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フランス学術情報(平成 24 年 8 月分) 平成 24 年 8 月 8 日

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フランス学術情報(平成 24 年 8 月分)
平成 24 年 8 月 8 日
ストラスブール研究連絡センター
フランス国立農業研究所:INRA
●「François Houllier 氏、INRA 新会長に就任」
フランス国民議会経済委員会及び上院における選考の結果、2012 年 7 月 25 日、閣僚会議によ
って、François Houllier 氏(53 歳)がフランス国立農業研究所(INRA)の新会長に選出された。同氏
は 7 月 27 日より、Marion Guillou 氏の後任となる。
Houllier 氏はエコール・ポリテクニックを卒業後、農村・水・森林分野の研究者となり、1998 年より
INRA において、研究ユニット長や部門長など、数々の役職を経験してきた経歴がある。
就任前日、Houllier 氏は、INRA における研究の質、インパクト、多様性の向上を目指し、若手研
究者にとって魅力ある研究機関とすること、異なる生態系における農業研究や国際協力に力をい
れること等、就任にあたっての意欲を表明した。
・INRA HP (2012 年 7 月 26 日) http://www.inra.fr/presse/francois_houllier_nouveau_pdg_inra
・Le Figaro HP(2012 年 7 月 25 日)
http://www.lefigaro.fr/flash-eco/2012/07/25/97002-20120725FILWWW00398-houllier-nomme-presi
dent-de-l-inra.php
フランス高等教育研究省:MESR
●「Aviesan の 3 年間:活動と今後の展望」
Aviesan(健康・生命科学同盟)設立三周年記念シンポジウムが 2012 年 7 月 4 日、パリ 15 区のパ
スツール研究所で開催され、フランス厚生大臣 Marisol Touraine 氏、高等教育研究大臣 Geneviève
Fioraso 氏出席の下、これまでの活動報告と今後の展望について意見交換が行われた。
Aviesan は 2009 年 4 月に設立された健康・生命科学分野のネットワークで、フランス原子力庁
(CEA)、大学・地方病院(CHRU)、国立科学研究センター(CNRS)、国立大学協会(CPU)、国立
農業研究所(INRA)、国立情報学自動制御研究所(INRIA)、国立保健医学研究所(INSERM)、
パストゥール研究所、開発研究所(IRD)で構成され、INSERM 会長の Prof. André Syrota が会長を
務める。フランスは、健康・生命科学分野の研究論文数が世界第五位であり、論文引用数は世界
の平均を上回っている。Aviesan は社会への貢献(健康、福祉など)を目指して、フランスの同分野
における研究成果を、特に一貫性、創造性、秀逸性という観点から高める意思の下に設立された。
既存の組織の枠を超え、研究プロジェクトの運営や研究に必要となる手法、手段を共有する。
フィオラゾ大臣はスピーチの中で、Aviesan の設立三周年を心より祝福すること、Aviesan は法律
上の組織ではなく、自由意志で作られたネットワークであり、本ネットワークを通じた R&D の開発、
Aviesan と大学間の協力強化を政府としても支援していきたい、と述べた。
・高等教育研究省 HP(2012 年 7 月 5 日)
http://www.enseignementsup-recherche.gouv.fr/cid60841/allocution-de-genevieve-fioraso-en-cloture
-des-3e-rencontres-d-aviesan.html
・INSERM HP (2012 年 7 月 5 日)
http://www.agence-nationale-recherche.fr/magazine/actualites/detail/intervention-de-pascale-briandaux-10-ans-d-agenae/
・CNRS HP (2012 年 7 月 4 日)
http://www.aviesan.fr/fr/aviesan/accueil/toute-l-actualite/3-ans-d-aviesan-bilan-des-actions-et-perspe
ctives
・Aviesan HP http://www.aviesan.fr/en
●「革新的なテクノロジーを用いた起業コンクール Palmarés 2012」
2012 年 7 月 5 日、フランス高等教育研究大臣 Geneviève Fioraso 氏は、革新的なテクノロジーを
用いた起業コンクール Palmarés 2012 の 62 件の受賞者を発表した。本コンクールは、「研究」、「イノ
ベーション」、「起業」が密接に結びつくことで革新的なテクノロジーを用いた企業の設立が可能と
なることを示し、その立役者を表彰することを目的としている。
2012 年は本コンクールの第 14 回目にあたり、919 件の応募の中から「創造と発展」部門 59 件、
「発展途上」部門 3 件の計 62 件が選ばれた。受賞企業には 209,492 Euro(約 2,000 万円)が与えら
れ、各企業におけるイノベーションプログラムの最大 60%に当たる金額が支給される。また、受賞者
は、E.M. Lyon(リヨンビジネススクール)または H.E.C.で経営学や国際的な起業に関する 1-2 週間
のトレーニングを受けることが可能である。
発表当日には、高等教育研究省、Oséo、CDC Entreprises がフォーラム「1ers contacts (ファース
トコンタクト)」を開催し、受賞プロジェクトの今後の成功を支えていくためのテーマ別のセッションや
専門家との話し合いの場が設けられた。
・高等教育研究省 HP(2012 年 7 月 6 日)
