシステ
ム創出機能を論述する。
1.地域看護活動における PDCA サイクルを理解する。
2.地域看護活動の発展・推進と研究の関係を理解する。
目
標
3.地域看護活動に活用できる研究方法とその特徴を理解する。
4.地域看護活動の現状を踏まえて、クリニカルクエッションを整理し、リサーチ
クエッションを組み立てることができる。
回数
授業計画・内容
1-2
担当教員
1.地域看護の実践活動と研究ならびに実践活動の問題意 安田貴恵子
識から発展した地域看護研究の実際
3-4
2.ケアチームづくり、ケアシステムづくりのプロセスと 安田貴恵子
看護職の役割
5-6
3.地区診断の方法、地区診断に有用なモデル
安田貴恵子
7-8
4.地域看護活動における疫学研究
安田貴恵子
授業計画・
内容
御子柴裕子
9-10
5.地域看護活動における質的研究
安田貴恵子
柄澤邦江
11-12
6.地域看護活動と科学的根拠
安田貴恵子
13-14
7.エビデンスに基づいた保健師活動の実際
安田貴恵子
15
8.関心のある地域看護活動について、クリニカルクエッ 安 田 貴 恵 子
ションを明確にし、リサーチクエッションを組み立てる(報 柄澤邦江
御子柴裕子
告と討議)
評価方法
テキスト、
参考書
授業参加態度 20%、発表内容 20%、課題レポート 60%
テキスト:宮﨑美砂子、北山三津子、春山早苗、田村須賀子編集、最新公衆衛生看
護学総論、同各論1および2、第2版、日本看護協会出版会
横山美江:よくわかる地域看護研究の進め方・まとめ方、医歯薬出版
参 考 書:
(1)Alison Morton-Cooper:ヘルスケアに活かすアクションリサーチ、医学書院
(2)星旦二、麻原きよみ編集:これからの保健医療福祉行政論、日本看護協会出版会
(3)近藤克則:健康格差社会、医学書院
その他の参考文献は随時紹介する。
(4)Lynne E.Young,Virginia Hayes:Transforming Health Promotion Practice,
F.A.Davis company.
- 59 -
履修上の注
意点
授業の前半に講義、後半は討議を行うので、学習内容についての予習を行い準備し
て臨む。文献・抄読では英語論文を含める。
- 60 -
科
目
名
教
員
名
地域・在宅看護学演習Ⅰ
安田貴恵子・御子柴裕子
柄澤邦江
科目番号
3433
科目種別
専門
単位
3
時間
90
開講年次
第1学年
開講学期
前学期
地域社会を構成する最小単位である家族を1つの援助単位として捉えた援助に
科目概要
必要な能力を高めるともに、援助のあり方を探究する能力を養う。
家庭訪問援助を継続して行い、その援助過程を振り返ることを通して、自己の援
助を客観的に振り返る能力を養う。
1.家庭訪問援助における対象理解の特徴を学ぶ。
2.本人・家族の健康生活上の課題を明確にして援助を行い評価するという看護
目
標
過程を展開できる。
3.自己の援助行為と思考過程を客観視できる能力を高める。
4.地域を基盤として展開する家族援助の課題を明らかにする。
1.家庭訪問の実施と事例検討による援助過程の振り返り
家庭訪問による継続援助を実施し、事例検討を行う。事例検討の過程ででてき
た疑問や課題に関連する文献を用いた学習も行う。
<家庭訪問事例について>
援助対象者の特性は指定しない。事例選定は、最寄りの市町村または保健所保
健師に相談して決定する。
<家庭訪問期間と訪問回数>
授業計画・
内容
平成 25 年 5 月頃から 8 月頃。家庭訪問を前後には担当保健師と十分連絡をと
る。訪問回数は、対象者の状況にもよるが、できれば3回行なう。
<家庭訪問援助の事例検討>
家庭訪問の計画・実施(訪問時の状況を含む)
・評価・今後の援助計画のプロセ
スを踏んだ記録を作成する。特に様式は指定しないので、自分で項目をたてて作
成する。訪問記録作成には、領域実習の記録用紙の項目を参考にしてもよい。事
例検討の時には、この記録を使って家庭訪問を行なった都度事例検討を行なう。
2.事例検討のすすめ方
目的:自己の援助過程を振り返り、他者からの助言を得て対象理解を深めると
ともに、対象者の援助ニーズに沿った援助方法を検討する。
実施日時は、家庭訪問の実施状況に合わせて設定する。
3.家庭訪問事例の援助に関する文献検討
家庭訪問援助を行う事例の援助に関連する文献検討を行う。
家庭訪問事例の援助に関連するキーワードをもとに関連文献を選び、文献の概
要と家庭訪問事例との関係についての報告と討議を行う。
- 61 -
4.レポート作成およびレポート発表と討議
1)レポート課題
課題1
ケースレポート
家庭訪問援助を行なった事例の概要と援助の経過概要を示し、自分が行
った援助の評価を行なう。
授業計画・
課題2
看護専門職が行う家庭訪問援助のあり方・方法に関する学びや意見。
訪問援助を通じてみえてきたことや疑問も含めて論述してよい。
内容
作成様式:A4
枚数制限なし
2)発表と討議
発表内容の理解を助ける配布資料を用意すること。
目的:発表と討議を通して、本演習科目の課題に関する理解を深める
3)レポート提出
上記2)の討議を踏まえてレポート内容を見直して提出する。
自己の援助体験を素材とするとともに、参考図書・文献以外の文献を活用する
こと。
5.事例検討ならびに課題レポートの評価視点
評価視点:家庭訪問援助の展開過程を踏むことができているか
自己の援助を客観視できているか
自己の援助を第三者に理解できるよう整理できているか
自己の援助の振り返りを通して援助の評価ができているか
評価方法
テキスト、
参考書
課題達成状況(家庭訪問事例の検討)30%、ゼミ参加態度 20%、課題レポート 50%
テキスト:宮﨑美砂子 他編集:最新公衆衛生看護学
渡辺裕子、鈴木和子:家族看護学
理論と実践
総論
第2版
参 考 書:長江弘子:こう書けばわかる保健師記録
日本看護協会出版会
日本看護協会出版会
医学書院
その他随時紹介する。
履修上の
注意点
家庭訪問事例の選定に際しては、市町村または保健福祉事務所の協力を得る必
要があるので、指導教員に相談をしてから先方に連絡をとること。
文献・抄読では英語論文を含める。
- 62 -
科
目
名
教
員
名
地域・在宅看護学演習Ⅱ
安田貴恵子・御子柴裕子
柄澤邦江
科目番号
3434
科目種別
専門
単位
3
時間
90
開講年次
第1学年
開講学期
後学期
地域看護活動の展開方法(地区・地域診断、活動計画の作成、実施、評価)に必
要な能力を養い、地域のヘルスニーズに対応した看護活動のための実践能力の向上
科目概要
を図る。具体的には、ヘルスケアシステムの領域を設定して、情報収集、参加観察
等を行い、ヘルスケアシステムにおける保健師の役割機能を探究する。さらに、地
域看護学教育の方法を理解するとともに、現任教育の課題を検討する。
【課題1】ヘルスケアシステムにおける行政保健師の役割機能を追究し、保健師に
求められる能力を考察する。
目標:行政保健師に求められる能力は、個人・家族・集団を対象としたサービス提
供にとどまらず、ニーズ把握とそれに対応したサービスの創出(事業化・施策化)、
保健医療福祉サービスの質の管理など、直接的援助から間接的援助・サービス管理
的機能にも広がってきている。このような現状を踏まえて、保健師に求められる判
断能力、援助技術、コミュニケーション能力等について論述する。
【課題2】地域看護学教育の方法を理解する。
目
標
目標:地域看護活動は、その対象の特徴や活動の場の特徴から、援助方法が多岐に
わたり、関係者と協力しながら展開するという特性がある。そのため、活動の成り
立ちは複雑となり、地域看護学基礎教育の段階で学生にとってわかりやすく学習者
の満足感も高い教育を行うためには、学習素材の吟味や授業方法の検討、実習プロ
グラムの吟味、実習指導方法の工夫などが求められる。
本演習では、基礎教育の実践活動(臨地実習)を素材にして、教育方法のあり方を
検討する。また、新任期保健師の現任教育の場に参加して、実践能力の向上が著し
い新任期における集合研修の方法について考察する。
【課題1】
(1)活動領域や活動方法を選定する(テーマ)。
