なくそう!バイクの交通事故 ~ ~ 神奈川県の交通事故の特徴・バイク 神奈川県の交通事故の特徴・バイク(自動二輪・原付) (自動二輪・原付)事故の防止に向けて 事故の防止に向けて ~ ~ <2011年 2011年6月版> 1 神奈川県で発生する交通事故の特徴 特徴② バイクの事故が多く、死傷者数も多数 特徴① 事故発生件数は全国ワースト上位 万 6 死傷者数 (全事故に占める 死者数 (全事故に占める 神奈川県は年間4万件 越え。ワースト上位の 集団。平均の3倍弱。 「二輪車事故」の割合) 「二輪車事故」の割合) 40% 40% 5 35% 35% 4 30% 3 25% 30% 34% 25% 20% 2 平均1万5442件 15% 1 18% 15% 18% 10% 14% 9% 5% 10% 東京都 神奈川県 8% 千葉県 全国 埼玉県 0% 神奈川県 0% 5% 全国 取 鳥 島 根 秋 田 福 井 知 高 岩 手 島 徳 富 山 青 森 石 川 山 梨 広 島 大 岡 分 山 北海道 群 馬 千 葉 庫 兵 静 岡 埼 玉 神奈川 福 岡 愛 知 大 阪 東 京 0 24% 20% 約1.9倍 ◇平成22年中の交通事故の発生状況(警察庁公表データ)より作成 2 ◇交通事故統計年報(平成21年版)データより作成 県内で発生する二輪車事故の特徴 特徴① 右折時事故が最も多く、次いで出会頭。 特徴② 通勤通学時間帯に事故が多い。 「二輪車事故」の事故形態別の死傷者数 0 二輪対人 1,000 2,000 3,000 84 正面衝突 二輪車事故に占める時間毎(2時間毎)構成率 4,000 0% 5% 10% 15% 20% 6:00~8:00 8:00~10:00 437 追突 10:00~12:00 933 出会い頭 12:00~14:00 14:00~16:00 2,178 3,316 右折時 16:00~18:00 18:00~20:00 1,704 左折時 20:00~22:00 448 追越し時 22:00~24:00 0:00~2:00 2,155 二輪対車両その他 2:00~4:00 428 二輪単独 4:00~6:00 特徴③ 経験の浅い運転者の事故が多い。 事故の第1当事者の運転免許取得からの経過年数を「二輪車」「自動車」別にみると、二輪車の「5年未満」 が占める割合は、自動車の倍以上となっている。 0% 10% 車種別免許取得後の経過年数別発生件数割合(第1当事者) 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 39% 二輪車 自動車 20% 1% 全3414件 60% 14% 0% 全35449件 85% 5年未満 100% 5年以上 無免許 ◇かながわの交通事故(平成22年統計)データ(神奈川県警)より作成 3 1万人の死傷者に占める死者数 二輪車事故の重大性 80 74 70 ●二輪車は、風を切りながら走る感覚が味わえるなど、他の車両、 車種には味わえない魅力があります。 ●しかし、ひとたび事故が発生すると、体を露出して乗車している特 性上、事故が重大化してしまうという実態があります。 60 50 約2.6倍 40 30 29 20 ◇平成22年中の交通事故の発生状況(警察庁公表データ)より作成 4 10 0 二輪車事故の防止策 自動車 四輪車運転者が注意すべき点 二輪車 二輪車運転者が注意すべき点 ①右直事故 右折四輪運転者が対向直進の二輪車を認めたに 二輪車は四輪車に比べて小さいため、右折しよう としている四輪運転者から見落とされる、あるい も関わらず、速度や距離の判断を誤ったまま先に は距離や速度を見誤られる場合があることを認 右折してしまうケースがあります。 識してください。 対向する四輪車の陰から二輪車が直進してくるこ とがありますので、四輪車が停止した場合でも注 昼間でもライトを点灯して、存在を認知されるよう に心がけてください。 意して右折してください。 ②出合頭事故 車両が来る、来ないに関わらず、安全確認をしましょう。事故は、「交差路から車は出てこないだろう」と 思いこんでいる場所や場合に発生します。 大通りなどの優先側の道路を走っていても「安全である保障」はありませんし、「安全確認をしなくてもよ い」ということもありません。 カーブミラーが設置されている箇所は見通しが悪く、過去に事故が起きたところも多いので、要注意ポイ ントだと認識してください。また、カーブミラーには死角がある場合もあり、接近してくる車両を確認しきれ ない場合もあるので、カーブミラーだけでなく、自分の目でも確認するようにしましょう。 ③左折巻き込み事故 四輪車にはミラーだけでみえない死角があります 左折する自動車(特に大型車)からは見えていな ので、左折の際には、ミラーだけでなく目視でも安 いことがあり得ることに注意し、四輪車の左側方 全を確認しながら、徐行(いつでも止まれる速度で進行) に入らないようにしましょう。 してください。 前を走る四輪車が減速した場合には、四輪車が 交差点や路外へ左折することもあることに注意し 急な減速を行い、すぐに左折する行為は、後方の てください。 二輪車があなたの左折を予想することができず、 大変危険です。 左折を開始する前、予め道路の左に寄ることで、 後方から進行してくる二輪車が四輪車の左側方を 進行することを防止できます。 神奈川県では、平成21年の1年間に、361件のドア開閉時の事故が発生しています。 ④ドア開放事故 車を停止させたからといって、ドア開閉の際の安 全確認を忘れないようにしてください。 急加速・急制動・急ハンドルなどの「急」な操作は 転倒につながります。 道路の端に砂があったり、雨天時の「マンホール の蓋」や「道路の繋ぎ目」「路面標示」などは滑り やすいので、制動や進路変更の際には、特に注 意が必要です。 ⑤二輪車単独事故 全般 車が停止している時も「ドアが開くかもしれない」 と注意し、安全な側方間隔を保つとともに、安全 な速度で進行してください。 二輪車事故は、朝夕の通勤通学時間帯に多く発 正しい乗車姿勢を保つことで、迅速で誤りのない 操作ができるようになり、事故を回避できる可能 生しています。少しの“急ぎ”“慌て”が重大な事故 になることもありますので、運転する時には、常に、 性も高くなります。 時間と心にゆとりをもつことを心がけてください。 夜間に発見されやすくするため、反射材が付いて いる服装を着用するようにしましょう。 ■お問い合わせ GIA General Insurance Agency 株式会社ジェネラル・インシュアランス・エイジェンシー TEL:045-290-3040 FAX:045-290-3041
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