PTAだより7月1日号

平成26年 7月 2日
保護者様
福岡市立東吉塚小学校
PTA会長 綿原 正志
校
長 武田 祐子
今年度 PTA 活動テーマ
P T A だ よ り
紫陽花が雨に映えています。いつもPTA活動にご協力いただき、ありがとうございます。
さて、先月の「PTAだより」で今年度のPTAテーマをお知らせしておりましたが、今回は、校長先生と
綿原PTA会長にお薦めの本をご紹介していただきました。
今後も、先生方、保護者、子ども達からのお薦めの本を紹介していこうと、思っております。どのような本
が登場するか、楽しみされていてください。
武田校長先生おすすめの3冊
○低学年におすすめ
『まほうつかいのでし』ゲーテのバラードによる
魔法つかいの弟子は、先生がお出かけした間に、いろいろな魔
法をかけます。でも、どれも大失敗で家の中はぐちゃぐちゃ
に・・・さて、先生が帰ってきました。だれでも、一度は魔法
があったらなと思うもの。色鮮やかでとても楽しい絵本です。
原作はゲーテです。読み聞かせにも最適です。
○中学年におすすめ
『ちいさいおうち』バージニア・リー・バートン作
お家が主人公の物語です。
楽しくゆったりと過ごしていたお家は、成長していく周りから
取り残されて、さびしく暮らしていきます。再びやさしい人に
出会えて、ちいさいおうちは、何を感じたのでしょうか。
大切に守るべきものが古び、取り残されてしまう。「さびしい・
せつない」気持ちが胸いっぱいにあふれる絵本です。
絵もすてきです。ゆっくりと読んでください。
○高学年におすすめ
『ストライプ たいへん!しまもようになっちゃった』
デヴィッド・シャノン作
カミラは人の目ばかり気にする女の子。ある朝、気がつくと、
顔も体もしま模様です。いろいろな人から治療をうけますが、
悪くなるばかり・・・いったい、カミラはもとに戻れるのでし
ょうか。自分らしく生きることの意味を教えてくれます。
高学年だからこそ、読み進められる本です。おとなも子どもも、
じっくりと考えさせられる一冊です。
綿原PTA会長おすすめの2冊
せきわん
『隻腕の剣士 教壇に立つ』
浅野健治作(潮出版社)
生まれつき右腕の肘から先がない少年・中山彰の青春を描く
感動のノンフィクション。小学校1年生の時に剣道と出会い、
剣の道を歩む。中学生となった少年は、家計を助けるために
新聞配達のアルバイトに励みながら「剣道の鬼」との異名を
もつ監督のもとで特訓を受け、九州大会で名声をあげるよう
になる。剣道のうでを買われ、大阪の私学高校に進学。そこ
でも良き剣道の師匠、良き仲間と出逢い紆余曲折しながらも
全国大会出場を決める。中山彰さんの不断の努力を支えたの
は〝三倍の努力〟との言葉であった、その四文字は袴に縫いつ
けてあった。私はこの本を読んで、何の世界であれ活躍してい
る方は、生まれ持った才能だけではなく、人の見ていないとこ
ろで他人の何倍も努力をされていると感じた。「大人がお手本」
のテーマのとおり、親が努力を惜しむことなく挑戦して成長し
ていきたい。その分だけわが子も成長すると思う。
『誰もが気になっていた空港の大疑問』
謎解きゼミナール編(河出書房新社)
東吉塚小学校のほぼ真上を、福岡空港に離発着する飛行機が
飛んでいますが、皆さんは飛行機に乗ったことがありますか。
なぜ飛行機に乗るには、バスや電車と違って面倒な手続きや
検査が必要な理由など空港や飛行機のナゾがこの本に書いて
あります。博多区には、九州で一番大きい福岡空港がありま
す。今年の夏休み、福岡空港を探検して、自由研究の材料と
されてはいかがでしょうか。