(2)選定したテーマの実践において保健師に求められる能力を文献や資料を用い
て整理し、保健師に求められる能力について理解を深める。
授業計画・
内容
(3)選定したテーマの実践活動について情報収集を行い、保健師の役割機能につ
いて考察する。
①テーマに関連するヘルスケアシステム(施策・対策・保健福祉事業等)につい
て、現地に出向いて保健福祉活動の実際と保健師のかかわりについて、情報収集
を行う。複数の保健福祉事業について調べる。話を聞くだけでなく、保健福祉事
業にも参加する。
- 63 -
②
①で行った情報収集内容とレポート課題2についての報告・討議を行なう。
1)報告・討議の後に提出レポートを作成
レポート1.テーマとした活動領域のヘルスケアシステムの現状分析
レポート2.テーマとした活動領域における保健師に求められる役割
様式は、A4 枚数制限なし。
2)評価
発表、レポート内容から評価する。
<レポートの評価視点>
①テーマとした活動領域のヘルスケアシステムの現状を分析できている。
②テーマとした活動領域における保健師の役割や能力を検討できている。
③読み手を考慮したわかりやすい表現や書き方の工夫をしている。
④文献の引用、活用が適切に行なわれている。
【課題2】
方法1
地域看護実習(領域実習)に実習指導者の立場で参加する。このことを通して、
保健師活動のあり方や方法に関する学生の気づきを促す係わり方、現地の保健師活
動のどんなことを素材としてどのように伝えることが学生の学びにつながるのか、
授業計画・
内容
グループファシリテーションの方法等について体験を通して学ぶ。さらに、体験の
振り返りを通して自己の対応方法を内省する。
1)地域看護実習の実習目標、学習課題ならびに実習プログラムのねらいについて
理解する。
2)実習指導者として実習指導の一部を担当する。
3)自分が関わった実習指導については、学生の状況についての判断、実習指導の
内容とその意図、学生の反応等についてのフィールドノートを作成する。
4)実習指導終了後の報告と討議
目的:地域看護教育の方法に関する疑問を解決したり、あり方に関する理解を深
める。また、意見交換を通して、学生と教員がともに学び合う機会とする。
5)レポートの作成と提出
課題:地域看護教育における実習指導方法に関する学び
様式:A4 枚数制限
なし
方法2
新任保健師を対象とする研修会にオブザーバーとして参加することを通して以
下の点を学習する。
(1)当該研修の位置付け、目的、研修方法とそのねらいを理解する。
(2)研修に参加することを通して、参加保健師から出される意見、討議内容、討
議の状況等を観察・情報収集を行い、新任期保健師の状況を理解する。
- 64 -
(3)上記(1)(2)を踏まえて、新任期における当該研修の意義と課題を考察
授業計画・
内容
する。
レポート
課題:現任保健師研修に参加して学んだこと
様式:A4
評価方法
テキスト、
参考書
枚数制限なし
課題1レポート
50%、課題2レポート
50%
テキスト:宮﨑美砂子他責任編集、最新公衆衛生看護学総論、日本看護協会出版会
北山三津子他責任編集、最新公衆衛生看護学各論1、各論2、日本看護
協会出版会
参考図書および文献は、随時紹介する。
履修上の
注意点
課題1の情報収集は、近隣の市町村、保健福祉事務所の協力を得て行うので、場
所を選定する際には、指導教員と相談のもとで行う。
- 65 -
里山・遠隔看護学分野
科
目
名
里山・遠隔看護学特論Ⅰ
科目番号
3441
教
員
名
北山秋雄
科目種別
専門
単位
2
時間
開講年次
第1学年
開講学期
前学期
30
里山を「限定された地域における人間と自然との持続可能な相互依存関係」と捉
え、里山の自然的、人口学的、保健システム論的、社会的、文化的成立要件等につ
いて考究する。さらに、上記の成立要件をもとに長野県の農山村や開発途上国の農
科目概要
山村・島しょにおける健康資源の発見および開発のための視座と方法論について探
究し、健康資源を人々の健康・長寿・繁栄に役立てる方途について検討する。加え
て、里山看護実践に不可欠の遠隔看護について、国内外の現状と課題について文献
検討する。
目
標
・里山に関する共通認識を得るために、歴史的背景、長野県/日本および世界各地の
里山の概要、里山保全活動に関する知識を得る。
回数
授業計画・内容
1
オリエンテーション(講義)
北山秋雄
2
里山看護学についての概要(講義)
北山秋雄
3
里山/里山看護学の歴史的背景(講義)
北山秋雄
4
長野県/日本における里山の現状と今日的課題(1)(セミ
ナー)
5
長野県/日本における里山の現状と今日的課題(2)(セミ
ナー)
6
長野県/日本における里山の現状と今日的課題(3)(セミ
ナー)
授業計画・
内容
7
長野県/日本における里山の現状と今日的課題(4)(セミ
ナー)
8
長野県/日本における里山の現状と今日的課題(5)(セミ
ナー)
北山秋雄
北山秋雄
北山秋雄
北山秋雄
北山秋雄
9
世界各地の里山の現状と今日的課題(講義)
北山秋雄
10
世界各地の里山の現状と今日的課題(1)(セミナー)
北山秋雄
11
世界各地の里山の現状と今日的課題(2)(セミナー)
北山秋雄
12
世界各地の里山の現状と今日的課題(3)(セミナー)
北山秋雄
13-14 総合討論(セミナー)
15
評価方法
担当教員
北山秋雄
まとめ
北山秋雄
出席とセミナーへの参加度(発言等)80%、学生のプレゼンテーション 20%
テキスト、
テキスト等:その都度プリントを配布する。
参考書
参考書:その都度紹介する。
履修上の
セミナーでは事前に課題を課すので、そのことについて調査し遠隔授業で発表して
注意点
もらう。加えて、講義/セミナーでは積極的に発言することが求められる。
- 66 -
科
目
名
里山・遠隔看護学特論Ⅱ
科目番号
教
員
名
多賀谷昭
科目種別
3442
単位
2
時間
30
専門
開講年次
第 1 学年
(選択)
開講学期
後学期
「生活の場」「健康の場」としての里山を、自然と人間の相互依存的なシステム
科目概要
としてとらえ、里山の環境と人間の生活との相互作用を文化的・社会的側面から
具体例に基づいて検討し、健康資源の発見と開発のための方法を探求する。
1.里山の実態について文化的・社会的側面から理解を深める。
目
標
2.里山の環境と人間の生活にアプローチするための研究手法を身に付ける。
3.里山の健康資源の具体例について、その要件や関連事項を検討し、健康資源の
発見と開発のための方法を探究する。
回数
授業計画・内容
担当教員
1
里山としての農山村の環境と社会
多賀谷昭
2
里山としての農山村の文化と生業活動
多賀谷昭
3
里山としての漁村の環境・文化・社会
多賀谷昭
4
里山としての島嶼の環境、文化、社会
多賀谷昭
5
里山の過疎化とその影響
多賀谷昭
6
里山の都市化とその影響
多賀谷昭
7
フィールド調査の方法①地理学的方法
多賀谷昭
8
フィールド調査の方法②参加観察とインタビュー
多賀谷昭
9
データ分析方法①
多賀谷昭
10
データ分析方法②
多賀谷昭
11
里山の健康資源の具体例とその関連概念①文化
多賀谷昭
12
里山の健康資源の具体例とその関連概念②社会
多賀谷昭
13
里山の健康資源の成立と発展の要件
多賀谷昭
14
里山の健康資源の
多賀谷昭
15
まとめ
多賀谷昭
授業計画・
内容
評価方法
テキスト、
参考書
履修上の
注意点
出席とセミナーへの参加度(発言等)80%、学生のプレゼンテーション 20%
テキスト等:その都度プリントを配布する。
参考書:その都度紹介する。
主体的に準備し、積極的に発言することが求められる。
- 67 -
科
目
名
教
員
名
里山・遠隔看護学特論Ⅲ
秋山
剛
科目番号
3443
科目種別
選択
単位
2
時間
30
開講年次
第 1 学年
開講学期
後学期
「生活の場」
「健康の場」としての里山の新たな社会システム構築の可能性について、
科目概要
日常生活自立度の低下した人々や障害者とその家族への健康支援のための看護医療
保健福祉の視点から探求する。
