関東銀嶺会第15回総会 ミニ講演(2012/6/23) 〈構成〉 自己紹介 我らが青春時代 ー〈団塊世代〉のはしりとしてー 1.団塊の世代とは? 2.生野高校の時代 3.その後のそれぞれの青春 秋山 恒夫 4.人生の「下山」の年齢を迎えて (高校18期、1966/3卒業) ■現在 自己紹介 ■設計修業 ・1971(昭46)/4 ∼1973/3 東京大学・大学院修士課程 ・秋山恒夫建築研究室・主宰、信州職人学校・コーディネーター 職業能力開発総合大学校/元教授 ・活 動/ (社)日本建築学会、NPO伝統木構造の会、(社)実践 教育訓練研究協会、など ・資 格/一級建築士、一級建築施工管理技士、工学修士など ・住まい/埼玉県所沢市(西武球場前)、夫婦+息子3人 和田山町竹田・米屋町に実家(町家、空き家) 生産技術研究所・原広司研究室/建築計画 在籍中、「地中海沿岸集落」調査旅行(2ヶ月) ・1973(昭48)/4 ∼1981/3 (株)菊竹清訓建築設計事務所 百貨店、美術館、庁舎、高層住居、国際コンペなど(メタボリズム) ●原広司(大学院) ●菊竹清訓(事務所) ■学歴 ・1947(昭22)/6 竹田生まれ(父は家具職人、製造販売業) 竹田小学校(途中、峰山に移住)、竹田中学校を経て ・1963(昭38)/4 ∼1966/3 生野高校(18期生) ブラスバンド部(主将)、生徒会長 ・1966(昭41)/4 ∼1971/3 横浜国立大学・建築学科 ヨット部、3年次秋より全共闘運動(ノンセクト) 69/2全学バリケード。解除後、自主留年、様々なバイト 地中海調査旅行 アクアポリス スカイハウス 梅田スカイビル 京都駅ビル 江戸東京博物館 ■教育と設計 ■近年の取り組み 1981(昭53)/4∼2008/3(定年) ●各地に「職人学校」立ち上げ …深刻化する次世代を育成 職業能力開発総合大学校東京校 (現・職業能力開発総合大学校、 教授、小平市) …国の訓練施設、ポリテクカレッジ、 全国に25校 日本文化を未来につなぐ ●ものづくり教育の実践 ●東北復興への応援 …岩手県「気仙」地方、気仙大工、 …実大構造物を建設 ●キャンパスの全面再開発 …約10年かけて実現 キャンパスの全面再開発(1984∼1996) ●建築教育の改革 木のまちづくり、次世代育成 陸前高田市の被害 気仙大工 市長らと面談 復興応援(岩手県「気仙」地方) ●田舎への貢献(今後?) …建築学会、実践教育研究会 …竹田のまちづくり、町並み改修 (県の歴史的景観形成地区) ●設計 …都心の邸宅、田舎住宅など 東京建築カレッジ、ものつくり大学、信州職人学校 職人学校の立ち上げ ● 「伝統木造」の継承と普及 …古来の伝統技術の再評価、 ●無名の学校に転職 番町の邸宅 田舎の高齢者住宅 天空の城「竹田城」(左上)と竹田の町並み(右下) 団塊世代の位置 ●出生数の推移(明治∼平成) 昭和22年268万人、昭和23年268万人 昭和24年270万人、計806万人 ?疫病(結核、 スペイン風等) (大正初期) 1.団塊の世代とは? ピーク 270万人 ピーク 209万人 平成22年 107万人 ●人口ピラミッドと団塊世代の推移 ●日本の人口の今後見通し 現在 1960年 9,342万人 戦争の傷 3才 大正9年(1920年) 昭和20年(1945年) 昭和25年(1950年) 83才 63才 38才 270万人 出生数 死亡数 209万人 18才 160万人台 第二世代 100万人台 70万人台 30万人台 昭和40年(1965年) 昭和60年(1985年) 平成22年(2010年) 平成42年(2030年) ←多産多死 → | ←多産少死→ | ←少産多死→ |←少産少死→ 誕生から高校入学まで(昭和22(1947)∼昭和37(1962)) 