2 機構の業務 【目 次】 知って得する「自動車保険」

【目
次】
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知って得する「自動車保険」・・・ その 112
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「相続対策セミナー」を開催します
◆
会社の顧客情報が漏れたら・・・・
◆
火災保険の「家財の補償」ってなに?
(一財)東京都人材支援事業団指定幹事損害保険代理店
TEL:03-5381-8450
URL:http://www.aid-center.co.jp
1 損害保険料率算出機構
損害保険料率算出機構(以下「機構」)は、法律に根拠を持つ団体です。その使命は、「損害保
険業の健全な発達を図るとともに、保険契約者等の利益を保護する。」ことです。
本部は新宿パークタワーにあります。全国に 7 つの地区本部があり、その下部に 56 の自賠責
損害調査事務所があります。職員数は 2,000 名を超えます。主な会員は、損害保険会社と傷害
保険・介護保険を扱う生命保険会社です。
機構の業務は、「参考純率と基準料率の算出・提供」「自賠責保険の損害調査」「データバン
ク機能」です。
保険会社が保険料を決
定する際、機構が提供する
データを基にしているこ
と、機構が自賠責の損害調
査を行っていることから、
自動車保険、自賠責保険に
密接に関係しています。
2 機構の業務
(1) 参考純率と基準料率の
算出・提供
保険料は、純保険料(保
険金の支払財源)と、付加保
険料(保険事業の維持・管理
費等)から構成されていま
す。
機構は、保険各社から大量のデータを収集し、科学的・工学的アプローチや保険数理の理論等
の手法を駆使して、参考純率(純保険料)を算出します。自動車保険のほか、火災保険、傷害保険、
介護費用保険の参考純率の算出も行っています。(別に、自動車損害賠償責任保険、地震保険の
基準料率を算出。)
自動車保険の参考純率の算出では、対人賠償、対物賠償、自損事故、車両保険などの区分を設
け、詳細なデータを作成しています。
また、保険契約者間の保険料負担の公平性を確保する観点から、用途・車種、料率クラス、新
車・新車以外、等級などの区分も設けています。
機構は、これらの算出結果を保険会社に提供します。
保険会社はこの数値を参考にして自社の純保険料率(保険金の支払財源)を算出し、これに自社の
付加保険料率(保険事業の維持・管理費等)を加えて自社の保険料率を算出した後、金融庁長官に認
可申請します。こうして私たちの保険料が決まっていきます。
(2) 自賠責保険の損害調査
対人賠償事故の保険金等は、任意保険に優先して、自賠責保険から支払われます。
保険会社等が自賠責から保険金を支払う際、機構が中立的な機関として、公正な立場から支
払の妥当性に係る損害調査を行います。調査の流れは以下のとおりです。
① 請求者が、保険会社に必要書類を提出。
② 保険会社は、請求書類を自賠責損害調査事務所へ送付。
③ 自賠責損害調査事務所は、請求書類に基づき、事故発生の状況、支払いの的確性、発生し
た損害の額などを公正かつ中立的な立場で調査し、その結果を保険会社に報告。
④ 報告を受けた保険会社は、調査結果に基づき支払額を決定し、請求者に保険金を支払う。
保険会社から送付された請求書類の内容だけでは、事故に関する事実確認ができないものは、
事故当事者に対する事故状況の照会、事故現場での確認、医療機関に対する治療状況の確認を行
います。
(3) データバンク機能
機構では、その他の保険データも収集し、様々な危険の分析・研究を行っています。
機構が公表している平成 26 年度の「自動車保険総括表」によれば、保険契約台数は6千万
台、保険金支払件数は 560 万件、支払保険金は 1 兆 8 千億に上ります(対象は対人、対物、人
身、車両)。
私たちは、常に事故と隣あわせにいます。場合によっては、自賠責のみでは対応できない、
高額な賠償請求を受ける可能性もあります。その時の備えとして、任意保険に加入しておくこと
がとても重要です。
東京エイドセンターの自動車保険は、「団体扱い」が可能なお得な保険です。しかし、残念
ながら職員、退職者の皆さんに十分認知されてはいません。
エイド通信をお読みの皆様から、是非、お知り合いの方々に周知を頂ければ幸いです。
【自動車保険部】
(主催:東京エイドセンター 共催:アクサ生命)
【日時】 平成 28 年 11 月 11 日(金)、18 日(金)
各日 14 時 ~ 16 時
【会場】 東京エイドセンター会議室
新宿区西新宿 2-3-1 新宿モノリスビル 16F
【講師】 吉田 江美 氏
((株)家計の総合相談センター代表取締役、
ファイナンシャルプランナー、1級FP技能士、MBA)
【定員】 先着 30 名様(各回開催につき)
ご参加ご希望の方は、 当社 0120-206-810 までお電話ください!!
