みんなを好きに 自分を好きに ■10月17日(月)道徳 第3年学年だより 2016年10月18日 第28号 「思うは招く」植松 努 【植松 努さんについて】 北海道赤平市にある従業員数18人の小さな町工場“植松電機”の 経営者である植松努さん。そんな小さな町工場で行われているのは、 最先端のロケット事業。 「NASAより宇宙に近い町工場」と呼ばれ、 世界中から技術者が視察に訪れます。莫大な資金と一流の経歴が必要 と思われるロケット事業ですが、植松さんは資産家の家に生まれたわ けでもなく、一流大学を出たわけでもなく、むしろ子どもの頃は勉強ができませんでした。 「どうせ無理」 「意味がない」と夢を砕かれ、町工場を継いでからは、お金のために他人を蹴落とし、常に 孤独。倒産の危機に追い込まれ、自殺を考えるほどだった植松さん。 しかし、そんな植松さんの人生を変え、植松努式メソッドを生み出すきっかけとなったのは、児童施設で出 会った児童虐待被害者である少年が語った切なすぎる夢でした。 「ぼくの夢は親ともう一度一緒に暮らすこと 」ひどい虐待を受けながらも親を愛している。植松さんは、衝撃を受けるとともに、お金のために人を踏み台 にしてまでのし上がろうともがいていた自分の生き方に疑問をもちました。植松さんは自分の幼少期を思い出 します。先生に言われた「どうせ無理」という言葉と、自分を祖父母の考え方を全否定された記憶です。人間 が生きるためには自信が必要です。自信を奪われた人たちが、失ってしまった自信を繕うためにすること、地 位や名誉、ブランドに固執、他人をけなす・おとしめるという行為が児童虐待や戦争のもとになっているので は?と考えます。つまり、自信を失った人たちが、他人の自信を奪うという悪循環に陥っているということで す。植松努さんは「どうせ無理」という諸悪の根源であるこの言葉を世界から無くそうと心に決めました。 大切なことに気づいた植松さんに新たな出会いが訪れます。それが北海道大学の永田教授です。火薬を使う 危険なロケット事業はできないと諦めていた植松さんと、資金的な問題でロケット事業はできないと諦めてい た永田教授が出会い、お互いに足りない部分を補うところで植松さんはついに夢を実現させたのでした。 本日の授業をふり返って(テーマ:思うは招く) 私は最初、いろんな人からバカにされたことを続けられるかと問われたとき、むりだろうなぁと思ったが、 植松さんのお話を聞いていたら、なるほど確かにやったことがない人が適当なことを言っているに過ぎないの かも、と思えてきた。私たちはあきらめることを知らずに生まれてきたのだから、今ムリだと思っていること も叶えよう!と思い続けてみたい。 (1組 女子) 今、受験を迎えていて、いろんなワークに手を出して、中途半端なままで、何をすればいいのかわからなく なって、焦って自分が嫌になってします。けれど、植松さんの「中途半端は全然いい」という言葉に救われた。 何もしないより、いろんな問題にチャレンジして、自分に自信をつけようと思った。○○高校に行きたいとい う思いはいつか私を未来に招くと信じてがんばろうと思います。 (2組 男子) 「思うは招く」はこれからしたいと思いました。自分が何かしたいことがあったとき、思っているだけでそ れが叶うように無意識に行動して、できるようになると思ったからです。もし周りに「どーせむり」とか言う 人がいたら、その人にも教えてあげたいと思いました。 (3組 男子) 本 日 は 学 年 道 徳 で し た 。
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