特集 1 生物時計関連遺伝子一 Immediatee a r l ygeneのその後 安倍博 北海道大学医学部統合生理学講座 c -わs、junBなと‘の i m m e d i a t ee a r l ygene(IEG)が、ラットやハムスターの視交叉 上核 ( SCN) で光により位相依存的に発現誘導されることが報告されて 1 0年が経 った。 SCNでの IEG光誘導は、行動のサーカディアンリズムの光位相反応性と共 通する性質を持つことから、サーカディアン振動体の光同調に関わる重要な遺伝 子と考えられてきた 。 しかし、その後の c f o s欠損マウスを用いた実験などから、 その可能性は少ないとされ、現在も SCNの IEGとリズム光同調との因果関係は確 かめられていない 。 IEGは、その機能力ず解らないままに、その mRNAや蛋白免疫 反応を細胞活性マーカーとして、体内時計研究に利用され続けている。本総説で は、体内時計研究における IEGのこの 1 0年間の成果と現状、および今後について まとめた 。 1. はじめに かf o s、 JunB、 c-Jun、.…体内時計研究の ジェクトに加わり、いくつかの実験を行 分野でも一世を風廃したいわゆる うことになったのであるが、最近はその i m m e d i a t ee a r l ygene( IEG)は、いったいど 実験もやめてしまい、やはり cf o sはどう うなってしまったのだろう 。 こんな疑問 なったのかと疑問に感じていた 。 しかし、 をもっている時間生物学研究者は多いで ここ数年の晴乳類時計遺伝子研究の加熱 あろう 。 1989~90 年に 5 つの研究室から ぶ り と 次 々 と 報 告 さ れ る 新 し い デ ータを ほぼ同時に、ハムスターやラットの視交 o sについてをもう ー 見て、これまでのひf f o s 遺伝子発現が 叉上核 (SCN)で光により c 度まとめ直 しておく必 要性も感じていた 。 0年 。 当時 誘導されることが報告されて 1 ちょうど昨年、この分野で、の c f o s 研究先 としては、多くのリズム研究者が、現在 . Schwartzと N. 駆 者 の 一 人 で あ る W. 1 のP e l や CJockなどの時計遺伝子発見のよう Ar o n i nが 、 S o c i e t yf o rR e s e a r c ho nB i o l o g i c a l な衝撃を持って受けとめ、それらを研究 Rhythmsの 機 関 誌 I B i o l o g i c a lRhythms 対象として盛んにとりあげた 。私 が 1989 B u l l e t i n Jに 、 c-fosの 1 0周年を記念して、 年にカナダ ・ダルハウジ、大学 B.Rusak 教授 その後の経緯などを非常によくまとめた の研究室に留学したとき、ちょうど彼ら 記事 を掲載した 。 ここではそれを参考に f o s誘導に がハムスター SCNの光による c しつつ、 IEGのこれまでの成果と現状さら c i e n c eに投稿した ついての最初の論文を S に今後の課題について、できるだけ簡単 ところであった 25)。そこで彼らのひf o sフ 。 ロ にまとめてみたい 。 なお、 IEGのリズム研 日本時間 生物学会会誌 5 Vo. 16.N O . l( 2000) 究におけるこれまでの研究成 果に ついて (ヒツジ、ミンクなど)および鳥類(ウズ の詳細は、いくつかの総説が あるのでそ 針。 れを参照されたい 15.1日 ラ、ニワトリなど)でも研究 されるよう にな った。その中でラット・ハム スター の SCNにおける光による IEG発現誘導は、 光による行動リズムの位相変 位反応と共 通点があったことから、リズ ム研究にお 2. IEGと光同調 proto- いで注目されるようになった 。 c-fosは 従 来 、 原 癌 遺 伝 子 ( まず、(1)位相依存性:恒暗条件 (00) oncogene) のーっとして、細胞の癌化に関 与する遺伝子とされていた 。 それが 1984 で与える光の位相によって SCNでの発現 年以来、様々な刺激により神 経細胞核内 で発現誘導 されることから、細胞内情報 伝達系に関わる重要な転写因 子をコード が異なる 。 c-fosとjunBは主観的暗期の光 により強く発現し、主観的明 期の光には ほとんど反応しない 。 