1.医療・看護の基礎となる疫学的研究手法について、その理論と実際について理解
を深める。
目
標
2.農山村における持続的・安定的・循環的なローカル・オプティマムを実現する社会
システムについて、看護医療保健福祉の視座から理解を深める。
特に健康資源の発見・開発の視点からの自然環境・地球環境の保全、活用について
回数
授業計画・
内容
授業計画・内容
1
オリエンテーション(講義)
秋山
剛
2
疫学的研究手法について(公衆衛生の意義)①
講義
秋山
剛
3
疫学的研究手法について(公衆衛生の意義)②
講義
秋山
剛
4
疫学的研究手法について(公衆衛生の意義)③
学生発表
秋山
剛
5
疫学的研究手法について(疫学の今日的課題)①
講義
秋山
剛
6
疫学的研究手法について(疫学の今日的課題)②
講義
秋山
剛
7
疫学的研究手法について(疫学の今日的課題)③
学生発表
秋山
剛
8
疫学的研究手法について(疫学の実際)①
講義
秋山
剛
9
疫学的研究手法について(疫学の実際)②
講義
秋山
剛
10
疫学的研究手法について(疫学の実際)③
学生発表
秋山
剛
11
健康資源の発見・開発の視点からの自然環境・地球環境の保 秋山
剛
全、活用について①
12
13
15
まとめ
秋山
プレゼンテーション 30%、レポート 30%、
テキスト:適宜指定する。
参考書
履修上の
剛
学生発表
授業への参加度(出席回数、発言等)40%
テキスト、
剛
講義
健康資源の発見・開発の視点からの自然環境・地球環境の保 秋山
全、活用について④
剛
講義
健康資源の発見・開発の視点からの自然環境・地球環境の保 秋山
全、活用について③
14
講義
健康資源の発見・開発の視点からの自然環境・地球環境の保 秋山
全、活用について②
評価方法
担当教員
・ゼミ形式の授業であるため,積極的に発言すること。
注意点
- 68 -
剛
科
目
名
教
員
名
里山・遠隔看護学演習Ⅰ
北山秋雄・多賀谷 昭・
秋山
剛
科目番号
3444
科目種別
専門
単位
6
時間
180
開講年次
第1学年
開講学期
後学期
里山看護学特論Ⅰ、Ⅱ、Ⅲに関連する課題のうち、主要な課題と受講生が特に
科目概要
関心をもつ課題に焦点をしぼり、文献検討、討論、臨地演習を実施する。臨地演
習は、里山のフィールドにおける地理的環境の調査、生業活動の参加観察、イン
タビュー、データの分析、結果の記述などを行う。
里山看護学の主要な課題とそれに関連する研究結果、理論、手法等を理解し、
目
標
研究の現在までの動向や今後の発展の可能性に関する見通しをもつことにより、
自身の研究を構想するための視座を得る。
回数
授業計画・
内容
評価方法
テキスト、
参考書
授業計画・内容
1
進行中の共同研究の紹介
北山秋雄
2
研究の動向についての文献検討
北山秋雄
3
里山の環境の調査方法
秋山
剛
4
里山の環境に関する研究の具体例
秋山
剛
5
生業活動の調査方法
多賀谷 昭
6
生業活動の調査の具体例
多賀谷 昭
7
研究課題の設定と調査地の選定等
北山秋雄
8
臨地演習の準備と調査地の概要
多賀谷 昭
9
臨地演習 (extensive survey)
担当者全員
10
臨地演習 (extensive survey)
担当者全員
11
臨地演習 (extensive survey)
担当者全員
12
臨地演習 (intensive survey)
担当者全員
13
臨地演習の報告
担当者全員
14
今後の発展の方向性
担当者全員
15
まとめ
担当者全員
発表(60%)
、平常点(40%)
テキスト:その都度、プリントを配布する。
参 考 書:
その都度紹介する。
履修上の
担当教員
ゼミ形式の授業なので、討論に積極的に参加すること。
注意点
- 69 -
選
択
必
修
科
目
科
目
名
看護学課題研究
科目番号
3103
教
員
名
関係教員
科目種別
選択必修
単位
6
時間
180
開講年次
第2学年
開講学期
前/後学期
専攻する看護学領域における各自の研究課題を明確にし、研究計画書を作成し、
科目概要
研究を実施する。これらの研究プロセスを纏め、看護に貢献しうる研究論文を作
成する。
目
標
授業計画・
内容
看護に貢献しうる研究論文を纏め上げる。
各専攻領域の主指導教員および副指導教員の指導をうけ、研究を実施する。
1)看護における研究課題を、文献検討により明確にする。
2)明らかになった研究課題に適する研究方法論を学習し、その方法を修得す
る。
3) 研究計画書を作成し、倫理委員会の審査を経て、調査・実験等を実施する。
4)調査結果を分析・考察し、看護に貢献しうる看護の示唆を得る。
5)上記 1)〜4)の研究プロセスを論文に纏める。
評価方法
定められた方法によって、修士論文の審査と最終試験を行う
テキスト、
テキスト:関係教員によって随時紹介するが、学生が必要な文献を広く収集する。
参考書
履修上の
参 考 書:
修士論文コースの者は、必ず選択すること。
注意点
- 70 -
科
目
名
看護実践課題研究
科目番号
3104
教
員
名
関係教員
科目種別
選択必修
単位
2
時間
60
開講年次
第2学年
開講学期
前/後学期
専攻する実践看護学領域における各自の研究課題を明確にし、研究計画書を作
科目概要
成し、研究を実施する。これらの研究プロセスを纏め、臨床現場の課題の解決に
貢献しうる研究論文を作成する。
目
標
授業計画・
内容
臨床現場の課題の解決に貢献しうる研究論文を纏め上げる。
各専攻領域の主指導教員および副指導教員の指導をうけ、研究を実施する。
1)臨床現場における経験事例を基に,文献検討を行い研究課題を明確にする。
2) 研究計画書を作成し、倫理委員会の審査を経て、調査等を実施する。
3)調査結果を分析・考察し、臨床現場に貢献しうる看護の示唆を得る。
4)上記 1)〜3)の研究プロセスを論文に纏める。
評価方法
定められた方法によって、修士論文の審査と最終試験を行う
テキスト、
テキスト:関係教員によって随時紹介するが、学生が必要な文献を広く収集する。
参考書
履修上の
参 考 書:
専門看護師コースの者は必ず選択すること。
注意点
- 71 -
共
通
選
択
科
目
科
目
名
教
員
名
科目概要
看護学原論
小林
たつ子
科目番号
3501
科目種別
選択
単位
1
時間
15
開講年次
第1学年
開講学期
前学期
看護学の原点を探索することから、現在、行われている看護実践と、実践の基
盤にある看護学体系について考察する。
1、看護学における目的論について考察する。
目
標
2、看護学における対象論について考察する。
3、看護学における方法論について探究する。
4、看護実践学としての看護哲学・生きる意味について考察する。
授業計画・
回数
授業計画・内容
1
看護学における目的について(看護の大理論か
内容
担当教員
小林たつ子
ら)
2
看護学における健康の捉え方(看護健康科学)
小林たつ子
3
看護学における対象について(看護学に生活概
小林たつ子
念はあるのか)
評価方法
4
看護学の方法論①(看護技術における身体)
小林たつ子
5
看護学の方法論②(看護技術における心)
小林たつ子
6
看護学の方法論③(看護技術の思想)
小林たつ子
7
看護実践学としての看護哲学(生きる意味)
小林たつ子
8
まとめ
小林たつ子
プレゼンテーション、レポート
テキスト:なし
テキスト、
参考書
参考書:ナイチンゲール「看護覚え書き」(現代社)
ヘンダーソン「看護の基本となるもの」(日本看護協会出版会)
Judith A Smith「看護における健康の概念」(医学書院)
この他は随時、呈示します。
ゼミ方式で進める予定です。受講生と相談しながら授業を進めたいと思いますの
履修上の
注意点
で、授業内容に多少の変更が出るかもしれませんがご了承ください。
本科目は、主に看護基礎科学領域(病態機能学分野・病態治療学分野)専攻の学
生を履修対象にしています。
- 72 -
科
目
名
フィジカルアセスメント
科目番号
3502
教
員
名
山内豊明
科目種別
選択
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
