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分析項目説明

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値
水素イオン濃度(pH)は水中の酸性・アルカリ性の度合いを示す指標である。酸性になる原因として
は、火山地帯など地質の影響、地盤や岩盤などの影響、あるいは動物や植物など生物の死骸がバクテ
リアによって分解されると、有機酸や二酸化炭素(炭酸ガス)ができて酸性になる場合が考えられる。
アルカリ性になる原因としては、植物性プランクトンの光合成によって、水中の二酸化炭素(炭酸ガ
ス)が減少すると PH が高くなる。生活排水の混入など人為的影響によっても pH が変化するが、湖沼
などでは自然界の炭酸平衡の変化に起因する場合が多い。
生物化学的酸素要求量(BOD)
水中の有機物による汚濁の程度を示すもので、水中に含まれている有機物が一定時間(5日間)、一
定温度(20℃)の下で微生物によって酸化分解されるときに消費される酸素量のこと。数値が高い
ほど有機物の量が多く、汚れが大きいことを示す。逆に数値が低いほど水質はきれいである。
浮 遊 物 質 (SS)
浮遊物質とは、水中に懸濁している不溶性物質のことをいう。しかし、一般の河川、海水,湖沼水に
は、木片や木の葉など粗大な物質やコロイド状物質のような濾過で簡易に分離が困難な物質もあるの
で、ここでは、2mmのふるいを通過し、1umの濾過材上に残留する物質を浮遊物とする。浮遊物
質は、一般に清浄な河川では粘土成分を主体とし、若干の有機物を含むものにより形成されることが
多いが、汚濁の進んだ河川水では有機物の比率が高まる。また、浮遊物の量は水の濁り、透明度など
に影響を与えるが、厳密な意味で濁度との相関関係はない。浄水処理においては、浮遊物質は完全に
除かなければならないが、量、大きさ、構成成分、密度などにより処理に難易を生じ、特に排水処理
には大きな影響を及ぼす。
。
溶 存 酸 素 量(DO)
溶存酸素量とは、水中に溶存している酸素量を表す。微生物により分解され易い有機物を含む工場排
水や生活排水などが水域に排出されると、微生物の呼吸や増殖が盛んになり、大気から水中に供給さ
れる酸素以上にそれを消費して水中を嫌気状態にする。また、溶存酸素の減少に伴い魚類などの生物
生息にも不都合となる。藻類の繁殖時には、光合成によって放出された酸素を含むことも知られてお
り過飽和となることもある。
大 腸 菌 群 数(MPN)
大腸菌群は、し尿の糞便由来と排水、自然水、土壌等の環境由来からの存在が認められ、河川水では
水域、季節、流量の変動によって変化する。また、一般的に夏場の気温が高い時期に増加し、冬場の
気温が低い時期には減少する傾向がある。
全 窒 素 (T-N)
全窒素とは、水中における全ての窒素量のことで、富栄養化の評価のための指標となる。水中にはア
ンモニウム、硝酸・亜硝酸などの無機イオン、アミノ酸、ポリペプチド、タンパク質を始め、多様な
含窒素化合物として窒素が存在している。これらは化学反応、生化学反応を通じて相互に変換し、富
栄養化を進める。富栄養と貧栄養の限界値は、0.15~0.20mg/L 程度とされている。
全 リ ン (T-P)
全リンとは、水中における全てのリン量のことで、窒素と同様に富栄養化の指標となる。水中には、
オルトリン酸、ポリリン酸、メタリン酸などの無機リン酸の他、リン脂質、リンタンパク質などの有
機リン化合物が存在している。これらは、いずれもリン酸まで酸化されて水の富栄養化を進める。
富栄養化の目安としては、0.02mg/L 程度とされている。
カドミウム