http://www.enseignementsup-recherche.gouv.fr/cid60823/palmares-2012-du-concours-national-d-aid
e-a-la-creation-d-entreprises-de-technologies-innovantes.html
●「タイとの教育・研究における協力協定を締結」
2012 年 7 月 20 日、タイ首相の訪仏を機に、タイ外務大臣 Surapong Tovichakchaikul 氏とフラン
ス高等教育研究大臣 Geneviève Fioraso 氏は、教育・研究における協力協定に署名した。本協定
の締結により、基礎研究、科学技術、人文社会分野における教育、イノベーションのノウハウ共有、
研究、イノベーション、論文に関する共同プログラムの拡大、留学・単位交換の促進、国際的な研
究ネットワークの発展、タイでのフランス語学習支援、教授・専門家の交流支援等における二国間
協力の更なる促進が期待される。
研究協力については、テーマごとに両国間の大学、研究所が共同研究プロジェクトを遂行する。
また、CNRS(国立科学研究センター)、IRD(研究開発研究所)、CIRAD(国際農業開発センター)、
パストゥール研究所、INSERM(国立保健医学研究所)は既にタイに対応機関を持っており、農業
科学、食品衛生、医科学、ナノテクノロジー、人文社会科学分野の共同研究を行う予定である。
・高等教育研究省 HP(2012 年 7 月 24 日)
http://www.enseignementsup-recherche.gouv.fr/pid26414-cid61012/signature-d-un-accord-de-cooper
ation-educative-et-de-recherche-avec-la-thailande.html
●「フランス原子力庁とルノーの研究開発業務提携」
フランス原子力庁とルノー社は、2010 年より電気自動車のバッテリー研究開発のための戦略的業
務提携を結んでおり、現在までに 200 名の人事交流が行われている。2012 年 7 月 20 日、フランス
高等教育研究大臣 Geneviève Fioraso 氏は、同省を訪れたルノー社代表取締役 Carlos Tavares 氏
及びフランス原子力庁(C.E.A.) 研究技術ディレクターJean Therme 氏に対し、本業務提携により、
公的研究機関と産業界の戦略的協力がテクノロジーとイノベーション研究、国の生産能力立て直し
に多大な貢献をすることが示されていると、その中間報告を賞賛した。
・高等教育研究省 HP(2012 年 7 月 26 日)
http://www.enseignementsup-recherche.gouv.fr/cid61070/genevieve-fioraso-se-felicite-des-avanceesdu-partenariat-r-d-liant-le-c.e.a.-et-renault.html
●「Jean-Marc Ayrault 首相、Geneviève Fioraso 高等教育研究大臣が CERN を訪問」
2012 年 7 月 31 日、Jean-Marc Ayrault 首相、Geneviève Fioraso 高等教育研究大臣が欧州合同
原子核研究所(CERN: l’Organisation européenne pour la recherche nucléaire)を訪問し、基礎物理
学の研究拠点である CERN を引き続き支援する考えを示した。CERN は、ヒッグス粒子の可能性が
示唆される新粒子の発見など優れた業績を持つことで知られている。フランスは CERN における二
番目の出資者(全体予算の 15%)である。
・高等教育研究省 HP(2012 年 8 月 2 日)
http://www.enseignementsup-recherche.gouv.fr/cid61089/visite-de-jean-marc-ayrault-et-de-geneviev
e-fioraso-au-cern.html
フランス学術情報(一般)
●「エラスムスプログラムの成果」
L’Agence Éurope Education Formation France が最近出版したエラスムスプログラムによる学生
のモビリティ統計によると、2012-2013 学年度末において、プログラム開始以来、計 300 万人の学生
が同プログラムを利用して欧州内の他の国に派遣されたと推定される。
エラスムスプログラムは 1987 年にヨーロッパ大学間ネットワークを構築し、EU 加盟国間の学生の
モビリティを高めるために開始され、採用された学生には各国の助成金交付機関から往復旅費、
語学研修費、滞在費等が支給される。
2009-2010 学年度には 21 万 3,266 人のヨーロッパの学生がエラスムスプログラムを利用した。こ
の数は前年度に比べ 7.4%増加した。過去、本プログラムのために支給された奨学金は 415 億
2,500 万ユーロに上り、33 ヶ国 2,982 高等教育機関が参加している。
同じく 2009-2010 学年度、フランスは 30,000 人の学生を留学もしくは職業訓練のために他のヨー
ロッパ諸国に派遣した。この数は、スペイン(31,500 人)に次いで二番目、第三番目はドイツ(28,854
人)となっている。フランスにおいて、エラスムスプログラムで他のヨーロッパ諸国に派遣された学生
の割合は学生数全体の 1.39%となった。各国における受入数についても、スペインが同様に首位
を占め、エラスムスプログラム全体の 16.6%に当たる 35,389 人、フランスが 26,141 人、イギリスが
22,650 人、ドイツが 22,509 人であった。
2009-2010 学年度において、エラスムスプログラムに参加した学生の専攻は 35%が社会科学、法
学、経済学、33%が人文学、12%が工学その他であった。平均年齢は 23.5 歳、62%が女性、58%の
学生の両親のうちどちらかが高等教育機関を卒業していた。参加学生の 82%が初の海外滞在であ
ったが、プログラム終了後 1/4 以上の学生が再び海外に滞在している。35%の学生に海外勤務の
希望があり、半数の学生が 3-4 か国語を話せることも示されている。
