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2008 年度版 ミュージアムライブラリーの特徴 ライブラリーは博物館の2

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2008 年度版
░▓ ミュージアムライブラリーの特徴
░▓ ミュージアムライブラリーの利用案内
ライブラリーは博物館の2階にあり、無料スペ
ースです。観覧券がなくてもどなたでも自由にご
利用いただけます。ここでは来館者が展示を観て
疑問に思ったことや、さらに深く学習したいとい
ったニーズに応えるために、自然科学系の図書や
雑誌を自由に閲覧できるようにしてあります。
たとえば雑誌では、専門的な洋雑誌や和雑誌、
同好会誌、学会誌などを購入や寄贈、交換といっ
た形で収集し、来館者に自由に閲覧してもらえる
ように整理していますが、これはミュージアムラ
イブラリーの特徴といってもいいでしょう。公共
図書館で自然科学系の専門的な洋雑誌や学会誌
を所蔵しているところは少ないと思いますし、大
学図書館を利用できる人も限られてくるでしょ
う。もっと多くの人に利用してもらえるよう、将
来的には目録を作成して当館のホームページに
載せるなど、何かの形で宣伝できるようにしたい
と考えています。
また、来館者の中には植物や昆虫、岩石や化石
などを持ってくる方がいます。こうした質問に対
してはそれぞれの専門の学芸員がライブラリー
でいろいろ教えてくれるのですが、時にはライブ
ラリーの図書を見ながら解説してくれることも
あります。こういうところもミュージアムライブ
ラリーの特徴と言えるでしょう。ですからライブ
ラリーの図書や雑誌は館外貸出しをしていませ
ん。学芸員が調査研究のために研究室に持ってい
く時でも、『ライブラリー資料貸出簿』に記入し
ていくことになっています。
最後にミュージアムライブラリーの特徴とし
て、専任の司書がいるということです。自然科学
系の博物館に図書室があって図書や雑誌を公開
し、専任の司書がいるところというのはとても少
ないようです。普段はライブラリーの奥の事務室
で、主に図書や雑誌の整理をしています。図書に
関する質問があったときはカウンターに出て、来
館者に対応しています。
ライブラリーの入り口に、『ミュージアムライ
ブラリー利用のしおり』が置いてあるのはご存知
でしょうか? 利用案内と、よくある質問が書い
てあります。これを見ると探したい本がライブラ
リーのどこにあるのか、大体見当がつくようにな
っています。
ライブラリーでは図書、雑誌の閲覧、ビデオ鑑
賞、パソコン検索(神奈川の自然など)ができま
す。3 台あるパソコンはいつも子どもたちでいっ
ぱいです。鳥の鳴き声が響き渡っています。
パソコンによる蔵書検索ですが、平成 19 年 4
月からできるようになりました。インターネット
でも公開していますので、自宅で検索することも
可能です。
図書、雑誌の古いものは書庫にあります。閲覧
したい場合は、カウンターにある『書庫内資料利
用申込書』に記入してください。
ライブラリーでは、図書、雑誌の一般利用者へ
の館外貸出は行っておりません。ライブラリー内
のみの利用になります。
コピーサービスは著作権の範囲内で行ってい
ます。1枚 10 円です。図書や雑誌をコピーした
いときは、カウンターに置いてある『ライブラリ
ー資料複写申込書』に必要事項を記入して、学習
指導員に渡してください。コピーは学習指導員が
行います。
また、平成 19 年 4 月から郵送による文献複写
のサービスを始めました。郵送による複写料金は
1 枚 30 円です。
ビデオは自由にブースに入って簡単な操作を
行うだけで見ることができます。ブース内にビデ
オのカタログがありますので、それで見たいもの
を選びます。最近では、投稿ビデオの本数も増え
てきました。20 分以内の短い作品ばかりなので、
ぜひご覧になってください。
░▓ レファレンス
░▓ 所蔵資料の紹介
ライブラリーでは来館、電話、メールでレファ
レンスを受け付けています。
「○○○という本はありますか?」という問い
合わせに対しては、パソコンで検索してお答えし
ています。現在パソコンには約 15,000 件の図書
データと約 3,000 件の雑誌データが入っています。
ライブラリーで所蔵していないときは、利用者
の要望を聞いて他の図書館の蔵書を検索するこ
とがあります。まず神奈川県立図書館や神奈川県
内の公共図書館の蔵書を検索します。県内を協力
車や連絡車が走っているので、読みたい本を県内
のどこかの図書館で所蔵していれば、地元の図書
館で借りることができます。神奈川県内の図書館
で所蔵していないと、国会図書館を検索します。
国会図書館で所蔵していれば地元の図書館に取
り寄せて閲覧することができます。また、国会図
書館の登録利用者になると、個人でも郵送複写サ
ービスを受けることができるようになりました。
国立科学博物館のホームページを見れば、図書と
雑誌のデータベースがあります。見たい資料を検
索して国立科学博物館が所蔵していれば、閲覧を
申し込むこともできます。
インターネットがあれば、図書館の蔵書検索な
ど誰でも簡単に調べることができる時代になり
ましたが、全ての人がインターネットを使える環
境にあるわけではないので、当館のライブラリー
で所蔵していないものについては、できるだけど
こで所蔵しているのか調べて答えるようにして
います。
ライブラリーで所蔵している図書は約 15,000
冊です。このうち、公開に出してあるのは約 4,500
冊です。自然科学系の図書や雑誌、事典や図鑑、
子ども向きの本などです。
書庫には澤田文庫や櫻井文庫など寄贈してい
ただいた図書を文庫としてまとめて保管してい
るものがあります。これらの文庫は古くて貴重な
図書や雑誌を多く含み、ライブラリー資料の中核
をなしています。
たとえば澤田文庫には植物関係の古い図書が多
く 、 ケ ン ペ ル の Amoenitatum exoticarum
politico-physico-medicarum. Fasc. V(『廻国奇
観』1712 年)やリンネの Species plantarum.(『植
物の種』1753 年)、Systema naturae per regna
tria naturae,(1788-93 年)などがあります。澤
田文庫を調べるためには 1972 年に発行された
『澤田文庫目録』が便利です。目録はカウンター
に置いてあります。
櫻井文庫には鉱物や岩石、貝類関係の図書や雑誌、
同好会誌などが多く含まれています。
雑誌では『 カーチス ボタニカル マガジン』
を 1787 年から 1983 年まで所蔵しています。こ
の雑誌は現在も発行されていて、当館でも 1994
年から購入を続けている雑誌です。惜しいことに
約 10 年間所蔵していない部分がありますが、今
後ここを埋めることができればさらに貴重なコ
レクションになるでしょう。
100 年も 200 年もたった図書や雑誌は幾多の困難
を越えて私たちのところにあります。たまたま当
博物館のライブラリーで所蔵はしていますが、こ
れらは、私たちが代表してお預かりしているとい
っても過言ではないでしょう。ですから所蔵して
いるところでは、今後 100 年 200 年たっても今と
同じ状態で見ることができるように、大切に保管
していかなくてはなりません。
ライブラリーの図書や雑誌は誰でも自由に手
にとって見ることができますが、残念なことに盗
難も後を絶ちません。一部の心無い利用者のため
に多くの人が迷惑をこうむることになります。み
んなが気持ちよく利用していくためにも、最低限
のマナーは守ってほしいものです。
執筆者 ミュージアムライブラリー司書 篠崎淑子
発行 生命の星・地球博物館友の会 広報部
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