前/後学期
さまざまな疾患の早期発見・予防を目的としたフィジカルアセスメントの技
術・知識を習得する。具体的には、医療面接を通して病歴を聴取し、フィジカ
科 目 概 要
ル・メンタル・ソーシュアルなヘルスアセスメントができるようになること、
病状や疾患別にアサスメントを行い鑑別診断につなげられるようにし、その経
過を記録できるようになることが求められる。
1. フィジカルアセスメントの概念について理解する。
目
標
2. フィジカルアセスメントの構成・優先度について理解する。
3. 生命維持に関するフィジカルアセスメントを運用できる。
4. 生活を支えるためのフィジカルアセスメントを運用できる。
回数
授業計画・内容
担当教員
1
フィジカルアセスメント総論
山内豊明
2
フィジカルアセスメントの構成・優先度
山内豊明
3
生命維持に関するフィジカルアセスメント:呼吸器系
山内豊明
4
生命維持に関するフィジカルアセスメント:呼吸器系
山内豊明
5
生命維持に関するフィジカルアセスメント:呼吸器系
山内豊明
6
生命維持に関するフィジカルアセスメント:循環器系
山内豊明
授業計画・
7
生命維持に関するフィジカルアセスメント:循環器系
山内豊明
内容
8
生命維持に関するフィジカルアセスメント:循環器系
山内豊明
9
生命維持に関するフィジカルアセスメント:腎泌尿器系
山内豊明
10
生命維持に関するフィジカルアセスメント:腹部・栄養
山内豊明
11
生命維持に関するフィジカルアセスメント:意識レベル
山内豊明
12
生活を支えるフィジカルアセスメント:高次脳機能
山内豊明
13
生活を支えるフィジカルアセスメント:感覚器系
山内豊明
14
生活を支えるフィジカルアセスメント:運動器系
山内豊明
15
生活を支えるフィジカルアセスメント:運動器系
山内豊明
評価方法
テキスト、
授業の参加状況、レポート等による総合評価
必須『フィジカルアセスメントガイドブック第2版』(医学書院)
参考書
履修上の
集中講義形式で行う。
注意点
- 73 -
科
目
教
名
員
家族看護論
名
柳原
清子
内田
雅代
岡田
安田
科目番号
科目種別
実
3503
選択
単位
1
時間
15
開講年次
第1学年
開講学期
前/後学期
貴恵子
家族が抱える課題および家族支援のあり方を探求するために、家族システム
科 目 概 要
の観点から、家族看護の目的およびアプローチ法を学習する。また、家族看護
理論・モデルに基づいて、家族アセスメントと介入法について学習する。
1.家族看護における家族の概念、目的、アプローチ法を説明できる。
目
標
2.家族看護理論・モデルに基づく家族アセスメント、介入法を説明できる。
3.それぞれの専門領域における家族看護の必要性と課題を考察できる。
4.家族看護研究の動向と課題を考察できる。
回数
1
授業計画・内容
担当教員
1.家族看護の目的およびアプローチ法
1)家族看護の歴史的発展
2)家族発達論、家族システム論から見た家族の概念
柳原
清子
柳原
清子
柳原
清子
柳原
清子
内田
雅代
3)家族看護の目的およびアプローチ法
2
2.家族看護理論・モデルにもとづく家族アセスメント
と介入法(1)カルガリー家族アセスメント/介入モデル
授業計画・
3
内容
家族看護理論・モデルにもとづく家族アセスメント
と介入法(2)
4
家族看護理論・モデルにもとづく家族アセスメント
と介入法(3)
5
渡辺式家族アセスメントモデル
McCubbin 家族ストレス対処理論
3.小児看護、精神看護、地域看護等における家族支援
(1)
6
小児看護、精神看護、地域看護等における家族支援
(2)
7
小児看護、精神看護、地域看護等における家族支援
(3)
8
評価方法
4.家族看護における論文のクリテイーク
岡田
実
安田
貴恵子
安田
貴恵子
プレゼンテーションおよびデイスカッションへの参加 40%、単元 3~4 のプレゼ
ンテーションレポート(60%)から総合的に判断する。
テキスト、
参考書
履修上の
注意点
テキスト;指定なし
参考文献;適宜提示する
1)単元1~2は、集中で行い講義だけでなくデイスカッションを含める。
2)単元3、4では、単元1~2の学習をふまえて、専門領域に焦点をあてる。
- 74 -
科
目
名
教
員
名
健康心理学特論Ⅰ
岡田実,樋掛忠彦,
松本淳子
科目番号
3504
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
前学期
精神科臨床で行われる各種の治療技法のうち、生物学的な技法としての薬物
療法の実際とその理論的な根拠、身体疾患治療薬と精神症状との関連、および
科 目 概 要
薬物管理と生活調整、各種の臨床心理学的アセスメント、惨事に関連した急性
ストレス障害および PTSD など、近年、精神医療に求められることの多い介入に
ついて学ぶ。
1.精神科薬物療法の理論的な根拠とその実際を理解する。
目
標
2.薬物療法を受ける対象の薬物管理と生活調整を理解する。
3.集団・個人に対する臨床心理学的アプローチとその実際を理解する。
4.惨事に巻き込まれた対象を援助できる能力を養う。
回数
1~2
授業計画・内容
担当教員
精神科薬物療法①(統合失調症)
樋掛忠彦
3
精神科薬物療法②(感情障害)
樋掛忠彦
4
精神科薬物療法③(認知症)
樋掛忠彦
5
身体疾患治療薬と精神症状の関連
樋掛忠彦
6
臨床心理学的アセスメント①
松本淳子
7
臨床心理学的アセスメント②
松本淳子
授業計画・
8
心理面接技法
松本淳子
内容
9
認知行動療法的アプローチ
岡田実
10
家族療法
岡田実
11
PTSD および急性ストレス障害の心理的アプローチ
岡田実
12
惨事と人間
岡田実
13
惨事と医療従事者
岡田実
14
災害時における精神医療従事者の役割
岡田実
15
阪神淡路,東日本大震災と精神医療
岡田実
評価方法
テキスト、
参考書
履修上の
講義形式やビデオ教材を用いた演習形式で進める。
資料教材配布予定
参考書:随時提示します。
一部を集中講義形式で行う。
注意点
- 75 -
科
目
名
質的研究方法論
科目番号
3505
教
員
名
渡辺みどり,多賀谷昭
科目種別
選択
科目概要
目
標
時間
15
開講年次
第1学年
開講学期
前学期
念、理論を学び、主要な調査方法と分析方法をデータと文献によって学ぶ。
各種の質的研究方法について学び、調査、分析、結果の記述までを含む一連の
研究プロセスを具体例を通して修得する。
授業計画・内容
担当教員
1
質的研究の歴史とその概要
渡辺みどり
2
グラウンデッド・セオリーの理論と方法
渡辺みどり
3
4
内容
5
評価方法
1
インタビューや観察、および得られたデータの分析を行うための基礎知識、概
回数
授業計画・
単位
グラウンデッド・セオリー
(プレゼンテーションとディスカション)
エスノメソドロジーの理論と方法
エスノメソドロジーの具体例
(プレゼンテーションとディスカション)
渡辺みどり
渡辺みどり
渡辺みどり
6
フィールドワークの方法と具体例
多賀谷昭
7
内容分析の理論と方法
多賀谷昭
8
練習用データの内容分析
多賀谷昭
レポート(30%)、発表(50%)、平常点(20%)を総合評価
テキスト:必要に応じてプリントを配布する。
参考書:
(1) 箕浦康子(1999):フィールドワークの技法と実際
(2) Graneheim UH & Lundman B (2004): Qualitative Content Analysis in Nursing
Research, Nurse Education Today, 24: 105-112.
テキスト、
(3) 寺嶋秀明・篠原徹(2002):エスノサイエンス,京大出版会
参考書
(4)綾部恒雄編(1994):文化人類学の名著 50, 平凡社.
(5)ホロウェイ・ウィーラー著/野口美和子監訳(2000)
:ナースのための質的看護
研究入門,医学書院.
(6)ウヴェ・フリック著/小田博志,山本則子,春日常他訳(2003)
:質的研究入門〈人
間の科学〉のための方法論,春秋社.
