橡 2002年7月期 中間決算説明会 スライド(付

上期の施策と足元の状況
上期の施策(1)
Ø IMT-2000新技術仕様への継続的対応
Ø エンジニアの確保は、ほぼ予定通りに進捗
Ø VoIP技術に対応した新製品リリース
Ø MGCP対応製品をリリース済
Ø SIP対応製品をリリース済
Ø エンピレックス社製品で補完したソリューション販売
Ø シグナリング技術・超高速IPに対応した次世代製品の開発
Ø 新プラットフォームの開発を継続中
15
上期の施策(2)
Ø 海外進出に向けての準備
Ø 欧州輸出規格(CE Marking)を取得済
Ø 現地販売パートナーとの協力を模索中
Ø 輸出体制確立を準備中
Ø 他社製品の販売代理店業務の本格的開始
Ø RADCOM社製品の販売開始
Ø エンピレックス社製品の販売開始
Ø NTTアドバンステクノロジとの製品供給契約
16
足元の状況 (1)市場動向
事業別
セグメント
市場動向
PTS事業
ATMシグナリング
10月に「FOMA」が商用サービス・イン、インフラ構築が進展中。
グローバルな3Gサービスの動向は、不透明。
TDMシグナリング
業績悪化に伴う機器メーカ、キャリアの設備投資抑制。
PDC向け市場の急速な縮小。
技術仕様乱立によるVoIP技術導入の緩慢な立ち上がり。
IPテスト
IP Over ATM市場の縮小。
業績悪化に伴う機器メーカ、キャリアの設備投資抑制。
NMS事業
移動体通信事業者はPDCへの設備投資を抑制。
エンタープライズマーケットでも設備投資の縮小。
ポイント
Ø IT不況の影響で顧客(特に機器メーカ)の投資マインドは減退
Ø VoIPとIMT-2000のみが例外か
17
足元の状況 (2)人員計画
部門別
エンジニアリング部
マーケティング部
ソリューション・セールス部
コーポレート・サポート部
全社合計
01/7期 2Q
40
2
17
6
65
構成比
(%)
61.5
3.0
26.1
9.2
100.0
02/7期 2Q
51
2
18
4
75
構成比
(%)
計画比
充足率
(%)
68.0
77.2
2.6
66.6
24.0
85.7
5.3
57.1
100.0
77.3
ポイント
Øエンジニアリング部、ソリューションセールス部は、今期末まで
に計画をほぼ充足する見込み
18
トピックス (1)IMT-2000向け販売の状況
Ø 交換機向けソリューション(Iu)大型案件の受注
Ø 1Qの売上に大きく貢献
Ø 技術的優位性により、引き続き有利な展開
Ø 基地局向けソリューション(Iub)の需要足踏み
Ø 基地局開発・製造ではNECが大きく先行
Ø 後発メーカ(NEC以外)には一部計画見直しも
上期売上実績は947百万円で、ほぼ計画通りの進捗
19
トピックス (2) VoIP向け販売の立上り状況
Ø 通信事業者
Ø NTT発表により、各社インフラのIP化は加速化
Ø 既存電話料金値下げによる対応も可能
Ø IPアドレスと電話番号対応付けルール不備によるサービス制限
Ø 通信機器メーカ
Ø 設備投資予算の削減が影響
Ø 複数技術仕様(H.323・SIP・MGCP)が足かせに
Ø システム・インテグレータ
Ø エンタープライズ・マーケットでの導入は限定的
Ø 音声通信コスト削減の効果は限定的
Ø 音声動画転送及びCRMへの導入がキラーアプリケーションとなるか?
