感染症について //////// 麻疹(はしか) Q:原因は? 麻疹に感染した人の咳やくしゃみによる飛沫感染、空気感染でかかります。 Q:潜伏期間は? 10日~12日程です。 Q:症状は? まず38度ぐらいの発熱と、咳やくしゃみ、鼻水などの風邪に似た症状、目の充血・めやに などがみられます。乳幼児には、下痢・腹痛などの症状が出ることもあります。 また発熱から数日後に、口腔内(頬の内側)にコプリック斑という白い発疹が現れます。 その後一旦熱は下がりますが、再び上昇し39度~40度の高熱と、同時に耳の後ろから 発疹が出始めます。発疹は顔、体、腕、四肢の末端まで広がり、高熱は4~5日続きます。 また、発疹が出て2日で口腔内のコプリック斑は消失します。 Q:予防方法は? 予防接種を受けることが一番の予防方法です。 Q:家でのケアは? 高熱が続くので脱水症状に気をつけ、スポーツドリンクや白湯などを少量ずつ与えて、 こまめに水分補給をしてあげてください。 食事が取れる様なら、喉越しがよく消化に良いものを。(お粥、うどん、ゼリーなど) 発熱が続く場合は氷枕などで冷やしてあげてください。部屋の温度は20℃ぐらいで、 あまり厚着をさせないように。加湿器などで部屋の保湿をするのも効果があります。 また、汗を拭いて体を清潔にするようにしてください。熱が下がれば入浴も大丈夫です。 合併症として肺炎や脳炎などを起こしたり、麻疹が重症化することもあるので症状が 軽快するまで経過に注意し、発疹が出て4日以上高熱が続く、呼吸が苦しそう、意識が はっきりしないなどの症状があればすぐに医療機関の受診をしてください。 三重県健康福祉部 薬務感染症対策課
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