平成26年度「学力向上アクションプラン」

平成26年度「学力向上アクションプラン」
玉村町立上陽小学校
Ⅰ 本校の実態及び目標等
1 学力の実態
○全国平均よりも、国語Bは 11.8 ポイント、算数Bは 8.2 ポイント低い。また、記述式の正答率も国語B 29.4
%、算数B 29.8 %と低い。このことから、国語 を中心とする活用する力が不足している。
○中・上位群の活用力が向上していない。基礎基本の習熟に重点を置き、活用力を育む学習活動が
不足している。
○無答率が国語B 21.0 %、算数B 11.8 %と高く、
「取組への意欲」や「粘り強さ」も必要と考える。
○NRT学力検査では、全学年で5の段階が3%。全学年とも上位群が少ない。特に6年は0%で
ある。
○様々な考えを引き出したり、思考を深めたりする指導が必要である。
○短時間に多くの文章題を解く経験が不足している。
○資料収集と分析により課題解決を図る学習が不足している。
全
国
学
力
等
調
査
の
結
果
国A
63.1
国B 37.6
算A
74.6
算B
50.2
2 到達目標及び検証方法
到達目標
○全国学力・学習状況調査→ 国語と算数のABともに正答率を全国・県平均を
上回る
○玉村町NRT総合学力調査→正答率は全国平均を上回る・5の段階を増やす
○学校評価→「授業が分かりやすく楽しい」児童の満足度95%以上
検証方法
平成27年度4月実施
○全国学力・学習状況調査
○玉村町NRT総合学力調査
○学校評価アンケート
Ⅱ 学力向上委員会
1 取組
○「学力向上アクションプラン(学力向上計画)」を作成する。
○自校の学力向上に関わる実態を把握し、課題を明確にするとともに、自校の課題を解決するための
取組を具体化する。
○学校全体で「学力向上計画」に基づく取組が実施できているか適宜進捗状況を確認する。
○「全国学力・学習状況調査」をはじめとする学力調査・学力検査や学校評価等の結果から、取組の
効果を評価し改善を図る。
(2) 学力向上コーディネーター(推進担当者)
○学力向上の取組のPDCAサイクルが円滑にいくように推進する。
○学力向上特配をアクションプランの推進に効果的に活用できるようにする。
(3) 学力向上委員→校長・教頭・教務・学力向上CO・学力向上副CO・研修主任・研修副主任
Ⅲ 学力向上を図る具体的な方策
1 楽しく分かる「授業の充実」
(1) 授業スタイルの確立→
『見通し・振り返り学習活動』
の重視
①授業の冒頭で目標(ねらい)を児童に示す
②授業の最後に学習したことを振り返る活動を計画的に取り入れる
③ めあての設定
→ 自力解決 → 学び合い → まとめ →
●高学年の算・国での特配の効果的な活用
(2)
(3)
2
振り返り
授業のユニバーサルデザイン→どの子にも基礎・基本が身に付くよう一人一人に応じた指導
高学年の教科担当制を推進し、教員の教科専門や得意科目を生かした授業づくり
授業力の向上
(1) 思考力・判断力・表現力を育む授業改善
○ワークショップ型研修を中核とした校内研修への取り組み
○「共に学び合う授業の創造」のテーマを追究する実践的な校内研修
(2)
TT体制の改善(TTの日常化)
●特配教員→「TTの日常化」のコーディネーターとしての役割
○全職員の空き時間等を活用した「TTの日常化」を推進
○専門性の高い教師がTTをリードし、活用型授業を実践
○単に個別指導のTTではなく、子どもの思考の状況に合わせT1とT2が自然に入れ替わる
○課題解決の強力なツールとして活用
○TT授業を通した教材の共同開発・指導案作成の共同作業(ティーム・プラニング)
(3)
(4)
管理職の授業参観の活用→職員が互いに学び合い高め合う場に
Q・U、C&S調査分析によるよりよい学級集団・学習集団づくりを基盤にした学習環境の充実
学 力向上 1
3
きめ細かな指導の充実
(1) 5.6年の国語と算数(特配教員:20時間の増時数)
○単元に応じてTTや少人数指導体制等、柔軟な指導体制を編成
6
学力向上特配
年
1組担任
○柔軟なTT指導(T1とT2の柔軟な入れ替え)
5
学力向上特配
○課題別・習熟度別の少人数指導
年
1組担任
2組担任
○知識技能を活用し課題解決を図る学習過程
(2) 4年の算数
○単元を通して言語活動の充実
4
1組担任
2組担任
年
玉村プラン
(玉村プラン:5時間の増時数・特配教員:必要に応じて2~3時間の増時数)
(3)
4~6年理科
6
年
4
5
年
4
学習集団A
理専特配
玉村プラン
1組
理専特配
玉村プラン
(4) 6年音楽・家庭
学習集団B
理専特配
玉村プラン
2組
理専特配
玉村プラン
6 学習集団A
学習集団B
年
音家専科
音家専科
○6年は40人学級をA・Bの2つの学習集団に分け、
A学級が理科の時は、B学級は音楽・家庭科を行う。
○ 4 ~ 6 年の理科は、理科専科特配と玉村プランのTT指導
体制(玉村プランの増時数:18時間)
基礎基本の習得と応用力・活用力の向上…
チャレンジアップ大作戦
(1)
「チャレンジアップタイム」
(CUタイム)
○朝学習
「基礎」+「思考力を育む課題」を家庭で実施
(週2回実施)
→ 朝学習で解答の確認・復習のサイクル
○委・クのない放課後 チャレンジアップ問題に挑戦
○放課後学習支援
☆全職員+学習ボランティア
●運営・連絡調整、チャレンジアップ問題の作成(算数・国語)は特配教員を中心に行う
(2) チャレンジアップコンテスト→「思考コンテスト」等の各種コンテスト(●特配教員が企画)
(3) チャレンジアップ「暗唱」
「全文書き取り」
5
学習規律の定着(全校体制)
・授業の受け方
6
・学習の準備
・発言や発表の仕方
・話し合いの仕方
等々
2学期制のよさを生かした「学びの連続性」の効果的な推進
○「振り返り・学習計画カード」の見直しと効果的な活用
7
学力と体力向上との関連
○朝の自主運動を奨励し、心身共にすっきりしてから授業に臨めるようにする。
8
学習習慣の確立(家庭地域との連携)
○宿題+自主学習を奨励する。
○家庭学習のやり方が分かるように、「家庭学習の手引き」を活用する。
<家庭学習のてびき>
○低・中・高の発達段階に応じて作成
○内容
(1) 目標
(2) 家に帰ったら
(3) こんな自主学習をしてみよう
①国語の勉強では
②算数の勉強では
③こんな学習にも挑戦してみよう「チャレンジアップ」
④予習・復習をしよう
(4) 家庭学習が終わったら
○定期的な生活習慣の振り返りによる家庭学習の状況確認と改善
学 力向上 2