履修上の
ゼミ形式の授業なので積極的に発言すること。
注意点
- 76 -
科
目
名
環境疫学特講
科目番号
3304
教
員
名
秋
科目種別
選択
山
剛
単位
1
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
後学期
医学・看護学の基本として生物学があり、医療の基本には、人間の健康現象を
集団として把握する疫学がある。本講義では、まず「生命体としての人間の有様
科目概要
と、人間集団と環境との相互作用」について学び(地球生態学、人間生態学)、
その上で、人間科学である疫学について学習し、また近年の疫学の成果に関する
文献検討を行う。
目
標
1
地球生態学、環境科学に関する基本的知識を得る。
2
疫学に関する基本的知識を得る。
3
科学論文を疫学的観点からクリティークする。
回数
授業計画・
内容
評価方法
テキスト、
参考書
履修上の
注意点
授業計画・内容
担当教員
1
オリエンテーション、ゼミ分担
秋山
2
Human Evolution and Ecology (1)
秋山 剛
3
Human Evolution and Ecology (2)
秋山 剛
4
Human Evolution and Ecology (3)
秋山 剛
5
Human Evolution and Ecology (4)
秋山 剛
6
Grobal Ecology and Human Interferences
秋山 剛
7
Grobal Ecology and Human Interferences2
秋山 剛
8
Human population Growth
秋山 剛
9
Human Use of Resources and Pollution
秋山 剛
10
Basic Concepts of Epidemiology(1)
秋山
剛
11
Basic Concepts of Epidemiology(2)
秋山
剛
12
Types of Epidemiologic Studies
秋山 剛
13
文献抄読
秋山
剛
14
文献抄読
秋山
剛
15
まとめ
秋山
剛
授業への参加度、プレゼンテーション・討議への参加度
テキスト:Human Biology
参 考 書:Epidemiology in Medicine
文献抄読は受講者が疫学に関する論文 2 編を紹介する。
テキスト、参考書はいずれも図書館に完備。
- 77 -
剛
科
目
名
言語文化特講Ⅰ
科目番号
3506
単位
2
開講年次
教
員
名
西垣内 磨留美
科目種別
選択
開講学期
時間
30
第 1 学年
前学期
~後学期
看護や医療に関係する英語文献の読解演習を行う。具体的内容としては、英文
科目概要
解釈、英文法、論文の英語表現に関する指導を行う。外国の文化や医療事情にも
触れ、理解を深める。入学時に行った英語実力試験の結果を踏まえ、学生の能力
に配慮した授業内容とする。
1.看護学関連の英語文献の読解能力を育成する。
目
標
2.看護研究論文の英語要約作成時に活用できる表現を学ぶ。
3.多文化共存の視点や理解力を養う。
第 1 回:オリエンテーション
1.
今後学習する英語文献を指示し、説明する。
2.
夏休みの課題に関する説明を行う。
3.
英文の要約や記事などのプリントを配付の上、実際に読解演習を行い、指
導形式を示す。
授業計画・
内容
第 2 回以降:英文読解演習
オリエンテーションで指示した英語文献(主として 1〜2 本の論文)を読解演
習していく。授業の形式は、原文講読形式。論文内容の大まかな理解ではなく、
今後の英語論文読解に繋がるよう、文法的、構造的に英文を読解する。また、論
文に使用される表現として、頻度の高いもの、特殊なものについて指導する。
評価方法
毎回の授業の平常点を重視し評価する。夏休みに課題を課す。
テキスト、
テキスト:追って指示する。
参考書
履修上の
参 考 書:
各自辞書を持参すること。
注意点
- 78 -
科
目
名
教
員
名
保健・医療・福祉シス
テム看護学特講Ⅰ
北
山
秋
雄
科目番号
3307
科目種別
選択
単位
2
時間
30
開講年次
第 1 学年
開講学期
前学期
少子高齢化に伴う社会保障費の増大や経済のグローバリゼーションによって、
わが国の保健医療福祉システム/政策が変革を迫られている。本科目では Health
科目概要
Care Policy の理論と実践に関する基礎知識とわが国および先進諸国(米国、英国、
カナダ、スウェーデン、シンガポール等)の社会保障システム/政策の現状と課題
及び展望、看護の果たす役割等について学習する。
1. Health Care Policy の理論と実践に関する基礎知識を理解する。
2. わが国の経済と財政及び社会保障の動向を理解する。
目
標
3. わが国の保健医療福祉の動向を理解する。
4. わが国の医療保険と介護保険の現状と課題を理解する。
5. 先進諸国における保健医療福祉の動向を理解する。
6. 今後の展望等について探求する。
回数
授業計画・内容
担当教員
1
1. Health Care Policy の理論と実践に関する基礎知
北山秋雄
識(講義)
1) Health Care Policy の基礎知識
授業計画・
2
2) Health Care Policy の諸理論
北山秋雄
3
3) Health Care Policy の今日的課題
北山秋雄
4
4)事例から見る Health Care Policy
北山秋雄
5
2. わが国の経済と財政及び社会保障の動向(講義)
北山秋雄
内容
(1)わが国の経済と財政の動向
6
(2) わが国の社会保障の動向
北山秋雄
7
3. わが国の保健医療福祉の動向(ゼミ)
北山秋雄
(1)わが国の保健医療
8
(2)わが国の福祉の動向
北山秋雄
9
4.わが国の医療保険と介護保険の現状と課題(ゼミ)
北山秋雄
(1)わが国の医療保険の現状と課題
10
(2)わが国の介護保険の現状と課題
北山秋雄
11
5. 先進諸国における保健医療福祉の動向(ゼミ)
北山秋雄
(1)米国と英国
12
(2) カナダ、スウェーデン、シンガポール
北山秋雄
13
6.看護の果たす役割(ゼミ)
北山秋雄
7.今後の展望(ゼミ)、まとめ
北山秋雄
14-15
評価方法
課題達成状況 50%、講義/ゼミ参加度 50%
- 79 -
テキスト、
参考書
テキスト:
高野順子/北山秋雄監訳(2008):ヘルスプロモーション実践の変革,日本看護協
会出版会.
参考図書:
Carol Barker(1996):The Health Care Policy Process, Sage Publication.
上山信一(1999):行政評価の時代,NTT出版.
川渕孝一(2002):医療改革,東洋経済新報社.
履修上の
注意点
ゼミでは事前に課題を課すので、そのことについて発表してもらう。加えて、講
義/ゼミでは積極的に発言することが求められる。
- 80 -
科
目
名
量的研究方法論
科目番号
3507
教
員
名
萩原素之・北山秋雄
科目種別
専門
単位
1
時間
15
開講年次
第 1 学年
開講学期
後学期
本講義では、統計解析ソフト「SPSS Ver18 for Windows」を用いて、データ入
科目概要
力・解析を行いながら、特に多変量解析の理論、得られた結果の見方、応用法等に
ついて学習する。
1.SPSS Ver18 for Windows の使用法を理解する。
目
標
2.多変量解析の理論的基礎を理解する。
3.比較的使用頻度の高い多変量解析の適用法と得られた結果の見方について理解
する。
回数
1
SPSS Ver18 for Windows の使用法と分散分析
2
多変量解析の基礎(行列、逆行列、分散・共分散、
授業計画・
内容
評価方法
テキスト、
参考書
授業計画・内容
固有値・固有ベクトル等)
担当教員
北山秋雄
萩原素之
3
重回帰分析の基礎と応用
萩原素之
4
判別分析の基礎と応用
萩原素之