カドミウムは、地殻中の存在量はごくわずかですが、亜鉛と共存する形で自然界に広く分布しており、
特に汚染を受けていない地表水や地下水中にも、亜鉛の1/100~1/150 程度の量(約 0.1~0.5μg/L)
が含まれているといわれている。
人体に対する毒性は強く、一度に数グラムを摂取すると激しい胃腸炎を起こして短時間で死亡すると
いわれているが、水質で問題になるのは主に慢性中毒である。体内に摂取されたカドミウムの大部分
は排泄されるが、摂取量が多い場合には腎臓や肝臓に蓄積されて障害を引き起こす。公害病として有
名なイタイイタイ病は、慢性カドミウム中毒による腎機能障害、カルシウム代謝異常に、妊娠、授乳、
栄養素としてのカルシウム不足などの要因が重なって発症した重症の骨軟化症とされている。
カドミウムの人為的汚染源は、亜鉛、銅の発掘精錬に伴う鉱山排水や、電池製造、電気メッキ、金属
加工などの工場排水が主なものである。
シアン
シアンは通常、毒性の強いかたちのシアンとしては自然界にはほとんど存在しないが、メッキ工場や
金属精錬所、金属熱処理、都市ガス製造工業等、シアン化合物を使用する事業所の排水などの混入に
よって水中に含まれることがある。
中毒症状は、めまい、頭痛、意識喪失、けいれん等で、高濃度の場合は呼吸中枢麻痺による呼吸停止
を起こす恐れがある。
亜鉛
亜鉛は銅と同様に自然界に比較的広く分布する金属で、自然水中に 1~10μg/L 程度含まれ、50mg/L
も検出された例もある。
亜鉛は生体必須元素の一つで、欠乏すると発育不全や生殖機能不全、皮膚・毛髪・爪の損傷などが起
こる。人体に対する毒性は低く、人の許容摂取量は 10~15mg/日程度といわれており、亜鉛による
水質汚染が人間の健康上問題になることはほとんどない。ただし、植物や微生物、魚類に対してはか
なり強い毒性があるので注意が必要である。
魚類の致死濃度は魚種によっても個体によっても違うが、0.1~50mg/L の範囲とされている。
また、亜鉛はカドミウムと化学的な性質がよく似ており、自然界でも両者は相伴って行動することが
多いので、高濃度の亜鉛が検出された場合は、一応カドミウムによる汚染を疑ってみる必要がある。
人為的供給源は、銅と同様、鉱山排水、金属工場排水、大気粉塵などが主なものだが、水道水や下水
中の亜鉛は、亜鉛メッキ銅管からの溶出による場合がある
六価クロム
クロムによる汚染源は、鉱山排水及びクロムメッキ、ステンレス鋼、皮なめし、顔料等の産業排水等
があげられるが、六価クロムの害は水質汚染だけでなく、大気粉塵としても大きな問題となる。
人体への影響としては、皮膚潰瘍、鼻中隔穿孔、肺がん等がある。
ヒ素
ヒ素の毒性は古くから「岩見銀山ネコイラズ」などとして知られていたが、昭和 30 年に西日本一帯
で発生した森永ヒ素ミルク事件で改めて認識された。
元素として地殻中の存在度は 1.8mg/kg と比較的少ない方で、汚染のない河川水中のヒ素は 0.9~1.3
μg/L、海水で 0.15~5.0μg/L 程度といわれているが、温泉水等火山地帯の地下水中には数十 mg/L
の高濃度が含まれている場合がある。
やはり水質汚濁で問題になるのは主に慢性中毒で、慢性毒性の症状としては、皮膚の角化、鳥足症、
末梢性神経症、皮膚がんなどが報告されている。
人為的な汚染源としては、塗料、皮革、製薬、化学等の工場排水、鉱山排水、農薬(除草剤、殺虫剤)
等がある。
平成 5 年より環境基準値が従来の 0.05mg/L 以下から 0.01mg/L 以下に改正された。
総水銀・アルキル水銀
水銀及びその化合物は、その特異な性質(常温でただ一つの液体金属、高い電気伝導率と熱伝導度、
安定した熱膨張率、多くの金属と合金を形成する等)によって、現在でも温度計、電極、蛍光灯、医
