大清水小学校 6学年 社会 「源頼朝と鎌倉幕府」 1 ねらいと方法 2 実践 3

大清水小学校
1
6学年
社会
「源頼朝と鎌倉幕府」
ねらいと方法
(1)実践のねらい
教科書に準拠したデジタル掛け図が 、出版社( 東京書籍 )から準備されている 。
本単元の導入として武士の暮らしの様子をデジタル化した資料(静止画・動画)
を活用し、子どもたちに武士の暮らしの様子ひとつひとつに注目させ、考えさせ
ていきたい。また、やぶさめシーンの躍動感のある動画から、興味関心を高めて
いくことをねらいとして、電子黒板を使用する。
(2)実践の方法
① 静 止 画 資 料 「 武 士 の な ら い 」 で は 、「 弓 に 弦 を 張 っ て い る 場 面 」「 弓 の し な り
具 合 を み て い る 場 面 」「 よ ろ い 」「 矢 」 の 4 つ の 場 面 を 拡 大 し て 、 じ っ く り 見
させ、考えさせ、話し合わせていきたい。
② 静 止 画 ・ 動 画 資 料 「 武 士 の や か た 」 で は 、「 物 見 や ぐ ら 」「 母 屋 ・ 台 所 ・ 馬 小
屋 」「 村 人 の 家 」「 門 田 」「 指 図 す る 武 士 」「 馬 の 訓 練 」 な ど 1 3 カ 所 の イ ラ ス
トがマウスをクリックすることによって拡大されるので、子どもに操作させた
い。また、鶴岡八幡宮で行われている「やぶさめ」の様子をまとめた動画は、
武士の生活についての子どもたちの話し合いが終わったところで、紹介する。
2
実践
(1) 課題 地方に住む武士たちは、どのような生活をしていたのだろう。
全員で課題を読み、本時の課題をつかんだ後、教科書や資料集を使って各自一人調
べを行った 。前単元で学習した貴族の生活と比較しながらまとめる児童が多かった 。
(2)調べたことをもとに、発表し合う。
武士の食事は、1日2回と、バランスがとれている。質素だ。武士の衣服は、狩衣
直垂・大鎧だ。馬の世話や武器(弓矢など)の手入れ。武芸に励んでいた。武士の
屋敷の周りには塀がある。
多くの発言を、衣・食・住・武芸に分けてまとめていった。
武芸の発表が出たところで、静止画資料「武士のならい」を提示し、武士が何をし
ているのか。なぜこのようなことをしているのか話し合った。
(3) 課題「武士のやかた」の絵に描かれている武士について考えよう。
注目した箇所を自分でマウスを操作しながら、説明していった。
(4) 課題「なぜこのような生活をしているのだろう。
「 やぶさめ 」 の動画を視聴させたところ 、「 かっこいい 。」「 自分もやってみたい 。」
などの声があがった。そこで、次の課題を提示し、なぜこのような生活を武士はし
て い た の か 考 え さ せ た 。 子 ど も た ち は 、・ 自 分 た ち の 領 地 を 守 る た め 。・ 戦 い に 行
くときに備えて、きたえている。など武士の生活についてしっかりと考えをまとめ
ることができた。
3
成 果と今後の課題
今回の資料は、子どもたちが意欲的に発表したり、考えを深めたりするのにとて
も効果的であった。このようなコンテンツが充実し、簡単に使えることを願う。
電子黒板の操作方法を子どもたちはすぐ理解し、自分で操作することをとても喜
んだ。現実には、各学校1台しかなく、自分の教室に持ち込むには、電子黒板が大
きく移動が難しいこともあり、とても使いにくい環境である。各教室で、いつでも
電子黒板が使える環境に早くなることを願う。
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