財産保険仕様書 - 独立行政法人 国立高等専門学校機構

財産保険仕様書
独立行政法人国立高等専門学校機構
1.総則
本仕様書は、独立行政法人国立高等専門学校機構(以下「機構」という。
)が所有、使用、
管理する建物、構築物、物品(機械・装置等)等について付保する財産保険の内容を定め
る。
2.保険契約者及び被保険者
(1) 保険契約者 :
独立行政法人国立高等専門学校機構
(2) 被保険者
独立行政法人国立高等専門学校機構、および受託物品について
:
は寄託者(寄託者の詳細は、【4】受託物品一覧のとおり)
3.保険期間
平成24年10月1日午前0時から平成25年9月30日午後12時まで1年間
4.保険料支払方法
一時払
5.保険対象物件
■
機構が所有、使用、管理する建物(建物附属設備を含む。)、取得金額が10万円以
上の物品(機械・装置・器具・工具・什器・備品等)
、図書、屋外工作物、および機
構が受託管理する他人の所有する物品等
■
借家人賠償特約条項については、機構が借家する物件
※ 詳細は、別添付属資料参照のこと
6.適用約款
「8.保険の内容」の補償範囲を合理的に満たす約款および特別約款を使用すること。
7.付帯する主な特約条項
①
求償権不行使特約条項
※ 機構の教職員ならびに学生に対する求償権を不行使とする。ただし、求償権不
行使対象者の故意または重大な過失によって生じた損害に対してはこの限りで
はない。
②
共同保険に関する特約条項
③
テロ危険等不担保特約条項
④
災害復旧給付の優先・控除特約条項
⑤
借家人賠償責任総合担保特約条項
⑥
長期保険保険料一括払特約条項
なお、上記特約条項以外で補償範囲を縮小変更する特約は一切付帯しないものとする。
8.保険の内容
① 補償範囲
:
下記事故による損害についててん補する。
○ 損害保険金
【基本条件】
・
火災による損害
・
落雷による損害
・
破裂・爆発による損害
・
風災、ひょう災、雪災による損害
【オールリスク条件】
・
建物外部からの物体の落下、飛来、衝突、倒壊による損害
・
給排水設備の事故等による水漏れ損害
・
騒じょう等による破壊行為による損害
・
盗難による損害
・
建物定着板ガラスの単独損害
・
水災による損害
・
建物付帯機械設備に関わる電気的・機械的事故による損害
・
その他不測かつ突発的事故による損害
○ 上記事故に伴う費用保険金
・
臨時費用保険金
・
残存物取片付費用保険金
・
修理付帯費用保険金
・
失火見舞費用保険金
・
損害防止費用保険金
※ その他の費用保険金は不担保とする。
②
保険価額
保険価額は、再調達価額とする。
③
付保率
付保率は、100%とする。
④
保険金額
保険金額合計
⑤
422,830,324千円
支払限度額
■
財物損壊
1事故 31億円
■
借家人賠償特約
1事故 5,000万円
※ 1事故あたりの支払限度額は自動復元し、期間中限度額は設定しない。
■
臨時費用保険金
基本条件・オールリスク条件による事故の損害保険金の
30%に相当する額で1回の事故につき 1 構内500
万円、1事故1,500万円を限度とする。
■
残存物取片付け費用
基本条件・オールリスク条件による事故にかかわる実費
を対象とし、損害保険金の10%に相当する額を限度と
する。
■ 失火見舞費用保険金
被災世帯の数に1被災世帯あたりの支払額20万円を
乗じた額で、事故が生じた構内に所在する保険の目的の
保険金額の20%に相当する額を限度とする。
■
修理付帯費用保険金
基本条件・オールリスク条件による事故にかかわる実費
を対象とし、事故が生じた構内に所在する保険の目的の
保険金額の30%に相当する額または5,000万円の
いずれか低い額を限度とする。なお、居住の用に供する
部分にかかわる費用も含む。
⑥
免責金額
設定しない
※ 火災保険普通保険約款第1章第1条第2項については、1事故につきフラ
ンチャイズ20万円とし、損害の額の認定は、保険の目的の全てについて
行うものとする。
⑦ 下記物件は保険の目的に含む
(1) 門、へい、かき、建物外に施設された煙突、煙道(保険金額一覧の「屋外工
作物」に含まれている。)
(2) 被保険者が他者に貸与、または管理を委託している物。給食業者に貸与する
設備等
(3) 通貨、有価証券、印紙、切手その他これらに類する物。ただし、盗難を含め
支払限度額を30万円とする。
(4) 書画、骨董、彫刻物その他の美術品(【3】美術品一覧)
(5) 収蔵品(教育・研究の対象として供されるために収蔵された化石、鉱石、標
本等をいう。
)
(【3】美術品一覧)
(6) 図書(印刷その他の方法により複製した文書または図画、または電子的方法、
磁気的方法その他の人の知覚によって認識できない方法により文字、映像、
音を記録した物品としての管理が可能なものをいい、CD-ROM、マイク
ロフィルム、ビデオテープ等を含むものとする。ただし、1個または1組の
価額が50万円を超える物は第(4)号に掲げる物件に該当するものとする。
)
(7) 稿本、設計書、図案、ひな型、鋳型、木型、紙型、模型、証書、帳簿その他
これらに類する物
(8) 植物等の生物(実験用植物を含むものとする。
)
(9) 走行範囲が構内に限定される自動車、運搬車、牽引車または被牽引車
※ (1)
(2)(4)~(9)の物件は再調達価額(再作成費用)とする。
⑧ 電気的・機械的事故を担保する建物付帯機械設備
◇
空調設備
◇
電気設備
◇
給排水・衛生・消火設備
◇
昇降設備
◇
窓拭き用ゴンドラ設備
◇
エアー・シュータ設備
◇
ネオンサイン設備
◇
厨房機械設備
◇
駐車場機械設備
◇
洗濯機械設備
◇
その他の設備(自動ドア設備、シャッター設備、ごみ処理設備、塵芥焼却設備等)
◇
上記各設備に付属する配線・配管・ダクト設備(屋外設備を含む)
9.免責事項
火災保険普通保険約款(一般物件)
、住宅火災保険普通保険約款、オールリスク特約条項
と同内容
10.自動担保
・
追加物件の累計額が50億円以下であるときは、通知がなされなくとも取得日から
保険期間終期までの期間に限り自動担保するものとする。
・
追加物件の累計額が自動担保上限額(50億円)を超える場合、追加物件を取得し
た日の翌月の末日までに書面をもって通知した場合には、取得日以降保険期間終期
までの期間に限り自動担保とするものとする。
11.保険料の精算
保険料の精算は、保険期間中の取得・除却について保険期間の中途および終期とも省
略することとする。ただし、累計50億円を超える取得分もしくは除却分については、
取得日もしくは除却日から保険期間終期までの未経過期間について日割で計算した保険
料を保険期間の終了後、速やかに精算するものとする。
また、借家人賠償特約保険料の精算は、保険期間中の取得・除却について保険期間の
中途および終期とも省略することとする。
12.その他の条件
・
保険仲立人扱いとする。
・
保険料の見積りにあたっては、上記条件の下に算出するものとする。
・
本仕様書の内容について疑義が生じた場合は、機構の指示に従うものとする。
付属資料
【1】財産保険金額一覧
【2】建物保険金額一覧
【3】美術品一覧
【4】受託物品一覧
【5】賃借物件一覧
【6】保険事故一覧
以上