薬品や実験用試薬等として無機水銀が使用されている。水銀は無機水銀と有機水銀に分けられ、無機
水銀には金属水銀と1価または2価の水銀化合物があり、有機水銀にはメチル水銀を始めとするアル
キル水銀や、フェニル水銀等のアリール水銀がある。水銀は生物にとってきわめて有害な物質で、急
性的にも慢性的にも中毒が起こる。中でもアルキル水銀は、特に蓄積性が高く毒性が強い物質で、こ
れらの水銀を一括して総水銀という。
ポリ塩化ビフェニル(PCB)
PCB は粘性のある油状物質で、天然には存在しない合成有機塩素化合物である。熱や酸・アルカリに
対して強く、電気絶縁性が高いなど工業的に利用度が高く、トランス油、コンデンサー、熱媒体、ノ
ーカーボン紙等に広く利用されていた。人体への影響としては、皮膚への色素沈着、消化器障害、肝
障害などがあり、PCB は脂肪組織への蓄積系が高いため、症状は長期にわたるといわれている。また、
胎盤透過性があり、乳汁中にも排泄されるため、胎児や乳児にも障害が及ぶとされている。昭和 43
年に西日本を中心として発生したカネミ油症事件は、米ぬか油の製造過程で PCB が混入したことが原
因とされている。環境基準は「検出されないこと」と定められている。
ジクロロメタン
水に微溶で、アルコール及びエーテルに易溶の有機化合物である。他の揮発性有機塩素化合物に比べ
ると、水からの揮散は少ない。表層水を汚染すると、主に大気中に揮散するが、土壌に浸透すると吸
着されにくく、生物分解されにくいため、地下水を汚染する可能性がある。下水中には、ペイントは
く離剤、プリント基板洗浄剤、金属脱脂洗浄剤、ウレタン発泡助剤、エアロゾール噴射剤、低沸点用
有機溶剤(不燃化フィルム、油脂、アルカイド、樹脂、ゴム、ワックス、セルロースエステル及びエ
ーテル及びエーテル用混合剤)
、ポリカーボネートの反応溶媒、冷媒、ラッカー用、繊維及び皮革、
香料の抽出、分析用、リノリウム、インキ等を取り扱っている工場の排水から混入する。
四塩化炭素
水に難溶で、有機溶媒に易溶の有機塩素化合物であり、不燃性で引火性はない。地表水に混入すると、
比較的短時間で大気中へ揮散する。下水中へは、フロンガスの製造、機械器具の洗浄、不燃剤の溶剤、
芳香族抽出用、ドライクリーニング用(混用してベンジンを不燃性にする)、しみ抜き、殺虫剤、発
煙、ワックス樹脂の製造、変圧器スイッチ油、ホスゲン原料を取り扱っている工場の排水から混入す
る。
1,2-ジクロロエタン
水に難溶で、有機溶剤に可溶の有機塩素化合物である。主に大気中に放出され、地表水や地下水への
混入は比較的少ないが、土壌に浸透すると吸着されにくく、生物分解も受けにくいため、地下水を汚
染する可能性がある。下水中へは、塩ビモノマー原料、エチレンジアミン、合成樹脂原料(ポリアミ
ノ酸樹脂)
、フィルム洗浄剤、有機溶剤、混合溶剤、殺虫剤、医薬品(ビタミン抽出)、土壌くん蒸剤、
イオン交換樹脂等を取り扱っている工場の排水から混入する。
1,1-ジクロロエチレン
極めて不安定な有機塩素化合物で、地表水を汚染すると速やかに揮散する。土壌吸着性は低く、地下
に浸透すると地下水を汚染する。下水中へは、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニリデン-塩化ビニル共重合体の合成等を取り扱っている工場の排水から混入する。
シス-1,2-ジクロロエチレン
水に難溶で、各種の有機溶剤には易溶の有機塩素化合物である。地表水を汚染すると、速やかに大気
中に揮散し、土壌吸着性は低く、地下に浸透する。下水中へは、化学合成の中間体、溶剤、染料抽出
剤、香料、熱可塑性樹脂の製造等を取り扱っている工場の排水から混入する。