5
主成分分析と因子分析の基礎と応用
萩原素之
6
ロジスティック回帰分析等の基礎と応用
萩原素之
7
クラスター分析の基礎と応用
北山秋雄
8
まとめ
北山秋雄
授業への参加状況(出席、発言等)40%,課題提出 60%
テキスト:室
淳子、石村貞夫箸「SPSS でやさしく学ぶ多変騒解析」東京図書
2,200 円
参考文献:その都度紹介する。
履修上の
講義内容をもとに課題を課す。加えて、データの性状によって、多変量解析の適
注意点
用法と得られた結果の見方が異なることがあるので、事前事後の学習と毎回の出
席が求められる。
- 81 -
科
目
名
教
員
名
コミュニティ・ディベロ
ップメント論特講
色平 哲郎、 長 純一
科目番号
3311
科目種別
選択
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
後学期
私が診療している山のムラは高齢化率が四十数%と、半世紀ほど先の日本列島
の平均像を先取りしている。 臨地演習などをとおして、ムラで暮らす高齢者に
根づく日本古来の生き方と、彼らの生活の知恵や技を知ることで、日本の高齢者
科目概要
の心象世界と暮らしを理解し、病気や障害の向こうにある人間や人生について考
察する。グローバリゼーションの下で、変貌著しい日本のムラと対比して、欧米
先進国の地域社会(コミュニティ)といくつかの東南アジアの地域社会(コミュニ
ティ)の暮らしぶりについても紹介する。
1.世界情勢と連動するわが国の保健医療福祉教育の現状を理解する。
2.長野県内のムラをとして、高齢者の心象世界を知り、日々の暮らしを理解する。
目
標
3. 欧米先進国の地域社会(コミュニティ)における保健医療福祉教育と人々の暮
らしを理解する。
4. 東南アジアの地域社会(コミュニティ)における保健医療福祉教育と人々の暮
らしを理解する。
回数
1-2
授業計画・内容
序論
担当教員
グローバリゼーションの下での保健医療福祉
教育について
3-4
授業計画・内
容
5-10
色平哲郎
保健医療福祉教育の視点からみた日本のムラについ
色平哲郎
て
長
純一
保健医療福祉教育の視点からみた長野県のムラにつ
長
純一
いて(臨地演習を含む)
11-12
欧米先進国の地域社会(コミュニティ)について
13-14
開発途上国、特に東南アジアの地域社会(コミュニテ
ィ)について
15
まとめ
色平哲郎
色平哲郎
色平哲郎
長
評価方法
テキスト、
参考書
出席(60%)
、発言等の平常点(40%)
テキスト:1)「源流の発想」オフィス・エム、長野市
2)「大往生の条件」角川
TEL026-237-8100
ONE テーマ 21 新書
の2冊を読んで、以下のHPをのぞいた上で参加のこと
http://www.hinocatv.ne.jp/^micc/lro/011rocover.htm
履修上の
純一
ゼミ形式の授業なので、討論に積極的に参加することが求められる。
注意点
- 82 -
科
目
名
教
員
名
語法特殊講義
滝
沢
秀
男
科目番号
3314
科目種別
選択
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
前学期
英語文献読解に不可欠な語法・文法について講義する。英文理解に必要な文法
科目概要
事項を優先順位に従って整理し、受講生が英文法の骨格を修得することを目標と
する。受講生は、
「なぜ」という疑問を大切にし、それぞれの文法事項の本質をつ
かむことが期待される。
授業で扱う文法基礎必須例文を修得し、英文法の骨格を自分のものとする。
目
標
(基礎英文が身についているかどうかをテスト形式で確認する。)
精読するために、文法の力がいかに大切であるかを深く理解する。
授業計画・内容
回数
1
授業計画・
オリエンテーション
滝沢秀男
2-8
優先順位に従った文法事項1~20
滝沢秀男
9-12
文法事項21~29
内容
併行して、文法に沿った精読の演習
13
14-15
評価方法
滝沢秀男
文法に沿った精読の演習、まとめ
滝沢秀男
課題達成状況 50 %
出席と平常点 50%
テキスト:
講義用に作成したプリント教材等
参考書
参 考 書:
授業内で必要に応じて言及する。
注意点
滝沢秀男
必須例文を修得できたかをテスト形式で確認
テキスト、
履修上の
担当教員
本講座は基礎を扱うが、通常の基礎の扱い方ではなく、文法の論理と発想の根元
にまで言及する。
「なぜ」という疑問を大切にし、主体的に授業に参加することが
大切である。
- 83 -
目
教
員
名
看護海外研修
科目番号
3315
名
渡
科目種別
選択
辺
みどり
単位
1
時間
15
開講年次
第1学年
開講学期
後学期
本 学 と 学 術 交 流 協 定 を 結 ん で い る 、 University of California San
Francisco(UCSF)
科 目 概 要
School
of
Nursing
お よ び
University
of
San
Francisco(USF)を訪問し、そこで行われている授業や演習、臨地実習などに参加
し、教育方針や教育戦略などについて理解を深めることをねらいとする。また、
各自の関心や研究テーマについてディスカッションする機会を持ち、視野を広
げ、積極的に課題を追求する態度を養う。
1.自己の課題について日本の特徴や文化を踏まえ USF,UCSF の教員、学生が理
解しやすいように纏め、プレゼンテーションができる
目
標
2.米国の看護について実際を知り、公正・批判的に考えられる力を養う。
3.米国の看護の実際を知り、日本の看護について洞察を深めることができる。
4.見聞したことを自分の学びとして纏め、他者に伝える伝達能力、表現力を
高める機会とすることができる。
回数
1
授業計画・内容
担当教員
オリエンテーション
渡辺みどり
井村俊義
2
看護海外研修における自己の課題の追求
課題プレゼンテーションの翻訳とネイティブチェ
授業計画
・内容
ック
3
看護海外研修における自己の課題の追求
課題プレゼンテーションの翻訳とネイティブチェ
ック
4
現地での学習
グループディスカッション
渡辺みどり
井村俊義
渡辺みどり
井村俊義
渡辺みどり
井村俊義
5
現地での学習
渡辺みどり
井村俊義
6
現地での学習
渡辺みどり
井村俊義
7
現地での学習
渡辺みどり
井村俊義
8
まとめと研修報告会におけるプレゼンテーション
渡辺みどり
井村俊義
評価方法
各自の課題をプレゼンするための準備 20%
現地での課題の追求、ディスカッシ
ョン参加度 50%、課題の発表とレポート 30%
テキスト・
テキスト:随時文献・図書を紹介する
参考書
参 考 書:
- 84 -
履修時期は 2 月~3 月の連続する 5 日間を予定する。現地での研修のほかに研
履修上の
注意点
修する米国の大学で課題についてディスカッションするための準備のゼミがあ
る。最終的には英語のネイティブチェックを受け、準備を整える。現地の授業
日程の基本的な流れは、午前・午後は授業参加、その後ディスカッションとす
る。ただし、研修施設の都合などで変更することがある。
- 85 -
科
目
名
看護臨床薬理学
科目番号
3508
教
員
名
坂田憲昭
科目種別
共通
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
前学期
薬物治療を行うにあたり、対象者の生活調整、回復力の促進および服薬管理
能力の向上を図るために、代表的な疾患の成因や発生機序を病態生理学的な側
科 目 概 要
面から理解し、緊急応急措置や症状調整、慢性疾患管理のために臨床の場で頻
用される薬物についての薬理学的基礎知識を学ぶ。更に、治療薬の適切な選択
や使用法、およびそれらの副作用についても考えていく。
目
標
1.
臨床薬理に必要な薬物動態学的及び薬力学的な基礎知識を説明できる。
2.
代表的な疾患に対して用いられる治療薬の作用、副作用および適用を説明
できる。
3.