(担当:谷口、山﨑)
個人情報保護法が施行されて以来、個人情報保護に関する意識が高まっていますが、新聞
報道などで個人情報漏えいに関する事故が未だに見受けられます。もしも自分の会社だっ
たらと考えると冷や汗が流れます。企業や団体では、万が一の情報漏えい事故に備え、こ
うした場合の危機管理体制を構築しておくことが重要となります。
2016年1月にマイナンバー制度の利用が開始されました。マイナンバーは、従来の個
人情報に比べて結び付けられる情報の範囲が広く、リスクの高い情報です。お客様の個人
情報に対する権利意識が高まり、企業や団体が保有する個人情報の管理・漏えいに関する
管理者責任は大変厳しくなっています。万全の対策をしていても、個人情報漏えいを完全
に防ぐことは困難です。そこで今回は個人情報漏えいに関するリスク対策となる保険をご
案内致します。
Ⅰ
個人情報取扱事業者保険
顧客情報が漏えいしたこと、又はそのおそれがあることによって、企業や団体が損害賠
償を請求されたり、法律上の賠償責任を負わざる得ないことによって被る損害について
補償する保険です。
Ⅱ
保険の対象と保険金支払い
1
個人情報を扱うすべての事業者が契約の対象者となります。
2
保険金の支払い
①第三者への損害賠償に関する補償
偶然な事由により個人情報を漏えいしたことや、そのおそれが生じたことに起因
して、保険期間中、日本国内において損害賠償請求がなされ、法律上の賠償責任
を負わざるを得なくなった場合、その損害について保険金をお支払いします。慰
謝料、経済的な損害賠償金、訴訟費用等が対象になります。
②ブランドプロテクト費用
個人情報の漏えいや、そのおそれが生じたことにより、企業ブランドの価値の毀
損を防止、軽減するための費用をお支払いします。
謝罪会見、広告、文書費用、見舞品費用、クレーム対応費用、コンサルティング
費用等が補償の対象となります。
3
保険金額・保険料
保険金額は、第三者への損害賠償に関する補償額と、企業ブランド価値の毀損を
防止するための補償額を設定し、併せて自己負担額を決めます。
保険料は、1事故の総てん補限度額とデータの管理方法、会社の売上高、業種等
によって決まります。
また、プライバシーマーク等の認証取得などによる保険料割引制度もあります。
Ⅲ
特色
・個人データの受託業者などが委託者より求償請求された場合も補償されます。
・クレジットカード番号等の漏えい、使用による経済的損害も補償されます。
・マイナンバー、保険証番号、運転免許証番号の漏えいも対象となります。
・万が一、個人情報が漏えいした場合にコールセンター支援や緊急時後方支援等の
「緊急時サポート総合サービス」が受けられます。
【法人営業部】
家庭用火災保険には、「建物」(一戸建て、マンション等)を補償の対象とするものと、
「家財」(家具、家電製品、衣類等)を補償の対象とするものがあります。
① 「建物の補償」
② 「家財の補償」
③ 「建物の補償」 + 「家財の補償」
いずれかを選ぶことができます。
の両方
今回は、火災保険の「家財の補償」についてご紹介します。
「家財の補償」の範囲ですが、建物内に収容される、
「家具:食器棚、タ
ンス、テーブル」、「家電製品:テレビ、冷蔵庫、掃除機、洗濯機」、「衣
類」
「身の回りの物:靴、バッグ」、
「調理用品:食器、炊飯器、電子レン
ジ」の他に様々な生活必需品の損害を補償する保険です。
例えば、ご近所が火災になり、ご自宅にその飛び
火が燃え移り、家財が焼失、損壊してしまった場合
や、火災時の消火活動により家財が水濡れの被害を被った場合、ま
たは、自然災害(落雷、風災、ひょう災、雪災など)で家財が被害を
被ってしまった場合に、それを補償するのが「家財の補償」です。
お客さまの中には、
「家財があまりないので家財保険は付けません」
という方がいらっしゃいますが、万が一、事故が起きた場合に、
「家
財」を改めて買い揃えると意外に高額となります。
保険会社によっては、家財の保険金額 100 万円単位でご契約いただくことができます。
「事故の例」と「補償内容」
日常、気を付けても防ぎようのない事故がたくさんあります。
事故の例と補償内容をご参考までにご案内します。
①
失火や近所のもらい火で家財が燃えた
… 「火災の補償」
②
落雷によりテレビがショートした
… 「落雷の補償」
③
2階トイレの水があふれて、廊下の家財が水浸しになった …「水濡れの補償」
④
泥棒がはいり、宝石を盗まれた
…「盗難の補償」
⑤
洪水で床上浸水し、1階和室の家財が水浸しになった
…「水災の補償」
⑥
パソコンに誤ってコーヒーをこぼしてしまった
…「汚損補償」
⑦
子供がボールをテレビにぶつけて画面が壊れた
…「破損補償」
上記、「家財」だけのご契約では、「建物」は補償されません。
なお、
「火災保険」では、地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする損害(火災・
損壊・埋没・流失)ついては補償されません。
「地震保険」とあわせてのご加入をおすす
めします。何かあってからでは遅いので、この機会にぜひご検討ください。
【トータルサポート保険部】