世代区分の例 世代名 明治 大正(戦中派) 誕生年 現年齢 昭和(西暦) 特徴 1926-1934 86∼78 学徒動員 焼け跡・戦中 1935-1946 77∼66 学童疎開 世界 ●国際連合成立 ↑戦前 日本 ●終戦、GHQ統治、財閥解体 誕生期 ●農地改革、極東軍事裁判、新憲法公布 21(1946) ー 1912-1926 100∼86 戦場体験 -1911 昭和一桁 歳 20(1945) 22(1947) 0 ●米ソ対立 ●教育基本法・学校教育法公布、6・3・3制開始 23(1948) 1 ●ベルリン封鎖 ●新制高校発足、太宰治自殺、福井震災 24(1949) 2 ●東西ドイツ成立 ●下山事件、湯川秀樹ノーベル賞 25(1950) 3 ●朝鮮戦争 ●朝鮮戦争始まる、レッドパージ(赤狩り) 26(1951) 4 27(1952) 5 ●米、水爆実験 ●血のメーデー事件、 28(1953) 6 ●朝鮮戦争、休戦 ●大相撲テレビ中継始まる、街頭・店頭テレビ ●サンフランシスコ条約・日米安保調印 団塊 1947-1949 65∼63 学生運動、ニューファミリー しらけ 新人類 1950-1957 62∼55 1956-1969 54∼43 個人志向 ↓戦後 ネアカ、オタク 29(1954) 7 ●プロレス人気高まる、映画「ゴジラ」封切 30(1955) 8 ●砂川闘争 31(1956) 9 10 少年・少女期 ●神武景気、「もはや戦後ではない」 ●ソ連、初の人工衛星 ●東海村・原子炉完成、カラーテレビ実験放送 (バブル) 1965-1969 47∼43 売り手市場 32(1957) 33(1958) 11 氷河期 (団塊ジュニア) ? 1970-1981 42∼31 1971-1974 41∼38 1981∼ 31∼ バブル崩壊、就職不況 非婚増加 格差拡大、安定志向 34(1959) 12 35(1960) 13 36(1961) 14 ●東西ベルリンの壁 ●裏日本豪雪、第2室戸台風、坂本九ブーム 37(1962) 15 ●キューバ危機 ●堀江謙一、ヨット太平洋単独横断 ●関門トンネル開通、テレビ契約100万台突破 ●キューバ革命 ●皇太子成婚式、伊勢湾台風、三池争議 ●安保闘争、NHK契約500万件 団塊世代とは 終戦による引き揚げ ●1947年(昭22)∼1949年(昭24)第一次ベビーブーム 3年間、毎年270万人(堺屋太一の訳語・命名) ●外地に660万人残される。 引き揚げ総数629万人。 ●終戦後の復興期生まれ ●中国155万人、満州127万 人、東南アジア89万人他。 ●親は、戦場体験世代(戦中派、明治末から大正生まれ) ●戦後教育の強い影響下 ●軍人310万人、民間318万 人。 ●中卒、高卒時……大量就職、「金の卵」とも ●大学組……学生運動全盛、挫折体験、サブカルチャー ●青年期……高度成長期、経済大国、モーレツ社員 ●壮年期……バブル崩壊、社会主義崩壊 (→ 戦後システム崩壊、格差社会へ) ●うち、 約8割、510万人は 1946/12までに集中帰国。 博多港139万人、 佐世保港139万人、 舞鶴港(ソ連から) 66万人、など。 ●ソ連抑留は60万人。うち47 万人が、遅れて1947∼50 年にかけて帰国。 ●高齢期……滑り込み退職、蓄えの格差、シルバー市場 大勢の仲間とともに 我々が生まれた時代(昭和22∼) ●新制「小・中学校」の定着 ●終戦、戦地からの引き 揚げ …昭和22年「学校教育法」 ●すし詰め学級 ●様々な出生事情 …外地組(軍人、民間) …集団で揉まれて育つ 悲惨な戦争 終戦 内地組(虚弱、内務、新婚) 万人、1948年270万人(ピーク)、 計約806万人 学校給食 …新科目、教科書、給食 ●ベビーブームの到来 …1947年268万人、 1948年268 すし詰め学級 ●新たな教育課程 ●個性豊かな先生たち 引き揚げ …戦争をはさんだ様々な事情 ●叱られて育つ ●朝鮮特需、神武景気 城主350年祭(昭和24年) 秋祭り(昭和28年) 竹田の祭 …家の手伝い、ムラ社会、様々な行事 ●自然を相手に遊ぶ …戦後復興へ ベビーブーム …ガキ大将、田舎の山河、集団遊び 子供の遊び(チャンバラごっこ、メンコ) 3年間の出来事(昭和38(1963)∼昭和41(1966)) 年 昭和38 1963年 (1年生、 16歳) 2.生野高校の時代 〔昭和38(1963)/4∼昭和41(1966)/3〕 昭和39 1964年 (2年生、 17歳) 昭和40 1965年 (3年生、 18歳) 昭和41 1966年 世界 日本 社会 生野高校 ●11月、南ベト ナム・クーデター ●11月、米ケネ ディ大統領暗殺 ●12月、韓国・ 朴正煕大統領 ●黒四ダム完成 ●名神高速開通 ●11月、初の日 米衛星中継(ケ ネディ大統領暗 殺ニュース) ●力道山、刺殺 ●巨人ON時代へ ●柏鵬時代 ●見上げてごらん夜 の星を、高校三年生 、東京五輪音頭、こ んにちは赤ちゃん ●新入生:18期生 ●4月 定員700名、体 育館、渡り廊下竣工 ● 9月 創立50周年行 事 ●10月、 中国、 初の核実験 ●ノーベル平和 賞にキング牧師 ●10月、 東海道 新幹線開通 ●10月、東京オ リンピック ●王貞治、年間本塁 打55本新記録 ●大鵬全盛時代 ●幸せなら手をたた こう、皆の衆、夜明け のうた、学生時代 ●新入生:19期生 ●4月 学区制改革、南 但学区、定員850名 ●10月 九州修学旅行 ●12月 駅伝、全国大 会出場(通算3回目) ●アメリカ、ベト ナム北爆開始 ●マルコムX暗 殺 ●ソ連、初の宇 宙遊泳 ●日韓基本条約 調印(反対デモ 多発) ●名神高速、全 線開通 ●ファイティング原田 、世界王者に ●まつの木小唄、さ よならはダンスの後 に、愛しちゃったのよ ●新入生:20期生 ●4月 定員1000名に ●12月、駅伝、全国大 会出場(通算4回目) ●2月、ソ連、初 の月面軟着陸 ●人口一億人突 破 ●ウルトラマンTV開 始 ●受験勉強 まじめな高校生活 3年間のさまざまな思い出 ●約7割が生野高校へ ●創立50周年行事 …中卒就職組も約3割。進学組はほとんどが生野高校へ。 ●1000名を越える生徒数(団塊世代:18∼20期生) …昭和38年(1年次)700名、昭和39年(2年次)850名、昭和40 年(3年次)1000名(団塊3学年)、41年1050名(ピーク)、昭和 42年1008名、昭和43年1036名、(→4年間、1000名台が続く) ●学年6クラス編成、就職・進学が半々 … 1963/10、竹村健一氏講 演、同窓会歌制定 ●大山マラソン 創立50周年行事 大山マラソン …毎年恒例 ●体育祭 …巨大スタンド、仮装行列 …1クラス55∼60人、就職3クラス+進学3クラス 体育祭 ●クラブ活動 ●ローカル色豊かな各町の中学から進学 …生野町(生野中、黒川中)、朝来町(山口中、中川中)、和田 山町(竹田中、和田山中、大蔵中、糸井中)、山東町(梁瀬中)、 神崎郡(大山中) …陸上以外、特に戦績なし ●修学旅行 …北九州(大分∼長崎) クラブ活動 北九州修学旅行 ●東京オリンピック …1964/10、初のTV生中継 ●全国駅伝大会、2年連 続出場(近畿代表) …1964/12( 3回目)、36位 …1965/12(4回目)、28位 …林田兄弟の監督対決 (葺合高校:青木積之介 生野高校:林田卓之介) … 18期エース:石田浩太郎 東京五輪 3.