効果的な薬物治療を達成するための治療薬の適正な使用法を説明できる。
回数
授業計画・
内容
テキスト、
参考書
担当教員
1
1.臨床薬理学の基礎
(1)薬物−受容体相互作用
坂田憲昭
2
(2)薬物動態
坂田憲昭
3
(3)薬物代謝
坂田憲昭
4
(4)薬物の適正使用と管理
坂田憲昭
5
2.神経情報伝達物質の薬理学
坂田憲昭
6
神経情報伝達物質の薬理学
坂田憲昭
7
3.中枢神経系に関わる薬理学
(1)催眠薬・抗不安薬・抗精神病薬
坂田憲昭
8
(2)抗うつ薬・パーキンソン病治療薬・抗てんかん薬
坂田憲昭
9
4.心血管系に関る薬理学
(1)高血圧症治療薬
坂田憲昭
10
評価方法
授業計画・内容
高血圧症治療薬
坂田憲昭
11
(2)心不全治療薬
坂田憲昭
12
心不全治療薬
坂田憲昭
13
(3)虚血性心疾患治療薬
坂田憲昭
14
4.化学療法に関る薬理学
(1)抗菌薬総論
坂田憲昭
15
(2)抗菌薬各論
坂田憲昭
講義への参加(60%)・レポート(40%)
テキスト:随時文献・図書を紹介する
参 考 書:
「ハーバード大学テキスト 病態生理に基づく臨床薬理学」メディカ
ル・サイエンス・インターナショナル社
履修上の
注意点
- 86 -
科
目
名
臨床病態学
科目番号
3509
教
員
名
喬
科目種別
選択
炎
単位
2
時間
30
開講年次
第 1 学年
開講学期
前学期
医療・看護現場によく遭遇する主要病態を細胞、組織、遺伝子レベルから学習
科目概要
する。さらに循環異常、炎症、腫瘍など項目別に深く理解し、エビデンスのある
看護実践の基盤を築く。
目
標
病気の成り立ちと回復の促進について、病態生理学的実験手法取り入れながら、
より深く理解・探求する。
回数
担当教員
1-3
局所循環障害(うっ血、虚血、充血)と全身循環障害(シ
ョック、心不全、DIC)の病態に関する総論的概説と、動
脈硬化、心筋梗塞、糖尿病性合併症などの各論の病態につ
いて学ぶ。
喬
炎
4
循環障害の臨床病態と看護判断についてのグループワ
ークを行う。
喬
炎
5-6
炎症の発症機序を概説後、急慢性炎の特徴について理解
する。各論的に肺炎、肝炎などの主要臓器の炎症について
学ぶ。
喬
炎
7
炎症の臨床病態と看護判断についてのグループワーク
を行う。
喬
炎
8-10
腫瘍の発症機序を概説後、良悪性腫瘍の特徴について理
解する。各論的に肺癌、肝癌、子宮筋腫、子宮癌などの主
要臓器の腫瘍について学ぶ。
喬
炎
1次創傷治癒と2次(難治性)創傷治癒を概説して、特に褥
11-13 瘡の予防と治療を理解するため、難治性創傷の原因、発病機
序などについて学ぶ。
喬
炎
遺伝子異常と先天性疾患を理解するため、染色体と遺伝
14-15 子異常の基本を概説して、生活習慣病などの多因子遺伝病
について理解を深める。
喬
炎
授業計画・
内容
授業計画・内容
評価方法
レポート(40%)・出席(60%)
テキスト、
テキスト:随時文献・図書を紹介する
参考書
参 考 書:
履修上の
注意点
- 87 -
科
目
名
教
員
名
コンサルテーション論
大石
ふみ子
東
修
科目番号
3273
科目種別
選択
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
後学期
ケアの質を高めるためのコンサルテーションの理論・概念及びプロセスを学
ぶ。臨床現場の様々な局面での諸問題に対するコンサルテーションとして、多
科 目 概 要
角的(クライエント中心・コンサルティ中心・管理的)なアセスメント方法・
コミュニケーション技法、問題へのアプローチ方法を学ぶ。
コンサルテーションが活用される組織文化を築きあげる方法について学ぶ。
1.看護におけるコンサルテーションの意義・特徴・プロセスを説明できる。
2.専門看護師などが行うコンサルテーションの実際を説明できる
目
標
3.事例を通じてコンサルテーションのポイントを理解できる
4.組織変革を進める上でのコンサルテーションの位置づけや工夫が説明でき
る。
回数
授業計画・内容
担当教員
1-2
コンサルテーションの概念
大石ふみ子
3-4
コンサルテーションのタイプとプロセス
大石ふみ子
5
コンサルティの立場からみたコンサルテーション
大石ふみ子
6
コンサルテーションにおけるアセスメント
東
修
授業計画・
7
コンサルテーションにおけるコミュニケーション
東
修
内容
8
コンサルテーションの成立を促進する基礎活動
東
修
9
コンサルテーションの実際①
東
修
10
専門看護師によるコンサルテーションの実際②
CNS
11
専門看護師によるコンサルテーションの実際③
CNS
12~ 演習:コンサルテーション事例の分析
評価方法
テキスト、
参考書
14
実践事例、文献事例を用いた分析とプレゼンテーション
15
まとめ
大石ふみ子
大石ふみ子
出席状況、ゼミ参加度 40%、レポート/プレゼンテーション 60%
参考書
パトリシア・アンダーウッド:看護理論の臨床活用,第 2 部 2-7 章,日本看護
協会出版会,2003
専門看護師の今:臨床看護,31,11,2005
精神看護スペシャリストに必要な理論と技法,第 8 章,日本看護協会出版会,
2009
履修上の
注意点
- 88 -
科
目
名
教
員
名
看護管理学
白
鳥
さつき
科目番号
3262
選択必修別
選択
単位
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
後学期
看護職が、各自の所属する組織において看護を実践する際には、その職位に関わ
らず看護管理の知識は重要である。本科目では個人と組織を統合するための管理の
科目概要
基礎的知識である、組織論、組織の職位における権限と委譲、看護サービス質保証、
など看護管理機能に関する基礎的諸理論を概観する。
これらの基礎的理論を活用して,個人と組織の統合や組織の変革を図る実践手法
について事例を通して探求する。
1.組織の構造と特徴について理解し、効果的な組織経営のあり方を考える。
2.看護管理者の役割を理解し、看護集団のもつ目的を達成するために必要なリー
目
ダーシップとマネジメント能力について理解する。
標
3.看護サービスの特徴を理解し、チーム医療において看護師が担う役割を探求
し、質の高い看護を提供するための方略について考える。
1
看護の概念と看護管理について
白鳥さつき
看護管理の歴史的経緯
2
看護組織論
3
組織構造と組織理念
白鳥さつき
4
組織変革
白鳥さつき
5
看護管理者の役割と機能
白鳥さつき
授業計画・
内
容
評価方法
組織の成り立ちと構造
(1)
看護管理者に求められる役割と機能
(2)
医療組織における看護職の自律性
白鳥さつき
6
リーダーシップ理論の変遷
白鳥さつき
7
看護情報管理
前田樹海
8
看護情報管理と倫理
前田樹海
9
看護サービスの特徴
白鳥さつき
10
看護サービスの質保障とは
白鳥さつき
11
医療安全:リスクマネジメントと労働安全衛生
白鳥さつき
12
医療安全:事故分析
白鳥さつき
13
課題発表とディスカッション‐その1
白鳥さつき
14
課題発表とディスカッション‐その2
白鳥さつき
15
まとめ
白鳥さつき
演習
ゼミ参加度 20%、課題の発表とレポート 80%
- 89 -
テキスト・
参
考
書
テキスト:
(1)
井部俊子編集:看護管理学習テキスト1‐看護管理概説‐21 世紀の看護サ
ービスを創る、日本看護協会出版会、2003
(2)
村上美好・木村チヅ子編集:看護管理学習テキスト3‐看護マネジメント
論、日本看護協会出版会、2004
(3)
Journal of Nursing Management
(4)
Nurse Education Today, International Journal for Health Care
Education
参考書:その都度提示する。
履修上の
授業形態は、講義と各自が課題について調べた結果をプレゼンテーションする形式
注
をとる。課題は十分文献検討を行い、根拠のあるデータを示すこと。インターネッ
意
点
トから入手した情報は原則として認めない。
- 90 -
科
目
名
教
員
名
看護教育・援助論
白
鳥
科目番号
選択必修
さつき
別
3261
単位
選択
2
時間
30
開講年次
第1学年
開講学期
後学期
看護ケアの質向上のために、教育・保健医療福祉の場における看護職者の教育
的機能、役割を探求し発展させる。社会背景や医療の動向に伴い変化する患者教
科目概要
育・健康教育について探求し、チーム医療や患者中心のケアという視点から看護
に期待される新たな役割と課題について考察する。また、看護職者のキャリア発
達に関連した継続教育、生涯教育について考察し、看護専門職者として高度実践
力を養うための方法について文献検討、事例分析によって探求する。
1.看護実践力を支える教育について学修し、基礎的な技術と方法論を理解する。
2.看護ケアの質の向上に必要となる知識や技術(患者・家族の理解とケアの在
目
標
り方、チームにおける協働、リーダーシップなど)について理解し発展させる。
3.看護の専門性を高め、役割を拡大するために最新の情報をもとに、現状を分
析し、課題を見出す。
4.看護の継続教育および生涯教育の在り方について考察する。
1
2・3
テーマ<キャリア発達を促すための教育>
白鳥さつき
①看護教育制度の歴史的経緯
小松万喜子
②教育評価
小松万喜子
③目標管理とポートフォリオ
浅川和美
4
④看護師人材確保促進と教育
白鳥さつき
