カタツムリにはどうして殻があるの

なぜなに学習相談
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学研教育情報資料センター
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資料番号2576
から
カタツムリにはどうして殻があるの
な か ま
●カタツムリはカイの仲間
うみ
おな
な か ま
カタツムリは、海にすむカイなどと同じ仲間です。カイは、やわらかいふにゃふにゃした
からだ
から
まも
い
にんげん
体 でも、かたいじょうぶな殻に守られて生きています。カタツムリは、人間のようなじょ
ひ
から
かわ
すいぶん
うぶな皮ふをもっていません。ですから、もし、殻がなかったら、うすい皮からすぐ水分が
かぜ
からだ
し
風でとばされ、 体 がかわいて死んでしまうでしょう。
から
いえ
●殻は、カタツムリの家
から
からだ
ひ
じ め ん
お
カタツムリは、つつくとすぐ、殻の中に 体 を引っこめてぽろりと地面に落ちてしまい、
にんげん
て
だ
うご
から
とり
もう人間は手が出せません。カタツムリは、動きがおそいので、殻がなかったら、すぐ、鳥
どうぶつ
た
やほかの動物などにおそわれたり、食べられたりしてしまうことでしょう。
なつ
あつ
さむ
ふゆ
から
い
ぐち
まく
から
なか
カタツムリは、夏の暑いさかりや、寒い冬には、殻の入り口にうすい膜をはって、殻の中
そと
かんそう
でじっとしています。こうして、外の乾燥
さむ
み
まも
や寒さから身を守っているのです。
から
い
このように、殻は、カタツムリが生きてい
くのに、なくてはならないものなのです。カ
から
い ち ぶ
にんげん
タツムリの殻が一部こわれたりすると、人間
ほね
おな
ま
の骨やつめなどと同じように、いつの間にか、
から
しゅうり
殻は修理されています。
たまご
う
ちい
カタツムリは、 卵 から生まれたばかりの小
あか
から
さい赤ちゃんカタツムリでも、ちゃんと殻を
もっています。(監修・今泉
忠明)
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