その後のそれぞれの青春 全国大会への連続出場(1964、1965) ●勉強 …個性豊かな先生たち、田 舎の普通の勉強、進学約5 ∼6割? 壮行会 すし詰め授業 昭和41(1966)∼昭和50(1975)の出来事 西暦 昭和 歳 1966 41 19 中国、文化大革命 開始 大学入学 ヨット部 1967 42 20 第三次中東戦争勃 発 まじめな建築学生 1968 43 21 キング牧師暗殺 チェコスロヴァキア 侵攻 メキシコオリンピック 初超高層、霞ヶ関ビル 小笠原諸島返還 府中3億円事件 新宿騒乱事件 秋から全共闘運 動 アポロ、初の月着陸 全世界でベトナム反 戦運動( 1967∼ 、 10.21) 東大安田講堂攻防戦 東名高速全線開通 全国で大学紛争 大鵬45連勝 大学バリケード封 鎖、自主講座運 動 解除後、虚無状態 ワールドカップ、ブラ ジル優勝 大阪万博 よど号ハイジャック事件 全国で反安保統一行動 三島由紀夫割腹自殺 自主留年、独学、 バイト暮らし 1969 1970 44 45 22 23 世界 日本 秋山 西暦 昭和 歳 1971 46 24 ニクソン、ドルショッ ク 世界 新宿副都心、初の超高層 、京王プラザホテル 日本 大学院進学 秋山 1972 47 25 ウォーターゲート事 件 ミュンヘンオリンピッ ク 横井庄一さん帰還 札幌オリンピック あさま山荘事件 沖縄返還 日中共同声明 地中海沿岸集 落調査旅行 1973 48 26 第一次オイルショック 設計事務所勤 務(徒弟修業開 始) 1974 49 27 兵馬俑発掘 三菱重工爆破事件 旧日本兵小野田寛郎発見 日本赤軍ハーグ占拠事件 金脈問題で田中角栄辞任 1975 50 28 サイゴン陥落(ベト ナム戦争終結) 山陽新幹線開業 沖縄海洋博 学生運動の時代(1967∼69年、19∼21歳) ●政治の季節 ●憧れの都会生活? …全共闘、様々な事件 …「山猿」と呼ばれて ●世界で同時現象 …ベトナム反戦、カルチェ・ ラタン、文化大革命 ●建築の勉強? 新宿騒乱(1968/10) 安田講堂攻防(1969/1) ●暴力革命の限界 ハマのヨット部 …純粋さ、社会への関心 ●全共闘運動 ●社会への関心 …政治、社会、歴史、文学、 芸術、音楽 秋山の青年時代(18∼25歳) …革命幻想、根本から考える 三島由紀夫事件(1970/11)、あさま山荘事 件(1972/2)、映画「イージーライダー」 ●紛争後の虚無感 学生運動 ●大学院への進学 …ロシア・マルクス主義へ の批判 …奨学金泥棒、世界を見る ●サブカルチャーの興隆 …音楽、漫画、ファッション 徹夜団交 …放浪、モラトリアム サハラ砂漠 ガルダイヤ(アルジェリア) 地中海調査旅行(大学院 ) ヘーゲル、マルクス、レーニン、吉本隆明 団塊世代の成長過程 ■青年期(1970年代) ■壮年期(1980年代) ■幼少・学齢期(1950年代) ■高校期(1960年代) ・20代 ・30代 ・膨大な子供数、多くのきょう だい、大家族。 ・高校進学率 65∼70%程度。 中卒後就職する者も。 ・地方農村の中・高卒者は、 大都市へ集団就職。 ・家の手伝い、農業も多数。 ・大学・短大進学率は16%程度 (男子20∼22%、女子は半分)。 大半は就職へ、学業より労働 に従事。 ・大学進学組は、学生運動、 ベトナム反戦、全共闘。シン パ、ノンポリも多数。 ・核家族を形成、ニューファミ リーとも。見合いと恋愛が逆転。 親世代と違う自由な価値観。 ・戦前からのムラ社会、多様 な行事。地域住民に囲まれて 過ごす。 ・幼い頃から50∼60人学級、 すし詰め状態。 ・小学校は多くが木造校舎。 ・全員が中学へ進学。 ・進学組は、経済的に貧しく、 国公立大学の競争率が高 かった。 ・地元に残る者は1∼2割程 度?