これは夜行性種の する遺伝子であることが明らかにされた 。 行動リズム位相反応が主観的 暗期にのみ os蛋白は、やはり同 起こることと 一致する 。 この位相依存性 sがコードするじ F o f c sとJunBからなる AP-l複合体の Fo 、 cじような刺激により発現する junBやcソ叩 は などがコードする Junファミリ一蛋白と 二 SCNにおける DNA結合活性にも見られる 発現の位相依存性は SCNに特 s o f 。 また c l) 1的 n i e t o r gp n i t a v i t c a 量体を形成し、 AP-l ( と呼ばれる転写調節複合体と なる 。AP-l 異的で、やはり光に より誘導さ れる膝状 現在、 、 ONAの特定の AP-l結合領域 ( は 様々な遺伝子のプロモーター 領域に存在 することが明らかにされてい る ) に結合 体間葉 (IGL)での発現には位相依存性は での発 )照度依存性 :SCN 2 ない 22)。次に、 ( 現は、与える光の強度によ って異なる 。 し、ターゲ ッ ト遺伝子の転写を調節する 。 IEGを発現させる光の強度の闇値が、行動 これらの遺伝子群は、刺激提 示後比較的 リズム位相反応に必要な光の 強度の関値 y とほぼ一致する 。 この閲値は、動物の週 l r a 早 く 発 現 す る こ と か ら immediatee 最初期遺伝 齢や光照射までの恒暗条件の 期間によ っ gene、日本語に 直訳すれば 「 子」、と呼ばれるようになった 。 年前、リズム研究において IEGを一躍 10 て変化するが、その変化も IEG発現とリズ ム位相反応とで類似する 31.36)。これらの他 主役に仕立て上げたのは、ハ ムスターや ラットに光を照射すると SCNにひ fosや )ハムスターとラットでは、 SCN 3 にも、 ( の IEG発現細胞は SCN腹外側領域に限ら JunB) れ、網膜視床下部路 (RHT) の投射部位 s, o cF の mRNAおよびその蛋白 ( junB 司 が誘導されることであ った止10.17.23.25)0 IEG と一致する 。 また、 (4)RHTの神経伝達物 発 現 は 、 光 パ ル ス 照 射 開 始 後 30分で 質 と 考 え ら れ る 物 質 の 受 容 体 ( 例 え ば 、 1-2時間で蛋白免疫反応がピ NMOA型興奮性アミノ酸受容体)措 抗剤 mRNAが ー ク に な り 、 光 照 射 開 始 後 2時 間 で によって、ハムスター SCNのFos蛋白の光 3.5)0 これらの措抗剤は 、 6時間で蛋白が消失す る。 ま 誘導が阻害される 1・ mRNAが た発現は、 5分以上の長さの光パルスで 行動リズムの光位相反応も阻害する 。 光位相反応性との相聞から、 SCNのIEG 誘導される 。IEGはその後、ラ ッ ト・ハム スター以外の謡歯類(マウス、シマリス、 はサーカデイアン振動体の光 同調系に関 ジリス、デグーなど)やその 他の晴乳類 日本時間生物学会会誌 与する重要な遺伝子と考えら れた 。 そし ∞ 2 0) l( . O N 16, Vo. -6 一 一 てこの相関性から、両者の因果関係を確 れていない。 かめることが次の課題となった 。 しかし 残念ながら、 光同調遺伝子としての決定 また、 SCNのc F o sと光位相反応の関連 については、昼行性シマリスと夜行性ラ 打は、現在も報告されていない 。 因果関 ットやハムスターとでは結果が異なる 。 係の証明を試みた研究では、 I EG欠損マウ スを用いた実験と、 I E GのmRNAアンチセ シマリスの SCNでの光による c F o s蛋白誘 導は、ハムスタ ーと同じ主著見的暗期に 高 ンスオリゴヌクレオチドを用いた実験が い位相依存性を示すが、行動リズムは位 ある 。 しかし、ホモ接合型のひ f o s欠損マ 相変位しない九 昼行性蓄歯類では、夜行 ウスでは、正常な c F o s蛋白を持たないに 性蓄歯類とは異なるリズム光同調機構を も関わらず、明時サイクルに同調し、正 持つことも考えられるが、夜行性種のよ 常な光位相反応を示す 1九この研究では、 うな c F o sと光位相反応との相関はない。 c Fo s以外の F o sファミリー蛋白、例えば このような経緯で、現在でも I E Gがサー F o s BやF r a( F o sr e l a t e da n t i g e n ) 2が 、 c F o s カディアンリズムの光同調に関与する遺 の代わりに補償的に作用した可能性も考 伝子であることの証拠はない 。