介護保険住宅改修費の支給申請について

介護保険住宅改修費の支給申請について
1.費用の給付
住宅改修費支給限度基準額は要介護度状態区分にかかわらず、20万円(消費税を含む)とする。20万
円を上限として、住宅改修に要した保険対象分の費用の9割を保険給付する。つまり18万円を限度として
保険給付される。
※入院・入所中や新規認定申請中に住宅改修を行った場合、保険給付されないことがあります。
例えば、入院・入所中に住宅改修を行ったが、入院・入所が継続となる等して、退院できなかった。
新規認定申請中に住宅改修を行ったが、
「非該当」の結果になる等して、認定に至らなかった。 等
2.認められる住宅改修の範囲
別紙
3.手続きの順序
事前申請制
①介護支援専門員に相談し、理由書の作成を依頼する。
②施工業者に見積書を請求し、受領委任払いによる取扱いを求める。
※できるだけ複数の見積りで比較検討し、施工業者を決定してください。
※住宅の所有者が本人以外の場合は、所有者の承諾書が必要です。
③工事着工前に介護保険課へ受領委任払い承認申請兼支給申請をする。
④決定通知書が交付されてから、施工業者に連絡し、住宅改修を行う。
⑤工事完了後、必要書類を添えて支給申請を行う。
4.必要書類
提出する前に、添付書類等に記入漏れなどがないか再度ご確認のうえ提出してください。
①橿原市介護保険住宅改修費受領委任払い承認申請兼支給申請書・・・様式第1号(第3条関係)
着 ②添付書類
工
○住宅改修が必要な理由書
前
○橿原市介護保険住宅改修費の支給に係る受領委任払い取扱確約書
提
○工事見積書
出
○住宅改修施工計画書又はそれに準ずる住宅改修図面
○工事着工前の写真(撮影日がわかるもの)
○住宅の所有者が改修について承諾したことが確認できる書類
完成後提出する書類は、
「受領委任払いの場合」と「償還払いの場合」で異なりますので、ご注意ください。
[受領委任払いの場合]
①橿原市介護保険住宅改修費受領委任払い申請書・・・様式第5号(第5条関係)
②添付書類
○橿原市介護保険住宅改修費受領委任払い請求書
○橿原市介護保険住宅改修費請求内訳書
完
○領収書(申請者自己負担分)の写し
成
○工事完了後の写真(撮影日がわかるもの)
後
提 [償還払いの場合]※事前に提出いただいている書類は不要です。
出
※入院・入所中は支給申請できません。
①介護保険居宅介護(介護予防)住宅改修費支給申請書
②添付書類
○領収書
○工事費内訳書(工事個所、内容及び規模を明記し材料費、施工費、諸経費等を適切に区分したもの)
○住宅改修が必要な理由書
○工事前と完了後を証明する書類・写真(撮影日がわかるもの)
○住宅の所有者が改修について承諾したことが確認できる書類
5.市で審査し、支給が決定されれば保険給付分9割を支給する。
橿原市介護保険住宅改修費の支給に係る受領委任払い事務処理の流れ
被保険者
住宅改修の相談
介護支援専門員等
介護保険給付担当
理由書の作成
住宅改修の見積
見積書作成
り等を依頼
*住宅の所有者が本
人以外の場合は、所
有者の承諾書が必要
*受領委任払いによ
る取扱いを求められ
た場合は、確約書等の
関係書類を作成し、交
付する
*出来るだけ複数の
見積りで比較検討
し、施工業者を決定
してください
理由書・見積書
確約書・その他
関係書類
施工事業者
理由書の交付
見積書・確約書
その他関係書類
受領委任払承認
申請書・関係
支給申請
書類等の提出
受
理
審査・承認
承認決定通知書
(概ね1週間を要する)
①承認の連絡
承認された工
事の施工等の
説明
改修工事の実施
①工事完了後、
①工事完了後、
自己負担額の
自己負担額
支払
の受領
②住宅改修費の
請求及びその
受領を委任
②領 収 書 の 発
行
③住 宅 改 修 費
の請求及び
その受領を
受任
領収書
受領委任払い
による住宅改
修費の請求
請求書・関係
書類等の提出
受
理
審査・決定
*概ね1月を要する
決定通知書
決定通知書
口座振込
〈住宅改修の種類〉
1 手すりの取付け
2 段差の解消
3 滑りの防止及び移動の円
滑化等のための床又は通
路面の材料の変更
4 引き戸等への扉の取替え
5 洋式便器等への便器の取
替え
6 その他1~5までの住宅
改修に付帯して必要とな
る住宅改修
廊下、便所、浴室、玄関から道路までの通路等に転
倒予防若しくは移動又は移乗動作に資することを目
的に取り付けるもの
居室、廊下、便所、浴室、玄関等の各室間の床の段
差及び玄関から道路までの通路等の段差を解消する
ための住宅改修
(例えば敷居を低くする、スロープを設置する、浴
室の床のかさ上げ等)
福祉用具貸与に含まれる手すりは除く
※福祉用具貸与に含まれるスロープは除く
※福祉用具購入に含まれる浴室内すのこを置いての段差
解消は除く
※昇降機、リフト、段差解消機等動力を設置する工事は
除く
※玄関の外から道路まで等屋外の工事は除く
例えば
◎畳から板製床材やビニル系床材等への変更
◎浴室の床を滑りにくいものに変更する等
◎開き戸を引き戸、折り戸、アコーディオンカーテ 自動ドアにした場合は、動力部分の設置等の費用相当額
ン等に取り替える
は法定給付の対象外
◎ドアノブの変更
◎戸車の設置
和式便器を洋式便器(暖房便座、洗浄機付でもよい) ※洋式便器を暖房便座、洗浄機付き便器へ取り替えるこ
に取り替える
とは含まない
※非水洗和式便器を水洗の洋式便器に取り替える場合
は、水洗化工事部分の費用相当額は法定給付の対象外
◎手すりを取り付けるための壁の下地補強
◎浴室の床のかさ上げに伴う給排水設備工事
◎床又は通路面の材料変更のための下地補強や
根太の補強
◎扉の取替えに伴う壁や柱の改修工事
◎水洗和式便器から水洗洋式便器への取替えに伴う
給排水設備工事
◎便器取替えに伴う床材の変更