大半は都会へ。 ■中年期(1990∼2000年代) ■引退・老年期(2010年代) ・40∼50代 ・2007から、一斉に60歳定年退 職(2007年問題)。 2012年、65 歳で再び話題。 ・1991年、バブル崩壊、 ソ連 崩壊を経験。 ・年功序列の恩恵。中高年の 高賃金が既得権益化。 ・継続雇用施策。年金の一部 支給先送り。 ・1993∼2005年就職氷河期、 2007年リーマンショック。 ・大半は継続雇用。地域回帰、 海外ボランティア、団塊向けビ ジネスも 。 ・1997年頃から、正社員リスト ラ、格差拡大。 ・孫も増える? ・子供世代は、不安定・非正規 労働が増加。上の世代批判も。 ・親の介護、看取り始まる。 ・2022年頃以降、75歳超、後期 高齢者に。 ・第二次ベビーブーム(団塊 ジュニア)。 ・紛争後、過激派がエスカ レート(よど号、あさま山荘、 内ゲバ・リンチ)。 ・住宅不足、団地・マンション・ 戸建て、住宅ローン。通勤通 学網、都市膨張の時代。 ・ジーンズ、ミニスカート、 フォーク、ジャズ、マンガ等、 若者文化・サブカルチャーの 先駆け。 ・1987∼1990年バブル絶頂期 は、40歳前後の働き盛り。 団塊世代の例 学年 海外 芸能人 その他 ●同学年 (1947/4∼ 1948/3生れ) シュワルツネッ ガー、 スピル バーグ、 エルト ン・ジョン、カル ロス・サンタナ 伊東 かり、吉田拓郎、千 昌夫 、三田 明、泉ピン子、 西田敏 行、ちあき なおみ、森 進一、 根津甚八、布施 明、ビートた けし、 森山良子、都はるみ、 五木ひろし、輪島、堀内恒夫、 財津和夫、いしだ あゆみ 竹田 青嗣、中原誠、赤川次郎、 立松 和平、本宮 ひろ志、荒俣 宏 、江本孟紀、寺島実郎、宮迫 千鶴、池田理代子、谷沢健一、 北方謙三 、沢木耕太郎、毛利 衛、鈴木宗男、浅野史郎 、橋本 治 チャールズ皇 太子、 オリビア ・ニュートン・ジ ョン、ドナ・サマ ー 、ジョージ・ フォアマン 木原美知子、 黛ジュン、 沢田 研二、 井上陽水、 ちあきなお み、 由紀さおり、泉谷 しげる 、江夏 豊、喜納昌吉、山本ウ タロー 、桂 文珍、谷村新司、 さとう宗幸、小川知子、高橋真 梨子、南こうせつ ジョージ秋山、木原光知子、ね じめ正一、三田誠広、都倉俊一 、上野千鶴子、中山千夏、内舘 牧子、鳩山邦夫、橋爪大三郎、 河村たかし 、糸井重里、舛添要 一、森下洋子、福永洋一、村上 春樹、海江田万里 ビリー・ジョエル 、メリル・ストリ ープ 、リチャー ド・ギア 、ツィッ ギー、チョー・ヨ ンピル 武田鉄矢、 ガッツ石松、 矢沢 永吉、 松崎しげる、酒井和歌 子、岸部シロー、間 寛平、欧 陽菲菲、山口小夜子、松田優 作、照屋林賢、堀内孝雄、森 田健作、志村けん 、白鳥英美 子、舘 ひろし 荒川洋治、カシアス内藤、萩尾 望都、永山則夫、崔 洋一、宮崎 学、大場政夫、関川夏央、村田 兆治 、天龍源一郎、伊集院 静 、貴ノ花、吉永みち子、残間里 江子、工藤美代子 1947年出生 約268万人 現在65歳 ● 1学年下 (1948/4∼ 1949/3生れ) 1948年出生 約268万人 現在64歳 ● 2学年下 (1949/4∼ 1950/3生れ) 1949年出生 約270万人 現在63歳 若き日に得た〈ものの見方〉 ●あらゆるものを疑え …既成の権威、戦後インテリ、アカデミズム、マスコミ、 エセ言説(CO2、エコ、原発、…) 4.人生の「下山」の年齢を迎えて ●戦争の教訓 …膨大な死者、翼賛体制、無責任、マスコミ、戦争のトラウマ ●自らコトを起こす …仲間、連帯、孤立、敗退戦、仕掛け、創業 ●生まれて、家族をなし、老いて、死ぬこと …名もなき庶民、日本・アジアの思想 戦後世代は軟弱? 