両者の因 えられるが、その事実は確かめられてい 果関係を確かめる研究が、世界のどこか ない 。c 白s 以外の I EG 欠損マウスを用いた で今も行われているのかについても情報 研究も報告されていない 。アンチセンス がない 。結局、依然、 SCN 細 胞 活 性 のマー を用いた実験では、 c イo sとjunBのアンチ カーとして利用され続けているに過ぎな センスオリゴヌクレオチドをラットの脳 い。 マーカーとしての最近の研究では、 脊髄液中に注入し、光による行動リズム 例えば、ラット SCN振 動 体 の 光 周 期 性 の位相反応への影響を見たところ、それ (季節)による変動を、長日お よび短日周 ぞれのアンチセンスを単独で与えただけ 期下で、の SCNのc F o s光誘導リズムの変化 では 、光位相反応は阻害されなか った 26.35)。 を見ることによって確かめた研究や 27.32)、 しかし、 c f o sとjunBのアンチセンス両者 を同時に与えると、位相反応は阻害され 光を無条件刺激とし、ラットの顔に吹き 付ける風を条件刺激としたパブロフ型条 た。 しかしながらこの結果が、 c F o sと 件づけのテクニックを用いて、光の位相 J u n Bのヘテロ ダイマ ーが光位相反応に関 変位効果と SCNのひ F o s蛋白誘導を光以外 与することの強力な証拠とはならない 。 の 刺 激 に 条 件 づ け る こ と が で き る こ と なぜならば、アンチセンス実験では常に (時計の学習?)を示した研究がある 6η 。 起こる問題ではあるが、この実験では l 睡眠研究では、ラットの腹外側視索前部 種類の配列のアンチセンスオリゴでしか ( VLPO) で睡眠時に c F o s免疫反応、が増加 試しておらず、そのオリゴが配列非特異 すること 30)、さらにラッ トVLPOのc F o sは 的に結合したことによって光位相反応に 影響した可能性がある 。 この可能性は、 この実験で、 SCNのc F o s蛋白免疫反応は完 明期に高く暗期に低い日周リズムを示す ことから 21)、こ の部位が睡眠ー覚醒サイ ク ルに重要であることが示された 。他にも 全には阻害されなかったことからも考え 最近の時計機能を調べた実験の中で、細 られる 。 この可能性を否定するためには、 様々なコントロールオリゴを用いた実験 胞マーカーとして c f o s 遺伝子発現または c - が必要となるが、それについては検討さ 得ている研究は数多い。 日本時間生物学 会会誌 一 一 7ー ∞ Vo. 16,NO. I( 2 0) F o s蛋白免疫反応を利用して新たな知見を ス oSCN r t i nv が開発された 。それに よ りi Gと非光同調 E .I 3 行動リズムは、光以外の刺激によ って ライス培 養系での発現リズムが確認され 位相依存的に位相変位する(ケージ交換 s自己発現リズムの振幅は、 o f たl九 しかし c- 産 生 ペ プ チ ド ( た と え ば AVP) や回転輪導入による活動誘導性位相反応) 他の SCN のリズム振幅に比べて小さく、振動のマ Gはこ れらの刺激により発現 E CNのI 、 S が sの機 o F 誘導 されない 2% このことは、 c ーカーとしては必ずしも適当とは言えな 能が、振動体位相反応(光刺激、非光刺 い。 i共通のもの)にあるのではなく、振動 m 体への光入力系に特異的であることの根 拠のーっとされていた 。非光同調との関 GのSCNターゲ ッ 卜遺伝子 E .I 5 lが、細胞内 P Bが形成する A n u sやJ o F c が非光同調に関与す os GLのひ F 連では、 I Lでも光以外の 情報伝達において重要な転写調節因子で G ることが考えられたが、 I lのター P sは誘導されなかった 20)。 ま あるにも関わらず、 SCNでの A o F 刺激では c 調振動体やメ トア ンフェタミン依存性振 ゲット遺伝子は、未だ明らかにされてい sと共存する o F 細胞で、 c ない 。 ラ ッ トSCN 動体など、 SCN非依 存 性 リ ズ ム の 中 枢 神経ペプチドは、 DDで自己発現する場合 N外振動体)の局在を確かめることが C S ( と光により発現誘導される場合とでは異 考えられたが、その結論についての報告 sの場合は、 SCN o F なる 。 