賑わい・景観形成の全国的な先進事例を視察

平成 27 年 2 月5日
国土交通省
中部地方整備局
清水港湾事務所
賑わい・景観形成の全国的な先進事例を視察
~首都圏の港湾管理者が清水港関係者と意見交換~
1. 概要
平成27年1月28日(水)、首都圏の港湾管理者(茨城県、千葉県、東京都、神奈川県、川崎
市、横浜市、横須賀市)及び国土交通省関東地方整備局の港湾部局で組織する「首都圏港湾
連携推進協議会(以下:首都港連という)」の担当者19名が、「みなと色彩計画」や「海岸
施設の津波対策」について実務に役立てるため清水港を訪れ、清水港の視察と港湾関係者と
の意見交換を行いました。
清水港視察では、清水港湾事務所から清水港の果たす役割や港内施設と港内立地企業の状
況、コンテナターミナルの整備状況などについて説明を行いました。さらに、日本の先進的
な港湾景観形成の取り組みである「清水港みなと色彩計画」について、色彩計画に主体的に
取り組んでおられる東海大学海洋学部東惠子教授から説明をいただきました。
下船後の意見交換では、参加者からみなとへ集客するための広報の工夫について質問があ
り、色彩セミナーの開催による協力者への感謝状授与や塗替え事例の紹介、区役所・公民館
でのパネル展示などの広報の取り組みやマスコミへのPRにより、広範な市民に認知されるよ
うになってきたことなどが紹介されました。
一方、海岸の津波対策については、参加者から「首都圏でも晴海ふ頭や江ノ島など清水港
と同様の課題がある」、「東京では津波よりも高潮対策として地盤を嵩上げするとともに防
潮堤のラインを海側に移して防潮堤に守られないエリアを減らすことをしている」との意見
と報告がありました。
今回の海上視察、意見交換を通じて、静岡県、静岡市、首都港連の港湾管理者間の共通課
題に関する多様な取り組みへの理解が深まり、今後の各港の特色に応じた港づくりを進めて
いく上で大変有意義な場となりました。
2.日時及び場所
日時 :平成27年1月28日(水)
14:10~15:00 清水港の海上視察
15:15~15:35 「清水港みなと色彩計画について」意見交換
15:45~16:05 「清水港海岸 津波対策の取り組みについて」意見交換
場所 :国土交通省中部地方整備局 清水港湾事務所 会議室及び清水港内(船上)
3.配布先
中部地方整備局記者クラブ、専門紙記者会、静岡県政記者クラブ
静岡市政記者室、港湾空港タイムス、港湾新聞、日本海事新聞、海事プレス
4.問合せ先
国土交通省中部地方整備局 清水港湾事務所 企画調整課長
TEL:054-352-4148
FAX:054-353-3072
5.視察と意見交換の様子
<港内視察の様子>
<意見交換会の様子>
野村