1,1,1-トリクロロエタン
水より重い有機塩素化合物で、不燃性であり、特有の甘い臭いがある。揮発性が強いため、大気中へ
容易に揮散する。下水中へは、金属の常温洗浄及び蒸気洗浄、ドライクリーニング用溶剤、エアロゾ
ール用、繊維の染み抜き剤等を取り扱っている工場の排水から混入する。
1,1,2-トリクロロエタン
水より重い有機塩素化合物で、水に対する溶解度は低いですが、ほとんどの有機溶媒に可溶である。
地表水を汚染すると比較的容易に大気中に揮散するが、土壌を浸透して地下水に浸透すると、地下に
安定な形でとじこめられるため、長期にわたり汚染が継続する。下水中へは、1,1-ジクロロエチレ
ン(塩化ビニリデン)の製造、油脂、ワックス、天然樹脂及びアルカイドの溶剤等を取り扱っている
工場の排水から混入する。
トリクロロエチレン
水に難溶で、有機溶媒には可溶の有機塩素化合物である。クロロホルムに似た芳香臭があり、ほとん
ど無害ですが麻酔性がある。地表水を汚染すると、比較的容易に大気中に揮散するが、土壌を浸透し
地下水に浸入すると、地下に安定な形で閉じ込められ、長期間にわたり汚染が継続する。下水中のト
リクロロエチレンは金属機械部品等の脱油脂洗浄、溶剤(生ゴム、染料、塗料、油脂、硫黄、ピッチ、
カドミウム等)
、殺虫剤、羊毛の脱脂洗浄、皮革、膠着剤洗浄、繊維工業、抽出剤(香料)、繊維素エ
ーテルの混合等を取り扱っている工場の排水から混入する。
テトラクロロエチレン
トリクロロエチレンと共に地下水汚染物質で、表層水を汚染した場合、揮発性が高いため比較的短時
間に消失する。土壌への吸着は、一般的には弱い吸着性のため地下に浸透し、長期間地下水に滞留す
る。下水中へは、ドライクリーニング溶剤、原毛洗浄剤、溶剤(医薬品、香料、メッキ、ゴム、塗料)、
セルロースエステル及びエーテルの混合物溶剤等を取り扱っている工場の排水から混入する。
1,3-ジクロロプロペン
有機溶媒に溶けやすく、揮発性が高いために水中から大気中に移行しやすい。下水中へは、D-D剤
(土壌くん蒸剤)
、土壌線虫の殺虫剤を取り扱っている工場の排水から混入する。
チウラム
ジチオカーバメート系(炭素、窒素、水素、硫黄からなるチオカーバメート結合を2個もつ物質系)
の殺菌剤。元来、ゴムの加硫促進剤として開発された薬剤だが、強い殺菌力を有することから、種子
消毒、茎葉散布、土壌処理用として、農地やゴルフ場で使用されている。
人体の中毒症状としては、咽頭痛、咳、痰、皮膚の発疹・痛痒感、結膜炎、腎障害などがある。
ゴルフ場の農薬使用が社会問題化したのを契機に、ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止
に係る暫定指導指針(平成2年5月 24 日環水土第 77 号)およびゴルフ場使用農薬に係る水道水の
暫定水質目標(平成2年5月 31 日衛水第 152 号)により、指針値 0.06 ㎎/l および目標値 0.006 ㎎
/l が示され、汚染状況が調査されてきたが、公共用水域において比較的高いレベルでの検出がみられ
ることから、環境基準項目に加えられた。
シマジン
トリアジン系(炭素と窒素からなるトリアジン環をもつ物質系)の除草剤で、畑地やゴルフ場で土壌
処理剤として広く使用されていた。別名 CAT。
急性毒性はごく低い農薬だが、変異原性や発ガン性の疑いを指摘する意見もある。環境中で比較的安
定で、土壌中でCATが 75~100%分解するのに 12 ヶ月以上かかるという報告がある。チウラムと
同様に、ゴルフ場使用農薬について暫定指導指針値(0.03 ㎎/l)および水道水の暫定水質目標 (0.003
㎎/l)が示され、汚染状況が調査されてきたが、公共用水域において比較的広くかつ高いレベルで 検
