【チャレンジ・サイト:2012-03】 プロジェクト テーマ名 日米ウォッチング!アメリカ大統領選挙 プロジェクト 指導者 代表者名 参加学生数 学部生 プロジェクトの活動内容 所 属 国際関係学部・国際文化学科 氏 名 河内 15人 活動回数 信幸 大学院生 週 3人 1回 合 又は 計 月 18人 2回 活動内容 前回の大統領選挙では、学生や若者の大きな支持でオバマが当選したといわれるので、 今回も、若い世代の眼線で大統領選挙をウォッチングすることを心がけ、次のような活動 を日常的に行ってきた。 ①新聞記事、雑誌、インターネットなどを中心に情報を収集すること(学生各自)。 ②ゼミや大学祭などを利用して、学生自身が収集した情報を発表すること。 ③名古屋アメリカンセンターなどから、大統領選挙のオリジナル情報を収集すること。 ④日米関係などを中心に、国際関係の視点で大統領選挙を捉え、卒論などにいかすこと。 プロジェクトの経過と成果 2012 年 5 月:プロジェクト開始 新聞記事、雑誌などを中心に情報収集…特に予備選挙のウォッチング 〃 7 月:共和党全国大会…大統領候補、政策綱領の把握 〃 8 月:民主党全国大会…大統領候補、政策綱領の把握 〃 8 月:夏のオープンキャンパスにあわせて資料作成 メディア戦略、テレビ討論などのウォッチング 世論調査の動向把握 (オハイオ大学長期研修の中部大生との連携) 2012 年 11 月:本選挙のウォッチング 一般投票の結果、州別の動向などのデータ整理 投票結果の分析…オバマ勝利の要因、支持基盤(人種・所得・世代の分析) 〃 :大学祭にあわせて資料作成 2013 年 1 月:オバマ 2 期目の政権発足をウォッチング 閣僚の顔ぶれ、内政・外交方針 日米関係の展望 名古屋アメリカンセンターでの資料収集と調査 2013 年 2 月:オバマ大統領の一般教書演説など、2 期目の方針分析 成果のまとめと資料作り 全体報告会の準備 プロジェクトの成果の公表 ①夏のオープンキャンパス(2012 年 8 月 5 日~7 日) *作成資料の配布 ・共和党全国大会の様子、大統領候補の決定、政策綱領の中身 ・民主党全国大会の様子、大統領候補の決定、政策綱領の中身 ②大学祭(2012 年 11 月 2 日~4 日) *大統領選挙発表会(20 号館 1 階ラウンジ) ・11 月 2 日(金):13:00~14:00 ・11 月 3 日(土):11:00~12:00、14:00~15:00 ・11 月 4 日(日):11:00~12:00 ③オバマ当選後の中間発表会(2012 年 12 月 13 日、20 号館 12 階会議室) *一般投票の結果を受けた発表会(チャレンジ・サイトのサイトに掲載) ・一般投票の結果、州別の動向などのデータ整理 ・投票結果の分析…オバマ勝利の要因など ④マスコミ紹介:『読売新聞』(2012 年 12 月 16 日付) *広報課が企画した「Lets study English」にあわせて、チャレンジ・サイトの大統領選挙 ウォッチングを紹介 ・大統領選挙におけるオバマ勝利演説の分析 ・2 期目のオバマ政権の課題を展望 プロジェクトの自己評価 研究活動の展開と研究成果についての自己評価 A , B , C (いずれかに○を付してください。) 説明 学生たちは、4 年に一度の大統領選挙に興味や関心をもって取り組んだ。特に、このプ ロジェクトを計画する時、前回の大統領選挙では、アメリカの大学生や若者の支持が高ま ってオバマの当選が実現したため、今回もアメリカのヤングジェネレーションの動向に注 目して大統領選挙を調査した。 ところが、私自身は、昨年の 2 月から 3 月の間、オハイオ大学に滞在してみて、今回の 大統領選挙が学生の間であまり盛り上がっていない印象を強くもった。3 月のスーパーチ ューズデーでも、キャンパス内の選挙運動は沈滞化していたからである。このような背景 には、格差社会の歪みなどの社会矛盾が拡大し、政治不信がかなり蔓延していることが影 響しているようにも感じた。そのため、日本の学生たちがアメリカの大統領選挙をウォッ チングできるかどうか、内心は不安であった。 しかし、日本の学生たちは、初めての黒人大統領オバマについて興味をもっており、ワ スプ中心の白人社会がチェンジする契機となるかどうか、注目していることも分かった。 日本にも外国人が多数生活するようになり、本学にも外国籍の学生・院生が入学するよう になったことが、日本の学生の意識を少しずつ変えてきているようにも感じた。 このようなことを実感することができたため、大学祭や中間発表会では成果を公表し、 『読売新聞』でも、学生のチャレンジ・サイトとして、大統領選挙のウォッチングを紹介 することができた。
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