自己発現する c 背内側部の AVP、一方、光により誘導さ sをマーカーとして、制限給餌同 o f 、 cた はない。 PおよびGRPと I sは、腹外側部の V o F れる c のc 、 九 このことから、 SCNで 2 共存する 9、 sのターゲッ トは機能に より 異なり、振 o F G E . SCNで自己発現する I 4 G 動系については AVP、光入力系について E ラッ トと ハムスターの SCNにおける I Pであると予測される 。 しかし、 R G / P I は、光による誘導とは別に DDで自発的に はV lに よ り転写調節さ P 発現し、主観的明期に 高 く主観的暗期に これらのいずれも A 低いサーカディアン変動を示す問。 この自 己発現は、光誘導の場合とは異なり主に SCNの背内側部の細胞に見られる 川到。 こ れることを示す直接的なデータはない。 l結合領域に結合する のAP また、 DNA 腹外側部で光により l複合体は、 SCN P A 、 EGは の分布の違いから、自己発現する I 誘導される場合とそうでない場合とでは Gと機能的に異なり、むし E 光誘導される I EG蛋白が異なる 。 DDで自 発的 構成する I ろ振動系あるいは振動系から時計制御遺 Dのヘテロ n u BとJ s o に発現する場合は、 F 伝子への出力系に関与することが考えら れた 。 しかし、少なくとも c-fos欠損マウ lが結合するのに対し P ダイマーによる A sと o F て、光刺激を与えた場合では、 c でも正常なフリーランリズム スでは、 DD 2または a r F Bのヘテ ロダイマーお よび、 n u J のヘテロダイマーが誘導され B n u J Bと s o F が維持される 。 自己発現する c-fosを マ ー カ ー と し て 結合する 刊。 なお、自己発現する場合の Dのヘテロ n u 2とJ a r はなく F sBで、 o lがF P SCNの振動をモニターするため、 c-fosフ。 A ロモーターにルシフエラーゼレポーター ダイマーであるとする報告もある 11)。いず を組み込んだ トラ ンス ジェ ニ ックマウス 日本時間生物学会会誌 腹外側部の れにせよ光刺激により、 SCN ∞ 2 0) I( . O ,N 6 1 . Vo ー- 8 細胞で DNA結合する AP-lの構成は変化す 性はまだ残されている 。例えば、光同調 る。 このことから、 SCNでAP-lにより転 における役割については、前述したアン 写調節されるターゲット遺伝子は、光刺 チセンス実験や c-fos欠損マウス実験の結 激により AP-lの構成が変化することによ 果では、それを完全に否定するには充分 り異なる調節を受けることが考えられる 。 ではなく、確認すべき点がまだ残されて あるいは、 AP-lの構成の違いにより、異 いる 。 また、 mPerlのSCN光発現誘導は 、 なる遺伝子を転写調節している可能性も cAMP系 を 介 し た 細 胞 内 情 報 伝 達 系 考えられる 。 しかし、 AP-lの下流、ある (CREBのリン酸化)によることから、 c - いは SCNの他の遺伝子の上流における AP- fosの光誘導の場合と類似する 。前述した 1による調節については報告がない。 現在、晴乳類における時計遺伝子研究 ように mPerlのプロモータ領域に AP-l結合 領域があるかはまだ確認段階であるが、 が盛んであるが、その主役である mPerl、 IEGが mPerlの上流でサーカデイアン振動 mPer2は 、 c f o sと似たような光反応性を示 体への光入力を調節している可能性はあ 発現 す。この類似性から、光による mPeI る。 促進は、その上流で AP-lによる転写調節 振動系・出力系における役割について を受けている可能性が考えられる 。mPer も同様である 。前述のように SCNの腹外 のプロモーターにおける AP-l結合領域の 側部と背内側部で発現様式・発現細胞が 存在はまだ報告されていないが、 mPerを 異なることから、 IEGがSCNの振動系・振 はじめとするいわゆるサーカデイアンフ 動出力系と入力系で異なる機能を持つこ イードパックループに関わる時計遺伝子 とが考えられる 。IEGによる AVPとVIPの とIEGとの関わりについては、今後の研究 上流での調節の有無やその機能的違いな 展開が待たれるところである 。 