2011年1月作成(PDFファイル283KB)

2010
季節のこと
ふゆの巻
お雑煮
お正月におせちと共によく食べられるお雑煮。お雑煮はなぜお正月に食べられるようになったの
でしょうか。お雑煮は一年の無病息災を祈って食べられるものです。
本来は、もち・あわび・いりこ・焼き栗・山芋・里芋・大豆の7種類の材料を味噌で煮たものでし
た。しかし、『雑煮』を『なんでも雑多に煮る』の意味と誤解され、全国に広がったため、
地域によって様々な形の料理になったといわれています。お雑煮は野菜や肉など、たく
さんの食材が入っているので、栄養バランスが整っている料理です。
同じ地域でも家庭によって様々なお雑煮があるかもしれません。みんな
でお雑煮を持ち寄って食べるのもおもしろいかもしれません。
東日本では角餅で醤油、西日本では丸餅で味噌で味付けの習慣
が見られるようです。
旬の食材
ぶり
成長と共に名前を変える出世魚で、関東ではわかし・いなだ・わらさ・ぶりとなり、
関西ではわかな・つばす・はまち・ぶりと名前が変わり、成魚では 1 メートル程
になります。
旬は寒ぶりといわれるように脂ののる冬とされています。
比較的安価で年間を通じて養殖のものが流通しています。
刺身や照り焼き、ぶり大根など
ミニ情報
魚の煮付け
基本的に水・酒を沸騰させ、砂糖、みりん、醤油(味噌)を加えます。煮汁にだ
しは使いません。煮汁が沸騰してから魚が重ならないように入れます(煮汁は魚
の8割くらいかぶる程度)。魚を入れてから、煮汁が再び沸騰するまでは強火、
その後は落とし蓋をして中火で煮ます。
白身魚は薄め、背の青い魚は濃いめの味付けにします。身のやわらかい魚
(あじやいわしなど)には梅干しを入れるとさっぱりした味になり、魚の
身を引き締める効果もあります。
煮魚を作る時、いつも煮崩れしてしまう人は甘味に砂糖を使わず、み
りんと酒だけを使ってみるといいですね。
社会福祉法人天竜厚生会 平成23年1月作成 作成者:しんぱら保育園・なぎさ保育園・こまつ保育園調理担当者