各社様子見状態、マーケットの立上りは緩慢
上期売上は73百万円、収益へのインパクトは限定的
20
トピックス (3)他社製品代理店販売状況
Ø RADCOM社製品
Ø IMT-2000モニター(PrismLite)販売開始
Ø ファーストユーザへの納入実績
Ø エンピレックス社製品
Ø VoIP音声品質テスタ販売開始
Ø IPネットワークシミュレータ販売開始
Ø ファーストユーザへの納入実績
上期売上合計は67百万円、収益へのインパクトは限定的
当中間期 売上高の5%
21
RADCOM(ラドコム)社 データ
「提携企業Ⅰ」
Ø会社名:RADCOM Ltd.(Nasdaq:RDCM)
Ø本社所在地:イスラエル
Ø設立:1991年
Ø社員数:169名
Ø2000年度売上:USD 30,583,275
Ø拠点:イスラエル、アメリカ、イギリス、中国
Ø企業概要:テクノロジー分野に特化した15社からなる企業群である
RADグループの一社で通信計測機器の開発・販売を担当。RADグルー
プ は 、 RADVIEW Ltd(RDVW)、RADVision Ltd(RDSN)、RADWARE
Ltd(RDWR)等の7社が米国ナスダック市場に公開。
Øホームページアドレス:http://www.radcom-inc.com/
22
Empirix(エンピレックス)社 データ
「提携企業Ⅱ」
Ø
Ø
Ø
Ø
Ø
Ø
会社名:エンピレックス株式会社
本社所在地:東京都目黒区中目黒2-10-15
設立: 2000年11月
社員数:非公開
2000年度売上:非公開
企業概要:エンピレックス社は、半導体試験機器大手、米国
TERADYNE (NYSE:TER) 社 の 通 信 試 験 機 器 部 門 が 独 立 し 、
2000年9月に発足した米国Empirix社の日本法人。VoIPの音声評
価システム分野で独自の特許技術を有し、世界のVoIP機器主要
ベンダ、通信事業者で多くの実績を持つリーディング企業。
Ø ホームページアドレス: http://www.empirix.com/japan
23
下期の戦略と
通期業績予想
下期の戦略
Ø IMT-2000のバージョンアップ対応継続
Ø 交換機対応製品の高性能化
Ø 基地局対応製品を後発メーカへの拡販
Ø 海外販売先の開拓
Ø VoIP製品販売の立ち上げ継続
Ø アナライザ・シミュレータ製品に加え、過負荷シミュレータを投入
Ø 自社製品の海外展開(代理店の開拓、Webを活用した販売)
Ø 他社との戦略的アライアンスの模索
Ø 海外他社製品の開拓と代理店販売業務の拡大
引き続き、短期的な重点分野は、IMT-2000とVoIP
25
02/7期 修正業績予想
売上高
経常利益
当期利益
2,780百万円 前期比 3.2%減
636百万円 前期比 45.2%減
365百万円 前期比 39.7%減
Ø プロジェクト対応のIMT-2000向け販売は、堅調な見通しを継続
Ø TDMシグナリング、IPテスト、NMS事業は、例年の売上集中月である3
月の受注状況も厳しく、IT不況、通信事業者の設備投資抑制、VoIP市場
の緩慢な状況を織り込み、ほぼ売上半減の見通しに修正
Ø 中長期の成長体制構築を優先⇒期首予算に大幅な変更を行わない
以上のポイントを前提に、通期業績予想を修正
26
修正業績予想の前提 (1)市場動向
事業別
セグメント
市場動向
PTS事業
ATMシグナリング
エリア拡大に伴い「FOMA」のインフラ構築は進展。
グローバルな3Gサービスの動向は、不透明だが、一部欧州メー
カに動きもある模様。
TDMシグナリング
PDC向け市場の需要見込みは、当面、極めて低レベルが継続。
技術仕様乱立によって、VoIP市場は緩慢な状況が継続。
IPテスト
IP Over ATM市場は業績悪化に伴う機器メーカ、キャリアの設
備投資抑制の影響で、需要見込みは極めて低レベルが継続。
NMS事業
移動体通信事業者は、PDCへの設備投資を抑制。
エンタープライズ・マーケットでも設備投資縮小。
ポイント
Ø 顧客(特に機器メーカ)の投資マインド減退は当面、継続。
Ø 業績のキーは、IMT-2000の堅調な推移とVoIPの動向。
27
修正業績予想の前提 (2)売上計画
(単位:百万円)
P
T
S
事
業
02/7期
2Q
構成比
(%)
修正計画
02/7期
構成比
(%)
進捗率
(%)
前回計画
02/7期
構成比
(%)
ATMシグナリング
947
76.6
1,903
68.4
49.7
1, 810
52.5
TDMシグナリング
109
8.9
469
16.8
23.2
715
20.5
67
5.5
197
7.0
34.0
445
12.8
1,125
91.0
2,571
92.4
43.7
2,970
85.3
111
9.0
209
7.5
53.1
510
14.7
1,236
100.0
2,780
100.0
44.4
3,480
100.0