プリセプターシップと新人教育(学習理論から)
5
⑤継続教育と生涯教育の実際
6
テーマ<看護の専門性を高め、役割を拡大するための教育 白鳥さつき
>①看護職とキャリアマネジメント
白鳥さつき
課題発表
授業計画・
7
②諸外国の CNS、NP と日本の比較からの考察
白鳥さつき
内容
8
③看護専門職の活躍と課題
白鳥さつき
9
④看護の専門性と役割の拡大
白鳥さつき
10
テーマ<看護の質を高めるための教育>
白鳥さつき
① チームにおけるリーダーシップと協働
11
② 多職種との協働を発展させるために必要な知識とスキ 白鳥さつき
ル
評価方法
12
③複雑な疾患を持つ患者のアセスメントの方法
白鳥さつき
13
④患者と家族を支えるための支援と教育
白鳥さつき
14
課題発表
白鳥さつき
15
まとめ
白鳥さつき
ゼミ参加度(30%)、文献検討・課題プレゼンテーション(40%)、レポート(30%)
- 91 -
テキスト、
参考書
テキスト:Japan Journal of Nursing Science ,Official Journal of the Japan
Academy of Nursing Science.その他、適宜必要図書を提示する。
参考書:グレッグ美鈴、池西悦子編集(2009)
:看護教育学、南光堂
履修上の
注意点
患者教育から看護師教育まで広い範囲で教育について考察します。事前にこれら
に関する資料を集めておくと理解が深まります。
テーマごとに課題を課しますので資料や文献をもとに自分の考えを明確にし、十
分な根拠をもってプレゼンできるよう準備してください。
- 92 -
科
目
名
教
員
名
女性と子どもの
健康問題と看護
内田雅代・北山秋雄
阿部正子
科目番号
3241
科目種別
専門
単位
2
時間
30
開講年次
第 1 学年
開講学期
後学期
近年の母子を取り巻く環境の変化により、女性と子どもに起こっているさまざま
な問題状況は、健康な子どもを産み育てるための支援という従来の母子看護の考え
科目概要
方だけでは捉えきれず、このケアニーズに対応するために、新たな枠組みが必要と
なってきている。このような状況を踏まえ、現代社会で起こっている女性と子ども
の健康問題を取り上げ、その看護方法、研究方法について学習する。
目
標
経験事例の検討および学生、教員相互の討論を通して、女性と子どもを取り巻く
現代社会の諸問題への実践的対応を学ぶ。
回数
1
授業計画・内容
オリエンテーション
担当教員
北山秋雄、内田
雅代、阿部正子
2-3
わが国・先進国における子どもの虐待の現状と課題 北山秋雄
ビデオ視聴と討議
4-5
不妊女性の看護:生殖医療を取り巻く社会や医療の 阿部正子
現状と看護研究の現在、当事者の声から看護ケアの
授業計画・
根拠を見出す質的研究法、治療の選択や終止をめぐ
内容
る意思決定支援に関する最新の知見を紹介する。
6-7
現代社会における子どもと家族の健康問題と看護
内田雅代
8-9
小児専門病院における医療・看護の現状と課題
斎藤依子
(内田雅代)
10-11
子どもの日常生活への援助・教育的支援/子どもの 内田雅代
権利・インフォームドコンセント等に関する討議。
12-13
望まない妊娠に起因する母子の諸問題について、熊 阿部正子
本県の慈恵病院が運営する「こうのとりのゆりかご」
を手掛かりに、日本の社会で「ゆりかご」が提起す
る問題を明確化し討論する。
14-15
日本子ども資料年鑑の最新データから、女性と子ど 阿部正子
もに起こっている健康問題やケアニーズを明確に
し、看護の立場から有効なアプローチ方法(研究課
題)や新たな枠組みの提案を試みる。
評価方法
授業への参加状況(発表内容、討論への参加度、発言内容)80%、レポート(清水)
20%
テキスト、
参考書
履修上の
注意点
テキスト:随時文献・図書を紹介する
参 考 書:日本子ども資料年艦
講義によっては、学習課題に即した関連文献・資料をもとに、プレゼンテーション
を行う。
- 93 -
科
目
名
教
員
名
遠隔看護論
北
山
秋
雄
科目番号
3281
科目種別
選択
単位
2
時間
30
開講年次
第 1 学年
開講学期
後学期
遠隔看護(Telenursing or Telecare)とは、「遠距離通信技術(ICT)を用いて在宅
療養者と(家族)介護者の生活支援を目的とした看護実践」のことである。最新の
情報通信インフラを活用した遠隔看護システムを通じて、訪問看護ステーション
科目概要
等の機能の充実を図り、在宅療養者と家族への質の高いサービスの提供と医療費
の効率化・低減化に貢献することを目指している。本科目では、国内外の先行研
究の文献的検討と最新の遠隔看護システムの操作等を通して、現状と課題、利活
用及び今後の展望について学習する。
1. 遠隔看護の基本概念と関連法規を理解する。
2. 先行研究の文献的検討から国内外の動向を理解する。
目
標
3. 最新の遠隔看護機器とシステム開発の現状と課題について理解する。
4. 看護現場における具体的な活用方法(ビジネスモデル等)について探求する。
5. 今後の展望について探求する。
回数
1
授業計画・内容
担当教員
1.遠隔看護の基本概念(講義)
(1)近接用語である、遠隔医療、テレヘルス等の概念
北山秋雄
の解説
2
(2)関連法規の解説
3
2.国内外の文献検討(セミナー)
(1)わが国の遠隔医療/遠隔看護の歩み
授業計画・
内容
北山秋雄
北山秋雄
(2)わが国の遠隔医療/遠隔看護の代表的文献抄読①
4
(3)わが国の遠隔医療/遠隔看護の代表的文献抄読②
北山秋雄
5
(4)海外の遠隔医療/遠隔看護の代表的文献抄読①
北山秋雄
6
(5)海外の遠隔医療/遠隔看護の代表的文献抄読②
北山秋雄
7
3.遠隔看護システム(演習)
(1)最新の遠隔看護機器とシステム開発の現状①
8
(2)最新の遠隔看護機器とシステム開発の現状②
9
4.具体的な活用方法(セミナー)
(1)看護現場における具体的なビジネスモデル①
北山秋雄
北山秋雄
北山秋雄
10
(2)看護現場における具体的なビジネスモデル②
北山秋雄
11
(3)看護現場における具体的なビジネスモデル③
北山秋雄
12
(4)看護現場における具体的なビジネスモデル④
北山秋雄
13
5.今後の展望(セミナー)
(1)現状と課題、近接領域への応用等①
14
15
(2)現状と課題、近接領域への応用等②
まとめ
北山秋雄
北山秋雄
北山秋雄
- 94 -
評価方法
テキスト、
参考書
課題達成状況(文献検討)50%、講義/ゼミ/演習参加度 50%
テキスト: その都度プリントを配布する。
参考雑誌:(1)Journal of Telemedicine and Telecare, The Royal Society of
Medicine Press.
(2)Home Healthcare Nurse, ASHPE.
(3)吉田晃敏、亀畑義彦共著(1998):遠隔医療、工業調査会
履修上の
注意点
ゼミでは事前に課題を提示するので、そのことについて遠隔授業で発表してもら
う。加えて、講義/ゼミ/演習では積極的に発言することが求められる。
- 95 -
科
目
名
教
員
名
国際看護論
宮
越
幸
代
今
井
家
子
科目番号
3202
共通
選択
単位
1
時間
15
開講年次
第 1 学年
開講学期
前学期
国際看護に関連する研究論文、具体的な実践や事例などを元に、国や地域、文化
や人種などあらゆる違いを超えた人々の暮らしと保健医療の課題について理解し、
科目概要
MDGs 達成に果たすべき看護の役割と可能性を学ぶ。
授業のねらい:国際看護の視点から導かれる知見をそれぞれの研究課題に適用す
る可能性を探る。
主要テーマ:国際保健医療、国際協力、災害看護、多文化共生看護、異文化看護
1.国や地域、文化や人種などあらゆる違いを超えた人々の暮らしと国際保健医
目
標
療における課題を、国際看護の視点に基づき説明できる。
2.国際看護の視点から導かれた知見をそれぞれの研究課題に適用する可能性と
方法について説明できる。
1
授業計画・
内容
国際看護論(講義):国際看護の定義と役割
宮越幸代
2
講義:国際看護協力に必要な知識・技術
今井家子
3
講義:MDGs 達成をめぐる課題と看護
今井家子
4
講義・意見交換:看護分野の国際協力の実際
宮越幸代
5
課題発表・意見交換:国際看護の課題と看護の役割①
6
課題発表・意見交換:国際看護の課題と看護の役割②
7
講義・意見交換:国際看護の課題と看護の役割のまとめ
8
評価方法
講師および受講者の紹介
宮越幸代
今井家子
宮越幸代
今井家子
宮越幸代
意見交換・全体のまとめ:国際看護の視点から得られた 宮越幸代
知見を各自の研究課題に活かす方法
今井家子
プレゼンテーションの内容および意見交換による課題の達成状況 60%、授業への
参加度(出欠席含む)40%
テキスト、
参考書
履修上の
注意点
テキスト:特に用いませんが、課題に関する文献や参考書は適宜提示します。他に
各自で必要と考える資料は、各自で準備をして下さい。相談に応じます。
初回の授業で時間割の確認および課題の配分を検討しますので、必ず出席して下さ
い。
- 96 -
長野県看護大学 〒 399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂 1694
電 話 0265 - 81 - 5100(代表)
FAX 0265 - 81 - 1256
http://www. nagano-nurs. ac. jp