・Le Monde ブログ(2012 年 7 月 23 日)
http://orientation.blog.lemonde.fr/2012/07/23/ou-en-est-le-programme-erasmus/
・欧州委員会 HP http://ec.europa.eu/education/programmes/llp/structure/erasmus_en.html
・Agence Éurope Education Formation France HP
http://www.europe-education-formation.fr/index.php
・文部科学省 HP
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/007/gijiroku/030101/2-7.htm
高等科学研究所:IHÉS、国立科学研究センター:CNRS
●「IHÉS の Kontsevitch 教授が Shaw 賞受賞」
2012 年 5 月 29 日、2012 年度 Shaw 賞が香港で発表され、IHÉS の Prof. Maxim Kontsevitch が
数学の分野ではフランス人として初めて同賞を受賞した。Kontsevitch 教授は、既に Fields 賞など多
くの著名な賞を受賞している。IHÉS は数学、理論物理学及び関連分野におけるフランスの拠点で、
日本学術振興会の対応機関の一つでもある。
2002 年に Run Run Shaw 氏によって創設された Shaw 賞は、「アジアのノーベル賞」とも言われ、
天文学、生命科学・医学、数学の三部門があり、日本人では、生命科学・医学部門で 2008 年に京
都大学山中伸弥教授、フランス人では、同じく生命科学・医学部門でストラスブール大学 Prof.
Jules Hoffmann が受賞している。
・IHÉS HP http://www.ihes.fr/jsp/site/Portal.jsp?document_id=3121&portlet_id=826
・CNRS HP(2012 年 5 月 30 日) http://www.cnrs.fr/insmi/spip.php?article484
・CNRS le journal n°267 juillet-août 2012
・Shaw Prize HP http://www.shawprize.org/en/
フランス国立研究機構:ANR
●「NSF、社会科学分野の共同研究プロジェクト ORA の第 3 回募集に参加」
フランス国立研究機構(ANR: Agence nationale de la recherche)は、ドイツ研究振興協会(DFG)、
英国経済・社会研究会議(ESRC)及びオランダ科学研究機構(NWO)と社会科学分野における多
国間共同研究プロジェクト ORA (The Open Research Area in Europe for the Social Sciences)を実
施しているが、第三回目の募集となる 2012-13 年度分にアメリカの全米科学財団(NSF: National
Science Foundation)が加わることを発表した。第二回分の募集までは二国間プロジェクトの応募も
可能であったが、今回は多国間のみの募集(ORA plus)となる。NSF が加わることによってアメリカ
人研究者の参加が可能となる。本募集は 9 月末に開始され、2013 年 1 月 15 日に締め切られる。
・ANR HP(2012 年 8 月 2 日)
http://www.agence-nationale-recherche.fr/magazine/actualites/detail/la-nsf-se-joint-a-la-3eme-editio
n-de-l-appel-ora-en-sciences-sociales/
・ESRC HP
http://www.esrc.ac.uk/funding-and-guidance/funding-opportunities/13951/oraopen-research-area-ineurope-for-the-social-sciences.aspx
●「第一回印欧研究ネットワークプロジェクトを社会科学分野で開始」
フランス国立研究機構(ANR)は、ドイツ研究振興協会(DFG)、英国経済・社会研究会議
(ESRC)、オランダ科学研究機構(NWO)と共に、インド社会科学研究会議(ICSSR)と多国間研究
者ネットワーク及び共同研究プロジェクトを選考、開始したと発表した。これは、インドが初めて参加
する社会科学分野の多国間研究協力プロジェクトで、経済成長と発展、エネルギーと気候変動、健
康と福利など地球規模の課題に取り組むために、質の高い、社会的に影響力のある研究を印欧共
同で行うものである。
・ANR HP (2012 年 6 月 20 日)
http://www.agence-nationale-recherche.fr/fileadmin/user_upload/documents/2012/Indo-European-Re
search-Networking-Projects.pdf
ヨーロッパ・リサーチ・カウンシル:ERC
●「Pablo Amor 氏、ERC 執行機関(ERCEA)会長に任命」
2012 年 7 月 25 日、ヨーロッパ・リサーチ・カウンシル執行機関(ERCEA : Europena Research
Council Executive Agency)の臨時代表を務めていた Pablo Amor 氏が会長に任命され、2012 年 8
月 1 日より就任することが発表された。Amor 氏はアメリカのスタンフォード大学の MBA 学位を有し、
ワシントンで欧州委員会代表部の科学技術参事官等を務めた経歴の持ち主である。
・ERC HP (2012 年 7 月 25 日)
http://erc.europa.eu/sites/default/files/press_release/files/Highlight_ERCEA_director_appointed.pdf
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