ど、興味深い問題は残されている 。 現在の晴乳類体内時計研究では、時計 遺伝子に よる振動生成の分子メカニズム 6 . IEGのこれから 以上がリズム研究における IEGのこれま での経緯である 。 この他にも取り残した 情報があるかも知れないが、いずれにせ よ当初考えられていた機能に対してネガ が猛スピードで明らかにされようとして いる 。やがてそれも解明されて、入力ー振 動ー出力を合わせた体内時計機構の全貌も 次々と明らかにされていくであろう 。 そ の過程で、 c f o sが再び、時計に重要なキ テイブな結論のまま現在に至っている 。 一遺伝子と して脚光を浴びることもある 前述したように各種の刺激に対する細胞 かも知れない 。 このまま細胞マーカーと 活性マーカーとして利用され続けている して、" al iv i n gf o s s i l " となってしまわな のが現状で、いわば:IEGは 、 mPer などの時 いことを期待したい。 計遺伝子に主役の座を奪われ、脇役に回 されたと言って良い 。 しかし、このまま 脇役:で終わるのであろうか? それにしてはまだ確認されていない情 報 が 多 い 。 それらが確認されない限り、 IEGが体内時計に関わる遺伝子である可能 日本時間生物学会会副 一 -9 - Vo. 16, N o . l( 2 0 0 0) 参考文献 nSymposium o i t a d n u o aF b i t,C n e m t s u j d A ) Abe H,Rusak B,Robertson HA 1 3,pp 175-197,JohnWiley& Sons, 8 1 ) 1 9 19 2( 1 9 7: 2 .1 t t e L . i c s o r u e N ) 5 9 9 1 r( e t s e h c i h C nRS,GolombekOA, o s n h o )HonradoGI,J 6 n 1 i a r nHA:B o s t r e b o ) AbeH,RusakB,R 2 h p l a SpiegelmanBM,PapaioannouV,R ) 2 9 19 5( 3 8 1 3 :8 8 l2 l. u .B s e R .Biobehav. i c s o r u e :N ) AbeH,RusakB 3 ) 4 9 19 6( 3 5 1 3 8:5 Rev.1 :563-570 8 7 .A 1 M R:JComp.Phyiol ) 6 9 9 1 ( )KornhauserJM,NelsonDE,MayoKE, 7 J 1 HonmaK : aK, r a h o n i h S HonmaS, ) AbeH, 4 ) 0 9 9 1 4( 3 7・1 2 :1 Neuron5 S: iJ h s a h a k a T ) 5 9 9 1 7( 6 1 9 5 :1 6 7 lA 1 o. i s y h Comp.P )KornhauserJM,NelsonOE,MayoKE, 8 aK,HonmaK 1 r a h o n i h ) AbeH,HonmaS,S 5 584 1 18 5 1 e255: c n e i c S:S TakahashiJ ) 6 9 19 2( 4 1 5 3 :1 8 0 .7 s e nR i a r B : ) 2 9 9 1 ( 5 4 5 2 4 5 e379: r u t a tJ:N r a w e t ) AmirS,S 6 ) 6 9 9 1 ( 3・ tJ:Neuroscience8 r a w e t ) AmirS,S 7 ) 8 9 9 1 1( 6 6 7 5 6 : S iJ h s a h a k a )KomhauserJM,MayoKE,T 9 1 ) 6 9 9 1 :22ト240( 6 .2 .Genet v a h e B )MikkelsenJO,VrangN,MrosovskyN: 0 2 ) 8 9 19 367-376( .47: ll u .B s e nR i a r B z t r a w h c pFR,S r a h rSM,S a g a nN,S i n o r ) A 8 l o. i s y h ,NunezAA:Am.JP )NovakC恥1 1 : 2 7 i.USA8 c .Acad. 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