保健 中3学年末試験対策資料 made by Kosaku Kevin ・感染症の原因 …・感染=病原微生物(=ウイルス・細菌の総称)が体内に入って増殖すること ・飛沫感染=咳、たん、くしゃみのしぶき、を媒介とする。インフルエンザなど ・経口感染=ふん便、水、食物、などを媒介とする。食中毒(腸管出血性大腸菌 O157etc)など ・発病=症状が現れること。熱、せきなど ・感染→発病 のこの期間を潜伏期間という ・風疹:14-21 日 ・コレラ:1-5 日 ・インフルエンザ:1-3 日 ・O157:1-10 日 ・食中毒:3-24 時間 ・HIV:1-10 年 ・感染症=感染によって起こる疾病のこと ・伝染病(伝染性感染症)=人から人へ感染症が移るような疾病のこと ・感染の条件 …・自然環境条件=温度・湿度 etc (インフルエンザは低温度&低湿度の時長生きする) ・社会環境条件=人口密度・交通網の発達 etc (検疫実施の必要性・水際対策) ・主体の条件 =抵抗力・栄養状態 etc (抵抗力が低い→日和見感染を起こす) (※これらの条件は独立して存在していない) ・病原体…ウイルス・細菌・原虫・カビ etc の総称 (病原菌=細菌) ・SARS コロナウイルス =急性肺炎を起こす新興感染症の原因 ・ウエストナイルウイルス=蚊を介して感染するウエストナイル熱の病原菌 ・トリポネマパリズム =性感染症の梅毒の病原菌 ・ペスト =ネズミ類の病気が人に感染したもの、黒死病とも ・天然痘 =発疹性感染症で 1980 年根絶宣言された ・感染症対策 …・病原体(感染源)対策=病原体の発生を封じる、日光・熱湯・薬品消毒 etc ・感染経路対策 =病原体が感染する道筋を断つ ・直接伝播…性感染症、インフルエンザ、HIV ・間接伝播…コレラ、マラリア、百日咳 ・感受性者対策 =感染症に対する感受性(免疫のない状態)を作らないようにする ・自然能動免疫…過去の感染により免疫を獲得 ・人口能動免疫…病原体の成分を体内に入れること(ワクチン)で免疫を獲得 ・ワクチンの効果 …・予防の効果=病原体に対抗する働きを備え発病を防ぐ ・重症化防止=発病した際に重症化することを防ぐ ・免疫の働き …・免疫 =再び体内に病原体が侵入した際に対抗する準備 ・白血球 =好中球、リンパ球など 5 種類の成分からなる ・抗体 =リンパ球が作る病原体の活動を停止させる物質 ・抗原抗体反応=抗原(外から侵入)と抗体の間におこる反応 ・食菌作用 =侵入してきた細菌を細胞の中に取り込み殺菌すること 免疫の働き方…①病原体の侵入 ②好中球が細胞内で病原体(主に細菌)を食菌する ③さらに小さな病原体(主にウイルス)に対しリンパ球が抗体を作り攻撃 ・AIDS と HIV …AIDS=後天性免疫不全症候群のことで病原体 HIV により引き起こされる 後天的に免疫が低下し、日和見感染を起こす 潜伏期間:感染後から 6-8 週間で、抗体検出可能になる (抗体が作られるまで、検査で陰性が出る期間をウィンドーピリオドと言う) 発病までは 10 年かかることも、また潜伏期間の間に感染していることもある 感染から 12 週間後に検査することが望ましい:感染(HIV 感染者)―→発病(AIDS 患者) ・HIV 感染経路 …・性行為による感染(性的接触)=このような感染症は性感染症と呼ばれる。 精液、膣分泌液中の HIV(=血中の HIV 数に等しい)が 性器、直腸の粘膜を介して感染:現代の主な経路である ・血液を介する感染=輸血・血液製剤によって感染者の血液が体内に入り感染 このようにして感染した AIDS は薬害エイズと呼ばれる:昔の主な経路だった 薬物常習者の注射回し打ちによるものもこれにあたる ・母子感染 =感染した母親から妊娠(子宮内)、出産(産道)、授乳を通しての感染 ・HIV の特徴 …・人体外の HIV=栄養・水分・温度が適さないとすぐに死滅する 60℃以上の 30 分の加熱で死滅(熱湯の場合は 20 分) ・感染力=弱い、まとまった量がないと感染することはない 唾液→1回にバケツ3杯分 1回の性交→1% (他の性感染症を持つ場合には確率が上がる) ・AIDS の予防 …・感染源対策 :潜伏期間が長いので不可能 ・感受性者対策:予防ワクチンは未開発なので不可能 ・感染経路対策:・直接伝播=・性交をしない、コンドームを使う ・出血の処置の際にはゴム手袋を使用する ・水洗いをして完全に洗い流す ・間接伝播=・血液が付きやすいもの(歯ブラシ・剃刀)は自分のもの使う ・ウイルス付着の可能性があるものに触れない、触れさせない ・検査による予防:・保健所で検査=住む地方自治体に関わらず無料&匿名で出来る、結果は知れる ・献血での検査=輸血による感染の防止のために行うので、結果は知れない ・必要のない予防(HIV):握手(接触)、咳・くしゃみ(飛沫感染)、水・空気感染 蚊・ペット(媒介動物)、便器・吊革(媒介物) ・性感染症の種類と特徴 …・性感染症=性交(性的接触)により感染する感染症のこと ・病原体 =体液(精液・膣分泌液・血液)、粘膜(性器・口)、その周辺の皮膚に存在 ・種類 =・性器クラミジア感染症:♂排尿痛・ペニスの先から膿 ♀無症状・放置で不妊に ・淋菌感染症:♂排尿痛・ペニスの先から膿 ♀気付かぬうちに進行しやすい ・性器ヘルペスウイルス感染症:♂多くが無症状 ♀水泡・湿疹によるかゆみ・痛み ・梅毒:♂♀性器や足の付け根に痛みのない硬いしこりができる、体中に赤い斑点 ・性感染症:拡大の原因=症状がはっきりしない、潜伏期間が長い→気付かぬうちに感染 治療せず放置、恥ずかしい→母子感染を起こすかも… 低年齢化 =性交の低年齢化と相関関係にある←性に対する正しい知識を持たないため ・性感染症の予防:・感染の危険がある性交をしない(不特定多数との性交) ↘ ・コンドームを正しく使う →感染を防ぐ ・感染の心配がある場合には治療・検査を受ける →発病・重症化を防ぐ ・個人の健康と集団の健康 …・人々の健康を守る社会的な活動(公衆衛生)→個人の健康のための活動の援助 ・スポーツ活動→地方自治体の運営する活動・施設 ・保健所(センター)医療機関→検診や医療行為 ・健康を守るための働き …・バリアフリー :障壁となるもの(バリア)を取り除き生活しやすくすること =物理的・社会的・精神的なものなど ・ボランティア活動:公共福祉のために自主的に無報酬で行う活動 ・新興感染症…1970 年以降に新たに人への感染が確認された感染症のこと ex.)・エボラ出血熱…80%以上のの致死率がある ・変異型クロイツフェルトヤコブ病…いわゆる狂牛病(BSE) ・再興感染症…すでに知られてはいたものの、発生数はとても少なく公衆衛生上の問題はないと 考えられていた感染症のうち、再び出現し猛威をふるうようになったもの ex.)・マラリア ・結核
© Copyright 2024 Paperzz