IPテスト
小 計
NMS事業
合 計
Ø
Ø
Ø
Ø
ATMシグナリングは、「FOMA」インフラの敷設に伴い、堅調な推移が見込めるものの、機
器メーカの業績不振による受注動向に不透明感があり、下期は引き続き安定推移を予想。
TDMシグナリングは、PDCの落ち込みをVoIPで補う想定に対し、市場立ち上がりが緩慢な
ため、下期に関しては慎重な見通しとし、セグメントとしては前期比で26%売上増加を予想。
IPテストは、設備投資抑制の影響からセグメントとしては前期比で売上半減を予想。
NMS事業は、顧客の設備投資抑制の影響から、前期比で売上半減を予想。
28
修正業績予想の前提 (3)人員計画
部門別
エンジニアリング部
マーケティング部
ソリューション・セールス部
コーポレート・サポート部
全社合計
02/7期
66
3
21
7
97
構成比
(%)
68.1
3.1
21.6
7.2
100.0
01/7期
49
2
17
5
73
構成比
(%)
増減率
(%)
67.1
134.7
2.8
150.0
23.3
123.5
6.8
140.0
100.0
132.9
Ø 期首計画に対して、変更は行わず。
Ø FOMA向け開発・サポート体制の強化と開発力の向上に対応し、エンジニア
リング部の大幅増員
Ø 他社製品代理店業務に対応し、ソリューション・セールス部の増員
Ø マーケティング機能の強化のため、マーケティング部の増員
Ø IR・管理体制の強化に伴うコーポレート・サポート部の増員
29
02/7期 業績予想の前提 (4)予想損益計算書
(単位:百万円)
売上高
売上総利益
率
販売費及び一般管理費
営業利益
率
営業外損益
経常利益
率
特別損益
税引前当期純利益
当期利益
修正計画
当初計画
01/7期
前期比(%)
2,780
1,391
50.0
754
637
22.9
-1
636
22.8
636
365
3,480
1,932
55.5
698
1,234
35.5
-2
1,232
35.4
0
1,232
710
2,872
1,825
63.6
626
1,198
41.7
-37
1,161
40.4
1
1,162
605
96.7
76.2
78.6
120.4
53.1
54.9
54.7
56.4
54.7
60.3
Ø FOMA向けが堅調であるものの、 その他セグメントの不振により、減収を予想
Ø 他社代理店販売開始による総利益率の低下に加え、増員による原価上昇を売上が補
えず、売上総利益は減少を予想
Ø 増員に伴う販売管理費増を吸収できず、経常利益、当期利益ともに減益を予想
30
今後の展開
IMT-2000市場と技術動向
Ø 欧米でIモードサービスの開始
Ø KPNモバイル(オランダ)・Eプラス(ドイツ)、ベライゾン(US)
Ø 欧米で3Gによる本格サービスの準備
Ø 2003年∼2004年がターゲット
Ø 3GPPリリース5(3.5G)が01/12に規格化
Ø VoIP技術を大幅に導入
Ø 2002年中に開発開始する機器メーカも
Ø 3GPPリリース6(4G)は02/12に規格化の予定
Ø エンド・エンドIP化が実現し、インフラコストを大幅に低減可能
32
VoIP 市場分析と販売戦略
33
VoIP市場 トレンドの推移
1998年∼
2002年
2003年
2004年
2005年
主要対象市場の変遷
研究開発
メーカ、キャリア
研究開発
キャリア提供型
VoIPサービス
キャリア
保守運用
常時接続型
VoIPサービス
SI、法人
保守運用
出所:当社作成
34
VoIPテスト製品 市場分布
データ系
運用保守
研究開発
キャタプルト
コミュニケーションズ
アルチザネットワークス
アジレントテクノロジー
RADCOM
エンピレックス
メディア系
業務提携
データ系
アルチザネットワークス
アジレントテクノロジー
エンピレックス
メディア系
運用保守
研究開発
キャタプルト
コミュニケーションズ
RADCOM
35
出所:当社作成
VoIP市場 展開ステップ
自社製品
既存市場
既存市場+
新規市場
ステップ1
ステップ3
データ系試験機器
メーカ・
キャリア
研究開発
ISP・CATV
ADSL事業者
SI・法人保守
キャリア保守運用
自社既存製品
自社既存製品
自社新製品
他社製品
ステップ2
ステップ4
メディア系試験機器
エンピレックス社製品
RADCOM社製品
X社製品
36
出所:当社作成
VoIP製品 販売チャネル戦略
ステップ1
自社既存製品
ステップ2
他社既存製品
直 販
ステップ4
新規市場
自社新製品
代理店
既存市場
既存市場
直 販
新規市場
代理店
新規エリア
eコ マ ー ス
ステップ3
既存市場
直 販
既存市場
直 販
他社新製品
キャリア運用保守
NTT- AT
ISP・ASP・CATV事業者
Y社
SI・法人運用保守
X社
37
出所:当社作成
御静聴ありがとうございました
質疑応答
38