グランドフォークスだより 第219号 2013 年 3 月 5 日(火)~ 3 月 9 日(土) 昨年とほぼ同時期のUND出張となりま した。昨年の週間レポート185号には雪の す っ かり 解 け た 空 港 の 写 真や Y シ ャ ツ 姿 の 学生の写真を掲載しましたが、春の訪れを感 じる暖かな気候でした。今回は昨年に比べ残 雪 の 量は 遥 か に 多 く 気 温 も低 く 随 所 に 雪 が 残っています。 今年の冬の天候は訓練進度に大きく影響しましたが、現在の景色はまさに冬の 悪天を証明しているかのようです。日本ではもう夏日が訪れたようですがグラン ドフォークスの春はまだしばらく先のようです。 明日の10日(日)からサマータームが始まります。アメリカの大陸内には Eastern、Central、Mountain、Pacific と1時間ごとに4つの Time Zone がありま す。それぞれ今日までは EST(Eastern Standard Time), CST(Central Standard Time), MST(Mountain Standard Time), PST(Pacific Standard Time)と呼ん でいますが、明日からは EDT(Eastern Daylight Time), CDT(Central Daylight Time), MDT(Mountain Daylight Time), PDT(Pacific Daylight Time)となり ます。 ここグランドフォークスは Central に属します。今日まで日本との時差は15 時間(遅れ)でしたが、これからは1時間縮まって14時間(遅れ)となります。 因みにニューヨークからは1時間遅くロサンゼルスより2時間早くなります。 さて皆様は海外旅行に行く際、時計の時間をどうされていますか? おそらく 飛行機の中で離陸直後か着陸直前か時計の針をくるくる回して現地の時間に合 わせる事と思います。せっかく合わせても基となる時間が不正確だったり、秒針 が合わせられなかったりと苦労することも良くあろうかと思います。 因みに私は何処に行っても日本の時刻のままです。国際線を飛び始めて暫く後 から今日まで現地の時刻に合わせた事はありません。文字盤の2つある時計やワ ールドウオッチを持つ必要もありません。時計を止めないので秒針までいつも正 確です。勿論グランドフォークスでも日本時間で通しています。慣れてしまえば 大変便利ですので、今週のこのレポートをご覧の方にだけ内緒?でお教えいたし ます。 左の時計をご覧下さい。ちょうど4時を指して います。因みに日本の午後4時としましょう。で は同時刻のグランドフォークス時刻(CST)は何時 でしょうか? ではUTCは? パリは? いか がですか? (答えは順に午前1時、午前7時、午前8時です。) なぜ簡単に判るのでしょうか、これから詳しくご 説明します。 先ずグランドフォークスの時刻を例に見てみましょう。「分」は万国共通です ので12を頭にしてそのまま読みます。この図では0分です。 グランドフォークス -CST- 次に「時」つまり時針(短針)です。日本は12時を頭にして右回りに読みま すので当然4時になりますが、次がポイントです。グランドフォークスは3時を 頭(12時)にして右周りに読んで下さい。そうすると12時の次ですから1時 と言う事になります。何はともあれグランドフォークス(CST)は3時を頭にし て読んで下さい。さて次は午前か午後の判断です。現地に居れば一目瞭然ですが 日本に居ては良く判りません。ここで少々頭を捻ります。ポイントは太陽の位置 です。午後4時の地球と太陽の位置を想像してください。日本が午後4時であれ ば太陽は日本の西にあります。つまりアメリカから見れば東にあります。という ことはこれから太陽が昇ってくる位置にある。従って時刻は午前の1時と言う事 になります。 つまりグランドフォークス(CST)の時間を知るには ① 日本時間の3時の位置をグランドフォークスの12時として時針(短針) を読む。 ② 「分」はそのまま日本の12時から読む。 ③ 午前午後は(現地に居なければ)太陽の位置で判断する。 *ただし明日からサマータイムで 1 時間早まりますので2時を頭に見て下さい。 この例では明日からは午前2時と言う事になります。 この見かたをマスターすれば世界のどこに行っても日本時間で生活できます。 因みにUTCは9時を頭に、パリは8時を頭に(ロンドンと1時間時差があるの で)、ニューヨークはグランドフォークスと1時間時差がありますから2時を頭 (12時)と見なせば簡単に時刻がわかります。 つまり、各都市の文字盤上の位置を記憶してしまえば各地の Local Time がわか ると言う事です。 因みに各都市の参考例を簡単に書いて見ました。各都市の目盛を12時として 上記の要領で見れば現地のLCL時刻が分かります。標準時の各都市の目盛位置 を覚えてしまえば簡単です。サマータームは一目盛早めれば良いのです。ロンド ンが判ればパリはひと目盛(1時間)前です。モスクワは更に1時間前となりま す。韓国は日本より1時間遅れていますので1時(12時)を頭に見れば簡単で す。 標準時間(今日まで) サマータイム(明日から) NYC (EDT) NYC(EST) GFK(CDT) UT UTC CcC CC PAR CC C GFK (CST) LAX(PST) UT UTC C] PAR LAX (PDT) 慣れないうちは面倒に感じるかもしれませんが慣れてしまえば大変便利です。 理解が深まれば更なる応用が可能でしょう。 少々長くなり恐縮ですが、ぜひお勧めいたします。 操縦訓練状況 5-2:既に6名が帰国しています。残る学生もチェック待ちや1~2レッスン を残すのみです。天候如何ですが、帰国は間近です。 6-1:325課程、222課程、221課程に分散しています。多くの学生は 222課程の後半です。冬の悪天の為、全体に大きく遅れていますが、個々 の進度差も広がっています。 6-2:PPL取得者が6名となりました。続いて頑張っています。今後の天気 回復を期待したい。4月から先輩として後輩を指導する立場になります。 その他 3月10日よりサマータイム開始。日本との時差14時間(マイナス) by 會澤 修
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