「朝来」という土地に生まれて 旧世代 団塊世代 新世代 (明治∼大正) (戦後) (昭和∼平成) 体験 戦争、飢え 集団・徒党 志向 上昇志向、立志、 独立 農業、商工、肉体 労働 多様(上昇派、 あきらめ、堅実 ネクラ派) サラリーマン、組 非正規、フリー 織仕事、自立派 ター、創業 不安定、無保障 安定、格差少 仕事 金銭 個人、趣味 格差拡大 大家族、家父長 核家族 家族 自己規律 粗食、質素、頑固 飽食、柔軟 晩婚、シングル 過保護、依存心 文化 古典的 サブカルチャー ITネット、オタク 政治家例 吉田茂、田中角栄 菅直人、鳩山由 民主党若手 起夫 朝来市の人口減少 ●祖先たちの苦難と哀楽 …江戸期(「生野天領」を中心とした300年) 明治期(近代化への努力、地域の偉人たち) 戦争期(兵士招集、戦死、疎開) ●「戦後」の時間と空間 …戦争の傷跡、遊びまくった山野、近代教育の恩恵、立身出 世、故郷を捨てて ●「但馬人」、「根なし草」の未来 …ねばり?、無名の出身、東京無宿、家・墓・子供? ●それぞれの道へ …地元定着、都会へ、実業へ、海外へ、家庭へ、Uターン 地域にとっての「生野高校」 ●1950年(昭和25年)のピーク時に比べ、全体で3割以上減少。 ●和田山町に中心が移り、生野町、朝来町、山東町の減少が顕著。 (1973年(昭和48)生野銀山閉山。2005年(平成17)朝来市発足) 1950/10 1965/10 1990/10 2010/10 (昭25/10) (ピーク) (昭40/10) (平2/10) (平22/10) ピーク時 からの減 少率 旧生野町 10,500 9,500 5,700 4,200 ▼約60% 旧朝来町 10,900 9,600 7,600 6,500 ▼約40% 旧和田山町 (竹田含む) 19,200 16,300 16,900 16,200 ▼約16% 旧山東町 9,100 8,300 7,600 5,900 ▼約35% 計 約49,600 約43,600 約36,600 約32,800 ▼約34% ●近代教育の恩恵 …「生野天領」の文化の伝統、外部社会との交流、女学校から の始まり、新制高校、地域唯一の学び場 ●社会、都会へのステップボード …就職組、進学組 ●卒業生にとっての田舎の母校 …都会移住組、Uターン組、地元定着組(地域リーダー) ●故郷の変化 …交通の発達、中心移動、過疎化、生活・産業・地域・行事 ●生野高校の今後 …少子化、大学全入、学区制撤廃、偏差値志向、消滅の恐れ、 特色出せるか? ●同窓会の今後 …創立100周年、2万人近くの同窓たち 災害続く日本列島 ●地震激動期に入った 日本列島 …「少産多死」社会、産業活力、大都市と田舎の変容 ●格差の拡大 …次はどこに? ●古来、災害に耐えて きた日本人 …階級の固定、保険制度の崩壊、社会活力の喪失? ●日本と日本文化の未来 …災害の連続、その都度復興 …社会成熟とは?、西欧の没落型(英仏等)、新アジア型? ●原発災害 ●人生の勝ち組、負け組? …汚染列島、次起きると日本は 破滅?、核武装? …余裕格差、仕事と家庭が人をつくる?、立志・成功物語は 終わり? ●東北の復興 …苦難続く?、蘇生できるか ●地球の寒冷化 時代の変化とともに ●人口減少社会の到来 ●長生き時代の余生 日本列島付近の4枚のプレートの動き (全土が沈み込むプレートの付加体、数百年毎の地震) …10年後には明確に ご静聴 ありがとうございました! …社会貢献、次世代継承、個人趣味、健康願望? ●自らにとっての青春とは? …青春は心の持ち方?、病・老い・死とは?
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