出されていることから、環境基準項目に加えられた。さらに、平成6年4月には農薬取締法の水質汚
濁性農薬に指定され(7月施行予定)
、使用に際しては事前に散布区域、目的、量、時期などを明記
して都道府県に申請し、許可を受けることが必要になった。
チオベンカルブ
チオカーバメート系の除草剤で、水田、畑地で茎葉兼土壌処理剤として広く使用されている。
水田の初期除草剤として使用されることから、河川水から ppb のオーダー(最大 20ppb)で検出さ
れた例がある。また魚介類からも、フナやアユで 10-1ppm、シジミからは最大 9.7ppm の検出例が
ある。塩素によって分解されやすいため水道水から検出された例はないが、薬害防止の目的で製剤中
に添加されている成分(BCS)が、大阪府枚方市の水道水中から 59ppt 検出されたことがある。
公共用水域において比較的広くかつ高いレベルでの検出がみられることから、環境基準項目に加えら
れた。
(基準値:0.02 ㎎/l 以下)
ベンゼン
水より軽い液体で、特有の芳香剤を有する芳香族炭化水素化合物である。揮発性が強く、引火性、燃
焼性が大きく、水に難溶で、ほとんどの有機溶剤に可溶である。地表水を汚染すると、その多くが大
気中に揮散して消失すると推定されており、水中や地下水を汚染した場合も微生物により緩やかに分
解される。下水中へは染料、合成ゴム、合成洗剤、有機顔料、有機ゴム薬品、医薬品、香料、合成繊
維(ナイロン)
、合成樹脂(ポリスチレン、フェノール、ポリエステル)、食品(コハク酸、ズルチン)
、
農薬(2,4-D,クロルピクロン等)
、可塑剤、写真薬品、爆薬(ピクリン酸)、防虫剤(パラジクロロ
ベンゼン)
、防腐剤(PCP)
、絶縁油(PCD)
、熱媒等を取り扱っている工場の排水から混入する。
セレン
セレンは、灰色の固体で、硫黄に類似しているが、金属としての性質が強くなっている。
セレンは地殻中に 0.05mg/kg 程度含まれ、汚染のない河川水中のセレンは、0.02~0.63μg/L、海水
で 0.09μg/L 程度といわれている。硫黄、硫化物とともに産出することが多く、光電池、整流器、半
導体、色ガラス、塗料、殺虫剤、触媒等様々な用途に広く利用されている。
セレンは地球上に微量ながら広く存在しているが、土壌中のセレン濃度は地域的な変動が大きく、セ
レン濃度の低いところでは欠乏症が、高いところでは中毒症が動物等にあらわれる。
セレンは、生体必須元素の一つですが、重要な毒性金属でもあり、その毒性は古くから地質中にセレ
ンを多量に含む地域において、牧草を通じて過剰のセレンを摂取した家畜に倒病(blind stagger)
やアルカリ病(alkali disease)が発生することで知られている。
人体に対しては、ヒ素と類似の毒性を示し、慢性中毒症として顔面蒼白、呼気ニンニク臭、貧血、皮
膚・胃腸障害等がある。日本においても四国でセレン精錬工場周辺に植物や土壌が汚染され住民に被
害がでた例がある。
1,4-ジオキサン
1,4-ジオキサンは、は刺激臭のある無色の液体である。非イオン界面活性剤を製造する過程で不純物
として発生するため、洗剤などの製品に不純物として含有している。主な用途として塗料、化粧品、
脱臭剤、樹脂、油および精油ゾル染料のための溶剤がある。その毒性は目に強い刺激性を有し、肝臓、
腎臓、中枢神経に影響を与え、また皮膚の脱脂を起こすことがある。人体への影響としては、中枢神
経抑制(麻酔)や肝・腎障害が知られている。発がん性の可能性が高い物質である。水質基準値は、
発がん性を考慮して設定されている。
。
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